ワシントン DC開発フォーラムの皆様、
今回のご連絡(10/5付)は以下の10点です。
【1】開発フォーラム新着情報チェック:
「総理国連総会一般討論演説」
「ODA白書2004版要旨」
「世銀・IMFの年次総会」
「DFIDポリシー・ペーパー“Partnerships for poverty reduction”」
「ミレニアム・プロジェクト−ミレニアム開発目標に向けた行動計画(案)」
【2】 ワシントンDC開発フォーラムBBLのご案内:
「2004年IMF・世銀総会の評価と今後の課題」(10/8)
大矢 俊雄氏(世界銀行日本理事室理事代理)
三好 敏之氏(IMF日本理事室審議役)
「日本の強み、世銀の強みーさらなる援助資源の有効活用を目指して」(10/27)
阿部 義章教授(早稲田大学)
【3】 地球に乾杯!NGO:ネットワークNGO/NGOと企業との協力
【4】 教育ネットワーク:「エチオピア住民参加型基礎教育改善プロジェクト」他
【5】 バングラデシュ・モデル(現地機能強化):
貿易・投資、洪水対策、初等教育、日本・世銀セミナー他
【6】 アフリカ・ネットワーク: スーダン 他
【7】 パリ通信:「DACアウトリーチ戦略」―対外協力関係の今後―
【8】 GRIPS開発フォーラム:ガーナ国別援助計画、ODA総合戦略会議
【9】 FASID国際開発研究センター最新情報
(国連・NGO間パートナーシップ、持続的開発イニシアティブ、世銀開発政策融資)
【10】 開発質問箱:第12問
「日本(先進国)は途上国にどのように依存しているのですか?」
[編集後記] 本当に大切なものは目に見えない
今回の担当は、開発質問箱の木村 直子さんです。
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
−日本関連−
●小泉総理は、国連総会に出席するため、ニューヨークを訪問され
ました。総会における一般討論演説、総会出席の概要はウェブサイ
トからご覧になれます。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/16/ekoi_0921.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/unsokai/040927_gh.html
●ODA白書2004版の要旨が発表されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hakusyo/2004.html
●第2回JBIC大学院生論文コンテストを実施しています。
http://www.jbic.go.jp/autocontents/japanese/news/2004/000087/index.htm
昨年度の結果:
http://www.jbic.go.jp/japanese/base/topics/040519/index.php
−開発銀行関連−
●世銀・IMFの年次総会が開催されました。プレスリリース、
コミュ二ケなどはウェブサイトからご覧になれます。
http://www.imf.org/external/am/2004/
谷垣財務大臣総務演説
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/ko161003.pdf (PDFファイル)
国際通貨金融委員会コミュニケ(ポイント)
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/ko161002c.pdf (PDFファイル)
国際通貨金融委員会における日本のステートメント
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/ko161002st.pdf (PDFファイル)
開発委員会 コミュニケ(ポイント)
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/ko161003c.pdf (PDFファイル)
開発委員会における日本のステートメント
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/ko161003st.pdf (PDFファイル)
財務大臣・中央銀行総裁会議声明(ポイント)
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/g7_161001_1.pdf (PDFファイル)
G8と拡大中東・北アフリカ財務大臣との会合米国スノー議長総括(ポイント)
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/g7_161001_3.pdf(PDFファイル)
財務大臣・中央銀行総裁と中国当局との会合に関する声明のポイント(ポイント)
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/g7_161001_2.pdf (PDFファイル)
●アジア開発銀行からAsian Development Outlook 2004
Updateが発表されました。
http://www.adb.org/Documents/Books/ADO/2004/update/default.asp
●OECD・DACからイタリア援助プログラムのピア・レビューが発表されました。
http://www.oecd.org/document/32/0,2340,en_2649_37413_33747360_1_1_1_37413,00.html
−バイ・ドナー関連−
●英国政府からポリシー・ペーパー“Partnerships for poverty reduction:
changing aid ‘conditionality’”が発表されました。
http://www.dfid.gov.uk/pubs/files/conditionalitychange.pdf (PDFファイル)
−国連関連−
●国連事務総長のアドバイザリー・グループ、ミレニアム・プロジェ
クトからミレニアム目標に向けた国際社会の行動計画のドラフトが
発表されました。
http://www.unmillenniumproject.org/html/globalplan.shtm
−ワーキング・ペーパー、セミナー報告書−
●米国 NGOネットワーク、 InterAction から開発NGOに関する
ぺーパーが発表されました。
http://www.interaction.org/files.cgi/3237_NGOs_Overseas.pdf (PDFファイル)
●英国IDSからワーキング・ペーパー“Why and How to Aid
‘Middle Income Countries’”が発表されました。
http://www.ids.ac.uk/ids/bookshop/wp/wp231.pdf (PDFファイル)
●国連大学のワーキング・ペーパー“New Sources of Development
Finance: Funding the Millennium Development Goals”のダウンロードが可能です。
http://www.wider.unu.edu/publications/policy-brief/PB10.pdf (PDFファイル)
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【2】 ワシントンDC開発フォーラムBBLのご案内:
【10月8日(金)】
「2004年IMF・世銀総会の評価と今後の課題」
キックオフ:
大矢 俊雄氏(世界銀行日本理事室理事代理)
三好 敏之氏(IMF日本理事室審議役)
【10月27日(水)】
「日本の強み、世銀の強みーさらなる援助資源の有効活用を目指して」
キックオフ: 阿部 義章教授(早稲田大学)
趣旨: 2015年に設定されたMDGsを達成するための方策として、
IFFや援助倍増論などが唱えられています。しかし、援助に携わ
る多くの方は開発援助がそんなに単純なものではないとも感じて
おられるのではないでしょうか? 今回のBBLでは日本のODA、
世銀のローンが開発援助に果たしてきた役割を概観し、それぞれ
の有効性を最大限に引き出し、途上国の経済発展につなげてゆ
く方策について議論を深めてまいりたいと思います。キックオフ・
スピーカーの阿部教授は世界銀行ご勤務と日本ODAの途上国
経済発展への貢献についてのご研究を通して、世銀の強み、日
本の強みに最も精通する研究者の一人です。「日本のODAの有
効性と限界」、「ますますニーズが高まるアフリカに対して日本の
ODAの果たすべき役割とは?」など幅広いテーマについて問題
提起していただきます。
―――
上記BBLの開催要領及び出席方法は以下の通りです。
開催要領
時刻: 12:15〜14:00
(次第)12:15頃から 食事(各自持参)、適宜自己紹介
12:30頃から キックオフ
13:00頃から 自由討議(14:00終了)
出席方法: 会場準備等の関係上、開催前日正午までに、本
フォーラムBBL担当(江尻)に出席を希望される方は氏名・所
属先をご連絡ください。Yumiejiridev@aol.com
場所: JICA米国事務所・会議室
1776 Eye Street, N.W. Suite 895, Washington, DC
Tel: 202-293-2334、Fax: 202-293-9200
【JICA米国事務所ビル管理方針の変更に伴うお願い】
この度のDC区域の警戒レベルの引き上げに伴い、JICA米国
事務所が入っているビルの管理方針が変更になりました。
今後、事務所は、予めビルのフロントに対して来客予定者リストを
提出し、その上で来客者はフロントの係員にエスコートをしてもらう
ことが必要となります(エレベーターを動かすためには、指定の
カードキーが必要なため。)
以上を踏まえて、皆様には次についてお願いいたします。
事前登録を必ず行ってください。
事前登録なしに参加する場合は、11:30までに事務所の
中村次長か村田宛に連絡を入れてください。
(事務所代表電話番号 202-293-2334)
上記もしくはを行われた方は、フロントに申し出てください。
当面、12:00〜12:30間は事務所のインターンをフロントに配置し
エレベーターまでエスコートします。遅れてこられた方の場合は、
フロントを通じて事務所にご連絡いただくこともあります(フロントの
係員がエスコートすることもございます)。
念のため、身分証明書をお持ちください。
上記を行われていない方は、フロントを通じて事務所に
ご連絡ください。フロントにインターンがいる場合には、申し出てください。
尚、上記の管理方針変更については期限未定とのことです。
皆様にはお手数をお掛けいたしますが、どうぞご協力お願い
申し上げます。
DC開発フォーラム・BBL担当
江尻由美
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【3】 地球に乾杯!NGO:ネットワークNGO/NGOと企業との協力
新たに次のコラムを掲載しています。
●10月4日/スコットランドNGOネットワーク、NIDOS訪問記
(松尾 沢子)
→スコットランドNGOネットワークの歴史は浅い。現在、スコット
ランドのNGOは、ロンドン中心の政策決定や資金源へより効果的に
アクセスすることを確保するための活動をすべきか、或いは、ス
コットランド社会での知名度向上や英国ODAなりEUの援助政策への
影響力行使のためのアドボカシー活動をするべきか、存在目的を見
直しているところである。
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/041004sm.html
●9月27日/グァテマラ二言語教育プロジェクトと企業との協力の
実例 (上岡 直子)
→グァテマラでプロジェクトの実施をするNGOが、企業から協力を
得て、具体的な支援を受けるのは容易ではない。しかし、実際にプ
ロジェクト・サイトを訪ねて活動の実態をみてもらい、土地の人々
と話し、プロジェクト職員の働きぶりに直接触れてもらうことで、
企業側の意識を変え、協力関係を築くことができる。
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/040927nk.html
(「地球に乾杯!NGO」コラム発起人:杉原ひろみ)
http://e-NGO.net
http://e-ngo.cocolog-nifty.com/blog/
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【4】 教育ネットワーク: Good Education For All (GEFA)
10月1日付のウェブ更新とイベント情報の2点をお伝えします。
□ウェブ更新内容:Education Bibliography<日本の教育支援について>
●<JICA>エチオピア・オロミア州住民参加型基礎教育改善プロジェク
ト(ManaBUプロジェクト):月一回のペースでManaBU新聞を発行されて
います。プロジェクトの進行状況や、専門家の方々の教育に関わる気づ
きや問題点等がかかれています。ご購読されたい方はManaBUプロジェ
クトのHPにご連絡先が出ていますのでご覧ください。
また、HP上にて過去のManaBU新聞を見ることができます。
http://www.developmentforum.org/education/biblio-jp.htm
□イベント情報
●JICA−UNESCO共催シンポジウム(東京)
JICA−UNESCO共催シンポジウム「ノンフォーマル教育と開発〜EFA
(万人のための教育)と生涯教育の視点から〜」が開催されます。これ
は、2003年から始まった「国連識字10年」を受け、識字・ノンフォーマ
ル教育に対する人々の関心を高め、万人のための教育達成に向けて、
ノンフォーマル教育が果たす役割を検討するものです。参加ご希望の
方は、10月5日(火)までに教育課題タスクフォース事務局宛にEメール
<jicahm-education@jica.go.jp >にてお申し込みください。定員は200
名となっています。
日 時 10月13日(水)10:00〜17:20
場 所 JICA国際協力総合研修所 国際会議場
http://mpm002.mpub.ne.jp/jica/index2.j?key=MwMThDeHh4MnVBOEgxeH&link=17
GEFAのウェブサイトのURLは以下の通りです。
http://www.developmentforum.org/education/
以上です。ご意見ご感想お待ちしております。
GEFAフォーカルポイント 利根川佳子 (yoshikom55@yahoo.co.jp)
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【5】 バングラデシュ・モデル(現地機能強化):
貿易・投資、洪水対策、初等教育、日本・世銀セミナー他
●バングラデシュ開発援助勉強会では、9月12日に「日本・バングラデシュ間
の貿易・投資関係を如何に強化すべきか」を取り上げ、当地企業の方々を中心
に、輸出加工区(EPZ)の整備や成功企業のプレイアップなど、様々なアイディ
アが出されました。今般、議事録をウェブサイトに掲載しました。
http://www.bd.emb-japan.go.jp/bdmodel/040912minutes.htm
●9月26日には「洪水被害に対する支援のあり方を考える〜NGOの視点か
ら」をテーマとして取り上げ、今回の支援の評価や今後の方策について議論が
行われました。席上資料を次のウェブサイトに掲載しています。
(シャプラニール)
http://www.bd.emb-japan.go.jp/bdmodel/shaplaneer040926.pdf
(国際エンゼル協会)
http://www.bd.emb-japan.go.jp/bdmodel/040926angelassociation.doc
●また、バングラデシュ教育セクター勉強会では、9月30日に「技プロ小学校
理数科教育強化計画」等を取り上げ、当地の初等教育セクタープログラムにお
ける位置づけや今後の課題等について議論が行われました。当地では、このよ
うに教育、保健、農業・農村開発等の個別セクターでも勉強会が行われていま
す。
http://www.bd.emb-japan.go.jp/bdmodel/education040930.pdf
●10月8日に東京で開催予定の外務省・財務省・世界銀行共催の公開セミナー
「日本と世界銀行のパートナーシップ:日本のODA50周年にあたって」に、バ
ングラデシュからテレビ会議を通じて堀口松城大使が参加し、「援助協調とバ
ングラデシュ・モデル」について発表を行う予定です。
http://www.worldbank.or.jp/02event/01seminar/seminar_top.html
●日本・バングラデシュ交流メールマガジンは、洪水支援をはじめとする各種
情報を掲載し、関係者との情報共有を図っています。
http://www.bd.emb-japan.go.jp/mailmagazine17.htm
(バングラデシュ・モデル運営委員会:紀谷昌彦)
http://www.bd.emb-japan.go.jp/bdmodel/
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【6】 アフリカ・ネットワーク: スーダン 他
9月20日〜25日:国連アナン事務総長によるNEPADに関する
報告、スーダンのダルフール危機の関連では、日本政府が1500
万ドルの追加拠出を発表するなどのニュースがありました。
http://www.developmentforum.org/africa/Weekly%20Updates/Sep20-25_04.htm
9月27日〜10月1日:24日、国連総会に出席していた川口外相
はアフリカ諸国外相との昼食会を主催し、意見交換を行いました。
また、スーダン政府は、難民キャンプのモニタリングのために新たに
アフリカ連合(AU)軍3,500人を受け入れることを決定しました。
http://www.developmentforum.org/africa/Weekly%20Updates/Sep127-Oct1_04.htm
(アフリカ・ネットワーク・フォーカルポイント:粒良麻知子)
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【7】 パリ通信:「DACアウトリーチ戦略」―対外協力関係の今後―
今回は、最近DACにて議論が開始されたDACアウトリーチ
戦略についてのご紹介です。DACでは、今年5月のOECD閣
僚理事会にてOECD拡大・アウトリーチ戦略が採択された流れ
で、DACとしてのアウトリーチ戦略を作成するための議論を開始
しました。DACのアウトリーチ、つまり対外協力関係の構築やメン
バー拡大等、のターゲットは、OECDの他の委員会よりも幅が広く、
主にDAC以外のドナー、国際機関、途上国、NGO等が想定され
ており、今回のパリ通信では、これらの現状、今後の展望(筆者の
私見含む)について述べさせていただきます。
http://www.developmentforum.org/paris/024.htm
(パリ通信担当 寺門雅代)
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【8】 GRIPS開発フォーラム:ガーナ国別援助計画、ODA総合戦略会議
●04年7月のODA総合戦略会議で決まったガーナの国別援
助計画の改訂作業が本格的に始まりました。GRIPS開発フォー
ラムの大野泉教授も東京タスクフォースの主査として改訂作業に参画
しています。改定作業のプロセスおよび関連情報を可能な範囲で
皆様に報告し、より多くのコメントを頂くことを目的として当フォーラ
ムにてウェブを作成しましたので是非ご覧ください。
http://www.grips.ac.jp/forum/ghana/index.htm
●9月27日に第17回ODA総合戦略会議が開催されました。
委員の大野健一教授による議事録をウェブに掲載しました。今回の主
な議題はODA中期政策、モンゴル国別援助計画の最終案、タイ
とガーナの国別援助計画の作業方針です。
http://www.grips.ac.jp/forum/oda_strategy/oda_senryaku17.htm
(GRIPS開発フォーラム 鈴木明日香)
http://www.grips.ac.jp/forum/
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【9】 FASID国際開発研究センター最新情報
(国連・NGO間パートナーシップ、持続的開発イニシアティブ、世銀開発政策融資)
●第123回FASID・Brown Bag Lunch「国連とNGO:
パートナーシップの構築」
(講師:池上清子氏/国連人口基金東京事務所長)」の
報告書を掲載しました。是非ご覧下さい。
http://www.fasid.or.jp/chosa/forum/bbl/bbl_16.html
●FASID国際開発特別講座2004「持続的開発のための
アジア・太平洋イニシアティブ“多国間環境条約と国際交
渉プロセス”」を慶應義塾大学、国連大学と協力して開設
します。積極的なご参加をお待ちしております。
第一回講義:2004年10月18日(月)、応募締切:10月11日(月・祝)
http://www.fasid.or.jp/daigakuin/sien/kaisetsu/apply.doc
●開発援助動向レポート『世銀「調整融資」を「開発政策融資」
へ変更』を掲載いたしました。是非ご覧下さい。
http://dakis.fasid.or.jp/report/report.html
(FASID国際開発研究センター 中村 玲)
http://www.fasid.or.jp/
http://dakis.fasid.or.jp/index.html
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【10】 開発質問箱:第12問
「日本(先進国)は途上国にどのように依存しているのですか?」
いつも開発質問箱への回答をいただきありがとうございます。慶応大学C-fa
(Chances for All)では、本年4月、DC開発フォーラムと連携して「開発質
問箱」を立ち上げました。
http://www1.c3-net.ne.jp/ikuma/
第11問は「途上国の学校は先進国とどう違うのですか?学校を卒業して仕事は
あるのですか?」というものでした。
就学率が低い、特に女子の就学率が低い、先生の人数やトイレなどの学校の施
設が整っていない、等の途上国の学校の現状を伝えてくださる投稿を頂きまし
た。そして途上国での就職口の少なさや、社会システムの不備により学校を卒
業しても就職できる子は多くはないということも数多くの方が回答で教えてく
ださりました。近日中に
http://www1.c3-net.ne.jp/ikuma/q&a11.html
に回答がアップされるのでぜひご覧下さい。
これまでの質問・回答についてもぜひ開発質問箱をご覧下さい。過去の質問に
対する回答も大歓迎です。これからもよろしくお願いします。
(開発質問箱:福島・野宮・六人部・紀谷・木村・中村)
http://www1.c3-net.ne.jp/ikuma/
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[編集後記] 本当に大切なものは目に見えない
先月、修士論文を提出の直後、開発教育協会(DEAR)の理事も務めておら
れる同志社女子大学教授の藤原孝章先生に同行させていただき、イギリス
のOxfam、Action Aidなどを訪問しました。
“Get Global!”という市民教育・国際理解教育のプログラムについて担当
者のお話を伺う機会が得られました。このプログラムの目指すところについ
て両NGOの担当者は次のように話していました。「中高生が、身近な事象や
問題がいかにグローバルイシューといかに関連しているかを考え、論議する
ことで、彼ら1人1人が互いに異なるものや意見を尊重するようになること。
また、それを経て彼らの中に“Make a difference”ー自分達のアイデアや
意見を役立てること、少しずつでも自分達から変化を起こすことができるー
の気付きが生まれることを図っている。」
実際、このプログラムの中でまず子どもたちが取り上げる疑問はどの国の
中高生にも見られる問題ばかりです。例えば、虐待・いじめ・仲間との喧
嘩、トイレの使い方などについてであり、もう少し社会的になっても町の
ごみ問題、紙.電気.水の無駄遣いなどがよく最初に取り上げられるようで
す。グループになり、これらの問題について真剣に討論をすすめていく過
程で彼らは“Make a difference”を着実に心の中に築き上げているよう
です。1人の担当者は、「子どもの意見だから、所詮Teenagerの意見
だからと大人たちが見ると、彼らはそれを感じ取ります。そして、自分達
の力では結局何もできないのだと、自分の存在を非力なものとみなしてしま
うのです。彼らはみな自分なりの意見やアイデアをちゃんと持っています。
それらは社会発展のために役立てられることに気付かせ、自信につなげて
やることが必要なのです。」と話してくれました。
途上国・先進国、いずれの教育においても常に「次世代」という言葉を頭
の片隅においている私にとって、今回のNGO訪問はたいへん有意義なも
のでした。よく文献などにもSelf-esteemの向上がみられたなどとあります
が、Self-esteem・自信こそ正に子どもたちの発展へつながる大切な源であ
ると改めて感じると同時に、教育の役割と重要性も再確認した思いです。
しかし、このSelf-esteemや自信の芽生えというのは目に見えないものであ
り、それを感じ取れるまでに時間も要します。見えないからこそ大切だと
でも言えるでしょうか。ふとサンテグ=ジュペリの星の王子様にある、「
本当に大切なものは目には見えない」という一節がふと頭に浮かびました。
修士論文は新たな出発点にすぎません。人間の大きな可能性を生み出す教
育開発(教員教育/ジェンダー)の分野にそして開発質問箱と開発教育に
これからも力を注ぎ、研鑽を積んいきたいという意志をさらに強固にして
くれた経験でした。(木村)
***DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」***
ワシントンDC開発フォーラムのBBL関連情報(案内・レ
ジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加え、グローバ
ルな開発戦略と日本の関わりに関する主要な情報を、「ワシ
ントンDC開発フォーラム・情報サービス(dev-info)」と
して、電子メールにて2週間に1回を目途に送付しています。
本情報サービスに記事掲載をご希望の方は、ニュース・トピ
ック・人材募集などを簡潔にまとめ
info@developmentforum.org まで連絡いただければ幸いで
す。また、本サービスにご意見やご示唆等ありましたら、お
気軽に御連絡下さい。dev-infoバックナンバーはこちらです。
http://groups.yahoo.co.jp/group/dev-info/
また、「ワシントンDC開発フォーラム・メーリングリスト
(devforum)」では、毎回のBBLについての意見交換の他、
以前取り上げたテーマを含め、より広くグローバルな開発戦
略と日本の関わりに関する意見交換や情報交換を行っており
ます。相互の信頼関係に基づく率直かつ真剣な意見交換を確
保するため、メーリングリスト参加者は氏名・所属を明らか
にするとともに、発言者の了承がない限りメディア等での引
用がされないようご配慮いただきます。本メーリングリスト
への加入をご希望の方は、info@developmentforum.org まで
御連絡下さい。
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編集担当:野口 泰
編集担当補佐:早川 元貴
編集後記:木村 直子
発行:ワシントンDC開発フォーラム