5/17付

ワシントン DC開発フォーラムの皆様、

今回のご連絡(5/17付)は以下の6点です。

【1】 開発フォーラム新着情報チェック:

    「OECD閣僚理事会」
    「国際機関等への拠出金・出資金に関する報告書」
    「国連改革に関する意識調査」
    「人間の安全保障ネットワーク閣僚会議」
    「アフリカ開発銀行の年次総会」
「WHO年次総会 – ビル・ゲイツ講演」 
    「MDG-Based PRSPs Need More Ambitious Economic Policies」
「ODI アフリカ・ポータル」

【2】 地球に乾杯!NGO:国際協力を夢見て

【3】 パリ通信:ハイレベルフォーラム報告 その4 開発成果マネジメント

【4】 バングラデシュ・モデル(現地機能強化):
日本の対バングラデシュ外交における開発援助、
企画調査員公募

【5】 「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン立ち上げの集い(5/26:東京)

【6】 「国際連合児童基金(UNICEF)採用ミッションの訪日」(7/4-7/7:東京)

[編集後記] 「0.7%」

今回の担当は、リエゾン・グループの中村 玲さんです。

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【1】 開発フォーラム新着情報チェック

Dev−Info 新着情報チェックでは掲載情報を募集して
います。情報掲載を希望する場合は、
info@developmentforum.org までご連絡ください。

−日本関連−

●第44回OECD閣僚理事会の概要が発表されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oecd/44_gh.html

閣僚理事会議長サマリー(仮訳)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oecd/44_s.html

国連ミレニアム宣言及びモンテレイ合意のフォローアップの
ためのOECD声明(概要)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oecd/0505_sm.html

2005年OECD閣僚理事会・開発の議題における町村大臣スピーチ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/17/emc_0503.html

OECD−アフリカ投資イニシアティブの強化(日本提案)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oecd/0505_nt.html

●パリWTO非公式閣僚会合の概要と評価が発表されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/wto/paris_gh.html

●国際機関等への拠出金・出資金に関する報告書平成16年度
版が発表されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/index/whats/050516_01.html

●今年行われた世論動向調査(「国連改革に関する意識調
査」「地球規模問題に関する意識調査」)の結果が発表され
ました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/17/rls_0511b.html

−バイ・ドナー関連−

●人間の安全保障ネットワーク閣僚会議が5月19日からオタワで開催されます。
http://www.humansecuritynetwork.org

●OECDフォーラムが5月2日から開催されました。スピーチ
などの関連文書がご覧になれます。
http://www.oecd.org/site/0,2865,en_21571361_34225293_1_1_1_1_1,00.html

−マルチ・ドナー関連−

●アフリカ開発銀行の年次総会が17日から開催されます。
http://www.afdb.org/

●世界銀行の開発経済学年次総会(ABCDE)が23日からアム
ステルダムで開催されます。
http://web.worldbank.org/WBSITE/EXTERNAL/EXTDEC/EXTAMSTERDAM/0,,menuPK:626821~pagePK:64168427~piPK:64168435~theSitePK:626814,00.html

●アジア開発銀行年次総会が開催されました。
http://www.adb.org/annualmeeting/2005/index.html

アジア開発銀行年次総会総務演説[PDF]がご覧になれます。
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/adb170505.pdf

アジア開発銀行年次総会総務セミナーにおける谷垣財務大臣
スピーチ[PDF]がご覧になれます。
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/adb170503s.pdf

−国連関連−

●世界保健機関(WHO)の年次総会が開幕しました。
http://www.who.int/mediacentre/events/2005/wha58/en/index.html

総会におけるビル・ゲイツ氏のスピーチはこちらからご覧になれます。
http://www.gatesfoundation.org/MediaCenter/Speeches/BillgSpeeches/BGSpeechWHA-050516.htm

−ワーキング・ペーパー、セミナー報告書−

●UNDPからポリシー・ディスカッションペーパーMDG-Based
PRSPs Need More Ambitious Economic Policies(ワードファ
イル)とMDG targets in the Commonwealth:‘Mission
Impossible’? (PDF ファイル)が発表されました。
http://www.undp.org/poverty/docs/MDG-based%20PRSPs%201-05%20Background%20Paper%20(New%20York).doc
http://www.undp.org/poverty/docs/CMRB-Vandemoortele.pdf

●米国シンクタンクCGDからミレニアム挑戦会計を検証する
MCA Monitorが発表されました。
http://www.cgdev.org/Research/mca-monitor/

●英国シンクタンクODIからアフリカ・ポータルが発表されま
した。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/17/rls_0511b.html

●ヨーロッパ諸国のMDGへの貢献を評価したレポートEurope:
A True Global Partner for Development? (PDFファイル)
が欧州のカトリック系NGOネットワークから発表されました。
http://www.cidse.org/docs/200505031148246340.pdf?&username=guest@cidse.org&password=9999&workgroup=&pub_niv=&lang=en&username=guest@cidse.org&password=9999

●3月にニューヨークのカーネギー評議会で行われたジェフ
リー・サックス教授の講演のトランスクリプトがご覧になれます。
http://cceia.org/viewMedia.php/prmTemplateID/8/prmID/5132

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【2】 地球に乾杯!NGO: 国際協力を夢見て

新着コラムは下記のとおりです。

●5月16日/世界の縮図と自分の現実(1) (松本 麻美)
→国際協力を夢見て、世界70カ国から学生が集まる高校United World
College(UWC)の英国校に留学。しかし現実には、アジア、アフリカ、東ヨーロッ
パ、ラテンアメリカ、中東地域など多文化が入り混じる環境では、他者・多文化を
理解するよりも、意識・無意識のうちに自分の文化やアイデンティティーを守るの
に必死で、国際協力に関わる方法を見出せずにいた。
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/050516am.html

(「地球に乾杯!NGO」コラム発起人:杉原ひろみ)
 http://e-NGO.net
 http://e-ngo.cocolog-nifty.com/blog/

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【3】 パリ通信:パリ援助効果ハイレベルフォーラム報告とそのフォローアップ
(その4 開発成果マネジメント)

そろそろ「パリ援助効果ハイレベルフォーラムの“報告”」
とはいえなくなってきましたので、今回は開発成果マネジメ
ントに関する同会合での議論の概要とその後のフォローアッ
プに関してご紹介差し上げます。

1.ハイレベルフォーラムでの開発成果マネジメントに関する議論

(1)フォーラムでは、本件に関する分科会が開かれ、ベト
ナム、ウガンダ、マダガスカルでの取組みに関する報告の
後、主に参加者間で、開発成果を生み出す上で援助を効果的
に実施しているか、また仮に援助が効果的であるとした場
合、どのようにそれを把握可能かという問題につき議論を行
った。

援助が開発成果に確実に貢献するためには、パートナー国関
係者の強いオーナーシップ向上、めざすべきビジョンの明確
化と戦略実施の優先順位付け、ドナーによるパートナー国の
開発戦略へのアライメント等が必要との点が確認された。更
に、援助成果を出すために、的確な情報を収集、共有し、そ
の上で各活動・事象の因果関係(result chain)を特定する
ことが重要、その際、望まれる開発成果を特定することが大
切で、指標の特定に時間をかけるのではなく、指標を活用し
て望まれる開発成果を特定する姿勢が重要との意見も出され
た。

(2)本分野は、調和化、アライメントに比べて、比較的新
しい援助効果アジェンダとの認識に基づき、パリ宣言では、
開発成果マネジメント体制を構築していくための前提とし
て、パートナー国は、開発戦略と年次・長期予算プロセスと
のリンク強化や成果重視のレポートや評価枠組みの構築を努
力すること、ドナー側は国別援助実施計画やリソースと望ま
れる成果との関係を強化し、援助をパートナー国のパフォー
マンス評価フレームワークにアラインすること等が約され
た。

(3)DAC開発成果マネジメント・ジョイントベンチャー
(JV)では、本件分野におけるドナー、パートナーの努力を
促進するため、「ソースブック」を作成してきており、今回
のフォーラムではそのドラフトが公開された
http://www.managingfordevelopmentresults.org/Sourcebook.html
大変見やすく有用な情報も多いので、是非ご覧下さい!)。

2.フォローアップ
フォーラムでは、多くの参加者より、本件についてドナー、
パートナーがお互いに経験を共有するためのプラットフォー
ムの形成が必要との指摘がなされた。そのため、フォーラム
後、4月末に行われたJVの会合では、これを実現するための作
業計画に関する最初の議論が行われた。引き続き検討が行わ
れていく予定。

(パリ通信担当 寺門雅代)
http://www.developmentforum.org/paris/035.htm

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【4】 バングラデシュ・モデル(現地機能強化):
日本の対バングラデシュ外交における開発援助、企画調査員公募

●5月4日、ダッカ市内のナショナルプレスクラブで、堀口駐バングラデシュ
大使は「日本・バングラデシュ関係の更なる前進へ」と題する講演会を行いま
した。日本の対バングラデシュ外交の中で、法と秩序の改善や海外直接投資の
促進といった課題に対して開発援助が果たす役割を位置づけています。開発援
助を考える際は、開発の観点のみならず外交の観点も重要ではないかと思いま
す。
(英語)
http://www.bd.emb-japan.go.jp/sp_npc040505.htm
(日本語)
http://www.bd.emb-japan.go.jp/sp_npc040505_j.pdf

●日本の対バングラデシュ援助の重点セクターであるガバナンスと民間セク
ター開発について、JICA企画調査員を公募しています。いずれも5月13日〜27
日が公募期間で、7月5日〜8月12日が赴任前研修、8月上旬から1年間が派
遣期間となっています。着任後は、バングラモデルにおける各セクターの中核
メンバーとしてご活躍いただきます。ぜひ奮ってご応募ください!業務内容、
応募方法などは、以下のウェブサイトから「JICA」をクリックすればご覧いた
だけます。
http://partner.jica.go.jp/TI/TI_index.html

(バングラデシュ・モデル運営委員会:紀谷昌彦)
http://www.bd.emb-japan.go.jp/bdmodel/

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【5】 「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン立ち上げの集い

 ◆日 時――5月26日(木) 午後7時開始〜9時(午後6時30分開場)
 ◆場 所――渋谷勤労福祉会館「第1洋室」
          http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/kinro.html
   ◎問題提起:北沢洋子さん(国際問題評論家)
   ◎今後の活動(ホワイトバンド・アクションなど)の提案
 ◆入場料――無料
 ◆申し込み――お名前、ご所属、Eメールアドレスを、
  Eメール:「ほっとけない集い係」info@hottokenai.jpにお知らせください。
  当日参加も歓迎します!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□「「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンとは?■□
       http://www.hottokenai.jp
――――――――――――――――――――――――――――――
<キャンペーンの背景は?>
 2015年までに地球上の極限的な貧困を撲滅しようと世界各国の
首脳が約束した「ミレニアム開発目標」の達成期限まで余すところ10年と
なりました。この大きな節目の年にあたり、世界の貧困をほっとけない、
何とかしよう、ミレニアム・サミットの約束を守ろう、として「ほっとけない 
世界のまずしさ」キャンペーン準備会が2004年秋に有志により
結成されました。

 このキャンペーンは、貧困を人災と考え、国連ミレニアムキャンペーンに
呼応しつつ、2005年に焦点を合わせたグローバルな貧困根絶キャンペーン
(Global Call to Action Against Poverty: G-CAP、
http://www.whiteband.org) にも参加し、世界や他国のキャンペーンと協力、
連携をしています。

<キャンペーンの目的は?>
 このキャンペーンは、世界の多くの人々の生活と生存を左右する「貧困」を
世界の最優先課題にすることを目的としています。同時に、NGOや
市民団体が以前から関わってきた分野や活動全体を、より多くの人々に
知ってもらう共通の機会をつくることも目的です。そのためには、この
キャンペーンの目的と以下の目標を共有する人びとが、信条や立場を
超えて、広くつながれることが鍵となります。

<キャンペーンの目標は?>
日本政府が主要な国際会議の場(7月のG8サミット、9月の国連ミレニアム・
プラス5会合)と国内向けに、政府開発援助(ODA)の中心的かつ唯一の
目的は貧困削減であると明言することです。

<参加の方法は?>
 上に挙げた目的と目標に同意していただければ、団体、個人を問わず、
このキャンペーンに参加いただくことができます。参加団体、または個人には
以下の共同行動やイベントに参加してもらうことと、キャンペーンに賛同して
いる意志の表明などをお願いします。

<具体的には何をするの?>
 現在、貧困を終わらせようという同じ目的を持つキャンペーンが、7大陸
50以上の国で立ち上がっています。7月にスコットランドで開催されるG8
サミット直前の7月1日と、ミレニアム開発目標の経過報告が議論される
国連総会の前の9月10日には、世界で同時に共同行動を行います。
共同行動では、世界中で、このキャンペーンの象徴であるホワイトバンドを
腕につける予定です。そのほかにも日本のキャンペーンの独自のイベントも
企画しています。

5月26日 キャンペーン立ち上げの集い
7月2日  世界同時行動デー: ポベ。フェスティバル (仮称)
9月上旬  空港アクション(小泉首相の見送り)
9月10日 世界同時行動デー:ストリート・アクション
 
<セレブやマスコミの協力>
 より多くの人たちが貧困の実態を知り、貧困をおわらせることを真剣に考え、
行動を起こすために、キャンペーンの準備会に参加している広告業界の友人
たちを中心に、有名人や著名人、各種メディアにも協力してもらっています。
すでに、国際キャンペーンでは、キャメロン・ディアス、ジョージ・クルーニー、
ブラッド・ピットなどのセレブが参加している「クリッキング・フィルム
http://www.makepovertyhistory.org/video5.html)」が作られていますが、
日本の各界からも有名人がキャンペーンに参加し始めています。

◆主催:「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン準備実行委員会
 ◎連絡先:CSOネットワーク(担当:いまた) 電話:03-3457-1165
      Eメー ル:info@hottokenai.jp
ホームページ: http://www.hottokenai.jp/

◆実行委員:内山 隆(チャンスpono2)、黒田かをり(CSOネットワーク)、高
橋清貴((特活)日本国際ボランティアセンター)、田中徹二(オルタモンド)、
林達雄((特活)アフリカ日本協議会)、マエキタミヤコ(サステナ)、三本裕
子(A SEED JAPAN)、山田太雲((特活)オックスファム

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【6】 「国際連合児童基金(UNICEF)採用ミッションの訪日」(7/4-7/7:東京)

国際連合児童基金(UNICEF)の採用ミッションが、7
月4日(月)から7日(木)までの間来日し、中堅層(P4
レベル以上)を対象とした候補者との面接やUNICEF勤
務希望者を対象とした講演会を実施する予定です。

UNICEFに就職を希望される方は、下記の応募方法等を
参照の上、この機会に応募することをお勧めします。今後、
追加情報がある場合には、外務省国際機関人事センターホー
ムページ(http://www.mofa-irc.go.jp)に掲載しますので、
注意してご覧下さい。

1.募集対象職種
(1) 児童保護担当(P4レベル)
(2) 水及び環境衛生担当(P4レベル)
(3) 社会政策企画担当(P4レベル)
(4) オペレーション(財務、行政系、人事)担当(P4レベル)
(5) 事務所長(Country Representative)(P5レベル以上)
(6) 調達、オペレーション、民間セクター、IT、栄養、保健、教育部門
におけるマネージャー(D1,D2レベル)

2.応募要件
(1) 日本国籍を有すること
(2) 英語及び他の国連公用語で職務遂行が可能であること
(3) 募集職種・分野に関連する学位で、できれば修士号以上を取得していること
(4) 募集職種・分野に関連する職務経験
(概ね5年以上。P5レベル以上は8年以上)を有すること
(5) 途上国での現場経験を有すること
  などが要件とされています。詳しくは、上記募集対象職種ごとに記載
  されている応募要件(Function Specific Technical Requirement)
  をご確認ください。

3.応募方法等
(1)応募用紙(国連P-11フォーム)に所定事項を記入の上、UNICEF採用
 ミッションに応募する旨明記し、6月3日(金)迄に国際機関人事センターへ
 (イ)電子メール(unicef-mission@mofa-irc.go.jp)により送付するか、
 (ロ)オリジナル及びコピー1部を提出または送付して下さい。
(2)提出された応募書類はUNICEF事務局が審査の上、採用ミッション訪日
 時の面接対象者を決定します。面接対象者には別途、面接日時等を通知
 します。 (尚、面接対象とならなかった方への通知は行いません。)

4.備考
  なお、UNICEFでは、採用ミッション訪日の機会に、人事担当者より
 UNICEF活動の現状や職員採用状況などについて直接説明し、より多く
 の方々の理解を得るため、7月4日(月)午後に国連大学においてキャリア
 ・セミナーを開催する予定です。
 
5.問い合わせ先
(1) 採用ミッションについて
外務省国際機関人事センター
 〒100−8919 東京都千代田区霞が関2−2−1
 電話:03−3580−3311(内線2841)
 FAX:03−5501−8237
 HP : http://www.mofa-irc.go.jp
 E-mail: unicef-mission@mofa-irc.go.jp

(2) UNICEFの業務内容等について
UNICEF駐日事務所
 〒150−0001 東京都渋谷区神宮前5−53−70
             国連ハウス8F
 TEL:03−5467−4435 FAX:03−5467−4437
 http://www.unicef.org

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[編集後記] 「0.7%」

9月に国連ミレニアムサミットを控え、国連改革を巡る議論
が加速度的な盛り上がりを見せています。日本のコンテクス
トでは、やはり安保理改革が注目を浴びていますが、安保理
改革に絡めたODAの増大、すなわちGNP比0.7%目標にも今
まで以上に注目が集まっているのではないでしょうか。

かねてより、0.7%相当のODAがMDGs達成のために必要な開
発資金量であるという主旨の議論がなされ、先日のOECD閣僚
理事会においても開発資金問題が議題に上りました。201
5年までの達成については、各ドナー国により対応はまちま
ちであるかと思いますが、小泉首相は、先月インドネシアで
開催されたアジア・アフリカ首脳会議にて、0.7%目標の
達成に向けた努力の上で、今後3年間でアフリカ向け援助を
倍増させる方針を明らかにしました。

もっとも、援助量増大を巡る一連の議論はMDGs達成のための
インプットという前提であるかと思いますが、0.7%目標
と安保理改革との絡め方については、賛否が別れるところで
しょうか。(中村)

***DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」***

ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムBBL関連情報
(案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加
え、グローバルな開発戦略と日本の関わりに関する主要な情
報を、「ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
(dev-info)」として、電子メールにて2週間に1回を目途
に送付しています(メルマガと同じです)。バックナンバー
はこちらです。http://groups.yahoo.co.jp/group/dev-info/

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info@developmentforum.org )まで電子メールアドレスをご
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本情報サービスへの記事掲載をご希望の方は、上記連絡担当
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また、本フォーラムでは、毎回のBBLについての意見交換の
他、より広くグローバルな開発戦略と日本の関わりに関する
意見交換や情報交換を行うために、「ワシントンDC開発フォ
ーラム・メーリングリスト(devforum)」を運営しています。
相互の信頼関係に基づく率直かつ真剣な意見交換を確保する
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るとともに、発言者の了承がない限りメディア等での引用が
されないようご配慮いただきます。本メーリングリストへの
参加をご希望の方は、次のウェブサイトに掲載している
「devforum参加者の共通理解」に目を通していただいた上
で、上記連絡担当まで氏名・所属・電子メールアドレス・問
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いてご意見・ご示唆等ありましたら、お気軽に上記連絡担当
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――――――――――――――――
編集担当:野口 泰
編集担当補佐:早川 元貴
編集後記:中村 玲
発行:ワシントンDC開発フォーラム