ワシントン DC開発フォーラムの皆様
今回(12月22日付)のご連絡は次の13点です。
【1】 次回BBLのご案内:途上国の金融市場整備(1/9)
【2】 前回BBLのご報告:教育 (12/19)
【3】 地球に乾杯!NGO:パートナーシップ/異文化間コミュニケーション
【4】 アフリカ・ネットワーク:メーリングリストの立ち上げ
【5】 T&D Net:TRIPS協定と公衆衛生/エイズ治療薬関連
【6】 GRIPS開発フォーラム新着論文:東アジア開発経験、PRSP多様化
【7】 FASID文献紹介:農村開発戦略、世界開発報告2004年版ドラフト
【8】 国際平和協力懇談会:最終報告書(12/18)
【9】 ODA総合戦略会議:第6回会合(12/20)
【10】 平成15年度予算財務省原案(12/20)
【11】 ODA改革を考える:プレシンポジウム(11/27)
【12】 JICAの独立行政法人化
【13】 来年1月−2月のBBL日程
―――
【1】 次回BBLのご案内:途上国の金融市場整備(1/9)
来年1月9日(木)、本フォーラムBBL「途上国の金融市場整備の現状と課題−
持続可能な開発資金調達のために−」を開催する予定です。遠藤格氏(世界銀
行金融部門開発部上席金融部門専門官)からの実務経験に基づく最新状況報告
・問題提起を受けて、出席者間で意見交換を行います。案内状は次のウェブサ
イト(フォーラム・トップページ)または本メール末尾をご覧下さい。
www.developmentforum.org
出席される方は来年1月8日(水)正午までに本フォーラムBBL担当(江尻、
yumiejiridev@aol.com)に氏名・所属先をご連絡いただければ幸いです。
なお、本問題については、本年8月21日のBBL「途上国の債務問題と日本の役
割」の席上及び事後のメールで多くの議論がありましたので、ご関心のある方
は同BBL議事録を併せご参照下さい。
http://www.developmentforum.org/records/0821debt.doc
【2】 前回BBLのご報告:教育 (12/11)
12月19日のBBL「万人のための教育・ファストトラックイニシアティブ
(EFA-FTI)における日本の役割を考える」では、内田雅子氏(世界銀行EFA-FTI
事務局コンサルタント)、小川啓一氏(世界銀行アフリカ局教育エコノミス
ト)をお招きし、意見交換を行いました。主要論点は次の通りです。(席上配
布資料も数日内にウェブ掲載予定です。)
http://www.developmentforum.org/records/summary021219.htm
現在メーリングリスト(devforum)で議論を継続中です。ご意見等ありましたら
info@developmentforum.orgまでお寄せ下さい。
【3】 地球に乾杯!NGO:パートナーシップ/異文化間コミュニケーション
「地球に乾杯!NGO」では、新たに次のコラムを掲載しています。
http://MyWebPages.Comcast.Net/NGOcolumn/
●12月23日/CSR−企業の社会的責任(黒田かをり)
→企業、政府、NGO/NPO、コミュニティ間のパートナーシップでは、
NPO/NGOやコミュニティとの協力関係や連携なくして、CSRは効果的
なものにならない。
● 12月19日/現代社会における異文化間コミュニケーションの必要性の
高まり(坂本欣也)
→人間関係、国際関係では、様々な事象に対し、客観的に因果関係を解明
する努力を怠っている。その中で、自己および価値観が異なる人との対話
の方法とスキルを個々人が身につける必要性、異文化間コミュニケー
ションのコンセプトと発想、テクニックの必要性が高まっている。
本年のコラム更新はこれで終了、来年は1月6日からスタートします。ウェ
ブサイトを充実させ、分かりやすい情報を提供できるよう頑張ります。
(「地球に乾杯!NGO」:杉原ひろみ)
【4】 アフリカ・ネットワーク:メーリングリストの立ち上げ
ワシントンDC開発フォーラムの分野別ネットワークの1つ、『アフリカ・ネッ
トワーク』のメーリングリスト”dev-africa”を立ち上げました。
『アフリカ・ネットワーク』はアフリカの開発に関する情報・意見交換を目的
とし、現在、ウェブサイト作成の準備段階に入っています。
“dev-africa”を通じて、まずは『アフリカ・ネットワーク』全体の活動指針、
ウェブサイトに載せる内容についての意見交換ができれば、と思っています。
現在、2003年10月に東京で行われるTICAD? (Tokyo International
Conference of African Development) を当ネットワークで取り上げるための
準備をしていますが、それ以外のテーマも希望に応じて、幅広く扱っていきま
す。
アフリカという地域を専門として実務に携わっている方、研究している方、
「アフリカについては言いたいことがある」、「アフリカのここが知りたい」
というご要望をお持ちの方も、どなたでも大歓迎です。メーリングリスト
“dev-africa”への参加を希望される方は、下記電子メールアドレスまでご連絡
ください。
tsubura@zae.att.ne.jp
(『アフリカ・ネットワーク』フォーカル・ポイント:粒良麻知子)
【5】 T&D Net:TRIPS協定と公衆衛生/エイズ治療薬関連
12月22日付でT&D Netウェブを更新しました。今回は、「関連ニュース」の
ページに、WTOにおけるTRIPS協定と公衆衛生の問題について、同問題について
のドーハ宣言パラ6の実施についての合意案作りの状況をレポートしてみまし
た。途上国に広がるエイズの問題、それに対して高額なエイズ治療薬との問題
の関連があり、開発の分野において極めて重要なトピックの一つです。
http://www.people.virginia.edu/~yfy2d/tdnet/news.htm
T&D Netのトップページはこちらです。
http://www.people.virginia.edu/~yfy2d/tdnet/top.htm
(T&D Netフォーカルポイント:吉野裕)
【6】 GRIPS開発フォーラム新着論文:東アジア開発経験、PRSP多様化
GRIPS開発フォーラムでは、東アジアの開発経験とPRSPの多様化について次の
とおり新たに論文をウェブサイトに掲載しています。
Kenichi Ohno
“The East Asian Experience of Economic Development and Cooperation”
GRIPS Development Forum Policy Note No.3, December 2002
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf02/PN3.pdf
大野泉・二井矢由美子
「PRSPの多様化 ―ベトナムとタンザニアの事例に基づく一考察―」
『DASU年次報告書』FASID開発援助スタディーグループ
(2003年3月頃発行予定)に掲載予定。
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf02/DASU.pdf
【7】 FASID文献紹介:農村開発戦略、世界開発報告2004年版ドラフト
FASIDの国際開発援助動向研究会では、世銀の農村開発戦略ペーパーと世界開
発報告2004年版ドラフトの文献紹介を公表しました。
The World Bank, World Bank Rural Development Strategy: Reaching the
Rural Poor (2002年11月)
http://www.efasid.org/Doko/Briefing%20Review%20No.%2021.PDF
The World Bank, World Development Report 2004: Making Services Work
for Poor People (Draft) (2002年9月)
http://www.efasid.org/Doko/BriefingReviewNo.22-WDR04.PDF
【8】 国際平和協力懇談会:最終報告書(12/18)
12月18日、国際平和協力懇談会の最終報告書が明石康座長から小泉総理に手交
されました。
www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/12/18heiwa.html
最終報告書の概要と本文は次のとおりです。
www.kantei.go.jp/jp/singi/kokusai/kettei/021218houkoku_s.pdf
www.kantei.go.jp/jp/singi/kokusai/kettei/021218houkoku.pdf
【9】 ODA総合戦略会議:第6回会合(12/20)
12月20日、ODA総合戦略会議・第6回会合が東京で開催され、ODA大綱の見直し
や、国別援助計画の新規策定候補国等について意見交換が行われました。
www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/seisaku_1/senryaku/senryaku_6.html
同会議委員の一人である大野健一GRIPS教授による個人的なまとめと感想が次
のウェブサイトに掲載されています。
http://www.grips.ac.jp/forum/oda_senryaku6.htm
【10】 平成15年度予算財務省原案(12/20)
12月20日、平成15年度予算財務省原案が公表されました。ODAは8,578億円、対
前年度比5.8%減となっています。
http://www.mof.go.jp/genan15/yosan.htm
【11】 ODA改革を考える:プレシンポジウム(11/27)
国際開発学会・第13回全国大会に先だち、11月27日に「ODA改革を考える」と
題するプレシンポジウムが開催されました(於:JICA国総研)。GRIPS開発
フォーラム文責の概要が次のウェブサイトに掲載されています。
http://www.grips.ac.jp/forum/oda_sympo.htm
【12】 JICAの独立行政法人化
先の国会で、JICAを独立行政法人化する「独立行政法人国際協力機構法案」が
可決され、平成15年10月1日にJICAは、独立行政法人国際協力機構(英文略称は
「JICA」とする方向)として新たなスタートを切ることが正式に決定しまし
た。本件概要がJICAのウェブサイトに掲載されています。
http://www.jica.go.jp/about/jica/dokuho.html
【13】 来年1月−2月のBBL日程
現時点での来年1月−2月の本フォーラムBBL日程は次のとおりです。新たに
水、ポストコンフリクト、ラテンアメリカ関連のBBLがセットされました。今
後変更もあり得ますので、日程が近づきましたら再度ご確認いただければ幸い
です。
1月9日(木)
「途上国の金融市場整備の現状と課題−持続可能な開発資金調達のために−」
キックオフ:遠藤格氏(世界銀行金融部門開発部上席金融部門専門官)
1月14日(火)
「USAIDから見た日本の援助」
キックオフ:
Tim Meinke, PhD, MPH (Senior Advisor for Donor Coordination, Bureau
for Global Health, USAID)
Christine Pilcavage, MIA, MPH (USAID-JICA Collaboration Advisor in PHN
International Development Exchange Personnel, JICA Kenya Office)
(注:この回は英語で行います)
1月17日(金)
「水分野でのパートナーシップの課題と日本に期待するもの
−ワシントンDCの視点−」
キックオフ:上田悟氏(世界銀行中東・北アフリカ局上級水資源専門官)
1月22日(水)
「ポストコンフリクト復興委員会:最終報告と実施に向けての課題」
キックオフ:Frederick D. Barton
Senior Adviser and Co-Director of the Post Conflict Reconstruction
Project at the Center for Strategic and International Studies (CSIS),
former Deputy UNHCR, former Director of the Office of Transition
Initiative, USAID
(注:この回は英語で行います)
2月6日(木)
「ラテンアメリカの開発における日本の役割
−東アジア・ラテンアメリカ協力も視野に入れて−」
キックオフ:上田善久氏(米州開発銀行理事)
[開催要領(各回とも)]
時刻: 12:15-14:00
(次第)12:15頃から 食事(各自持参)、適宜自己紹介
12:30頃から キックオフ
13:00頃から 自由討議(14:00終了)
場所: JICA米国事務所・会議室
1776 Eye Street, N.W. Suite 895, Washington, DC, USA
Tel: 202-293-2334、Fax: 202-293-9200
出席方法:会場準備等の関係上、開催前日正午までに、本フォーラムBBL担
当(江尻、yumiejiridev@aol.com)に出席を希望する回と氏名・所属先をご連
絡ください。
―――
このワシントンDC開発フォーラム・情報サービス(dev-info)では、ブラウン
バッグランチをはじめとする本フォーラムの活動情報や、より広く開発戦略と
日本の関わりについての主要情報を、週1回を目途に送付していきます。皆様
方におかれては、掲載すべき情報等ありましたらご示唆いただければ幸いで
す。本情報サービスをご希望の方は、下記連絡担当まで、氏名・所属・電子
メールアドレスをご連絡ください。
ワシントンDC開発フォーラム(連絡担当・紀谷)
www.developmentforum.org
info@developmentforum.org