ワシントン DC開発フォーラムの皆様
今回のご連絡(7/1付)は以下の12点です。
【1】 今週のBBLのご案内:アフリカ開発とTICADIII (7/2)
【2】 先週のBBLの速報:日本のNGOの現状と課題 (6/23)
【3】 地球に乾杯!NGO:NGO合併、異文化摩擦の解決、民間セクター
【4】 保健ネットワーク:メーリングリスト開設/ウェブサイト大幅改訂!
【5】 アフリカ・ネットワーク:ブッシュ米大統領アフリカ訪問他
【6】 GEFA:生涯学習(7/2)、万人のための教育(7/8)
【7】 環境ネットワーク:森林、水、天然災害
【8】 寄稿:開発と統計
【9】 世界銀行の優先10項目
【10】 IDCJシンポジウム:援助協調を超えて(7/11)
【11】 国連代表部・経済部インターン募集
【12】 7月のBBL日程(新たなBBLをアレンジしました)
―――
【1】 今週のBBLのご案内:アフリカ開発とTICADIII (7/2)
明7月2日(水)に、BBL「日本はアフリカ開発に如何に取り組むべきか−
TICADIIIに向けてのワシントンDC開発フォーラムの貢献−」を開催します。
冒頭、粒良麻知子氏(ジョージ・ワシントン大学国際開発修士/『アフリカ・
ネットワーク』フォーカルポイント)より、(1)TICADIIIの成功とは?
(2)他のドナーとの協調とTICADの独自性、(3)TICADIIIと日本の対アフ
リカ・途上国援助・外交政策との整合性、(4)3つのオーディエンス(アフ
リカ・国際社会・国内)、(5)TICADIIIのNEPAD支援のあり方、(6)アジ
ア・アフリカ協力(7)TICADIIIと日本の市民社会等の論点について問題提起
を行い、引き続き議論を行う予定です。プレゼン案の論点サマリーと本文は次
のウェブサイトに掲載されています。
http://www.developmentforum.org/africa/TICADIII_June20_03_Summary.htm
http://www.developmentforum.org/africa/TICADIII_June20_03.htm
また、これをもとにDC開発フォーラム・メーリングリスト(devforum)でも議論
が始まっており、吉野裕氏(ヴァージニア大学)から次の意見がありました。
http://www.people.virginia.edu/~yfy2d/ticad-bbl_comments.htm
案内状は次のウェブサイトまたは本メール末尾をご覧ください。
http://www.developmentforum.org/invitation/030702.htm
出席される方は、本フォーラムBBL担当(江尻)に氏名・所属先をご連絡いた
だければ幸いです。
yumiejiridev@aol.com
事前連絡が間に合わない場合には身分証を持参して会場にお越し下さい。
当地以外の方も含め、出席できない方におかれては、是非関連情報やご意見を
連絡担当までいただければ幸いです。議論に反映させていただきます。
info@developmentforum.org
【2】 先週のBBLの速報:日本のNGOの現状と課題 (6/23)
6月23日、ワシントンDC開発フォーラムBBL「日本のNGOの現状と課題」が約25
名の出席を得て行われました。
冒頭に今田克司氏(CSO連絡会事業開発オフィサー)および黒田かをり氏(CSO
連絡会シニアコンサルタント)より、NGOを取り巻く環境の変化と、NGOが抱え
る課題について、問題提起がなされました。その後、日本のNGOが国際開発ト
レンドと連動した活動をするには?国内地域問題をいかに国際問題と結び付け
て活動できるか?「ODAデモクラシー」の推進アクターとしてのNGOの役割は?
ガバナンス問題、市民に支えられるNGOとは?など、多様な切り口から活発な
議論がなされました。概要は次の通りです。
http://www.developmentforum.org/records/summary030623.htm
現在メーリングリスト(devforum)で議論継続中です。是非ご意見等を連絡担当
までお寄せいただければ幸いです。議論に反映させていただきます。
info@developmentforum.org
【3】 地球に乾杯!NGO:NGO合併、異文化摩擦の解決、民間セクター
新たに次のコラムを掲載しています。
http://e-NGO.net
●6月30日/NGOの合併(merger)の動き(黒田かをり)
→英国では、NGO乱立の時代を経て、社会のニーズに合わせ、より効果的
な活動を目指し、戦略的に活動を継続するために、NGOセクターの
再編成が行われている。
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/030630kk.html
●6月26日/企業異文化間ファシリテーション最前線(坂本欣也)
→あらゆる業種と職種で国境を超えた業務委託が行われているが、実際
に行うのは生身の人間で異文化摩擦が絶えない。異文化間ファシリテー
ションは、双方が共通の目標と方法を持ってお互いのことを知り、協力し
合っていくシステムを構築できるよう誘導することが必要不可欠である。
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/030626ks.html
●6月23日/チモール・ロロサエから(2)(鈴木恵子)
→東チモールは独立後1年で政治的な自由は獲得したが、行政機構の整
備や、法制度の確立に追われ、経済まで手が回っていない。経済政策は、
換金作物の開発による外貨獲得と活発な民間セクターの育成が鍵である。
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/030623ks.html
(「地球に乾杯!NGO」コラム発起人:杉原ひろみ)
http://e-NGO.net
【4】 保健ネットワーク:メーリングリスト開設/ウェブサイト大幅改訂!
保健ネットワークでは、国際保健協力分野で活躍されている方々や、保健セク
ターに興味をお持ちの方々を繋ぐネットワークとして、今年始めより活動して
います。
今般、保健ネットワークではメーリングリスト(dev-health)を開設しました。
同メーリングリストは、保健分野での動きをまとめたニュースレターの送付や
意見交換などが早速行われています。本分野にご関心をお持ちの方は是非ご参
加いただきたく、参加をご希望の方は、フォーカルポイントの大野までお手数
ですがご一報下さい。
nohno@jhsph.edu
また、ウェブサイトも今般大幅に改訂しました。
http://www.developmentforum.org/health/
6月29日付のニュースも掲載しています。先進国、国際機関、途上国での最近
の保健分野の重要ニュースを簡潔にとりまとめました。
http://www.developmentforum.org/health/news.htm
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
(保健ネットワーク・フォーカルポイント:大野尚子)
http://www.developmentforum.org/health/
【5】 アフリカ・ネットワーク:ブッシュ米大統領アフリカ訪問他
アフリカ関連ウェブサイト新着情報(6/21〜6/27)をアップしました。
http://www.developmentforum.org/africa/Weekly%20Updates/June21-27_03.htm
先週は、ブッシュ米大統領が、アフリカ訪問(7月7日〜12日)を前に、ヨー
ロッパの遺伝子組み替え作物輸入禁止がアフリカにおける飢餓を長引かせてい
ると述べました。USAIDもこれにあわせ、農業バイオ技術を奨励するプロジェ
クトや、エチオピア・エリトリアへの食糧援助を立て続けに発表し、米国の食
糧安全への取組みを強くアピールしています。遺伝子組み替え作物援助・輸入
に反対するアフリカ人らは、欧米はまず自国の農業生産物の補助金をやめるべ
き、と主張しています。
27日、EUは、共通農業政策改正を発表しました。24〜27日にワシントンDCで
は、2003年US-アフリカ・ビジネス・サミットが開催され、ブッシュ大統領、
パウエル国務長官が講演しています。また、リベリアの首都では戦闘が開始さ
れ、ブッシュ大統領はテイラー大統領の辞任を要求していますが、テイラー大
統領に辞任の様子は見られません。
(アフリカ・ネットワーク・フォーカルポイント:粒良麻知子)
http://www.developmentforum.org/africa/
【6】 GEFA:生涯学習(7/2)、万人のための教育(7/8)
明7月2日(水)午後5時より、世界銀行の幸田氏がLifelong Learning in the
Global Knowledge Economy”についてプレゼンテーションを行います。今回は
世界銀行以外の方の参加も可能です。詳細はこちらをご覧ください。
http://www.developmentforum.org/education/Kodasan’s%20presentation.htm
7月8日(火)午前9時より、世界銀行東京事務所テレビ会議シリーズ第1回目と
して、世界銀行の小川啓一氏が「『万人のための教育(EFA)』への世界銀行
の取り組み」を発表します。参加の案内状はこちらです。
http://www.worldbank.or.jp/02event/01seminar/seminar_top.html
(GOOD EDUCATION FOR ALL:武田友希)
http://www.developmentforum.org/education/
【7】 環境ネットワーク:森林、水、天然災害
6月21日−27日の環境関連ニュースをウェブサイトに掲載しました。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/3409/News_June_2003.html
インドネシアでは開発に伴う自然環境への影響が懸念される一方、違法的な伐
採搬出の禁止を日本・EUと結ぶ方向でかたまったようです。27日にはUNA
Forumで水問題が取り上げられました。水問題は今後最重要視される問題の一
つとして大きく扱われる一方、地球温暖化・人口増加・所有権などの問題が深
く絡みまだまだ議論が必要な分野の1つです。今年3月には京都で第3回世界水
フォーラムも開かれており、今後の日本の水分野での活躍が期待されます。
また、天然災害関連のおもしろい記事、ウェブサイトを幾つか見つけたので、
天然災害コーナーを作らせていただきました。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/3409/News_June_2003.html
もしこの分野で詳しい方がいらっしゃいましたら当方に情報提供していただけ
れば幸いです。
(環境ネットワーク・フォーカルポイント:岡井純吾)
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/3409/
【8】 寄稿:開発と統計
前総務省統計局統計基準部国際統計課課長補佐の平井文三氏による開発と統計
関連の寄稿を次の通りウェブサイトに掲載させていただきました。
統計情報2003年1・2月号
SIAP/UNDP共催「国家人間開発報告のための統計に関する地域セミナー」につ
いて(1)(2)
http://www.developmentforum.org/Articles/hirai.pdf
http://www.developmentforum.org/Articles/hirai0203.pdf
表:ミレニアム開発目標・目的・指標の体系及び各指標の担当機関
http://www.developmentforum.org/Articles/mdg.pdf
表:領域及び小領域別の統計指標のヒエラルキーと注釈
http://www.developmentforum.org/Articles/hirai0203_table3.pdf
http://www.developmentforum.org/Articles/hirai0203_note.pdf
統計情報2003年3月号
ADB/PARIS21共催「ASEAN諸国のための統計能力構築に関するハイレベル
フォーラム」について
http://www.developmentforum.org/Articles/hirai0303.pdf
【9】 世界銀行の優先10項目
世界銀行の優先10項目(Things you never new about the World Bank)が世界
銀行東京事務所のウェブサイトに掲載されました。近時の世界銀行の優先課題
の変化(教育、保健、ガバナンス、ポストコンフリクト、市民社会重視等)に
ついてわかりやすく説明しています。
http://www.worldbank.or.jp/04data/12brochure/pdf_brochure/ten_things_j.pdf
その他、世界銀行に関する多くの資料が日本語で次のウェブサイトに掲載され
ています。
http://www.worldbank.or.jp/04data/12brochure/brochure_top.html
【10】 IDCJシンポジウム:援助協調を超えて(7/11)
7月11日(金)、財団法人国際開発センター(IDCJ)の主催によるシンポジウム
「援助協調を超えて−わが国援助体制と人材に必要な構造改革の本質−」が東
京で開催されます。石川滋一橋大学名誉教授の基調講演、大野泉政策研究大学
院大学教授他のパネルディスカッションを予定しています。
http://www.idcj.or.jp/10PPR/030711enjokyocho.html
以前もご紹介しましたが、本年3月に発行された同名のIDCJ Forum23号は次の
ウェブサイトから入手できます。
http://www.idcj.or.jp/4Publications/43forum_list.htm
【11】 国連代表部・経済部インターン募集
国際連合日本政府代表部・経済部では、インターンを募集しております。詳細
は、以下の通りです。 ご興味のある方は、履歴書をファックス
(212-521-0676、荒井宛)、又は、添付ファイル(MS Word 又は、テキスト・
フォーマット)にてfumio-iwai@un-japan.org 宛に、7月4日(金)までに送付
願います。電話にての照会にはお答えできかねますので、予めご了承下さい。
なお、書類選考の結果、面接対象となった方にのみ、ご連絡させていただきま
す。書類選考の結果は、7月18日(金)までにお知らせします。
場所:国際連合日本政府代表部・経済部(ニュー・ヨーク)
期間:8月下旬頃から12月半ばまで
応募条件:
1) 米国で就学中の大学院生であること
2) 週5日(月曜日から金曜日)フルタイム(注)で働くことが可能なこと
(注)午前9時30分から午後6時まで
3) 開発問題あるいは環境問題に強い関心を有していること
4) 給与、交通費は支給しませんので、当部でインターンを務める間、財政的
に自活できること
【12】 7月のBBL日程(新たなBBLをアレンジしました)
当面の本フォーラムBBL日程は次の通りです。10日にODA・開発の課題、16日に
統計・データをテーマにしたBBLを新たにアレンジしました。ご関心とお時間
のある回に是非ご参加いただき、皆様のご意見を伺えれば幸いです。
7月2日(水)
「日本はアフリカ開発に如何に取り組むべきか
−TICADIIIに向けてのワシントンDC開発フォーラムの貢献−」
キックオフ:粒良麻知子氏(ジョージ・ワシントン大学国際開発修士/
『アフリカ・ネットワーク』フォーカルポイント)
7月10日(木)
「ODA・開発を巡る内外の課題に如何に取り組むべきか」
キックオフ:古田肇氏(外務省経済協力局長)
7月16日(水)
「統計・データに関する最近の動向
−MDGs、PRSP、開発効果等の観点から」
キックオフ:ハリソン牧子氏(世界銀行開発経済局統計課エコノミスト)
[開催要領(各回とも)]
時刻: 12:15〜14:00
(次第)12:15頃から 食事(各自持参)、適宜自己紹介
12:30頃から キックオフ
13:00頃から 自由討議(14:00終了)
場所: JICA米国事務所・会議室
1776 Eye Street, N.W. Suite 895, Washington, DC, USA
Tel: 202-293-2334、Fax: 202-293-9200
出席方法:会場準備等の関係上、開催前日正午までに、本フォーラムBBL担
当(江尻)に出席を希望する回と氏名・所属先をご連絡ください。
yumiejiridev@aol.com
―――
このワシントンDC開発フォーラム・情報サービス(dev-info)では、ブラウン
バッグランチをはじめとする本フォーラムの活動情報や、より広く開発戦略と
日本の関わりについての主要情報を、週1回を目途に送付していきます。皆様
方におかれては、掲載すべき情報等ありましたらご示唆いただければ幸いで
す。本情報サービスをご希望の方は、下記連絡担当まで、氏名・所属・電子
メールアドレスをご連絡ください。
ワシントンDC開発フォーラム(連絡担当・紀谷)
http://www.developmentforum.org
info@developmentforum.org
dev-infoバックナンバーはこちらです。
http://www.developmentforum.org/mail/