2006年5月30日発行
http://www.devforum.jp/
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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
−(dev-info)−
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック:
「インドネシア・ジャワ島中部における地震災害」
「開発のための新たなインフラを考える」
「エイズに関する国連特別総会」
【2】 ワシントンDC開発フォーラムBBLのご案内:
「世銀ビジネスと日本の国益」(6/7)
「Is aid to Africa too much or too little? 」(6/9)
【3】 地球に乾杯!NGO:北朝鮮での米国NGOプロジェクト/セネガルのNGO
【4】 保健ネットワーク最新情報:
Health Financing Revisited、リーWHO事務局長他界、他
【5】 環境ネットワーク:「グリーンビルディングと認証木材」
【6】 国連フォーラム:
新連載「国連職員NOW!」スタート
ウェブデザイン更新のお知らせ
【7】 パリ通信
「OECD閣僚理事会」
【8】 FASID 国際開発研究センター最新情報:
BBL「難民支援:現場からの提言」(清水康子氏:6/1)
Journal Express創刊、ディスカッション・ペーパー/
開発援助動向シリーズ?のウェブ掲載のご案内)
[編集後記] 「アチェ復興について」
今回は紛争と開発ネットワーク担当の嶋影 繭子さんです。
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev−Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘info@devforum.jp までご連絡ください。
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−日本関連−
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● インドネシア・ジャワ島中部における地震災害に対する日本
の支援が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/18/rls_0528a.html
●日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議が開催されました。
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2006/05/26sima.html
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−マルチ・ドナー関連−
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● 「開発のための新たなインフラを考える」テーマに世銀の
ABCDE(Annual Bank Conference on Development Economics)
会合が今週から東京で開催されています。
http://www.worldbank.or.jp/ABCDE_Tokyo_2006/index.html
●OECD/DAC主催のInternational Forum on African Perspectivesが
6月7日に開催されます。
http://www.oecd.org/site/0,2865,en_21571361_36501196_1_1_1_1_1,00.html
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−国連関連−
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●エイズ宣言へのコミットメントをレビューする特別総会がNYで開催されています。
http://www.un.org/ga/aidsmeeting2006/
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【2】 ワシントンDC開発フォーラムBBLのご案内:
「世銀ビジネスと日本の国益」(6/7)
「Is aid to Africa too much or too little? 」(6/9)
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【6月7日(水)】
「世銀ビジネスと日本の国益」
キックオフ:河内 祐典氏(世界銀行日本理事室審議役)
【6月9日(金)】
「Is aid to Africa too much or too little?
Macroeconomic perspectives of aid effectiveness」
キックオフ:日野 博之氏(前IMFアジア太平洋地域事務所長)
――――――
上記BBLの開催要領及び出席方法は以下の通りです。
開催要領
時刻: 12:15〜14:00
(次第)12:15頃から 食事(各自持参)、適宜自己紹介
12:30頃から キックオフ
13:00頃から 自由討議(14:00終了)
出席方法: 会場準備等の関係上、開催前日正午までに、本
フォーラムBBL担当(江尻)に出席を希望される方は氏名・所
属先をご連絡ください。yumiejiridev@aol.com
場所: JICA米国事務所・会議室
1776 Eye Street, N.W. Suite 895, Washington, DC
Tel: 202-293-2334、Fax: 202-293-9200
【JICA米国事務所ビル管理方針の変更に伴うお願い】
この度のDC区域の警戒レベルの引き上げに伴い、JICA米国
事務所が入っているビルの管理方針が変更になりました。
今後、事務所は、予めビルのフロントに対して来客予定者リスト
を提出し、その上で来客者はフロントの係員にエスコートをして
もらうことが必要となります(エレベーターを動かすためには、
指定のカードキーが必要なため。)
以上を踏まえて、皆様には次についてお願いいたします。
1・事前登録を必ず行ってください。
2.事前登録なしに参加する場合は、11:30までに事務所の
次長中村に連絡を入れてください。
(事務所代表電話番号 202-293-2334)
3.上記もしくはを行われた方は、フロントに申し出てくだ
さい。当面、12:00〜12:30間は事務所のインターンをフロ
ントに配置しエレベーターまでエスコートします。遅れてこ
られた方の場合は、フロントを通じて事務所にご連絡いただ
くこともあります(フロントの係員がエスコートすることも
ございます)。
念のため、身分証明書をお持ちください。
4.上記を行われていない方は、フロントを通じて事務所に
ご連絡ください。フロントにインターンがいる場合には、申
し出てください。
尚、上記の管理方針変更については期限未定とのことです。
皆様にはお手数をお掛けいたしますが、どうぞご協力お願い申し
上げます。
〈BBL担当:江尻由美〉
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【3】 地球に乾杯!NGO: 北朝鮮での米国NGOプロジェクト/セネガルのNGO
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1.「地球に乾杯!NGO」執筆者が翻訳に参加した本が刊行されました。
マイケル・エドワーズ著「フューチャー・ポジティブ 開発援助の大転換」
(原著:Future Positive: International Co-operation in the 21st Century)
CSOネットワーク・杉原ひろみ/企画・監修
杉原ひろみ・畑島宏之・鈴木恵子・粒良麻知子/訳
2006年5月、日本評論社
http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4535554161/ref=dp_toc/249-6165876-5970730?_encoding=UTF8&n=465392
国際協力におけるNGOや国際機関の役割とは?なぜ信頼性が低下したのか?
説明責任を果たしてない現状を見つめ、問題提起しています。
皆様、是非、ご一読ください。
2.新着コラムは下記のとおりです。
●5月29日/米国NGOが実施した米朝二国間の人道援助
(杉原 ひろみ)
→米国と北朝鮮の間には国交がないため、米国NGOの場合、多くの国交がある
ヨーロッパ諸国とは援助のやり方を異にし、米国政府とNGOが極めて近い関係
にある。1999年に米朝二国間初の、しかし最後の食糧援助「じゃがいもプロジェク
ト」が行われ、米国NGOコンソーシアムによって実施された。しかし、うまく
行かないまま終わった。
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/060529hs.html(ウェブ)
http://e-ngo.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_ea8a.html(ブログ)
●5月22日/人々の中のNGO (位田 和美)
→青年海外協力隊村落開発普及員として、セネガルで2年間、活動してきた。赴
任当初、NGOの活動を「援助漬け」「住民の意向を無視した、上からの押し付け
形式」と一括りに見ていた。しかし、日々食べていくことに加え、簡易診療所から
学校運営に至るまでコミュニティが負荷を負っている現状を鑑みると、NGO支援がど
のような形であれ、実際に人々にとって必要であり、役立っている場合が多いこと
がわかった。
問題なのは、支援期間が限られたNGOの支援終了「後」の村落開発であ
り、支援終了後を見据えた活動計画が欠如している点ではないか。
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/060522ki.html (ウェブ)
http://e-ngo.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/ngo_d15c.html (ブログ)
(「地球に乾杯!NGO」コラム発起人:杉原ひろみ)
http://e-NGO.net
http://e-ngo.cocolog-nifty.com/blog/
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【4】 保健ネットワーク最新情報:
Health Financing Revisited、リーWHO事務局長他界、他
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以下の投稿がウェブサイトのBlogに掲載されています。
● UNAIDSによると、2005年に世界中でエイズで亡くなった人口は280万人
にも上るそうです。
http://dev-health.jugem.jp/?eid=175
●最近、世銀から発表された報告書Health Financing Revisitedは途上国の保健・
医療システムを財政管理・経済学の観点から分析、問題提起しています。
http://dev-health.jugem.jp/?eid=174
●先週の月曜日、リーWHO事務局長が亡くなられました。WHO本部の
庭に桜並木を植えたり、日本人職員に馴染みのある方であったようです。
http://dev-health.jugem.jp/?eid=173
(保健ネットワーク担当:大野尚子・早川元貴・吉田友哉)
http://dev-health.jugem.jp/
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【5】環境ネットワーク:「グリーンビルディングと認証木材」
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下記の記事が環境ネットのウェブサイトのBlogに掲載されました。
●「グリーンビルディングと認証木材」
建物を取り巻く環境は自然環境、経済、健康などに大きな影
響を及ぼすが、米国では環境に配慮したグリーンビルディン
グ(Green Building)の建設を行う企業や政府機関などが増
えている。ある建物がグリーンビルディングであると認証さ
れるためにはForest Stewardship Council (FSC)によって
環境や社会等に配慮して生産されたと認証された木材を使用
しなければならないが、アジア太平洋地域で生産される木材
でFSCの認証を受けるものはまだ少ない。その一因は輸出先
の日本、オーストラリア、韓国などの国が認証木材に対して
まだ高い関心を示していないためと考えられている。
全文は下記URLよりご覧下さい。
http://www.devforum.jp/env/index.htm
(環境ネットワーク担当:木村紗矢子)
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【6】 国連フォーラム:
新連載「国連職員NOW!」スタート
ウェブデザイン更新のお知らせ
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●新連載「国連職員NOW!」では、国連職員の方々が
日々どのような思いで、どのようなお仕事をされているのかを
インタビュー形式でお伝えします。第1回は、国連事務局
事務総長室でご活躍されている南香織さんにお話を
伺いました。
http://unforum.org/unstaff/1.html
●国連フォーラム・ウェブサイトのデザインが新しくなりました。
これからもより使いやすいウェブサイトを目指していきますので、
引き続きよろしくお願い致します。
http://unforum.org/index.html
(国連フォーラム担当:大槻佑子)
http://www.unforum.org/
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【7】 パリ通信
「OECD閣僚理事会」
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5月23、24日「OECD閣僚理事会」が、「繁栄の実現」という
テーマの下開催され、世界経済の概観、経済安定性の確保
と経済パフォーマンスの改善、成長と雇用のための経済改革
実施、知的資産と価値創造等について議論が行われました
(議長サマリー:http://www.oecd.org/document/43/0,2340,en_2649_201185_36781483_1_1_1_1,00.html)。
我が国からは、塩崎外務副大臣、二階経産大臣等が参加しました。
http://www.devforum.jp/paris/049.htm
(パリ通信担当: 寺門雅代)
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【8】 FASID 国際開発研究センター最新情報:
BBL 「難民支援:現場からの提言」(清水康子氏:6/1)
Journal Express創刊、ディスカッション・ペーパー/
開発援助動向シリーズ?のウェブ掲載のご案内
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● 第143回ブラウン・バッグ・ランチのご案内
第143回Brown Bag Lunch「難民支援:現場からの提言」
講師:清水康子氏(JICA 企画・調整部/社会開発部 援助協調シニア・アドバイ
ザー)
日時:平成18年6月1日(木)12:30〜14:00
場所:FASID第1研修室(千代田会館5階)
詳しくは下記ウェブサイトをご覧ください。皆様のお越しをお待ちしております
。
http://www.fasid.or.jp/chosa/forum/bbl/annai_143rd.html
●Journal Express創刊(06.5.24)のご案内
国際開発援助動向を英語新聞・雑誌・シンクタンク情報より編集し簡単な和訳を
付け速報するDAKIS(開発援助情報システム)の新しいサービスです。毎週水曜午
後に発信する予定ですので、DAKISでぜひお会いしましょう!
http://dakis.fasid.or.jp/(又はFASID HP左バナー「DAKIS」から)
●ディスカッション・ペーパー/開発援助動向シリーズ?のウェブ掲載
・DPNo.9(公共財政管理と日本の開発援助:林薫著)とDPNo.10(長期的な対印経
済協力のあり方−インド・モデルの構築−:近藤正規著)をウェブサイト(http://dakis.fasid.or.jp/report/discussion.html
)に掲載いたしました。
・開発援助動向シリーズ?(日本の開発援助の新しい展望を求めて:秋山孝允/
笹岡雄一編著)をウェブサイト(http://www.fasid.or.jp/shuppan/hokokusho/enjo/index.html
)
に掲載いたしました。
(FASID国際開発研究センター担当:村田あす香)
http://www.fasid.or.jp
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[編集後記] 「アチェ復興について」
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先日、地震・津波から1年半経ったアチェ(インドネシア)を
初めて訪れました。
津波で切断された道路、あたり一帯何もなくなってしまった海
辺の地域、崩壊されたままの家屋。。。津波の脅威をまじまじ
と実感しました。一方、街のあちらこちらでは、家屋建設、イ
ンフラの修復・復興等が着々と進んでおり、露店も賑わいを見
せているようでした。
ホテル、レストラン、また空港等においてやはり目立ったのは
、援助関係者。道路は援助機関のロゴを付けた車がひしめき合
い、私が夕食を食べたレストランにいたっては、お客さんの90
%ほどが外国人(援助関係者と思われる)でした。
このように賑わいを見せているアチェの光景に希望を感じたも
のの、この賑わいがいつまで続くのか。。。と、援助関係者が
数年で撤退した後、工事が終了した後のことを想像し、不安を
覚えました。
現在行われている復旧・復興をどのようにSustainableな開発
に繋げていくか。。。そのために今しなければいけないことは
?? 改めてシームレスな復旧−復興−開発の必要性につき、
考えさせられました。(嶋影)
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DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」
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ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムBBL関連情報
(案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加
え、グローバルな開発戦略と日本の関わりに関する主要な情
報を、「ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
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に送付しています(メルマガと同じです)。バックナンバー
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るとともに、発言者の了承がない限りメディア等での引用が
されないようご配慮いただきます。本メーリングリストへの
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で、上記連絡担当まで氏名・所属・電子メールアドレス・問
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(info@devforum.jp )までお寄せいただければ幸いです。
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編集担当:早川 元貴
編集後記:嶋影 繭子
発行:ワシントンDC開発フォーラム