2005年11月1日発行
http://www.developmentforum.org/
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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
−(dev-info)−
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック:
「政府開発援助(ODA)白書2005年版」
「欧州連合開発大臣会議開催」
「世銀・IMFドーハ・ラウンドに関する共同声明」
「南アジア震災救援アピール」
「世銀エコノミストBranko Milanovic講演」
【2】 ワシントンDC開発フォーラムウェブ更新情報
【3】 地球に乾杯!NGO:
北朝鮮人道・開発支援の歴史/ボランティア
【4】 環境ネットワーク最新情報:
ハリケーン・カトリーナと地球温暖化、他
【5】 保健ネットワーク最新情報:
世銀HIVプロジェクト評価、Advanced Market Commitments、他
【6】 パリ通信:「ODA増額のためにODAを使う?」
―ODAに占める開発教育・広報費の割合
【7】 ニューヨーク国連フォーラム:
設立一周年記念
UNDP東ティモール事務所インターン
勉強会「日本における難民・移民の現状と課題」記録
UNDPベトナム事務所エッセイ 他
【8】 バングラデシュ・モデル(現地機能強化):
PRSP承認、途上国の現場から見たMDGsの課題
【9】 GRIPS 開発フォーラム最新情報:
科研費報告会、英国援助情報ヘッドライン
【10】 FASID 国際開発研究センター最新情報
ODA評価研修、国際シンポジウム、大来賞受賞作品決定
【11】 世界銀行関連情報:
世界開発報告2007(骨子案の世銀ウェブサイトへの掲載)
【12】 国際開発ジャーナル社(IDJ)最新情報:
『国際開発ジャーナル』11月号
『国際協力ガイド2007年版』発売中
[編集後記] 「多様性と専門性」
今回の担当は、アドバイザーの吉野 裕さんです。
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev−Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘info@developmentforum.org までご連絡ください。
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−日本関連−
┗━━━━━━━━━┛
●麻生外務大臣会見記録(10月31日付)が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/gaisho/g_0510.html#12
●政府開発援助(ODA)白書2005年版 概要が発表されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/index/whats/051025_01.html
┏━━━━━━━━━━━┓
−バイ・ドナー関連−
┗━━━━━━━━━━━┛
●欧州連合加盟国の開発大臣会議が英国リーズで開催されま
した。
http://www.eu2005.gov.uk/servlet/Front?pagename=OpenMarket/Xcelerate/ShowPage&c=Page&cid=1107293391098&a=Karticle&aid=1115136931247
┏━━━━━━━━━━━━┓
−マルチ・ドナー関連−
┗━━━━━━━━━━━━┛
●ドーハ・ラウンドに関する共同声明が世銀・IMFから発
表されました。
http://www.imf.org/external/np/sec/pr/2005/pr05243.htm
●アフリカ開発銀行から組織改革案が発表されています。
http://www.afdb.org/portal/page?_pageid=293,174339&_dad=portal&_schema=PORTAL
●アジア開発銀行総裁の講演がマニラ市内で行われました。
http://www.adb.org/Documents/Speeches/2005/ms2005072.asp
●米州開発銀行から貧困と平等さを図るシステムEQxISが発表
されました。
http://www.iadb.org/NEWS/Display/PRView.cfm?PR_Num=247_05&Language=English
●キャパシティー・ビルディングをテーマとした世銀研究所
の広報誌が発行されています。
http://www1.worldbank.org/devoutreach/
┏━━━━━━━━━┓
−国連関連−
┗━━━━━━━━━┛
●WHO,FAO,世銀主催による鳥インフルエンザに関する会議が
11月7日からジュネーブで開かれます。
http://www.who.int/mediacentre/events/2005/meeting_avian_influenza/en/index.html
● 総額2億ドル以上の南アジアの震災救援緊急アピールが発
表されました。
http://ochaonline.un.org/webpage.asp?Nav=_news_en&Site=_news&Lang=en
●「開発のための移民の権利」と題した公聴会が国連人権高
等弁務官主催で12月15日に開催されます。
http://www.ohchr.org/english/bodies/cmw/mwdiscussion.htm
●10月24日は「国連の日」でした。
http://www.un.org/events/unday/2005/
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−ワーキング・ペーパー、セミナー報告書−
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
●ヨーロッパのNGOネットワークEURODADから援助効果に関す
るレポートが発表されています。
http://www.eurodad.org/articles/default.aspx?id=661
●米国シンクタンクCDGの所長Nancy BirdsallのWorld
Institute for Development Economic Researchでの講演が発
表されています。
http://www.cgdev.org/content/opinion/detail/4793/
●世銀エコノミストBranko Milanovicの講演がカーネギー財
団で開催されました。http://www.carnegieendowment.org/events/index.cfm?fa=eventDetail&id=817&&prog=zgp&proj=zted
●ドーハ・ラウンドに関するペーパーがオックスファムから
発表されています。http://www.oxfam.org.uk/what_we_do/issues/trade/bp79_make_extortion_history.htm
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【2】 ワシントンDC開発フォーラムウェブ更新情報
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以下の通り、フォーラムのウェブに掲載させていただきまし
たのでお知らせします。
1.10月13日BBL「JBIC経済協力業務の将来像について」資料
JBIC海外経済協力業務の将来像について:理論と実務」
http://www.developmentforum.org/records/material/051013JBIC.doc
JBICI Working Paper, “Complementarities between Grants and Loans”
http://www.developmentforum.org/records/material/051013JBIC.pdf
G7諸国のODA実施体制
http://www.developmentforum.org/records/material/051013ODA.xls
2.10月17日BBL「2005年の『開発コミットメント指標』を日
本はどう考えるべきか」資料
ML上での議論のまとめ
http://www.developmentforum.org/records/material/051017CDI_discussionpoints.doc
プレゼンテーション「Commitment to Development Index」
http://www.developmentforum.org/records/material/051017CDI2005Japan.ppt
データセット「Commitment to Development Index」
http://www.developmentforum.org/records/material/051017CDI2005.xls
〈ウェブ担当:灘本智子〉
http://www.developmentforum.org/
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【3】 地球に乾杯!NGO:北朝鮮人道・開発支援の歴史/ボランティア
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新着コラムは下記のとおりです。
●10月31日/国際社会の対北朝鮮人道・開発支援開始にいた
る歴史的背景
(杉原 ひろみ)
→北朝鮮は従来、共産圏からの援助に慢性的に依存していた。ところが、1989年の
冷戦終結など、国際情勢の変化に伴い、主にソ連や中国からの援助が減少し、北朝
鮮経済が困窮化していった。そして1995年、北朝鮮は大洪水に見舞われ、国連や
EU、赤十字、NGOなどを通じて食糧支援を受けるようになった。
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/051031hs.html
http://e-ngo.cocolog-nifty.com/blog/2005/10/post_b40d.html
●10月24日/ケニア・タンザニアでのボランティア−その3 ナイロビ編
(早川 元貴)
→タンザニア・アルーシャが本部の東アフリカ共同体(EAC)でのボランティア中、
一週間ほどケニアのナイロビに滞在。会議への出席、保健省スタッフとの会合、駐
在大使館への訪問の時間の合間を縫って、上司の実家を訪問したが、そこはナイロ
ビから車で5時間ほどの緑以外は何にも無いところだった。上司は口癖のように
「貧困を見なきゃ、貧困削減は語れない」と言っていたが、その言葉を実感する貴
重な体験だった。
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/051024mh.html
http://e-ngo.cocolog-nifty.com/blog/2005/10/post_414d.html
(「地球に乾杯!NGO」コラム発起人:杉原ひろみ)
http://e-NGO.net
http://e-ngo.cocolog-nifty.com/blog/
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【4】 環境ネットワーク最新情報:
ハリケーン・カトリーナと地球温暖化、他
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この度、環境ネットワークのウェブサイトが下記URLに引
っ越しました。
http://www.developmentforum.org/environment/
こちらのウェブサイトではこれからブログとインタビュー記
事を充実させていく予定です。
ブログには現時点で環境に関する下記7つの記事が掲載され
ておりますので皆様の積極的なコメントなどお待ちしており
ます。
またブログの記事の執筆者も募集しておりますのでご関心あ
る方は木村までお気軽にご連絡下さい。
(1)ハリケーン・カトリーナと地球温暖化
(2)エデンの園から、環境と国家主権を考える
(3)「恐怖の存在」でマイケル・クライトンが指摘した主要な論点に対する回答
(4)もし地球が冷却したら
(5)移入種を考える
(6)チェサピーク湾における水質汚染(1)
(7)エコのブランド価値
そしてインタビュー第二回目としては
JICAの地球環境部環境管理グループでご活躍される鈴木
唯之様にお話をお伺いしました。
ぜひこちらもあわせて皆様ご一読下さい。
(環境ネットワーク担当:木村紗矢子)
http://www.developmentforum.org/environment/
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【5】 保健ネットワーク最新情報:
世銀HIV・エイズプロジェクト評価
Advanced Market Commitments、他
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以下の投稿がウェブサイト(URL下記)のBlogに掲載されて
います。
●人道支援ネットワークHumanitarian Practice Networkのレ
ポート“Interpreting and using mortality data in
humanitarian emergencies: A primer for non-
epidemiologists”が紹介されています。
●世界銀行評価部(OED)より、世銀が各国で実施した
HIV/AIDSに係るプロジェクトの援助効果を包括的に評価した
本が出版されました。HIV/AIDS関連事業の企画や評価を実施
する方にお薦めです。
●今年のG8首脳会合でAdvanced Market Commitments (AMCs)
メカニズムへの取り組みが合意されました。これは、AMC(事
前買取制度)のメカニズムを通じて、エイズ、マラリア、結
核などの疾病に対するワクチンを開発するための市場を官民
パートナーシップによって開拓するという構想です。現在、
DFIDによるパブリック・コンサルテーションが始まって
います。
(保健ネットワーク担当:大野尚子・早川元貴・吉田友哉)
http://www.developmentforum.org/health/index.htm
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【6】 パリ通信:「ODA増額のためにODAを使う?」
―ODAに占める開発教育・広報費の割合
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ODA増額のためにODAを使う?タイトルを若干端折り過ぎた感
がありますが、今回は「開発教育及び開発に関する広報費
用」に関し、先般発表されたOECD開発センター
(http://www.oecd.org/about/0,2337,en_2649_33731_1_1_1_1_1,00.html)
によるペーパー「Policy Insights No.13 MDGs, Taxpayers
and Aid effectiveness」
(http://www.oecd.org/dataoecd/50/42/35310784.pdf)に掲
載されているデータをご紹介したいと思います。
http://www.developmentforum.org/paris
(パリ通信担当:寺門雅代)
http://www.developmentforum.org/paris
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【7】 ニューヨーク国連フォーラム:
設立一周年記念
UNDP東ティモール事務所インターン
勉強会「日本における難民・移民の現状と課題」記録
UNDPベトナム事務所エッセイ 他
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●以下の投稿がウェブサイト(URL下記)のBlogに掲載され
ています。
1.設立一周年記念:「ニューヨーク国連フォーラム」から
「国連フォーラム」へ
2004年10月24日「国連の日」に、国連に関心のあるNY在住の
有志が集まり「ニューヨーク国連フォーラム」を設立してか
ら一年を迎え、「国連フォーラム」と発展的に改称すること
にしました。
<設立一周年記念ステートメント>
http://www.unforum.org/statement.html
2.国連インターン
「国連でインターン」シリーズ第1回目はUNDP東ティモ
ール事務所でインターンをされたコロンビア大学の清水さん
からの投稿です。
http://www.unforum.org/intern/intern1.html
3.第8回 国連フォーラム勉強会
9月30日に開催された国連フォーラム勉強会「日本におけ
る難民・移民の現状と課題」(講師:土井香苗弁護士/北村
聡子弁護士)の記録を掲載しました。
http://www.unforum.org/meetings/2005-9-30.html
4.第2回 フィールド・エッセイ
UNDPベトナム事務所の今井淳一さんにUNDPの政策の
傾向、ベトナムでのMDGに向けた取組み、ベトナム援助の
課題等について書いていただきました。
http://www.unforum.org/field/fe2.html
2.ブログ(blog)には以下の投稿が掲載されています。
(1)平和構築:国連での議論
国連の平和構築分野における取組みに関し、人間の安全保障
との関連やコンゴ(民)の現状についての投稿がありまし
た。
<人間の安全保障>
http://blog.unforum.org/archives/50147860.html
<コンゴ(民)>
http://blog.unforum.org/archives/50132999.html
(2)Global Poverty: サックス教授の講演
10月10日、セント・ポール大聖堂研究所・DFID共同のGlobal
Poverty講演シリーズの一環として、ロンドンで開催されたサ
ックス教授の講演会の報告です。
http://blog.unforum.org/archives/50147871.html
(3)国連60周年記念行事
10月24日の国連60周年記念行事について、中国とベトナムか
らの報告です。
<中国>
http://blog.unforum.org/archives/50161231.html
<ベトナム>
http://blog.unforum.org/archives/50161278.html
(4)PKO勉強会(速報)
10月25日、川上隆久国連日本政府代表部参事官を迎えての勉
強会「PKO の3つの視点―ミッション、国連本部、安保理」
からの速報です。
http://blog.unforum.org/archives/50161286.html
(NY国連フォーラム担当:粒良麻知子)
http://www.unforum.org/
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【8】バングラデシュ・モデル(現地機能強化):
PRSP承認、途上国の現場から見たMDGsの課題
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●10月16日、バングラデシュの貧困削減戦略文書(PRSP)が
政府により承認されました。経済指標等について最終調整中ですが、
ほぼ最終版が既に政府のウェブサイトに掲載されています。
http://www.prspged.gov.bd/prsp_download.html
来月中旬に「貧困削減戦略(PRS)実施フォーラム」が開催予定で、
現地ODAタスクフォース(バングラデシュ・モデル運営委員会)は
現在準備に取り組んでいます。
●10月21日、ジョイセフ・オイスカ・CI共催、世銀後援のテレビ会議
「ミレニアム開発目標(MDGs)の意義と目標達成に向けて」で、
バングラデシュから、「途上国の現場から見たMDGsの課題−
バングラデシュを例に考える−」とのテーマで発表が行われました。
取り急ぎ、概要と資料を次のウェブサイトに掲載しています。
http://www.kiya.net/archives/2005/10/post_67.html
http://www.kiya.net/papers/051021MDGs-Kiya.doc
(バングラデシュ・モデル運営委員会:紀谷昌彦)
http://www.bd.emb-japan.go.jp/bdmodel/
http://www.kiya.net/
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【9】 GRIPS 開発フォーラム最新情報:
科研費報告会、英国援助情報ヘッドライン
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●10月24日に科研費報告会兼GRIPS開発フォーラム勉強会「サ
ハラ以南アフリカにおけるコミュニティ参加型による地方開
発戦略(RDS)の課題と報告」を開催しました。この調査は、
日本福祉大の吉田昌夫氏、龍谷大の斉藤文彦氏、宇都宮大の
阪本公美子氏、青山学院女子短大の関谷雄一氏、藤田明香
氏、そしてGRIPSの笹岡雄一が文科省の科学研究費補助金を得
て行っている調査です。報告会の議事録と発表資料をウェブ
に掲載いたしましたので是非ご覧下さい。
– 議事録(pdfファイル、51KB)
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf05/kaken/gijiroku1024.pdf
– 当日の発表資料はGRIPS開発フォーラムのウェブからどうぞ
http://www.grips.ac.jp/forum/
●JICA英国事務所にてまとめている英国援助情報ヘッドライ
ン9月号が届きました。和文・英文ともにウェブに掲載しまし
た。先月の英国援助動向がこれでわかります。
-和文(pdfファイル、27KB)
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf05/JICAUK/Sep2005.pdf
-英文(pdfファイル、44KB)
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf05/JICAUK/Sep2005en.pdf
(GRIPS開発フォーラム担当:鈴木明日香)
http://www.grips.ac.jp/forum/
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【10】FASID 国際開発研究センター最新情報
ODA評価研修、国際シンポジウム、大来賞受賞作品決定
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●「ODAの政策レベル・プログラムレベル評価研修:国別評価手法」のご案内
政策レベル・プログラムレベル評価の基本的概念及び手法に
精通した人材を育成し、ODA評価の質の向上を図るため、特に
国別評価手法に焦点を当てた研修を実施致します。
日時:平成17年11月28日(月)、29日(火)9:30〜12:40
場所:FASID研修室(東京都千代田区)
詳細はウェブサイトをご覧ください。
http://www.fasid.or.jp/kaisai/051128.html
●FASID創設15周年記念国際シンポジウム「経済成長を促す途
上国支援―ODA、貿易、投資の相乗効果−台頭する南アジアを
中心に−」のご案内
当シンポジウムでは、途上国の経済成長を促す投資、貿易の
呼び水となる開発援助とは如何なるものであるかについて議
論いたします。さらに、日本及びインドの産・官・学それぞ
れの立場から講演の後、会場の参加者も交えながら、円借
款、技術協力、無償資金協力、日本の民間セクターの役割を
模索いたします。皆様のご参加をお待ちしております。
詳細はウェブサイトをご覧ください。
http://www.fasid.or.jp/kaisai/051117.html
●FASID第9回「国際開発研究大来賞」表彰式及び藤田幸一氏
記念講演のご案内
FASID 第9回「国際開発研究大来賞」の受賞作品が、藤田幸一
著「バングラデシュ農村開発のなかの階層変動」(京都大学
学術出版会、2005年)に決定しました。表彰式及び藤田幸一
氏(京都大学東南アジア研究所助教授)による記念講演を12
月6日(火)15時より開催致します。皆様のご参加をお待ちし
ております。
参加ご希望の方は、11月29日(火)までに、?お名前、?ご
所属先名、?電話番号、?e-mailアドレス、?レセプション
への出欠を明記の上、okita@fasid.or.jpまでお申込下さい。
詳細はウェブサイトをご覧ください。
http://www.fasid.or.jp/okita/index.html
(FASID国際開発研究センター担当:今井あい)
http://www.fasid.or.jp/
http://dakis.fasid.or.jp/index.html
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【11】世界銀行関連情報:
世界開発報告2007(骨子案の世銀ウェブサイトへの掲載)
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●世界開発報告2007(骨子案の世銀ウェブサイトへの掲載)
来年秋に刊行予定の「世界開発報告2007」の骨子案が、
世銀のウェブサイトに掲載されました。
http://web.worldbank.org/WBSITE/EXTERNAL/EXTDEC/EXTRESEARCH/EXTWDRS/EXTWDR2007/0,,contentMDK:20700247~menuPK:1833680~pagePK:64167689~piPK:64167673~theSitePK:1489834,00.html
07年版のテーマは「開発と次世代(Development and Next
Generation)」。青年層(youth)を大体12−24歳と定義。
途上国では約4人に1人であり、絶対数でも今後25年間程
度拡大を続けると見積もられているこの層にどう対応するか
が、途上国の成長・貧困削減にも重要な影響を与える、とい
う認識に基づき、青年層が経験する5つの「移行」(教育、
健康、仕事、家族の形成、市民生活)を軸に、課題と政策が
検討される見込みです。
皆さんも、骨子案にコメントをすることが可能です。ご関心
のある方は、ウェブサイトに記載されているアドレス宛に、
骨子案へのコメントを英語でお送りください。
世界開発報告のウェブサイトは次の通りです。http://econ.worldbank.org/wdr/
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【12】国際開発ジャーナル社(IDJ)最新情報:
『国際開発ジャーナル』11月号
『国際協力ガイド2007年版』発売中
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●月刊『国際開発ジャーナル』2005年11月号のご案内
■特集 国際協力キャリア形成 成功のポイントを探る
■荒木光弥の森羅万象
「モンゴル・日本センター」が育てたウランバートルの若き実業家群像
■IDJ REPORT 効率化求めて模索続く ODAの学校建設事業
詳細はウェブサイトをご覧ください。http://www.idj.co.jp/
●『国際協力ガイド2007年版』のご案内
今年も、働き方、学び方、ボランティアなど、国際協力の世界への
かかわり方をまとめた『国際協力ガイド』を10月に発行しました。
2007年版では、自分にピッタリの活動スタイルを探したり、
理想のキャリアを追求するのに参考になる、先輩たちの
体験談にフォーカスしています。
詳細はウェブサイトをご覧ください。http://www.idj.co.jp/
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[編集後記] 「多様性と専門性」
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ワシントンにも紅葉の季節が到来した。自宅の近くの木々の
彩り鮮やかになり、朝のジョギングも楽しくなる。一本の楓
の木の中に見える薄緑から紅に至る紅葉のグラデーション
は、青空をバックに見事に映えている。色彩の豊かさには、
やはり自然にある生命を感じさせるものである。
多様性こそ富であると最近よく感じている。K氏のリードのも
と発足したワシントンDC開発フォーラムも、ODA改革ランチ時
代から数えれば、4年以上の活動の歴史が出来た。
この4年の間、参加者層(専門分野、バックグラウンド)、
参加形態も多様化し、devforumというバーチャルな議論を通
じて、地理的にも広がりのある参加が可能となった。自ずと
議論の方向性も多様化してきた。
開発フォーラムのようなネットワークは、情報や意見を交換
することにより知見を深め、またそれを各々の活動に活用す
るメリットがある。インターアクションは更に新しい視点を
も生み出す。
しかし、常に忘れてはいけないのは、ネットワークの外から
常に新しい情報・視点も持ち込むこと。そして参加者とし
て、自分としての独自性をもち、それを基盤に分かち合うこ
とであろうか。
開発は極めてプラクティカルな業界であり、また多種の専門
性を必要とすると感じる。調査・研究であろうと、融資プロ
ジェクトであろうと、様々な専門家を集めたチームワークが
必要である。
もちろん専門性というものは、横にも縦にも相対的なもので
ある。世界銀行のような大きな組織になると、プロジェクト
や会議に参加する顔ぶれにより自分の専門の位置づけも変わ
ってくる。大切なのは常に自分の相対的な位置を理解し、そ
こからの貢献を最適化することであろう。
しかし、いくら自分の専門があっても、ネットワーク、チー
ムといった大きな組織の中のインターアクションを通じて、
自分の専門性は見る見るうちに薄められることを感じ始め
た。仕舞いには摩滅してしまうのではないかと心配にならな
いわけではない。
プロダクトのデリバリーに忙殺される中、単なるプロセッサ
ーあるいは他人のコピー機になってしまってはだめだ、自ら
付加価値を生み出すための専門性の補給を考えなければなら
ないと自分に言い聞かせている。開発という業界は、あくま
でも自らの専門の応用の場であることを忘れてはならない。
やはり楓の美しさは、紅葉の色彩のみならず、その葉の形に
もあるわけである。(吉野)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムBBL関連情報
(案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加
え、グローバルな開発戦略と日本の関わりに関する主要な情
報を、「ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
(dev-info)」として、電子メールにて2週間に1回を目途
に送付しています(メルマガと同じです)。バックナンバー
はこちらです。http://groups.yahoo.co.jp/group/dev-info/
本情報サービスの配信をご希望の方は、連絡担当(
info@developmentforum.org )まで電子メールアドレスをご
連絡いただくか、上記ウェブサイトの「このグループに参
加」をクリックしてご登録ください。
本情報サービスへの記事掲載をご希望の方は、上記連絡担当
まで相談いただければ幸いです。
また、本フォーラムでは、毎回のBBLについての意見交換の
他、より広くグローバルな開発戦略と日本の関わりに関する
意見交換や情報交換を行うために、「ワシントンDC開発フォ
ーラム・メーリングリスト(devforum)」を運営しています。
相互の信頼関係に基づく率直かつ真剣な意見交換を確保する
ため、本メーリングリスト参加者は氏名・所属を明らかにす
るとともに、発言者の了承がない限りメディア等での引用が
されないようご配慮いただきます。本メーリングリストへの
参加をご希望の方は、次のウェブサイトに掲載している
「devforum参加者の共通理解」に目を通していただいた上
で、上記連絡担当まで氏名・所属・電子メールアドレス・問
題関心をご連絡ください。
http://www.developmentforum.org/mail/
dev-infoやdevforumをはじめ、DC開発フォーラムの活動につ
いてご意見・ご示唆等ありましたら、お気軽に上記連絡担当
(info@developmentforum.org)までお寄せいただければ幸いです。
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編集担当:早川 元貴
編集後記:吉野 裕
発行:ワシントンDC開発フォーラム