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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
−(dev-info)−
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック:
「第4回アフリカ開発会議」
「国連改革を考えるNGO連絡会」
「世銀新チーフエコノミストに中国出身のリン氏が就任」
「第62回国連総会における気候変動に関する討論」
【2】 DC開発フォーラム・ヤングライオンズ共催
第3回YPGPラウンドテーブル
【3】 国連フォーラム:
勉強会開催のお知らせ−「日本のアフリカ開発へ向けた
取組みと国連外交」
「国際仕事人に聞く−マルチ・バイ開発援助の比較考察」
「私の提言」第10回−「21世紀の地球と環境」
【4】 GRIPS開発フォーラム:「アメリカ援助事情」第5号、セミナー開催報告、
「アフリカの森」研究者インタビューNo.15、VDF-Tokyoワークショップへのご案内
【5】 FASID 国際開発研究センター最新情報:
「ポール・コリアー・オックスフォード大学教授講演会のお知らせ」
「Journal Express:第2回国連腐敗防止会議 他」
【6】 パリDAC通信
さようならマニングDAC議長〜2007年DAC議長報告書
【7】 アフリカネットワーク:ブッシュ大統領のアフリカ訪問
[編集後記] 「エチオピアのコーヒー・セレモニー」
今週はラテン・アメリカネットワークの大島 千枝さんの担当です。
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev−Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください。
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−日本関連−
┗━━━━━━━━━━━┛
●2008年5月28〜30日、横浜にて開催予定の第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)のウェブサイトはこちらから。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ticad/index_tc4.html
●2008洞爺湖サミットのウェブサイトはこちらから。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/summit/toyako08/index.html
●「国連改革を考えるNGO連絡会」と外務省の共催で3月3日(月)に開催予定の第6回「国連改革に関するパブリック・フォーラム」で参加者を募集しています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/event/pf_0803.html
●第62回国連総会における気候変動に関するテーマ別討論高須国連大使ステートメントが発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/20/un_0213.html
●3月19日(水)、東京において、外務省、経済産業省、環境省及び独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の主催により、Japan Carbon Investors Forumが開催されます。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/h20/2/1177898_902.html
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−バイ・ドナー関連−
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●米国国際開発庁のFore長官がForeign Assistance: An Agenda for Reformのテーマのもと、CGDにて演説を行いました。
http://www.usaid.gov/press/speeches/2008/sp080201.html
●英国のアレクサンダー国際開発相が、LSEにてClimate Change and Global Social Justiceのテーマのもと演説を行いました。
http://www.dfid.gov.uk/news/files/Speeches/alexander-climate-change.asp
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−マルチ・ドナー関連−
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●世界銀行の新チーフエコノミストに中国出身のリン氏が就任しました。
http://web.worldbank.org/WBSITE/EXTERNAL/NEWS/0,,contentMDK:21637044~pagePK:64257043~piPK:437376~theSitePK:4607,00.html
●2008年の世銀IMF春総会は4月12・13日にワシントンDCにて開催される予定です。
http://web.worldbank.org/WBSITE/EXTERNAL/EXTABOUTUS/0,,contentMDK:20042540~pagePK:51123644~piPK:329829~theSitePK:29708,00.html
●世銀によるDevelopment Market Place 2008が開催されています。プロポーザル提出期限は3月21日です。
http://web.worldbank.org/WBSITE/EXTERNAL/OPPORTUNITIES/GRANTS/DEVMARKETPLACE/0,,contentMDK:21617862~pagePK:180691~piPK:174492~theSitePK:205098,00.html
●IMFのS.カーン専務理事が、世界経済の停滞に対しグローバルなアクションを促しています。
http://www.imf.org/external/pubs/ft/survey/so/2008/NEW021308A.htm
●第62回国連総会における気候変動に関する討論はグローバルな協力を要請するとともに終わりました。
http://www.un.org/ga/news/news.asp?NewsID=25629&Cr=climate&Cr1=change
●米州開発銀行の2008年年次総会はマイアミにて4月4−8日に開催される予定です。
http://www.iadb.org/am/2008/
●アジア開発銀行の2008年年次総会はマドリードにて5月3−6日に開催される予定です。
http://www.adb.org/annualmeeting/2008/default.asp
●アフリカ開発銀行の2008年年次総会はマプトにて5月14−15日に開催される予定です。
http://www.afdb.org/portal/page?_pageid=473,26740393&_dad=portal&_schema=PORTAL
●2008年の開発経済に関する世界銀行年次会合(Annual Bank Conference on Development Economics(ABCDE))6月9−11日に南アフリカにて開催される予定です。
http://web.worldbank.org/WBSITE/EXTERNAL/EXTDEC/EXTABCDESOUAFR2008/0,,contentMDK:21508102~pagePK:64168427~piPK:64168435~theSitePK:4277148,00.html
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−シンク・タンク関連−
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●米国シンクタンクCGD からワーキングペーパーU.S. Assistance to Africa and the World: What Do the Numbers Say? が発表されています。
http://www.cgdev.org/content/publications/detail/15423/
●同じくCDGからワーキングペーパーBeyond the ABCs: Higher Education and Developing Countriesが発表されています。
http://www.cgdev.org/content/publications/detail/15310/
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【2】 DC開発フォーラム・ヤングライオンズ共催
第3回YPGPラウンドテーブル
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●日時: 2008年2月23日(土)3:45-6:45 pm
●会場: The Elliott School, The George Washington University,
4F, 403号室
(1957 E street, N.W., Washington, DC 20052)
●参加費: リフレッシュメントを割勘($7)
●出席登録: キャンパス警備のため事前に出席者リストをGWに
提出します。出席ご希望の方は、氏名・所属を英語にて
明記の上、2月22日正午までにdcyounglions@gmail.comまで
メイルにてご連絡下さい。
建物入口はE Street沿いにあります。入館の際には中から鍵を開ける
必要がありますので、開始時間よりも少し早めにお越しいただき、入口で
担当者に声を掛けて下さい。開始時刻に遅れて来られる場合は、税所(
さいしょ)(703−338−4777)、または森田(617−771−1124)までご連絡
下さい。
■第1セッション 3:45-5:15 pm
「米大統領選挙101」
長沼 亜紀(国際ソロプチミストアメリカ日本語翻訳者)
大統領選の仕組みなどの基礎知識、これからの展開などを、
過去の取材経験をもとに解説したい。
■第2セッション 5:15-6:45 pm
「温暖化時代のサバイバル術」
小林隼人(世界銀行・戦略的環境アセスメント・コンサルタント)
昨年、IPCCとアル・ゴア氏がノーベル平和賞を受賞したのは、「環境」
への関心と懸念が高まっていることを象徴する出来事だった。温暖化、
水不足、生物多様性の危機、そして食の安全と、すでに危機的状況にあ
る地球環境は、中国に代表される途上国の経済成長にともなうライフス
タイルの変化と消費の爆発によって更なる影響を受ける。環境が世界の
未来を左右する重大な課題となった今、個人はどのように生きるべきか。
環境をめぐる重大ニュースを振り返りながら、環境問題について、環境
を仕事にすることについて、話をしたい。
【略歴】
●長沼 亜紀(国際ソロプチミストアメリカ日本語翻訳者)
北海道出身。筑波大学国際関係学類卒。米ジョージ・ワシントン大学大学
院国際関係修士課程修了。北海道新聞社記者、フォーリン・アフェアーズ
・ジャパン編集担当、東京・中日新聞社アメリカ総局現地スタッフを経て
現職。フリーランスライターとして、Janet
などにアメリカ政治・社会について執筆中。
●小林隼人(世界銀行・戦略的環境アセスメント・コンサルタント)
日本の大学を卒業後、国連大学の広報部を経て渡米。ジョージタウン大学
公共政策大学院で学んだ後、環境系シンクタンクでスタッフとして働く。
その後2005年春より世界銀行環境局にて現職、戦略的環境アセスメントを
担当中。
【YPGPラウンドテーブル—Roundtable with YP in Global Policy】
YPGPラウンドテーブルとは、ワシントンDCを拠点に国際開発業務に携わる
日本人実務家のネットワークであるDC開発フォーラムと、東京とワシントン
DCを拠点とする政策関連分野を専門にするYP及び学生のネットワークである
ヤングライオンズが、2007年秋に開始した共同企画プロジェクト。本ラウン
ドテーブルは、その第三回目として、ジョージ・ワシントン大学国際関係大
学院に所属する日本人留学生有志のご協力を得て開催される。
お問い合わせ先:dcyounglions@gmail.com
>>プログラムの全文:http://www.younglions.jp/2008/02/14/170255.php
>>プロジェクトの詳細:http://www.younglions.jp/2007/10/11/191054.php
>>DC開発フォーラム:http://www.devforum.jp/
>>ヤングライオンズ:http://www.younglions.jp
(YPGPラウンドテーブル共同ディレクター:江尻由美)
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【3】 国連フォーラム:
勉強会開催のお知らせ−「日本のアフリカ開発へ向けた
取組みと国連外交」
「国際仕事人に聞く−マルチ・バイ開発援助の比較考察」
「私の提言」第10回−「21世紀の地球と環境」
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●2月21日(木)、ニューヨークにて、国連代表部経済部
公使の森美樹夫さんをお招きして「日本のアフリカ開発へ
向けた取組みと国連外交」について勉強会を開催します。
洞爺湖サミットと並んで本年の日本外交の目玉となる
アフリカ開発会議について、TICADプロセスに深く
関わってきた森さんからお話を伺える貴重な機会です。
お申し込み方法は下記のリンクをご覧ください。
http://unforum.org/lectures/top.html
●「国際仕事人に聞く」第4回では、国連開発計画
(UNDP)南南協力ユニットでシニアアドバイザーとして
ご活躍されている柳沢香枝さんと、外務省総合
外交政策局・国際平和協力室長の紀谷昌彦さんの
対談をお送りします。多国間(マルチ)開発援助と
二国間(バイ)開発援助の比較、日本の開発援助の特徴、
日本を含む開発援助全般の課題と今後の展望について
議論していただきました。
http://unforum.org/interviews/4.html
●「私の提言」第10弾は国連環境計画(UNEP)アジア
太平洋地域事務所次長の西宮洋さんによる「21世紀の
地球と環境」です。さまざまな角度から地球環境問題を
とらえ、温暖化防止、生物多様性保全についての
課題と今後の方向性を述べていただきました。
http://unforum.org/teigen/10.html
(国連フォーラム担当:大槻佑子)
http://unforum.org/index.html
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【4】 GRIPS開発フォーラム:「アメリカ援助事情」第5号、セミナー開催報告、
「アフリカの森」研究者インタビューNo.15、VDF-Tokyoワークショップへのご案内
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●コラム「アメリカ援助事情」第5号
JICA米国事務所長の山本愛一郎氏から届けていただくコラム「アメリカ援助事情」。
今回は「スマートパワーでアメリカは変わるか〜MCCの挑戦」というタイトルのも
と、「スマートパワー」(賢い力)をキーワードに、日本でも日々報道が活発化して
いるアメリカ大統領選挙戦について、現地での最新動向をお送りくださいました。ぜ
ひ、ご一読ください。
http://www.grips.ac.jp/forum/USA/No.5.htm
●「ODA現地機能強化セミナー」開催のご報告
先般2月8日(金)に「ODAマニフェスト」実施セミナーの(第1回)として、表題のセ
ミナーを開催致しました。「途上国のニーズに応え、現地体制を強化する」という課
題に焦点を当て、「ODAの現地機能強化を推進するために―バングラデシュ現地ODA
タスクフォースの実践と教訓―」(Discussion Paper No.17、pdfファイル、2.31MB
)をもとに、多くの参加者の皆様と自由活発な意見が交わさました。当日の配布資
料を掲載致しました。ぜひご覧ください。
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf07/dp17.pdf
(「ODAの現地機能強化を推進するために―バングラデシュ現地ODAタスクフォー
スの実践と教訓―」)
http://www.grips.ac.jp/forum/event.htm
(当日配布資料)
●「アフリカの森」研究者インタビューコーナー No.15
このコーナーでは日本のアフリカ研究者に、「なぜアフリカ研究?」という素朴
な疑問から、ご専門の研究内容に至るまでのシンプルな質問を投げかけたインタビュ
ーを行っております。今回は、名古屋大学大学院文学研究科・准教授の佐々木重洋さ
んにお話を伺いました。人類学者として、仮面儀礼と、それをつかさどる仮面結社の
研究を通して、アフリカ社会の重層的な意思決定構造、コミュニティ内の問題処理メ
カニズムを分析しておられます。このような伝統的組織の存在を知らずに開発を行な
うことが問題を生じかねないというご指摘には、考えさせられます。ぜひ、ご一読く
ださい。
http://www.grips.ac.jp/forum/africa/interview/15.htm
(佐々木重洋氏のインタビュー録)
●第41回VDF-Tokyo ワークショップのご案内
ベトナム開発フォーラム東京事務所(VDF-Tokyo)は、ベトナム経済発展に関する知
見の交換と議論の促進を目的に2004年に設立されました。毎月さまざまなテーマで
ワークショップを 開催しています。今月のテーマは下記のとおりです。 事前の予約
は不要ですので、ご興味がありましたらお気軽にご参加ください。
日時:2008年3月1日(土) 14:00〜17:00
テーマ: “The Effect of Monetary Policy in East Asia: A Comparative
Analysis”
発表者: Mr. Nguyen Ngoc Toan (PhD candidate, Kyoto University)
場所: 政策研究大学院大学(GRIPS) 教室G (5階)
地図:http://www.grips.ac.jp/vietnam/VDFTokyo/aboutus.html
使用言語: 英語のみ
参加費: 無料
関連Web:http://www.grips.ac.jp/vietnam/VDFTokyo/workshop.html
(GRIPS開発フォーラム:岩橋美智子)
http://www.grips.ac.jp/forum/
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【5】 FASID 国際開発研究センター最新情報:
「ポール・コリアー・オックスフォード大学教授講演会のお知らせ」
「Journal Express:第2回国連腐敗防止会議 他」
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●ポール・コリアー・オックスフォード大学教授講演会のお知らせ
「The Challenge of the Bottom Billion
and How the International Community can Help」
(仮訳:課題としての「底辺の10億人」と国際社会の支援策)
一部の途上国が目覚しい成長を遂げ、貧困問題の改善を順調に果たしつつある一方、
今日も貧困から抜け出せず、慢性的な成長停滞の危機に直面している国々があります。
そこで生活する世界最貧困層は10億人いると言われ、そのうちの多くがサブサハラ
地域に集中しています。アフリカ開発問題の第一人者であるオックスフォード大学
教授ポール・コリアー氏は著書『底辺の10億人(The Bottom Billion)』の中で、
これら10億の世界最貧困層すなわち「底辺の10億人」が置かれている地域に対する
政府をあげた支援体制整備の必要性を示唆し、新しい貿易政策や国際憲章の策定、
紛争終結後の再建と地方インフラ開発、慎重な軍事介入といった対応策提案しています。
本講演会では、コリアー氏の講演を通じて、この問題の背景・原因を検討し、国際
社会が「底辺の10億人」に向けてどのように取り組んでいくべきかを議論します。
講演者:ポール・コリアー氏
(オックスフォード大学経済学教授、アフリカ経済研究センター所長)
※講演の後、有識者とのディスカッションを予定しています。
日 時: 2008年2月26日(火) 12:45開場 13:30-16:00予定
場 所: 津田ホール http://tsudahall.com/THHP2/mainindex.htm
東京都渋谷区千駄ヶ谷1-18-24
(JR千駄ヶ谷駅前、都営大江戸線国立競技場駅A4出口すぐ)
言 語: 英・日(同時通訳あり)
参加費: 無料
定 員: 490名(先着順)
申込締切日:2008年2月22日(金)(ただし、定員に達し次第締切り)
申込方法:E-MailまたはFAXで、1.参加者氏名、2.所属、3.電話番号、4.メールアドレス
を必ず添えて、下記までお申込みください。会場の都合でご参加いただけない方へのみ、
事務局よりご連絡いたします。
申込先:ポール・コリアー講演会事務局
E-Mail.koen080226@intergroup.co.jp FAX.03-3597-1097
関連URL: http://www.fasid.or.jp/blog/archives/boshu/2008/02/2008220.html
●Journal Express最近号のご紹介
Journal Expressは、最新の海外主要ニュースメディア・シンクタンク・雑誌情
報などを抜粋・編集した週刊国際開発情報誌(和要約付)で、2006年5月から
DAKIS(開発援助情報システム)に加わったサービスです。ここでは、最近号の
見出しとURLをご紹介します。
○JX 2:37 (08.2.6) http://dakis.fasid.or.jp/report/jxpdf/jx2-37.pdf
第2回国連腐敗防止会議/日本特許庁、アフリカの知的財産保護に支援/アフリ
カ連合サミットでのケニア議題/バン国連事務総長、2010年をMDG中間目標に提
案/ドーハ最新:3月末再交渉へ/西欧援助の神話/出版:OECD/DACによる2006
年ODAフロー最終版/焦点:環境
○JX 2:38 (08.2.13) http://dakis.fasid.or.jp/report/jxpdf/jx2-38.pdf
IMF、人員削減へ/世銀、ネパールに巨額融資/世銀、Volcker報告の施行/WHO、
マラリア対策の効果報告/「ポス京議」最新:デンマーク、気候変動支援を表明
;米主導、地球温暖化対策第2回会議/出版:債務救済の影響/米次期大統領へ、
内閣レベルの国際開発部署設立を提案
(FASID国際開発研究センター担当:土岐啓道)
http://www.fasid.or.jp
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【6】 パリDAC通信
さようならマニングDAC議長〜2007年DAC議長報告書
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OECD/DACから2007年DAC議長報告書が発表されました。
http://www.devforum.jp/paris/066.htm
(パリDAC通信担当:吉田 徹)
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【7】 アフリカネットワーク:ブッシュ大統領のアフリカ訪問
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2月15日より、任期終盤にしてアフリカ5カ国の訪問に出掛けている
ブッシュ大統領の動きです。今回のアフリカ訪問は、ブッシュ大統領の
任期中の成果、特に保健、紛争解決分野での成果をアピールするため
だと言われています。
また、今回の訪問国ではありませんが、ダルフール、ケニアの紛争について、
訪問国の首脳に懸念を表明しています。
http://blog.livedoor.jp/dev_africa_network/
(アフリカネットワーク担当:粒良麻知子、位田和美)
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編集後記 エチオピアのコーヒー・セレモニー
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昨年、エチオピアに2ヵ月半長期出張する機会を得た。
エチオピアはコーヒー産地として有名なだけあり、エチオ
ピアでいただいたコーヒーはどれもとても美味しかった。
どんなに田舎のどんなに古いローカルレストランでも、コー
ヒーだけは美味しかったのを覚えている。エチオピアではイ
ンスタントコーヒーは邪道らしい。
エチオピアには、その美味しいコーヒーを飲むことを儀式化
した「コーヒー・セレモニー」という伝統的な習慣がある。
これは日本の茶道と似ている。コーヒーを飲むという行為に
精神的な要素や教養などが含まれる文化的な習慣であり、他
者に対する感謝ともてなしの精神を表すものである。これは
女性が執り行うものであり、客の前でコーヒーの生豆を煎る
ところから始め、3杯飲むことが正式であるため、平均1時
間半から2時間かかる。ちなみにこれは特別な日に行う習慣
というわけではなく、一般家庭ではほぼ毎日行われているそ
うである。
現地で知り合ったエチオピア人の友人に、コーヒー・セレモ
ニーに誘っていただいた。まず、炭火を使ってコーヒーの生
豆を煎ることから始める。知り合いの妹さんが炭に火をつけ
てかがんで足元の火鉢をひたすら紙で扇いでいるのをみて、
大変そうだったのでコンロを使えば一瞬で火がつくのにと思
ってしまったが、こうしてじっくり火をおこすことから、も
てなしの意味があるのだと感じた。
コーヒーの生豆が白色から、一般的に売られている状態の茶
色に変わったら、その焼き上がった豆の香りを私たち客にか
がせてくれた。今度はそのコーヒー豆を臼(うす)に入れて杵
(きね)で粉状にする。これも量が多くなくともある程度の
力がいる作業で、自分が持っている電動グラインダーを使え
ば一瞬にしてコーヒー豆が粉になるのになどと余計なことを
考えてしまった。その後、水とコーヒー粉をジャバナ(エチ
オピアのコーヒー用ポット)に入れて、炭火にかけて沸騰さ
せたら出来上がり。
ここでいただいたコーヒーは格別に美味しかった。私はコー
ヒーを飲むときは砂糖を入れないので、砂糖はなしでとお願
いしたら、とても驚かれた。エチオピア人は基本的に砂糖が
大好きで、スプーン5杯分くらいの砂糖を入れて甘いコーヒ
ーを楽しむようだ。そして、エチオピア人は甘いデザートは
食べずにコーヒーとともにあまり味のないポップコーンを食
べる。コーヒーとポップコーンという組み合わせにはじめ違
和感を覚えたが、悪くなかった。
これは文化の違いを垣間見る良い機会であった。日本の茶道
も、襖を開けるところから、歩き方、お辞儀の仕方、茶菓子
のいただき方、お茶の入れ方から飲み方まで様々な決まりが
ある。エチオピアのコーヒー・セレモニーも長年守り続けて
きた作法がある。時代が変わって技術革新がおころうとも、
このようなそれぞれの国にある伝統的な習慣はこれからもず
っと引き継がれていってほしいと思った。
(大島)
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DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムBBL関連情報
(案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加
え、グローバルな開発戦略と日本の関わりに関する主要な情
報を、「ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
(dev-info)」として、電子メールにて2週間に1回を目途
に送付しています(メルマガと同じです)。バックナンバー
はこちらです。http://groups.yahoo.co.jp/group/dev-info/
本情報サービスの配信をご希望の方は、連絡担当(
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連絡いただくか、上記ウェブサイトの「このグループに参
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本情報サービスへの記事掲載をご希望の方は、上記連絡担当
まで相談いただければ幸いです。
また、本フォーラムでは、毎回のBBLについての意見交換の
他、より広くグローバルな開発戦略と日本の関わりに関する
意見交換や情報交換を行うために、「ワシントンDC開発フォ
ーラム・メーリングリスト(devforum)」を運営しています。
相互の信頼関係に基づく率直かつ真剣な意見交換を確保する
ため、本メーリングリスト参加者は氏名・所属を明らかにす
るとともに、発言者の了承がない限りメディア等での引用が
されないようご配慮いただきます。本メーリングリストへの
参加をご希望の方は、次のウェブサイトに掲載している
「devforum参加者の共通理解」に目を通していただいた上
で、上記連絡担当まで氏名・所属・電子メールアドレス・問
題関心をご連絡ください。
http://www.devforum.jp/mail/index.htm
dev-infoやdevforumをはじめ、DC開発フォーラムの活動につ
いてご意見・ご示唆等ありましたら、お気軽に上記連絡担当
(info@devforum.jp)までお寄せいただければ幸いです。
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編集担当:早川元貴/江尻由美
編集後記:大島 千枝
発行:ワシントンDC開発フォーラム