Dec.24

ワシントン DC開発フォーラムの皆様

今回のご連絡(12/24付)は以下の11点です。

【1】 次回のBBLのご案内:(1/28)
「多角協力の意味合いと方向性を考える:米州開銀のインターリージョナルプログラムの経験から」
【2】 先週のBBLのご報告:「開発問題についてのマルチとバイのアプローチについて」(12/18)
【3】アフリカ・ネットワーク:貧困削減、水、人口に関する国際会議
【4】地球に乾杯!NGO:NGO不信/米国NGOの特徴
【5】GRIPS開発フォーラム
【6】 バングラデシュ・モデル:当面の優先課題、対バングラデシュ外交他
【7】パリ通信
【8】 サセックス通信更新情報
【9】 アジア地域援助効果ワークショップ(概要と評価)
【10】 日・ASEAN特別首脳会議「わが国のASEANに対するODA」
【11】 わが国の世界エイズ・結核・マラリア対策基金への追加拠出

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【1】 次回のBBLのご案内:(1/28)
「多角協力の意味合いと方向性を考える:米州開銀のインターリージョナルプログラムの経験から」

1.日時:1月28日(水) 午後12時30分より
2.キックオフ担当: 清水育子 米州開発銀行ジャパン・プログラム
           高橋千絵 ウォーリック大学教育学博士(開発援助)
3.開催要領
時刻: 12:15〜14:00
(次第)12:15頃から 食事(各自持参)、適宜自己紹介
    12:30頃から キックオフ
    13:00頃から 自由討議(14:00終了)
4.出席方法:会場準備等の関係上、開催前日正午までに、本フォーラムBBL担
当(江尻)に出席を希望される方は氏名・所属先をご連絡ください。
yumiejiridev@aol.com
5.場所:JICA米国事務所・会議室
   1776 Eye Street, N.W. Suite 895, Washington, DC
   Tel: 202-293-2334、Fax: 202-293-9200
6.趣旨:米州開発銀行(IDB)ジャパンプログラム(JP)は、中南米カリブと東アジア
の開発に おける知識交流を目的に、日本の資金援助により1999年にIDB内に
設立されました。JPプロジェクトのひとつである「教育と社会復興」では、紛争中または
紛争後の社会における教育に関して、両地域から各5つの教育プログラムが取り
上げられ、失敗・成功経験や問題解決アプローチの共有がなされました。本プロジェクトを
切り口として、IDB という一組織における中南米カリブ−アジア地域間協力の役割と
課題を考え、日本の南南協力推進への意味合い、さらに国際協力における今後の
多角協力の展望の議論に繋げることができればと考えています。

【2】 先週のBBLのご報告:「開発問題についてのマルチとバイのアプローチについて」(12/18)

12月16日のDC開発フォーラムBBL「開発問題に関するマルチとバイの
アプローチについて」は、IMF副専務理事の杉崎 重光氏をキックオフ
スピーカーとしてお迎えして行われました。
杉崎氏からは、その豊富な国際開発・金融分野での経験を踏まえ、現在の
国際開発・金融の潮流、そこにおけるマルチとバイのアプローチ、日本が
本来果たすべき役割等について意見を頂きました。
http://www.developmentforum.org/records/summary031216.htm

【3】アフリカ・ネットワーク:貧困削減、水、人口に関する国際会議

12月6〜19日:第3回PRSP-LG会議(UNECA主催)、水に関する
汎アフリカ実施・パートナーシップ会議(仮訳)(Pan African Implementation
and Partnership Conference on Water、UNECA主催)、第4回アフリカ人口会議
(Union for African Population他の共催、於:チュニス)などの国際会議が行われ、
アフリカが現在直面している貧困削減や水管理、紛争解決、人口などの課題が
議論されました。リベリアでは、国連PKOが国連の武装解除プログラムの
実施法をめぐって前大統領派と衝突し、8名の死者が出ました。また、アフリカ諸国と
中国の貿易関係強化に関する記事もありました。

6〜12日
http://www.developmentforum.org/africa/Weekly%20Updates/Dec6-12_03.htm
13〜19日
http://www.developmentforum.org/africa/Weekly%20Updates/Dec13-19_03.htm

(アフリカ・ネットワーク・フォーカルポイント:粒良麻知子、アフリカ関連ウェブ・サイト新着情報:位田和美)

【4】地球に乾杯!NGO:NGO不信/米国NGOの特徴

新たに次のコラムを掲載しています。

●12月22日/NGO不信 (岩岡 いづみ)
→大学を休学して1年間の米国NGOボランティアプログラムに参加し、
 赴いたジンバブエ。そこでは、NGOの援助金の使われ方や活動自体に
 疑問を持たざるを得なかった。
 http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/031222ii.html

●12月15日/米国NGOに勤めて三年の所感 (上岡 直子)
→自分が勤務する米国NGOは独自のアイデアを事業開発や実施に反映さ
 せやすく、プロジェクト実施に直接関わることで貴重な体験的学習が出来る。
 反面、 米国人同僚は公私の区別がはっきりしていているため、就労時間中
 は仕事一辺倒で、担当プロジェクトや組織に対しての意見交換や雑談が少
 なく、政治や社会問題について議論や行動を起こす雰囲気に欠ける。
 http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/031215nk.html

(「地球に乾杯!NGO」コラム発起人:杉原ひろみ)
 http://e-NGO.net

【5】GRIPS開発フォーラム

●2003年2月より外務省にて開催されている「無償資金協力適正会議」の
議事録がこの度、外務省ホームページに公開されることになったので
ご紹介します。会議では外務省経済協力局長の下、外部の有識者を交えて
入札の実施方法、具体的な案件実施について議論しています。GRIPSの
大野泉も委員として参加しています。

「無償資金協力適正会議」の概要
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/seisaku_1/3_komoku/3.html

第7回会合議事録

●在越日本大使館の北野充公使よりベトナムにおける日本の援助協調への取り組
みをまとめたレポートを寄稿していただきました。これは現場で英国と協力して
援助協調に向けて努力をされた現場関係者によるレポートです。

「援助協調の新時代:ベトナムにおける日英協力の始動」
在越日本大使館公使/北野充
財務省開発機関課長/石井菜穂子
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf03/JEaidVN.pdf
(pdfファイル22KB)

「援助協調の新時代:ベトナムにおける日英協力の進展」
在越日本大使館公使/北野充
JICAハノイ事務所長/菊池文夫
JBICハノイ首席駐在員/鈴木博
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf03/JEaidVN2.pdf
(pdfファイル22KB)

●12月2日、3日にハノイにてベトナムCG会合が開催され、第7次5ヵ年計画、
CPRGS拡大について議論されました。GRIPSの大野泉も出席し、当フォーラ
ムが進めてきた「貧困削減・成長戦略における大規模インフラの役割」の調査結
果を報告しました。

ベトナムCG会合ハイライト
http://www.grips.ac.jp/forum/2003/vnCG.htm
ベトナム出張報告
http://www.grips.ac.jp/forum/2003/vnCGmission.htm
大野泉プレゼン資料 (pptファイル、49KB)
「Linking Economic Growth and Poverty Reduction―Large-Scale
Infrastructure in the Context of Vietnam’s CRPGS 」
http://www.grips.ac.jp/forum/slide/cgGRIPS.ppt

●11月5日にソウルにて韓国外務省、OECD/DAC共催の国際シンポジウム「貧困削
減に向けた国際的取組みと韓国のODAの役割」が開催され、韓国の貢献のあり方
について話し合われました。GRIPSの大野泉も出席し、「Pro-Poor Growth and
Diversifying PRSP–From an East Asian Perspective」というタイトルでプレ
ゼンを行いました。

シンポジウム概要
http://www.grips.ac.jp/forum/2003/KoreaDAC.htm
大野泉プレゼン資料 (pptファイル、146KB)
「Pro-Poor Growth and Diversifying PRSP–From an East Asian
Perspective」
http://www.grips.ac.jp/forum/2003/KoreaDAC/IzumiOhno.ppt

●英国援助事情No.26を掲載しました。2015年までに絶対貧困数を半減させるこ
とをスローガンとしている英国が、残された課題に悩む姿をレポートしていま
す。
http://www.grips.ac.jp/forum/britain.html

(GRIPS開発フォーラム:鈴木明日香)

【6】 バングラデシュ・モデル:当面の優先課題、対バングラデシュ外交他

バングラデシュでは、日本の開発援助における現地機能の強化の試みとして、
大使館・JICA・JBICをはじめとする現地の開発関係者が中心となって
連携を推進しています(バングラデシュ・モデル)。今般、当面の優先課題を
整理するとともに基本資料を更新しました。

バングラデシュ・モデルの当面の優先課題
http://www.bd.emb-japan.go.jp/BDMODEL/bdmodel-kadai.doc
ODA関連年間広報スケジュール
http://www.bd.emb-japan.go.jp/BDMODEL/odaprschedule.xls
バングラデシュ・モデル概要(改訂版)
http://www.bd.emb-japan.go.jp/BDMODEL/bdmodel.doc
セクター・ワーキンググループ表(改訂版)
http://www.bd.emb-japan.go.jp/BDMODEL/swgm.xls

また、12月4日には、大使館・ダッカ日本人会・バングラデシュ開発援助勉
強会の共催で堀口大使講演・意見交換会「我が国の対バングラデシュ外交の課
題」が開催されました。最近、外交と開発の関係がしばしば議論されています
が、日本の対バングラデシュ外交全体の中で開発問題がどのように位置づけら
れているかについても簡潔に説明されています。

大使講演「我が国の対バングラデシュ外交の課題」
http://www.bd.emb-japan.go.jp/lecture041203.htm
意見交換
http://www.bd.emb-japan.go.jp/views041203.htm
席上資料/パワーポイント版(約1.7MB)
http://www.bd.emb-japan.go.jp/presentation-lecture041203.ppt
席上資料/PDF版(約900KB)
http://www.bd.emb-japan.go.jp/presentation-lecture041203.pdf

(フィールド担当・紀谷昌彦)
http://www.bd.emb-japan.go.jp/BDMODEL/

【7】パリ通信

●DAC対日援助審査

12月12日、DACにて99年から4年ぶりとなるDAC対日援助審査会合が
開催されました(今回の審査国は米及びEC)。今次会合では、ODA大綱の
改定を始めとする日本の一連のODA改革や、ODA予算が厳しい中でも
復興などの緊急時(アフガン、イラク等)に柔軟に対応する日本の姿勢が高く
評価される一方で、ODAの量増大、量・質の両面における人員増強、権限
委譲の推進、(今後の借款貸付政策や政策一貫性にかかる)政策の明確化等
が必要であると勧告されました。なお、審査報告書については、明年以降公表
される予定です。
http://www.oecd.org/document/38/0,2340,en_2649_34487_22139942_1_1_1_1,00.html

(担当 菅原)

【8】 サセックス通信更新情報

●第6回 『社会開発』プログラムについて(中村 千尋)
今年サセックス大学社会文化研究学部に開設された新しいプログラム。
「開発及び低開発理論」、「社会開発概念」などを学ぶ。
http://www.developmentforum.org/sussex/006.htm

●第7回 チェンバース・ワークショップ−バイアスにとらわれない−(日西真
理)
先日IDSで行われたPRA(participatory rural appraisal)で有名なロバート・
チェンバースのワークショップ「季節性 と貧困(seasonality and poverty)」
の感想。http://www.developmentforum.org/sussex/007.htm

(サセックス通信担当 灘本 智子)

【9】 アジア地域援助効果ワークショップ(概要と評価)

10月22日、ハノイ(ベトナム)において、1月に行われた調和化アジア地域ワークショップ
(日・ADB・世銀共催)のフォローアップとして、ローマ調和化宣言のアジア地域における
適用を促進することを目的として、アジア地域援助効果ワークショップが開催されました。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/seisaku_2/asia_cek_g.html

【10】 日・ASEAN特別首脳会議「わが国のASEANに対するODA」

12月11,12日に東京において開催された日ASEAN特別首脳会議に際して
「わが国のASEANに対するODA(わが国の新たなイニシアティブ)」が発表され
ました。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_koi/asean_03/initiative.html

【11】 わが国の世界エイズ・結核・マラリア対策基金への追加拠出

わが国政府は、12月12日(金)、日・ASEAN特別首脳会議において、
世界エイズ・結核・マラリア対策基金に対し、早急に追加拠出することとし、
2004年に1億ドルまでの拠出を行うことを表明しました。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/15/rls_1212a.html

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