2011年5月17日号(アジア開発銀行年次会合、他)

2011年5月17日発行
                            http://www.devforum.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス

          −(dev-info)−

    皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【1】  開発フォーラム新着情報チェック:
    
    「ODA評価ガイドラインの改定版」
   「アジア開発銀行年次会合」、他

【2】  国連フォーラム
金平直人さんからの「私の提言」
『イントラプレナーの手で飛躍的なイノベーションを』

「国連職員NOW!」
UN-HABITAT福岡本部 星野幸代さん

【3】 GRIPS開発フォーラム:
    第13回「アフリカ産業戦略勉強会」 配布資料の掲載
    第44回ADB年次総会でのセミナー報告の掲載

【4】  イギリス通信:IDDP(イギリス開発学勉強会)
IDDP第7回勉強会(今年度最終回)のお知らせ

【5】  東京発〜世界銀行からのお知らせ
    (1) セミナー・イベントのご案内
    (2) 最近の活動から

[編集後記]    「タレントショー」

今回は、地球に乾杯!NGOの杉原 ひろみさんに書いていただきました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】 開発フォーラム新着情報チェック
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌――┐Dev−Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください。

┏━━━━━━━━━━━┓
-日本関連-
┗━━━━━━━━━━━┛

● 4月29-5月3日、松本外務大臣が米国、欧州、アフリカを訪問しています。その間、セネガル
のダカールにおいて開催された第3回TICAD閣僚級フォローアップ会合に参加しました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/g_matsumoto/visit110429-0504/index.html

● 外務省から国際機関等への拠出金・出資金等に関する報告書が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/sonota/k_kikan_23/index.html

● 外務省からODA評価ガイドラインの改定版(第6版)が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/kaikaku/hyoka/siryo_3_a.html

┏━━━━━━━━━━━┓
-バイ・ドナー関連-
┗━━━━━━━━━━━┛

● 英国の開発効果監査委員会(ICAI)が今後3年間の行動計画を発表しました。
http://icai.independent.gov.uk/2011/05/12/independent-commission-for-aid-impact-publishes-three-year-work-plan/

┏━━━━━━━━━━━┓
-マルチ・ドナー関連-
┗━━━━━━━━━━━┛

● 5月2-13日、国連持続可能な開発委員会第19会期が開催されました。
http://www.un.org/esa/dsd/csd/csd_csd19.shtml

● 5月3日-6日、ハノイにてアジア開発銀行年次会合が開催されました。
http://www.adb.org/Media/Articles/2011/13561-annual-meeting-concluded/

● 5月9-13日、第4回国連最貧国会議(UNLDC-IV)がイスタンブールで開催されました。
http://www.un.org/wcm/content/site/ldc/home

● 5月10−13日、災害の予防、復興の知識を共有するための「世界復興会議」がジュネーブ
で開催されました。
http://www.wrc-2011.org/wbwrc/

● 5月16,17日、「地球の持続可能性に関するハイレベル・パネル」の第3回会合が開催され
ます。日本からは鳩山由紀夫前総理が参加します。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/23/5/0513_06.html

● IMFより”Outlook for Sub-Saharan Africa: Recovery and New Risks”が発表されています。
http://www.imf.org/external/np/sec/pr/2011/pr11155.htm

● アジア開発銀行より、Asia 2050レポートの暫定版が発表されました。
http://www.adb.org/Media/Articles/2011/13545-asia-2050-prosperous-region/

● 国連国際防災戦略事務局(UNISDR)から世界防災白書2011が発表されました。
http://www.unisdr.org/we/inform/publications/19846

● UNEPから資源の消費と経済活動についての報告書が発表されています。
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=2641&ArticleID=8734&l=en&t=long

● IPCCは、2050年までに再生可能エネルギーで世界のエネルギー需要の77%をまかなえると
する研究報告を発表しました。
http://srren.ipcc-wg3.de/

● 5月22日は国際生物多様性の日、5月25日はアフリカデーです。
http://www.cbd.int/idb/; http://www.africaday.ie/home.aspx

┏━━━━━━━━━━━┓
-シンクタンク関連-
┗━━━━━━━━━━━┛

● 5月4-6日、世界経済フォーラム・アフリカ会議が南アフリカ、ケープタウンで開催されました。
http://www.weforum.org/events/world-economic-forum-africa-2011

● 5月18,19日、天然資源、特に土地利用にかかわるガバナンスについてのコンサルテーション
が開催されます。
http://bit.ly/jsVZR1

● The Economist誌が、Land Grabを取り上げています。
http://www.economist.com/node/18648855?story_id=18648855

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】  国連フォーラム
金平直人さんからの「私の提言」
『イントラプレナーの手で飛躍的なイノベーションを』

「国連職員NOW!」
UN-HABITAT福岡本部 星野幸代さん
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●「BOP(Base of the Pyramid)ビジネス」の事例を中心にご紹介する
「私の提言・イノベーティブな開発支援」シリーズ第7弾として、
世界銀行欧州・中央アジア地域局金融・民間セクター開発部門
ヤングプロフェッショナルの金平直人さんに提言をいただきました。
「国際開発の分野で、飛躍的な効果をあげるにはどのようなアプローチが
ありえるのか?それは今我々が持っているもののうち、何を基に
築いてゆけばよいか?」「イントラプレナー(組織内起業家)のすすめ」
とは?イントラプレナーの発掘・相互研鑽を目的として民間企業に
非営利コンサルティングを提供する組織soket(ソケット)の立ち上げと
運営のご経験も踏まえ、提言をしていただきました。
http://www.unforum.org/teigen/30.html

●国連職員の方々の生の姿をインタビュー形式でお伝えする
「国連職員NOW!」第137回では、国連人間居住計画
(UN-HABITAT)福岡本部・本部長補佐官の星野幸代さんに
お話を伺いました。UN-HABITATに入る直接のきっかけとなった
阪神・淡路大震災と、そこでの復興支援のご経験や、外資系
投資銀行勤務を辞めて飛び込まれた被災地での経験が
星野さんに教えてくれた「復興を支援する上で一番大切なこと」を、
その後国連に入ってから取り組まれたイラク復興事業のお話を通して
真摯に語ってくださいました。
http://www.unforum.org/unstaff/137.html

(国連フォーラム:大槻佑子)
http://www.unforum.org/index.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【3】 GRIPS開発フォーラム:
   第13回「アフリカ産業戦略勉強会」 配布資料の掲載
   第44回ADB年次総会でのセミナー報告の掲載
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○●「第13回アフリカ産業戦略勉強会」配布資料●○

去る4月28日(木)、第13回アフリカ産業戦略勉強会がGRIPS
にて開催され、連休前にも関わらず60名近くの方々が参加さ
れました。

当日は、プレゼンターの西村勉氏より、エチオピアの美しい
森林の写真やコーヒー製造を行うエチオピア人の写真などを
交えながら、ベレテ・ゲラ森林での開発プロジェクトについ
て、わかりやすく説明して頂きました。参加者の方々からも
様々な意見やコメントを頂きました。

当日の配布資料を掲載しましたのでご覧ください。
http://www.grips.ac.jp/forum/newpage2008/industrialstrategy.htm

議事録はまもなく掲載する予定ですので、いましばらくお待
ちください。

○● ADB年次総会でのセミナー報告 ●○

2011年5月3〜6日にハノイで開催された第44回ADB年次総会の
関連セミナーで、大野健一が「中所得の罠」をテーマに講演
を行いました。3日のベトナム・ビジネス・サミットにはベ
トナム政府からハイ副首相、計画投資大臣、財務大臣、国家
銀行総裁が、ADBからは黒田総裁が出席しました。大野は基
調講演で、中所得の罠に陥らないために、ベトナムが政策学
習する重要性を強調しました。

また、6日のアジア中所得国をテーマとしたセミナーにおい
ても、マンデル教授(コロンビア大学)、カンブール教授
(コーネル大学)、パーキンス教授(ハーバード大学)とと
もにパネリストとして参加しました。

ADBは加盟国の多くが低所得国を卒業しつつあり、中所得国
に関わる諸問題に関心を強めています。ベトナムの参加者や
メディアからは、インフレ問題や政府の対応についても関心
が示されました。

スピーチ(英語、PDF64KB)
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf11/ADB/middleincome_adb3.pdf

PPT発表資料(英語、PDF530KB)
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf11/ADB/bizsummit_E.pdf

(GRIPS開発フォーラム: 林田篤子)
http://www.grips.ac.jp/forum/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【4】  イギリス通信:IDDP(イギリス開発学勉強会)
IDDP第7回勉強会(今年度最終回)のお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■題目: 『災害からの復興とリスクの軽減―スマトラ沖地震の復興プロセスと教
訓』

■講義内容:
2004年12月に発生し22万人以上の死者を出したスマトラ沖地震の後、国際機関や各
国政府、NGOなどがどのように復興支援に関わったのか。
また被災地の災害リスクの軽減(Disaster Risk Reduction)のための取組みを振り
返りながら、 現在の東北、日本へのヒントを考えます。

■講師:   小林 隼人 

■参加費:  無料 (勉強会運営費のご支援・ご協力をお願いしております)
■日時:
2011年5月19日(木) 17:30-19:30 (開場17:00)
※勉強会終了後に近くのパブにて懇親会を予定しております。

■会場:
LBS (London Business School)
Regent’s Park, London, NW1 4SA  
※地図
http://www.london.edu/assets/images/other/Getting_to_the_School_260809.pdf

■形式:   講師によるプレゼンテーション

■言語:   日本語

■定員:   50名
■講師略歴:
UCL Development Planning Unit の博士課程に在籍しながら、米国ワシントンDCのシ
ンクタンク、The Millennium Project のスタッフとして環境、エネルギー分野のリ
サーチを続ける。ジョージタウン大学公共政策大学院修士。2005年春から2008年夏まで3年間、世界
銀行本部環境局にて勤務。インドネシアをフィールドに天然資源のガバナンスを研究中。

■お申込み期限: 2011年5月18日(水) 12:00まで

■お申し込み方法: こちらのURLからお申込みください。
URL: 
https://spreadsheets.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dFZxRU4yd29IM2p
xRXZNbl9zV21xb0E6MA#gid=0

IDDPからの返信をもって、お申し込みを完了させていただきます。

お申し込み後3日以内に返信が無い場合には、大変お手数ですが再度ご連絡くださ
い。
会場の関係から、申し込みを制限させていただく場合がございます。
参加をご希望の方はどうぞお早目にお申込みくださいますよう、お願いいたします。

■主催: IDDP英国開発学勉強会
皆様のご参加を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

(イギリス通信:鈴木みさと)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【5】  東京発〜世界銀行からのお知らせ
    (1) セミナー・イベントのご案内
    (2) 最近の活動から
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(1) セミナー・イベントのご案内

■ 世界銀行パブリックコンサルテーション「開発の効果を高めるための新しい手法:成果連動型プログラム融資制度(P4R)」

日時: 2011年5月25日(水)午前11時から午後12時30分まで
場所: 世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)
http://go.worldbank.org/6V3IDW6BV0
内容: 借入国の開発ニーズの変化に対してより積極的に対応するため、
世界銀行は、新たに成果連動型プログラム融資制度(Program-
for-Results: P4R)の創設を提案しています。このたび、ヨアヒム・
フォン・アムスバーグ世界銀行業務政策・借入国サービス総局担当
副総裁より、この新しい融資制度の趣旨をご説明し、皆様からご意
見をいただくためコンサルテーションを開催いたします。
言語: 日本語・英語(同時通訳付き)
詳細、参加お申込み: http://go.worldbank.org/5K0XWTFWG0

■ MDGsフォローアップ会合・サイドイベント「ミレニアム開発目標(MDGs)の達成とビジネスの可能性」
国連開発計画(UNDP)主催、世界銀行、国際金融公社(IFC)共催

日時: 2011年6月3日(金)午後3時から午後5時30分まで (受付は午後2時30分から)
場所: 国際連合大学本部(UNハウス) 3階 ウ・タント国際会議場
東京都渋谷区神宮前5−53−70
内容: 国連開発計画(UNDP)、世界銀行、および国際金融公社(IFC)は、
6月2、3日にMDGsフォローアップ会合が東京で開催されるのを機に、
民間企業、途上国、日本政府関係者を招いてシンポジウムを開催し、
MDGs達成に対する日本の民間セクターによる貢献の可能性を明らか
にし、インクルーシブビジネスを展開するための実践的なパートナー
シップ構築について議論を呼びかけます。
言語: 日本語・英語(同時通訳付き)
詳細、参加お申込み: http://www.undp.or.jp/news/docs/2011_00486.shtml

■ 豊かな森は生物多様性の宝庫〜北海道東部の森で出会った生きものたち〜
経団連自然保護協議会(KNCF)、公益財団法人日本野鳥の会、世界銀行情報センター(PIC東京)共催 写真パネル展&コーヒーアワー

日本野鳥の会写真展「野鳥が誘う生物多様性の世界」

日時: 2011年5月23日(月)〜6月3日(金)
午後1時から午後4時30分まで(土日祝閉館)、入場無料
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) 
http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: 北海道の雄大な自然の中に生きるタンチョウやシマフクロウを
はじめとした様々な生きものたちの姿、生きものたちとの出会
いをお楽しみください。
詳細: http://go.worldbank.org/T8Z3YQ1XG0

コーヒーアワー「生物多様性を守るために―シマフクロウの森を育てようプロジェクト―」

日時: 2011年6月3日(金) 午後6時30分から午後8時まで
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) 
http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: 世界最大のフクロウ“シマフクロウ”は、現在北海道東部に
わずか140羽。シマフクロウの生育環境を守ること、多様な
生きものを保全することについて富岡辰先さん(日本野鳥の
会サンクチュアリ室室長)にお話していただきます。 
言語: 日本語
詳細、参加申し込み: http://go.worldbank.org/T8Z3YQ1XG0

■ 写真展「Taste the World」& トークセッション
Taste the World実行委員会、名古屋大学大学院国際開発研究科、世界銀行情報センター(PIC東京)共催

写真展「Taste the World -Beautiful Moments in Daily Life-」

日時: 2011年6月6日(月)〜6月17日(金)
午後1時から午後4時30分まで(土日祝閉館)、入場無料
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) 
http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: 名古屋大学大学院国際開発研究科にて国際開発学を研究して
きたメンバー(在学生・修了生)を中心とした実行委員メン
バーによる、現地調査の「オフ」な部分にスポットを当てた
写真展です。
詳細: http://go.worldbank.org/SPK4J6SDM0 

トークセッション「Children’s “Taste the World”」〜世界のこどもたちからの「大好き!」

日時: 6月17日(金) 午後6時30分から午後8時まで
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) 
http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: 「世界の子どもの大好きなもの」を取材し、日常生活の中で
こどもたちが見つけた美しいものをご紹介します。3月に東日
本大震災があり、今まで以上に「日常生活を送れることへの
感謝」を日々感じることが多くなっている中で、こどもたち
の笑顔に希望を抱きながら、被災地への祈りにもなっていって
ほしいという願いを込めています。 
言語: 日本語
詳細、参加申し込み: http://go.worldbank.org/SPK4J6SDM0

(2) 最近の活動から

■ 4月20日から5月2日まで、エイズ孤児支援NGO・PLAS、世界銀行情報センター(PIC東京)共催写真展「ekilooto of Uganda 〜HIVと共に生まれる〜」を開催しました。

http://go.worldbank.org/S672JBYMO0

■ 5月11日、青森県平川市立平賀西中学校の2年生5名が世界銀行東京事務所を訪問しました。

http://go.worldbank.org/BLCPS99HL0

■  5月12日、宮城県仙台市立桜丘中学校の3年生10名が世界銀行東京事務所を訪問しました。

http://go.worldbank.org/BUMA049HY0

(世界銀行東京事務所: 開裕香子)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編集後記        「タレントショー」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

娘が通うアメリカの公立小学校では、毎年「タレントショー」なるものが行われている。自薦参加、持ち時
間2分以内で、自分が得意とする何かを壇上で披露するショーである。歌、ダンス、民族舞踊、漫才、手
品、ピアノ、バイオリン・・・初めてショーを見た時、「これはお好み演芸会か?!」と驚いた。ここはアメリ
カ。どの子も壇上に立ち、目立ちたいのである。今年で三回目を迎える娘は、そうした子に混じってピアノ
を弾いた。

小学校は、メリーランド州ポトマックというワシントンDC郊外に位置する。地域によって人種、民族構成
がガラリと変わるアメリカだが、ここはアジア系、中でも中国系の子どもが増加し、クラスの4分の1がア
ジア系を占める。その他、知るだけで、イラン、ブルガリア、ハンガリー、ベネズエラ、西アフリカ系などが
いる。

そんな国際色が豊かな小学校だが、タレントショーに出演したアジア系の子のほとんどは、ピアノやバイ
オリンなど楽器を、真剣に演奏していた。舞台の袖では真面目な顔をして我が子を見守る親の顔が。
年々、どの子もそれなりに上達が見られる。他方、ラテン・アメリカ系の子の多くは、グループを結成し、ノ
リのいいバックミュージックでダンスを披露。本人とその子たちの親はいたって楽しそうだが、「もっと練習
して、みんなで振り付けを揃えて来てね。」と、日本人の私は言いたくなった。ベネズエラ出身の娘のクラ
スメイトはソロで踊っていた。お化粧をばっちり決めて、大人らしさを懸命にアピールする踊りを披露。ま
だ小学2年生なのに。

そんな子どもや親の姿を見て、世界の縮図を見たような気がした。真面目でひたむきに努力するアジア
系の親子を見ると、ここがアジアの経済成長の原点かと思ってしまう。でも、ラテン・アメリカ系の親子を
見ていると、実に楽しそうなのである。リラックスして生きているのだ。どちらが人生を豊かに生きている
のだろうか。

こうなったら、娘も法被を着て、鳴子をカチャカチャと鳴らし、「どっこいしょー、どっこいしょー」と言いなが
ら「Yosakoiソーラン節」でも踊った方が、クールジャパンでいいのだろうか。(杉原)

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
         「メーリングリスト(devforum)」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムBBL関連情報
(案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加
え、グローバルな開発戦略と日本の関わりに関する主要な情
報を、「ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
(dev-info)」として、電子メールにて2週間に1回を目途
に送付しています(メルマガと同じです)。バックナンバー
はこちらです。http://groups.yahoo.co.jp/group/dev-info/

本情報サービスの配信をご希望の方は、連絡担当(
info@devforum.jp )まで電子メールアドレスをご
連絡いただくか、上記ウェブサイトの「このグループに参
加」をクリックしてご登録ください。

本情報サービスへの記事掲載をご希望の方は、上記連絡担当
まで相談いただければ幸いです。

また、本フォーラムでは、毎回のBBLについての意見交換の
他、より広くグローバルな開発戦略と日本の関わりに関する
意見交換や情報交換を行うために、「ワシントンDC開発フォ
ーラム・メーリングリスト(devforum)」を運営しています。
相互の信頼関係に基づく率直かつ真剣な意見交換を確保する
ため、本メーリングリスト参加者は氏名・所属を明らかにす
るとともに、発言者の了承がない限りメディア等での引用が
されないようご配慮いただきます。本メーリングリストへの
参加をご希望の方は、次のウェブサイトに掲載している
「devforum参加者の共通理解」に目を通していただいた上
で、上記連絡担当まで氏名・所属・電子メールアドレス・問
題関心をご連絡ください。
http://www.devforum.jp/mail/index.htm

dev-infoやdevforumをはじめ、DC開発フォーラムの活動につ
いてご意見・ご示唆等ありましたら、お気軽に上記連絡担当
(info@devforum.jp)までお寄せいただければ幸いです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編集担当:早川 元貴/江尻 由美/小林 隼人
編集後記:杉原 ひろみ
発行:ワシントンDC開発フォーラム