Oct15issue

ワシントン DC開発フォーラムの皆様

今回のご連絡(10/15付)は以下の14点です。

【1】次回BBLのご案内:平和構築へのより効果的な貢献(10/29)
【2】朝食会のご案内:アフリカへのファイナンシャル・フロー(10/29)
【3】金融資本市場整備ネットワーク
【4】貿易ネットワーク
【5】紛争と開発ネットワーク:ウェブサイト更新
【6】アフリカ・ネットワーク:TICAD?、スーダン、コンゴ(民)他
【7】ラテンアメリカ・ネットワーク:民間セクター開発・ニュースレター
【8】地球に乾杯!NGO:「南の国」重視の姿勢/ボランティアプログラム
【9】開発質問箱
【10】GRIPS開発フォーラム
【11】TICAD?に関するBBL
【12】世銀他共催「ジェンダーとMDG」ワークショップ
【13】JICA報告書の発表
【14】JBIC大学院生論文コンテスト

―――
【1】次回BBLのご案内:平和構築へのより効果的な貢献(10/29)

10月29日(水)において、以下のBBLを開催致しますので、皆さん振るってご参加下
さい。
1 テーマ: 平和構築へのより効果的な貢献ー現場の視点から考えるー
2 キックオフ: Mr. Shamill Idriss, Chief Operating Officer, Search for
Common Ground
3 日時: 10月29日(水) 12時15分から2時(キックオフは12時30分より)
4 場所: JICA米国事務所・会議室
   1776 Eye Street, N.W. Suite 895, Washington, DC
   Tel: 202-293-2334、Fax: 202-293-9200
5 趣旨:
 中東やアフリカ地域の平和と安定に対して地道な貢献をしてきた当地のNGOである
Search for Common Groundは、民族和解のためのラジオドラマを作成するなど、創造
的なapproachを他に先駆けて実施してきていることで知られていますが、これに加え、
その活動戦略の策定プロセスから徹底した現場主義で行っているという点でもユニー
クな団体です。
 今般は、SCGからIdriss氏を招き、アフリカや中東における彼らの経験や教訓を紹
介して頂き、これをベースに、日本の取り組みの今後の在り方を考える機会とする。
5 その他:
(1)英語で行います。従って、日本語を解さない方でも関心のありそうな方は適宜
誘ってきてください。
(2)普段の常連の皆さんに加え、特に、NGO、CSOや研究者の方におかれては、情報共
有やネットワーク拡大の機会としても活用して頂くべく皆さんからも参加を勧めて頂
くことを歓迎します。
(3)今回は、初めての試みとして、紛争と開発のネットワークのフォーカルポイン
トのひとりである嶋影繭子さんに司会をお願いしています。
(4)出席される方は、本フォーラムBBL担当(江尻)に氏名・所属先をご連絡いた
だければ幸いです。(事前連絡が間に合わなかった方は当日会場に身分証明書
をお持ちください。)yumiejiridev@aol.com
また、当地以外の方も含め、出席できない方におかれては、是非関連情報やご
意見を連絡担当までいただければ幸いです。議論に反映させていただきます。
info@developmentforum.org

【2】朝食会のご案内:アフリカへのファイナンシャル・フロー(10/29)

10月29日(水)朝、以下の朝食会を、開発フォーラムとワシントン日米協会
及び国際金融情報センター(JCIF)の共催で開催予定ですのでお知らせします。

1.テーマ:アフリカへのファイナンシャル・フロー再考:伸びるアジア
      との貿易・投資機会
2.キックオフ:豊島俊弘氏(世界銀行アフリカ局民間セクター開発上級専門官)
        吉野裕氏(コンサルタント・バージニア大学経済学博士候補)
3.日時:10月29日(水) 午前8時から9時半
4.場所: JCIFワシントン事務所
   900 17th Street, N.W. Suite 603, Washington, DC
   Phone: 202-822-9635、Fax: 202-822-9641
5.趣旨:
 アフリカ諸国は伝統的に旧宗主国をはじめとする欧州各国
との経済関係が強かったが、ここにきて米国も「アフリカ成長
機会法」(AGOA)の制定などを契機に、アフリカ諸国と米国の貿易投資関係の
強化を積極的に志向し始めました。この背景には、アフリカ諸国の経済成長と
輸出競争力の強化が、この地域の貧困と重い債務を解決するとの
想いがあります。
 他方、アジアとアフリカの金融経済関係は欧米諸国に比べて希薄です。
しかし中国やインドなどを中心に最近、アフリカとの投資・貿易関係の構築を
積極的に目指していく動きがあります。
このような動きの中で世銀は、日本を含むアジア諸国をアフリカにとっての
新たな経済パートナーと位置づけ、アジアとアフリカの間の貿易投資関係の
ポテンシャルの調査に着手しました。
 アジアからアフリカへの貿易投資に関する金融フローの拡大は、両地域に
とってどのようなメリットがあるのか、そしてアフリカの貧困削減にどのように
寄与するのか。具体的な金融ツールにも触れつつ、開発と金融フローの接点から
論じられればと思います。
6. 出席を希望される方は、Ms.Liu Chang(日本語可、phone 202-822-9635、
e-mail jcif06@worldnet.att.net)まで連絡をお願いします。

【3】金融資本市場整備ネットワーク

金融資本市場整備ネットワークでは10月7日にウェッブサイト上で、幹事から
問題提起を行い、広く皆様からのご意見や情報、投稿を募っています。
また、「OECDの域外国金融セクター改革支援活動の概要」、「金融部門と経済
発展および社会厚生との関係について」、「IMFの金融セクター専門家派遣制度
について」の記事、エッセイなどが新たに掲載されています。MLの参加者は
現在約90名になり、交信も活発化しつつありますので、是非ご参加ください。(板垣)
http://www.developmentforum.org/finance/index.htm

【4】貿易ネットワーク

貿易ネットワーク(T&DNet)では、10月2日に行われた「貿易と開発 −カンクンWTO閣僚会合を振り返りつつ」の概要をHPに掲載いたしました。
また、今後は地域経済統合、地域経済連携と多国間自由貿易への関連について議論する場を設けていきたいと思っています。
http://www.people.virginia.edu/~yfy2d/tdnet/top.htm
(貿易 ネットワーク 吉野)

【5】紛争と開発ネットワーク:ウェブサイト更新

What’s Newに、新しくInternational Crisis Group の リポー
ト 「Disarmament and Reintegration in
Afghanistan」と「Peacebuilding in Afghanistan
」を載せました。
http://www.developmentforum.org/conflict/new.html

(紛争と開発 ネットワーク 嶋影)
http://www.developmentforum.org/conflict

【6】アフリカ・ネットワーク:TICAD?、スーダン、コンゴ(民)他

10月1〜3日:東京で開催されたTICAD?で宣言された平和の定着や人間の安全
保障の概念に基づく開発アプローチのコンゴ(民)への適用が期待できるよう
なニュースが見られました。他方、エリトリアやリベリアでは情勢が一進一退
しています。
http://www.developmentforum.org/africa/Weekly%20Updates/Oct1-3_03.htm

10月4〜10日:チャド−カメルーン間のパイプラインからの石油産出・輸送が
開始されるなど、アフリカ開発への民間企業の関与についてのニュースがあり
ました。また、ソマリアで人道支援者の殺害、コンゴ(民)で大量殺戮の事件
がある一方、リベリアで援助機関の活動再開・活発化というニュースがありま
した。
http://www.developmentforum.org/africa/Weekly%20Updates/Oct4-10_03.htm

9月29〜10月1日に開催されたTICADIII(第3回アフリカ開発会議)に関
するウェブサイト及び最新のニュースをまとめました。
http://www.developmentforum.org/africa/TICADIIIOct_03.htm

(アフリカ・ネットワーク・フォーカルポイント:粒良麻知子、ウェブサイト
新着情報:位田和美)
http://www.developmentforum.org/africa/

【7】ラテンアメリカ・ネットワーク:民間セクター開発・ニュースレター

第4回インタビュー特集を掲載しました。今回は米州開発銀
行(IDB)にて民間セクター開発に携わる大塚信之さんに、IDB
のMIFの役割と課題についてお話をお聞きしました。MIFとはMultilateral
Investment Fund(多数国間投資基金)の略称で、中小企業育成、マイクロ・フ
ァイナンス、ベンチャー・ファンドなどのプロジェクトを行っ
ています。ラテンアメリカ地域の民間セクター開発にご関心の
ある方は是非ご一読いただければ幸いです。
http://www.developmentforum.org/latin/members.htm

船串さんが発行しているラテンアメリカ開発関連ニュースレタ
ーは、ウェブサイトの「Recent News」でもご覧になれます。
http://www.developmentforum.org/latin/news.htm

(ラテンアメリカ・ネットワーク・フォーカルポイント:大島
千枝)
http://www.developmentforum.org/latin/

【8】 地球に乾杯!NGO: 「南の国」重視の姿勢/ボランティアプログラム

新たな執筆者(岩岡いづみ)が登場し、次のコラムを掲載しています。
http://e-NGO.net

●10月13日/アクションエイド(ActionAid) (黒田 かをり)
→アクションエイドは英国の代表的な国際開発NGOですが、「南の国」重視
 の姿勢が強く見られます。一つにこの団体の管理職レベルのほとんどが南
 の国の出身者で占められていること、二つに北の国のNGOをやめるため
 本部をイギリスから南アフリカ共和国に移す計画が近い将来実現しそうだ
 ということからわかります。
 http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/031013kk.html

●10月6日/ジンバブエとの出会い (岩岡 いづみ)
→開発途上国の現状を自分の目で見て肌で感じ、そこから自分に何が
 できるのか探すため、大学を一年休学し、アメリカ主体のNGOが行う
 長期ボランティアプログラムに参加、ジンバブエへ行くことになりました。
 http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/031006ii.html

(「地球に乾杯!NGO」コラム発起人:杉原ひろみ)
 http://e-NGO.net

【9】開発質問箱

開発質問箱掲示板(http://8317.teacup.com/questionsfromstudents/bbs)の最初の
質問(貧しい国では子供が働いているというけど、その子たちはどんな生活をしてい
るのか;いつになったらその子たちは働かなくてよくなるのか)への答が4つ集まり
ました。みなさんご協力ありがとうございました。

引き続き2つ目の質問への答を募集しています。

質問(高校3年生より):「発展途上国は、「(お金がないから)いいものが作れな
い」→「売れない」というふうに悪循環におちいっているわけだから、その国の力で
発展していくというのは無理なのではないか。だから外からどんどん投資するよりほ
かに、貧しい国が発展していく道はないのではないか?」です。

一郎君の質問に答をくれたバングラデシュの「オジさん」は、発展途上国(貧しい
国)の子供を助けてあげる時に、「お金をあげるだけではながつづきしないんだ。助
けるということは難しいことなんだ」とおっしゃっていました。お金がないと発展し
ないとしたら、なぜオジさんはお金を上げるだけでは長続きしないと言うのでしょう
か。もしよろしかったらどなたか上の疑問に答えてください。
私も、もうしばらくしたら私なりの答を書かせていただきたいと思います。どうぞよ
ろしくお願いします。

開発質問箱担当:藤本奈美(www.developmentforum.org/questions/index.htm)

【10】GRIPS開発フォーラム

この度、GRIPS開発フォーラムでは研究活動推進のために研究職を公募して
います。対象は国際開発政策、産業発展、貧困問題、援助協調、日本のODA政策
等を研究する分野における修士または博士号取得者です。ご興味のある方は是非
ご応募下さい。
http://www.grips.ac.jp/forum/recruit.htm

9月25日にハノイで開催されたベトナム政府・世銀・日本政府共催ワークショッ
プ「Development of Large-Scale Infrastructure for Growth and Poverty
Reduction」の議事録を当フォーラムのウェブに掲載しました。
英文議事録のページでは、GRIPS大野泉が行った発表資料をはじめ、ワーク
ショップ発表者・コメンテーターの発表資料をダウンロードすることができま
す。
<アジェンダ>
http://www.grips.ac.jp/forum/2003/workshop/agenda.htm
<和文議事録>
http://www.grips.ac.jp/forum/2003/workshop/jsummary.htm
<英文議事録>(発表資料へのリンク有)
http://www.grips.ac.jp/forum/2003/workshop/summary.htm

(GRIPS開発フォーラム:鈴木 明日香)http://www.grips.ac.jp/forum/

【11】TICAD?に関するBBL

FASIDにてTICADIIIに関するブラウン・バッグ・ランチが行われます。
「TICAD?(第3回東京アフリカ開発会議)の成果と今後」
講師: 植澤利次氏(外務省アフリカ審議官組織アフリカ第二課長)
日時: 2003年10月17日(金) 12:30-14:00
場所: 国際開発高等教育機構(FASID)
http://www.fasid.or.jp/chosa/forum/bbl/bbl_15.html

【12】世銀他共催「ジェンダーとMDG」ワークショップ

11月19〜20日、ワシントンDCにて、「ジェンダーとMDG」ワークショップ
(世界銀行、女性とジェンダー平等国連ネットワーク、DACジェンダー平等ネットワーク、
ジェンダー開発銀行ネットワーク共催)が開催されることが発表されています。
ワークショップでは、MDGを達成するにあたり、ジェンダーに関する活動内容をどのように
開発途上国の政策・開発計画に組み込むか、活動・分析活動の具体例、及びそこから得た
教訓・好事例を共有するのが目的とされています。

http://www.worldbank.org/gender/mdgworkshop/

【13】JICA報告書の発表

2002年5月に完成した「開発課題に対する効果的アプローチ 基礎教育/HIV/AIDS対
策/中小企業振興/農村開発」に引き続き、今般「開発課題に対する効果的アプロー
チ」の「貧困削減」「高等教育」「貿易・投資促進」「情報通信技術」が完成した
ことがJICAより発表されました。

http://www.jica.go.jp/activities/report/field/200309_02.html

【14】JBIC大学院生論文コンテスト

JBICより、大学院生論文コンテストが案内されていますので、ご紹介します。

http://www.jbic.go.jp/autocontents/japanese/news/2003/000090/index.htm

―――
このワシントンDC開発フォーラム・情報サービス(dev-info)では、ブラウン
バッグランチをはじめとする本フォーラムの活動情報や、より広く開発戦略と
日本の関わりについての情報を送付していきます。(連絡担当・野口)
http://www.developmentforum.org
info@developmentforum.org
dev-infoバックナンバーはこちらです。
http://www.developmentforum.org/mail/