2010年3月16日発行
http://www.devforum.jp/
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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
-(dev-info)-
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック:
「世界水の日」
「オンラインゲーム「EVOKE」」
「国連 High-Level Dialogue on Financing for Development」
【2】 国連フォーラム
「フィールドエッセイ」UNEPジャマイカ事務所 矢田貝久美子さん
GIKOKO KOGYO(宜興行工業)
「私の提言:中小企業によるCDM方式貧困対策発電事業」
【3】 GRIPS開発フォーラム:
第8回「アフリカ産業戦略勉強会」のご案内
「日本のODAを変える会」(第1回)議事録掲載のお知らせ
【4】 FASID 国際開発研究センター最新情報:
「Journal Express;IMF特別顧問に中国人民銀行副総裁、他」
【5】 イギリス通信 -英国開発学勉強会(IDDP)-
「2009/10年度第5回勉強会ご案内」
イギリス通信 現役生による大学・コース紹介新着情報
【6】 東京発~世界銀行からのお知らせ
国際金融公社(IFC)東京事務所リサーチアナリスト募集
セミナー・イベントのご案内
[編集後記] 再び「ルワンダ中央銀行総裁日記」 服部正也氏のこと
今週は東京ラーニングセンターの福井龍さんによる執筆です。
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev−Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください。
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-日本関連-
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●「2009年版政府開発援助(ODA)白書/日本の国際協力」が公表されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/22/3/0309_01.html
● チリで発生した大地震に対する日本国からの援助についてまとめられています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/22/3/0309_01.html
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-その他のバイドナー-
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● アメリカ政府にとるオンラインイベント、Global Pulse 2010が3月29日から31日
まで開催され、科学技術、企業家精神、開発などの分野におけるグローバルイシュー
について議論がなされます。
http://www.globalpulse2010.gov/
● 国際女性の日に際し、2010年のInternational Women of Courageの受賞者
(出身国:アフガニスタン、ドミニカ共和国、韓国、スリランカなど)が米国開発庁を訪問しました。
http://www.usaid.gov/press/releases/2010/pr100311_1.html
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-マルチ・ドナー関連-
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● 3月8日は「国際女性の日」でした。
http://www.internationalwomensday.com/
● 3月22日は「世界水の日」です。
http://www.unwater.org/worldwaterday/flashindex.html
● 世界銀行より、Africa Development Indicatorが発表されました。
http://go.worldbank.org/RGRGCTXY80
● 世界銀行研究所による、世界の貧困や食料危機を題材とした代替現実
オンラインゲーム「EVOKE」がスタートしました。ゲームを通して現在世界が抱えている
諸問題 について学ぶことができるオンラインゲームです。
http://go.worldbank.org/69RN8E9FE0
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-国連・関連-
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●「世界水の日」である3月22日、NYでは水を議題にしてhigh Level Interactive Dialogue
が国連により開催されます。
http://www.un.org/ga/president/64/thematic/water.shtml
● 3月23・24日、国連本部にてHigh-Level Dialogue on Financing for Developmentが開催されます。
http://www.un.org/esa/ffd/hld/HLD2010/index.htm
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-シンクタンク関連-
┗━━━━━━━━━━━┛
● 米国シンクタンク、Center for Global Development (CGD)のブログにCommunity Programming, the Final
Frontier: Going Where No World Bank Evaluation Has Gone Beforeの記事がアップされています。
http://blogs.cgdev.org/globalhealth/2010/03/community-programming-the-final-frontier-going-where-no-world-bank-evaluation-has-gone-before.php?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+cgdev%2Fglobalhealth+%28Global+Health+Policy%29
● 同じくCGDのブログに、デービッド・ロドマン氏がWhat We Talk About When We Talk About
Developmentのテーマのもと寄稿しています。
http://blogs.cgdev.org/globaldevelopment/2010/03/what-we-talk-about-when-we-talk-about-development.php?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+cgdev%2Fglobaldevelopment+%28Global+Development%3A+Views+from+the+Center%29
● 英国シンクタンクOverseas Development Instituteがプライスウォーターハウスクーパースなどと共同して
Climate and Development Knowledge Networkを創設しました。
紹介ビデオがYoutubeにポストされています。
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【2】 国連フォーラム:
「フィールドエッセイ」UNEPジャマイカ事務所 矢田貝久美子さん
GIKOKO KOGYO(宜興行工業)
「私の提言:中小企業によるCDM方式貧困対策発電事業」
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●「フィールドエッセイ」第39回は、国連環境計画(UNEP)ジャマイカ事務所から
矢田貝久美子さんです。矢田貝さんは、日本からあまりなじみのないカリブ地域で、
カリブ海全域をカバーする業務の中、多彩な文化・言語・政治体制に触れながら、
各国の意見調整をし、環境問題への各国での取り組みを促進すべく奔走されています。
人類全体のための共通利益のためにわずかながらでも貢献できていると思える限りは
国連でがんばって行きたい、とおっしゃる矢田貝さんのご活躍を、どうぞご覧ください。
http://www.unforum.org/field_essays/39.html
● いわゆる「BOP (Base of the Pyramid)ビジネス」の事例を中心にご紹介する
「イノベーティブな開発支援」シリーズ第3回目かつ「私の提言」第26回目は、
GIKOKO KOGYO(宜興行工業)のJoseph Hwang(黄武昭)さんによる「中小企業に
よるCDM方式貧困対策発電事業」です。GIKOKOは、インドネシアで廃棄物から
回収したメタンガスを再生エネルギー源とし、排出権売却の利益の一部を地元の
BOP層に還元するCDM事業が評価され、Best Practice橋本龍太郎賞まで
受賞しました。そのGIKOKOが、牛糞による水質汚染に苦しむインドネシア
Lekok村で、し尿施設の設立・運営によるCDM事業を立ち上げようとした際に
直面した採算性の問題を分析し、その解決策を提言していただきました。
CDM Micro Scale Projectの設定、CDM事業者支援機関の設置、中央政府融資
保証制度やプロジェクト関連リスク保険書発行引受制度等による事業者の資金調達
促進など、CDM事業経営者の目から見た非常に具体的かつ建設的な提言です。
http://www.unforum.org/teigen/26/bbs.php
(国連フォーラム担当:大槻佑子)
http://unforum.org/index.html
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【3】 GRIPS開発フォーラム:
●第8回「アフリカ産業戦略勉強会」のご案内
●「日本のODAを変える会」(第1回)議事録掲載のお知らせ
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○●第8回「アフリカ産業戦略勉強会」●○
■日時:
2010年3月29日(月)18:30〜20:00
■スピーカー:
菊池 剛 氏
株式会社日本開発サービス(JDS) 調査部 主任研究員
■テーマ:「ODAベースによる生産管理技術の移転について」途上国への
「生産管理技術」(品質向上、コスト削減、生産性向上のための技術や手法、
改善の手法)移転プロジェクトの経験を有する日本開発サービス(JDS)の
菊池剛主任研究員より、実際に携わった「チュニジア国品質/生産性向上計画調査
(2006年〜2008年)」と「アルゼンチン国中小企業経営・生産管理技術の
普及体制構築計画調査(2009年)」についてお話頂きます。なお、チュニジアの
プロジェクト概要はhttp://www.grips.ac.jp/forum/DCDA/Chapter07.pdfにおいても紹介
されており、エチオピアのメレス首相が日本政府への同様の支援を要請するきっかけ
となったプロジェクトでもあります。生産管理技術、カイゼンの手法は、産業分野
だけではなく、日本では公共サービス分野(学校、病院、郵便局など)でも適用されて
おります。ご関心のある方々のご参加をお待ちしております。
■会場:
政策研究大学院大学1階 研究会室1A
〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1
a.都営大江戸線 六本木駅 徒歩5分
b.東京メトロ日比谷線 六本木駅 徒歩10分
c.東京メトロ千代田線 乃木坂駅 徒歩6分
http://www.grips.ac.jp/forum/newpage2008/contact.htm
■前回(第1回〜第7回)の勉強会資料・議事録等は下記の「アフリカ産業戦略勉強会」
サイトからご覧になれます。http://www.grips.ac.jp/forum/newpage2008/industrialstrategy.htm
ご出席いただける方は、3月24日(水)までに、GRIPS開発フォーラム・江川(o-egawa@grips.ac.jp)
まで、件名を変更せずにご連絡ください。
(お車でお越しの場合は、本学の駐車場の関係上、車種、ナンバー及びお車の色を事前にご連絡ください。)
また、勉強会の内容に関するご質問は、GRIPS開発フォーラム・上江洲(うえす)(s-uesu@grips.ac.jp)
までご連絡くださいます様よろしくお願いいたします。
○●「日本のODAを変える会」(第1回)議事録掲載のお知らせ●○
今般、GRIPS開発フォーラム(GDF)にて開催中の「日本のODAを変える会」につきまして、
2/24(水)に行われました、第1回会合の配布資料、参加者リスト、議事録をとりまとめました
のでご案内申し上げます。本会合では、キックオフご発言者として首藤信彦氏(民主党衆議院議員)
荒木光弥氏(国際開発ジャーナル主幹)、稲場雅紀氏(「動く→動かす」事務局長)をお迎えし、
「新しい時代のODAを考える視点」をテーマにお話しいただきました。意見交換の場では、
ODAの理念やあり方、今後の方向性についてなど、活発な議論が交わされました。ぜひご一読ください。
http://www.grips.ac.jp/forum/2010/ODAMT10/oda2.htm
(GRIPS開発フォーラム:江川織江)
http://www.grips.ac.jp/forum/index.htm
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【4】 FASID 国際開発研究センター最新情報:
「Journal Express;IMF特別顧問に中国人民銀行副総裁、他」
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●Journal Express(JX)最近号のご紹介
Journal Expressは、最新の海外主要ニュースメディア・シンクタンク・雑誌情
報などを抜粋・編集した週刊国際開発情報誌(和要約付)で、毎週水曜にDAKIS
(開発援助情報システム)サイトに掲載するサービスです。
今回は、最近2号分の見出しとURLをご紹介します。
○JX 4:35 (10.3.10) http://dakis.fasid.or.jp/report/jxpdf/jx4-35.pdf
IMF特別顧問に中国人民銀行副総裁/WFP支援不足で対北朝鮮食糧援助中断/英、
脆弱紛争国家への新教育戦略/世銀InfoDevの開発成果モニタリングプロジェク
ト/貧困の収斂説/出版:アフリカ経済見通し2009年版(OECD);世界経済見通し
2010年版(世銀)/焦点:国際通貨基金(IMF)の展望/NGO:BRAC、ナイト爵位授与
;脆弱国家でのNGOの取組み
○JX 4:34 (10.3.3) http://dakis.fasid.or.jp/report/jxpdf/jx4-34.pdf
英DFID、実証的裏づけのある意思決定の能力強化/中国の対北朝鮮投資の見返り
/ドナーの援助成績良し悪しで2010年目標到達難/焦点:ポスト「京都」(国連、
コペンハーゲン合意を実行へ;COP15をめぐる途上国と先進国の深い溝)/会議
:仏主催、開発のための革新的資金解決に向けての市場/出版:Trade and
Environment Review 2009-2010(UNCTAD)/NGO:市民社会と援助の有効性(OECD)
(FASID国際開発研究センター担当:西光佳乃子)
http://www.fasid.or.jp
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【5】 イギリス通信 -英国開発学勉強会(IDDP)-
「2009/10年度第5回勉強会ご案内」
現役生による大学・コース紹介新着情報
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1)IDDP 第5回勉強会ご案内
今年度第5回目の勉強会を3月27日(土) に開催いたしますので、
以下のとおりご案内申し上げます。
今回は、サセックス大学修士課程在籍中の中川
禎人氏をお迎えし、
「ガバナンスと開発〜これまでの経験から〜」をテーマにお話しいただきます。
○●○●○●○●○ IDDP 第5回勉強会ご案内 ●○●○●○●○●
■テーマ: 「ガバナンスと開発〜これまでの経験から〜」
■発表者: 中川 禎人(なかがわ よしと)氏
サセックス大学開発学研究所(IDS)ガバナンスと開発修士課程在籍
■日時:2010年3月27日(土) 14:30−16:30 (開場14:00)
*勉強会終了後、パブでの懇親会を予定しています
■会場: ロンドン大学SOAS Brunei Gallery B102 教室
地下鉄 Russell Square Stationより徒歩5分
地図:http://www.soas.ac.uk/visitors/location/maps/
(Brunei Galleryは地図上の「Russell Square Campus」にございます)
■形式: 発表者によるプレゼンテーション・質疑応答
■言語: 日本語
■参加費: 無料
■ 申込方法・内容・発表者略歴等、詳細はウェブサイトをごらんください:
IDDP Web http://iddp.dreamblog.jp/
■申込締切: 2010年3月24日(水)
会場の関係から、申し込みを制限させて頂く場合がございます。
ご参加を希望されるはお早めにお申し込みください。
IDDP Web: http://iddp.dreamblog.jp/
■主催: 英国開発学勉強会(IDDP)
2)「イギリス通信」現役生による大学・コース紹介 に下記3記事がアップされました。
http://iddp.dreamblog.jp/28/61/
・ MA in Development Studies, University of East Anglia (UEA),村山満穂さん
・ Foundation Courses and English Language Studies (IFCELS), School of Oriental and African Studies (SOAS), University of London, 戸田 真裕美さん
・ MSc in International Public Policy, University College London (UCL), University of London, 吉浜 智美さん
(イギリス通信担当・筒井清香)
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【6】 東京発~世界銀行からのお知らせ
国際金融公社(IFC)東京事務所リサーチアナリスト募集
セミナー・イベントのご案内
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(1) 国際金融公社(IFC)東京事務所リサーチアナリスト募集
国際金融公社(IFC)東京事務所では、リサーチアナリストを募集
しております。応募締め切りは、3月24日(水)です。
業務の詳細、募集要項につきましては、以下をご参照ください。
http://www.ifc.org/ifcext/tokyo.nsf/Content/2010_hiring_announcement_RA
(2) セミナー・イベントのご案内
■平成21年度 野生動物写真コンテスト入賞作品展覧会
【自然界に生きる野生動物たち】
財団法人自然公園財団、世界銀行情報センター(PIC東京)共催
日時: 3月15日(月)〜26日(金) 午前10時から午後6時まで
土日祝閉館、入場無料
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: 財団法人自然公園財団が開催した平成21年度 野生動物
写真コンテスト入賞作品展覧会の入賞作品32点を展示します。
詳細: http://go.worldbank.org/O9H70LXC20
■東京開発ラーニングセンター・オーストラリア サザンクイーンズランド大学共催
eラーニングプログラム”Rapid Design of eLearning Programs” コース
受講期間: 2010年3月17日〜4月19日 (3月17日 ワークショップ、3月18日〜4月19日
eLearning/自己学習期間)
内容: 本コースはテレビ会議によるワークショップと4週間のオンライン学習に
よって構成されたeラーニングプログラムです。ワークショップは3月17日
に、世界銀行 東京開発ラーニングセンターにて開催されます。ワークショップ
受講後、4週間のオンライン学習が開始されます。 eラーニング概論、
成人学習の理論、インストラクショナルデザイン(ID)の理論と原則、eラーニ
ングにおけるIDのプロセスなどが短期間に学習できます。
講師はオーストラリア サザンクイーンズランド大学 グレン・ポストル教授。
ワークショップ開催場所: 世界銀行 東京開発ラーニングセンター(TDLC)
http://www.jointokyo.org/ja/about/location
詳細、参加申し込み: 英語のみ 事前登録要。参加有料
http://www.jointokyo.org/ja/programs/catalogue/rd_2010_mar/
■ケニア・ケリチョー県 母子保健向上をめざして
〜新生児の栄養状態と母親の産後ケア改善〜
特定非営利活動法人HANDS、世界銀行情報センター(PIC東京)共催
国際保健連続セミナー 第7回
日時: 3月18日(木) 午後6時30分から午後8時まで
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: 新生児死亡や乳幼児の低栄養が問題となっているケニア・ケリチョー県での
HANDSの取り組み、現状と今後の活動を紹介します。
言語: 日本語、参加無料
詳細、参加申し込み: http://go.worldbank.org/XFI7BX44H0
■フィリピン、ミンダナオの平和構築:長引く紛争と和平への道
日本財団 / 特定非営利活動法人SERVICE FOR PEACE /
世界銀行情報センター(PIC東京)共催
日時: 3月19日(金) 午後6時30分から午後8時まで
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: 日本財団の奨学プログラムを受けて、国連平和大学で学んだ卒業生が、
フィリピンのミンダナオで長く続いた紛争と和平への努力をご紹介します。
言語: 英語、日本語(逐次通訳あり)、参加無料
詳細、参加申し込み: http://go.worldbank.org/YCUKZAHIV0
■ 東京大学・世界銀行共催シンポジウム
「グローバルな開発課題と世界銀行が求める人材」
日時: 3月23日(火) 午後3時30から午後5時30分まで
場所: 東京大学駒場キャンパス
アドミニストレーション棟3F 学際交流ホール
http://www.c.u-tokyo.ac.jp/jpn/kyoyo/map/campusmap_adm.html
内容: 世界銀行では、ゼーリック総裁のリーダーシップの下で、
日本人職員の採用を強化する方針を確認し、今般、人事
担当のハッサン・トュルイ副総裁を日本に派遣し、日本の
関係者と意見交換を行なう所存です。
この訪日の機会に、ハッサン・トュルイ副総裁が、持続的な
開発に取り組む世界銀行がどのような人材を求めているの
かを講演します。
言語: 英語、日本語(同時通訳あり)、参加無料
詳細、参加申し込み: http://go.worldbank.org/LG50I8YAD0
■意思あるお金で社会を変える!?〜寄付&社会的投資〜
JICA地球ひろば、世界銀行情報センター(PIC東京)共催
トークサロン第13回
日時: 3月23日(火) 午後7時から午後8時30分まで
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: 一般の人から「意思あるお金」を拠出してもらい、社会的な課題に解決して
いく新しい仕組みづくりに取り組んでいる方々のお話を伺います。
言語: 日本語、参加無料
詳細、参加申し込み: http://go.worldbank.org/5H9TWHTGY0
■イデアス開発問題セミナー〜人間居住と開発:
国連人間居住計画(UN-HABITAT)の取組を事例として
日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所、
世界銀行情報センター(PIC東京) 共催 コーヒーアワー第5回
日時: 3月24日(水) 午後6時30分から午後8時まで
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京) http://www.worldbank.org/ptokyo
内容: イデアス6期生の轟 由紀さん・現国連人間居住計画(UN-HABITAT)コンサルタントが、
UN-HABITATでの勤務経験を踏まえ、人間居住の課題とその取組事例を紹介します。
言語: 日本語、参加無料
詳細、参加申し込み: http://go.worldbank.org/THNJDTTGC0
■タイの自然環境保全における青年の共同参画活動
日本経団連自然保護協議会(KNCF)、世界銀行情報センター(PIC東京)
共催テレビ会議
日時: 3月25日(木) 午後12時から午後1時30分まで
場所: 世界銀行東京開発ラーニングセンター http://go.worldbank.org/6V3IDW6BV0
内容: タイとのテレビ会議を通じて、日本とタイの青年の共同参画を通じて、タイにおける
環境意識改革、自然環境整備に取り組む学習院海外協力研修プログラムの活動
をご紹介します。
言語: 英語、日本語(同時通訳あり)、参加無料
詳細、参加申し込み: http://go.worldbank.org/61EXMMTFW0
(世界銀行東京事務所: 開裕香子)
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編集後記 再び「ルワンダ中央銀行総裁日記」 服部正也氏のこと
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本年2月2日号の編集後記に内田さんが 昨年復刻された「ルワンダ中央銀行総裁日記」
(中公新書)について書かれていたが、敢えて再び取り上げさせていただく。実は、わたしは
絶版だった本書を著者の服部正也氏から、ご生前に直接頂戴する栄誉に浴した。
そしてそのとき服部氏に抱いた強烈な印象は生涯忘れることはない。私事で恐縮だが、
わたしは90年代後半、世銀アフリカ局で働いていた折に、この本が存在することをはじめて知り、
読みたいと思いながら入手できなかった。「ルワンダではハットリという日本人はいまも感謝の
気持ちとともに記憶されている」という噂を知るにつけなおさらそれは渇望となっていた。
わたしがふとした折にそのことを話した相手の某人生の先輩が、「ではぜひ服部さんをお呼び
しましょう」と、わたしの帰国時に合わせて席を用意いただいたことには、まことに驚いた。
その関係性はここでは割愛するが、とにかくその幸運な場で、アフリカ開発と世銀の
大先輩服部さんからご本を頂戴したばかりか一夕お話を伺うことができた。
同氏は当時80歳前後であったはずだが、文字通り頭脳明晰、眼光いやがうえにも鋭く、
議論ではほとんどわたしは木っ端微塵に散った感がある。後になって服部氏の議論を思い
返していちいち納得することになるのだが、そのなかで次のひとことはとくに忘れ難い。
アフリカへの「外資導入」を議論していたとき、服部氏は「福井さん、外資はほんとうに
有効だと思いますか?」と真正面から眼を見て聞かれたのである。ここで、彼は経済発展の
「常識」としての対内投資(外資導入)の理論的是非を質したというよりは、実は、「外資は必要」と
「一般論」から主張した気配のわたしに対して、「ほんとうにそれが有効であると、具体的に、
自分の頭でよく(外資のもたらす善悪を)考えたうえで言っているのですか?」と問うておられたのである。
そのことは、「総裁日記」を読了したあと明白であった。同書は、当時のルワンダのルワンダ人
のための経済開発をひたすら考え抜いて行動した日本人の珠玉の記録である。読まれた方には
それが骨の髄までおわかりであろう。まだお読みでない方は、その独立独歩の思考と獅子奮迅の
活動証言を楽しみにされたい。
その後、同書と服部氏の厳しいまでの眼差しをことあるごとにわたしは思い返す。同書の最後のほう、
ルワンダ滞在を振り返って、彼はこのように書いておられる。「・・私として一番よかったのは、
毎日なにかを学び、学んだことを実施に移す生活、反射的な行動は許されず、
たれも相談する相手もなく、一人だけで考え、行動する生活だったような気がする。」
この、たとえようもなく強い言葉はわれわれを突き刺す。故服部氏は、いまでも、君は
途上国開発についてほんとうに自分のアタマで考え抜いているのか、そしてそれを実施に
移しているのか、と我々に問うている。(福井)
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DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」
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ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムBBL関連情報
(案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加
え、グローバルな開発戦略と日本の関わりに関する主要な情
報を、「ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
(dev-info)」として、電子メールにて2週間に1回を目途
に送付しています(メルマガと同じです)。バックナンバー
はこちらです。http://groups.yahoo.co.jp/group/dev-info/
本情報サービスの配信をご希望の方は、連絡担当(
info@devforum.jp )まで電子メールアドレスをご
連絡いただくか、上記ウェブサイトの「このグループに参
加」をクリックしてご登録ください。
本情報サービスへの記事掲載をご希望の方は、上記連絡担当
まで相談いただければ幸いです。
また、本フォーラムでは、毎回のBBLについての意見交換の
他、より広くグローバルな開発戦略と日本の関わりに関する
意見交換や情報交換を行うために、「ワシントンDC開発フォ
ーラム・メーリングリスト(devforum)」を運営しています。
相互の信頼関係に基づく率直かつ真剣な意見交換を確保する
ため、本メーリングリスト参加者は氏名・所属を明らかにす
るとともに、発言者の了承がない限りメディア等での引用が
されないようご配慮いただきます。本メーリングリストへの
参加をご希望の方は、次のウェブサイトに掲載している
「devforum参加者の共通理解」に目を通していただいた上
で、上記連絡担当まで氏名・所属・電子メールアドレス・問
題関心をご連絡ください。
http://www.devforum.jp/mail/index.htm
dev-infoやdevforumをはじめ、DC開発フォーラムの活動につ
いてご意見・ご示唆等ありましたら、お気軽に上記連絡担当
(info@devforum.jp)までお寄せいただければ幸いです。
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編集担当:早川元貴/江尻由美
編集後記: 福井龍
発行:ワシントンDC開発フォーラム