ワシントンDC開発フォーラムの皆様
今回のご連絡は次の7点です。
【1】 9月12日BBL(武力紛争と開発協力)のご案内
【2】 9月4日BBL(国際教育協力)のご報告
【3】 8月28日BBL(開発パートナーシップ)の議事録公表
【4】 「地球に乾杯!NGO」新着情報
【5】 「MDIモニター」新着情報
【6】 WSSDと日本
【7】 2003年度ODA概算要求
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【1】 9月12日BBL(武力紛争と開発協力)のご案内
昨年9月11日のテロ事件から1年が経ちました。本フォーラムでは、
9月12日(木)午後12時15分よりJICA米国事務所にて、黒田和秀氏
(世界銀行紛争予防復興ユニット知識管理官)をお招きして、「武力紛争と開
発協力に関する今後の取り組みについて−世銀の活動枠組みを参考としつつ
−」とのテーマでブラウンバッグランチを開催します。出席される方は11日
(水)正午までにBBL担当(江尻、yumiejiridev@aol.com)に連絡頂ければ
幸いです。案内状は次のウェブサイトに掲載しています。
http://www.developmentforum.org/invitation2912.htm
【2】 9月4日BBL(国際教育協力)のご報告
9月4日のBBL「国際教育協力の課題と日本の役割」は、32名の出席を得
て、文部科学省・国際協力交流政策室長の岡谷重雄氏のキックオフを受けて、
(1)日本の教育分野の経験とグローバルなベストプラクティスを各々どのよ
うに支援に生かすべきか、(2)ODAについて日本のためという側面と途上
国のためという側面を各々どの程度強調すべきか(その際日本の納税者の観点
にいかに配慮すべきか)、(3)識字教育・成人教育等をいかに展開すべき
か、(4)教育政策全体や貧困削減へのインパクトに配慮した支援をいかに行
うべきか、(5)NGOの役割をどのように捉えるか、といった論点について
議論が行われました。特に、グローバルなトレンドと日本国内の理解増進のい
ずれに軸足を置くべきかという問題を巡って白熱した議論がありました。関連
資料は次のウェブサイトに掲載しています。
●プレゼンテーション資料(若干容量が大きいのでご留意願います)
http://www.developmentforum.org/020904j.ppt
●関連英文資料(同上)
http://www.developmentforum.org/020904e.ppt
●国際教育協力懇談会・最終報告
www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/kokusai/002/toushin/020801.htm
現在本フォーラム・メーリングリスト(devforum)にて議論を継続中で、追って
議事録にとりまとめる予定です。
【3】 8月28日BBL(開発パートナーシップ)の議事録公表
8月28日のBBL「開発パートナーシップにおける日本のリーダーシップ−
日本・UNICEF事業協力を例に考える−」(キックオフ:UNICEF事
業資金部上席事業資金担当官(日本・東アジア・国際金融機関担当)・久木田
純氏)の議事録がセットできました。次のウェブサイトに掲載しています。
●議事録
http://www.developmentforum.org/0828par.doc (レターサイズ)
http://www.developmentforum.org/0828par-A4.doc (A4)
●プレゼンテーション・アウトライン
http://www.developmentforum.org/material020828j.ppt
●UNICEFのプログラム展開プロセス
http://www.developmentforum.org/ProgrammeInnovationProcess.ppt
●日本・UNICEF共同学習・評価ミッション
http://www.developmentforum.org/JLMforannualreport.doc
●開発パラダイム新旧対照表
http://www.developmentforum.org/NewParadigmJE.doc
なお、先般のWSSDに際して、日本は各種のタイプ2(パートナーシップ)
プロジェクトと水分野での日米協力を打ち出しています(後述【6】参照)。
【4】 「地球に乾杯!NGO」新着情報
「地球に乾杯!NGO」では新たに次のコラムを掲載しています。
●9月9日/ジンバブエの現場から−エイズ対策をめぐって−(杉原ひろみ)
―エイズ対策をめぐるNGO、コミュニティ、ドナーの思惑の違い。
●9月6日/NGOとは (黒田かをり)
−NGO/NPOの定義を日英で比較。
●9月4日/ペルーで考え、急遽心はバングラディッシュへ (上岡直子)
−南と北のNGO協力について
(南のNGOが北のNGOマネージメント・コースを導入した経緯)。
http://MyWebPages.Comcast.Net/NGOcolumn/
また、本コラムに出てきたNGOと参考文献が新たに掲載されました。
http://mywebpages.comcast.net/NGOcolumn/bibilo.html
6−8月分コラム総集編は下記のアドレスよりダウンロードできます。
http://users.hoops.ne.jp/ngocolumn/index.html
(注意:1.12MBの大容量ファイルです)
【5】 「MDIモニター」新着情報
「MDI(開発国際機関)モニター」では新たに次の情報を掲載しています。
●9月4−7日 開発課題シリーズ(世銀、ADB、IDB、AfDB)
国際開発金融機関5行のうちEBRD以外の上記4行は、それぞれ開発課題に
独自性を発揮しながら、積極的に取り組んでいます。この4回は今までのモニ
ターとは若干赴きを異にし、各行の開発課題をシリーズでひとつずつ紹介して
います。
●9月3日 開発・貿易・WTO(世銀)
貿易問題は、途上国はますます世界経済のグローバル化進展の中で、より組み
込まれてきています。最近はWTOが2001年に提唱したより広範な範囲で
の国際貿易協定に関して、とくに途上国の関係者へのより深い理解を求めて、
世銀は2002年6月にハンドブックを出版しました。
www.yasuoizumi.net/MDI%20Monitor/ING%20MDI%200000%20Top.htm
【6】 WSSDと日本
WSSD(持続可能な開発に関する世界サミット)は9月4日に閉幕しまし
た。日本との関係での主な情報は次の通りです。
●概要と評価(9月4日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/wssd/gh.html
●小泉総理スピーチ(9月2日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/14/ekoi_0902s.html(骨子)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/14/ekoi_0902.html(全文)
●小泉構想(8月21日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/wssd/koizumi.html
●日本のタイプ2(パートナーシップ)プロジェクト(8月21日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/wssd/type_2/index.html
なお、水分野での日米協力も発表されました。(9月4日)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/wssd/clearw_i.html(概要)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/wssd/clearw.html(共同発表)
公式文書等は国連公式サイトをご覧ください。
http://www.johannesburgsummit.org/index.html
【7】 2003年度ODA概算要求
2003年度(平成15年度)のODA(または各省全体)の概算要求につい
て、網羅的ではありませんが、関連情報は次の通りです。
●外務省(外務省ODAを13.9%増額要求)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/yosan03/index.html
●財務省(経済協力費を増額要求)
http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/h15/h140830.htm
●経済産業省(東アジア自由ビジネス圏構想、WTO関連途上国支援等)
http://www.meti.go.jp/topic/data/e20829aj.html
●文部科学省(「日本人の心」の見える協力の推進等)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/index.htm
なお、概算要求の基本的な方針(8月7日・閣議了解)では、「政府開発援助
に必要な経費については、援助対象分野等の更なる戦略化・効率化、執行の透
明性向上等を図り、国際情勢を踏まえて我が国の国際的責任の十全かつ適切な
遂行に努めつつ、予算規模を見直すこととする。」とされています。
http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/h15/h15gla.htm
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このワシントンDC開発フォーラム・情報サービス(dev-info)では、ブラウン
バッグランチをはじめとする本フォーラムの活動情報や、より広く開発戦略と
日本の関わりについての主要情報を、週1回を目途に送付していきます。皆様
方におかれては、掲載すべき情報等ありましたらご示唆いただければ幸いで
す。本情報サービスをご希望の方は、下記連絡担当まで、氏名・所属・電子
メールアドレスをご連絡ください。
ワシントンDC開発フォーラム(連絡担当・紀谷)
www.developmentforum.org
info@developmentforum.org