2009年10月27日号(ASEAN首脳会議開催、2009年開発コミット メント指標、国連の日、他)

                      2009年10月27日発行
                     http://www.devforum.jp/
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    ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス

          −(dev-info)−

    皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】  開発フォーラム新着情報チェック:
      「ASEAN首脳会議開催」
      「世界銀行のガバナンスの改革」
      「2009年開発コミットメント指標」

【2】   国連フォーラム:
  国連フォーラム創立5周年記念企画
 「国連についての100の提言」のお知らせ
 「フィールド・エッセイ」 
 JICA技術協力プロジェクト 
 パレスチナ母子保健リプロダクティブヘルス向上プロジェクト
 (フェーズ2)・津田加奈子さんから(パート2)

【3】 FASID 国際開発研究センター最新情報:
    「Journal Express;世銀、新興国・途上国銀行の不良資産買取、他」
    「第195回ブラウン・バッグ・ランチ・セミナーのご案内」

【4】 GRIPS開発フォーラム:
    アメリカ援助事情 No.20 「アメリカの対外援助政策―その特徴と変遷」 

【5】 東京発 世界銀行からのお知らせ

[編集後記]「氏」の存在しないエチオピア」
       今週はロビンソン麻己(石原)さんによる執筆です。

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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev−Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください。

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-日本関連-
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● 一連の外務省政策会議の概要が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/seisakukaigi/index.html

● 鳩山総理大臣の日・ASEAN首脳会議、ASEAN+3首脳会議及び東アジア首脳会議
出席の概要が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_hatoyama/asean_09/index.html

● JICAの平成22年度予算概算要求について発表されています。
http://www.jica.go.jp/press/2009/20091020_01.html

●鳩山内閣総理大臣所信表明演説が発表されています。
http://www.kantei.go.jp/jp/hatoyama/statement/200910/26syosin.html

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-マルチ・ドナー関連-
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●世界銀行のガバナンスの改革に関する報告書が発表されています。
http://go.worldbank.org/3CVJ5GWLO0

●同じく世界銀行の組織公正局から年次報告書が発表されています。
http://go.worldbank.org/8FKAWEIKG0

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-国連・関連-
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● 10月24日は国連の日でした。
http://www.un.org/en/events/unday/2009/

●UNDPの人間開発賞がオックスフォード大学のフランシス・スチュアート教授に贈られました。
http://content.undp.org/go/newsroom/2009/october/2009-human-development-award-honours-frances-stewart-for-lifetime-achievements.en

●ユネスコの年次総会が開催されました。
http://www.unesco.org/en/general-conference-35session/

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-シンクタンク関連-
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● 米国シンクタンクCenter for Global Development (CGD)から2009年開発コミットメント指標が
発表されています。
http://www.cgdev.org/section/initiatives/_active/cdi/

● 同じくCGDからワーキングペーパーBeyond Planning: Markets and Networks for Better Aid
が発表されています。
http://www.cgdev.org/content/publications/detail/1422971

● 英国シンクタンク、Overseas Development InstituteからOutcome Mapping: A realistic alternative
for planning, monitoring and evaluationが発表されています。
http://www.odi.org.uk/resources/details.asp?id=4118&title=outcome-mapping-realistic-planning-monitoring-evaluation 

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【2】 国連フォーラム:
国連フォーラム創立5周年記念企画
「国連についての100の提言」のお知らせ
「フィールド・エッセイ」 
JICA技術協力プロジェクト 
パレスチナ母子保健リプロダクティブヘルス向上プロジェクト
(フェーズ2)・津田加奈子さんから(パート2)
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●国連フォーラム幹事会では、フォーラム創設5周年を記念する
とともに、「国連ウィーク2009」の関連イベントとして、「国連
についての100の提言」という企画を行うこととしました。フォー
ラムのメンバーの皆さまから、国連についての提言をこのメーリン
グリストに投稿していただきたいと思います。過去5年間のフォー
ラムでの議論を踏まえたものも、あるいはまったく新しいアイデア
も歓迎です。最終的には、10月24日の国連デーまでに、国連フォ
ーラムとして国連について100の提言を行うことをめざしたいと思
います。
http://unforum.org/100proposals.html

●パレスチナのJICA技術協力プロジェクト、母子保健/パートナー
シップ調整専門家として活躍される津田加奈子さんに「フィールド・
エッセイ」パート2を執筆いただきました。今回は、パレスチナの
保健医療の変遷、パレスチナを支援する際の留意点、多くの国際機関
と協働で歩んできた保健庁の現在の取り組みについて綴っていただき
ました。パレスチナの和平を願う津田さんの切なる想いが伝わってき
ます。

http://unforum.org/field_essays/35.html

(国連フォーラム担当:大槻佑子)
http://unforum.org/index.html

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【3】FASID 国際開発研究センター最新情報:
 「Journal Express;世銀、新興国・途上国銀行の不良資産買取、他」
 「第195回ブラウン・バッグ・ランチ・セミナーのご案内」
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●Journal Express最近号のご紹介
Journal Expressは、最新の海外主要ニュースメディア・シンクタンク・雑誌情
報などを抜粋・編集した週刊国際開発情報誌(和要約付)で、毎週水曜にDAKIS
(開発援助情報システム)サイトに掲載するサービスです。
今回は、最近2号分の主な見出しとURLを新しい順にご紹介します。

○JX 4:19 (09.10.21) http://dakis.fasid.or.jp/report/jxpdf/jx4-19.pdf
世銀、新興国・途上国銀行の不良資産買取/世界飢餓人口が10億人突破/土地登
記と開発/出版:武力紛争と開発の相互関係(UN)/会議:第4回欧州開発デー
;貿易と開発の関係(UNU-WIDER)/ポスト「京都議定書」最新:バンコク交渉
会議と新たな火種/NGO:英DFID、NGOとの癒着で「偽の援助」

○JX 4:18 (09.10.14) http://dakis.fasid.or.jp/report/jxpdf/jx4-18.pdf
世界金融危機で途上国の輸出不振/アジアでの災害多発の原因は気候変動?/世
銀、中央アフリカに高速ネットインフラの開発支援/NGO:途上国ならではのICT
支援システム/出版:人間開発報告書2009(UNDP);アフリカのガバナンス指標
2種/会議:世銀・IMF年次総会閉幕/貧困削減プログラムの目標設定

● 第195回ブラウン・バッグ・ランチ・セミナーのご案内
第195回Brown Bag Lunch Seminar
『日本の経済協力への一視点・・バングラデシュを事例として・・』
講師:井上 正幸氏/(財)日本国際教育支援協会理事長・前駐バングラデシュ日本国大使
日時:2009年11月11日(水) 開場 12:00 講演 12:30 – (終了 14:00)
場所:FASID 第1研修室(千代田会館5階)
言語:日本語
参加ご希望の方は、11月11日(水)午前10:00までにBBLウェブサイトの参加申
込みフォーム(https://form.fasid.or.jp/forms/form3/)よりお申し込みくだ
さい。なお昼食は各自ご持参ください。詳しくは下記ウェブサイトをご覧くださ
い。皆様のお越しをお待ちしております。
http://www.fasid.or.jp/chosa/forum/bbl/annai_195th.html

(FASID国際開発研究センター担当:中野明彦)
http://www.fasid.or.jp

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【4】GRIPS開発フォーラム:
アメリカ援助事情 No.20 「アメリカの対外援助政策―その特徴と変遷」 
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JICA米国事務所長としてワシントンに滞在中の山本愛一郎氏より『アメリカ
援助事情』の現地リポートをお届けいたします。

今回のテーマは「アメリカの対外援助政策―その特徴と変遷」です。
第二次世界大戦終結からこれまでの間、時の政権の外交、防衛政策の
狭間で揺れ動いてきたアメリカの対外援助政策の特徴と変遷について、
また今後の国際課題にいかに対応し、他国、国際機関などとどう協調
していくかというアメリカ援助改革の動向についてのリポートを、
ぜひご一読ください。
http://www.grips.ac.jp/forum/USA/No.20.htm

(GRIPS開発フォーラム:江川織江)

http://www.grips.ac.jp/forum/index.htm

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【5】 東京発 世界銀行からのお知らせ
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● ビデオ会議レクチャーシリーズ(全4回)~アジアの課題と国際労働機関
国際労働機関(ILO)駐日事務所、青山学院大学、世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC) 共催

日時: 第1回:10月29日(木) 午後6時00分〜8時
  第2回:11月5日(木) 午後6時00分〜8時
場所: 世界銀行東京開発ラーニングセンター  http://www.jointokyo.org/ja/about/location/
内容: 第1回は、ILO本部基準局法務官の三宅伸吾氏が国際労働基準と
     その適用監視活動を、第2回はILO アジア太平洋総局 長の山本幸子氏が
アジア地域における労働、ILOの課題を紹介します。
言語: 日本語、参加無料、参加申し込みを事前にお願いします。
詳細・参加申し込み:  http://www.jointokyo.org/ja/programs/catalogue/lecture_series_with_ILO/

● 今、持続可能で弱者に配慮した成長のために何が必要か?
〜グローバル金融危機後の途上国支援〜
世界銀行グループ・東京大学共催シンポジウム

日時: 11月3日(火・祝日)午後2時〜午後5時30分
場所: 東京大学駒場キャンパス 18号館ホール
内容: ンゴジ・オコンジョ・イウエアラ世界銀行グループ専務理事、4名の副総裁を
  はじめ世界銀行幹部が来日するにあたり、グローバル金融危機後の
途上国支援のあり方を議論します。
     ジウムです。
言語: 日本語、英語(同時通訳付き)
詳細・参加登録:  http://go.worldbank.org/ON1SREEYJ0

● Orphan Meets Artist (OMA)
「はんぶん はんぶん/Pakondal アーティストとカンボジアのこどもたちとの出会い」
日本とカンボジアをビデオ会議でつなぐアートワークショップ
財団法人東京都歴史文化財団トーキョーワンダーサイト 、世界銀行 東京開発ラーニングセンター 共催

日時: 第1回11月8日(日)10:30−13:30
    第2回11月15日(日)10:30−13:30
    第3回11月22日(日)13:30−16:30
場所: 第1回、2回:東京開発ラーニングセンター http://www.jointokyo.org/ja/about/location  
       第3回:トーキョーワンダーサイト青山:クリエーター・イン・レジデンス
        http://www.tokyo-ws.org/access/index.html
内容: エイズで親を亡くしたカンボジアの子供達が日本とカンボジアのアーティスト達に
よるアートワークショップに参加します。最終回では日本のワークショップ参加者が
       フリップブックを作成します。日本会場には映像(アニメーション)作家の松本力氏、
       画家の永岡大輔氏、カンボジア会場には芸術家ソポン・ペー氏、サムエン・プー氏
       がワークショップ指導者として参加します。
言語: 日本語、参加無料 参加申し込みを事前にお願いします。
詳細・参加申し込み:http://www.jointokyo.org/ja/programs/catalogue /orphan_meets_artist_artist_meets_orphanoma_2nd_activity_starts_in_cambodia_/

(世界銀行東京事務所・大森)

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編集後記 「「氏」の存在しないエチオピア」
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エチオピアには「氏」が存在しない。エチオピアと言えば大概の
日本人が思い浮かべるであろう裸足のアベベで有名な「アベベ 
ビキラ(Abebe Bikila)」を例にとってみる。この場合、アベベが
名である。では氏が存在しないのであればベキラは何を指すのだ
ろう。ビキラは父親の名であり、男女問わず、自らの名の後に父親
の名を記してひとつの名前となる。

一般的なMr/Mrs/Msの後には氏が続くという英語のルールに則り、
レターなどでDear Mr.Bikilaと記すとしよう。するとアベベさん
からは「自分ではないよ」と指摘される。父親の名であるためだ。
Dear Mr.Abebeと書くべきなのである。また女性でMebrat Bikila
という人物がいると仮定しよう。彼女宛にDear Ms.Bikilaと書い
た折にはエチオピア人には甚だ滑稽に映る。Bikilaは男性の名で
あるのに、そこにMs.がつくのであるから当然である。この父親の
名を名乗り続けることは結婚しても変わらない。一生名前が変わ
らないエチオピア人である。

私事だが最近氏が変わった。この変化に、エチオピア人は「父親が
変わったの?」などと平気で聞いてくる。氏が変わるという意識が
存在しないこの国で、この変化を説明するにはどうしても時間を要
してしまう。

エチオピアの人名は「メブラット:光」「チェハイ:太陽」「ヒワッ
ト:命」など、何かしら願いをかけた名が多いように感じる。乳児
死亡率の高いこの国で、子は尊い命を宿した光であり、太陽のよう
に燦々と輝いて生きて欲しい、そんな願いが感じられる。その想い
に少しでも応えたいと尽力する日々である。

ロビンソン麻己(石原)

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編集後記:ロビンソン麻己(石原)
発行:ワシントンDC開発フォーラム