2015年6月23日発行
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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
-(dev-info)-
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 ワシントンDC開発フォーラム新着情報チェック
「USAID:途上国の気候変動レジリエンスを強化するための官民連携案件」
「国連事務局ヤング・プロフェッショナル・プログラム(YPP)応募受付中」
「ウッドロウ・ウィルソン・センター報告書"The
Latin American Foreign Investment Boom: Recent Trends and the Evolution of
Multilatinas"」他
【2】 ワシントンDC開発フォーラム
ワシントンDC開発フォーラム・国連フォーラムの合同オフ会(8月9日)のプレ告知
【3】 東京発~世界銀行からのお知らせ
セミナーのご案内
「公共交通指向型開発(Transit-Oriented Development):世界銀行のプロジェクト事例と日本の取り組み」
【4】 GRIPS開発フォーラム
(1)GRIPS開発フォーラム/APIR共催書籍出版記念セミナー開催のお知らせ(7/16)
(2)タイ・カンボジア出張報告
【5】 ワシントンDC開発フォーラム便り
「美食の街ローマと国連」(飯國瑞穂:ジョージタウン大学・国連食糧農業機関(FAO)インターン、ローマ在住)
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘devinfo.mailmagazine@gmail.com までご連絡ください
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– 日本関連 –
┗━━━━━━━━━━━┛
● 外務省HPに、インフラシステム輸出戦略に資するODAによる取組みが記載されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/files/000084269.pdf
●トンガとの間で、33億2,000万円を限度とする無償資金協力「国内輸送船用埠頭改善計画」に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_002201.html
●タイとの間で、382億300万円を限度とする円借款「バンコク大量輸送網整備計画(レッドライン)(第二期)」に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_002209.html
●ニカラグアとの間で、12億6,700万円を限度とする無償資金協力「マドリス県及びヌエバ・セゴビア県教育施設整備計画」に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_002222.html
●スワジランドとの間で、「青年海外協力隊派遣取極」に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_002219.html
●日・スリランカ外相会談に先立ち、同国との間で249億3,000万円を限度額とする円借款「全国送配電網整備・効率化計画」に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_002229.html
●ウクライナとの間で「ボルトニッチ下水処理場改修事業」を対象として、1,081.93億円を限度とする円借款貸付契約に調印しました。
http://www.jica.go.jp/press/2015/20150615_2.html
●JICA研究所は、4領域(平和と開発、成長と貧困削減、環境と開発/気候変動、援助戦略)で常勤研究員を募集しています(締切7月12日)。
http://jica-ri.jica.go.jp/ja/procure/post-19.html
●外務省任期付職員(経済協力分野アフガニスタン、在ボツワナ日本国大使館勤務経済分野、EPA/FTA交渉分野、仏語圏アフリカ分野、国際法局経済条約課兼社会条約官室弁護士、貿易・投資分野、WTO、FTA/EPA交渉分野サービス貿易分野)を募集しています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/ninki/index.html
●博士号取得のためのJAPAN-IMFスカラシップ・プログラム(JISP)奨学金の応募を受け付けています(応募締切2016年1月31日)。
http://www.imf.org/external/np/ins/jpn/pdf/jisp2016-2018j.pdf
●JICAでは、中学生・高校生を対象に、「世界を知ろう!考えよう!よりよい世界のため私たちにできること」をテーマにエッセーを募集しています(締切9月11日)。
http://www.jica.go.jp/hiroba/menu/essay/index.html
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– バイ・ドナー関連 –
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●
USAIDは、途上国の気候変動レジリエンスを強化するための官民連携案件を、英国政府、米州開発銀行、アジア開発銀行、グーグル、米国赤十字等の機関とともに実施することを発表しました。
● 同じくUSAIDは、グローバルヘルス課題に取り組むにあたって、統計データをより一層強化・活用することを、世界銀行と世界保健機構とともに発表しました。
● 同じくUSAIDは、今後5年間でコンゴ民主共和国の女子教育に英国DFIDとあわせて180百万米ドルを拠出することを発表しました。
● ミレニアム挑戦公社(Millennium Challenge Corporation)は、ベナン共和国における電力セクター案件に375百万米ドルの拠出を承認しました。
https://www.mcc.gov/pages/docs/doc/fact-sheet061715-benin-power-compact
● カナダ外務省は、世界難民デーにあたって声明を発表しました。
http://www.international.gc.ca/media/dev/news-communiques/2015/06/20a.aspx?lang=eng
●
DFIDは、イエメンの食糧危機に対する4000万ポンドの人道支援を発表しました。
https://www.gov.uk/government/news/justine-greening-food-crisis-in-yemen-could-kill-millions
●
AFDは、第4回目となる写真コンテストの応募を受け付け中です。
http://www.afd.fr/home/presse-afd/communiques?actuCtnId=127682
●
GIZは、定期刊行物 "akazente" の最新号を発表しました。テーマは、transparencyです。
https://www.giz.de/en/mediacenter/32772.html
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– 国際機関関連 –
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● アジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立協定の署名式が29日に北京市内で開かれることが決まりました。57カ国の参加メンバーの閣僚級が集まる予定です。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM15H2X_V10C15A6FF8000/
●
IMFは、スタッフによるブログで、貧困・中流層の所得を上昇が、経済成長の大きな鍵となると言及しています。
http://www.imf.org/external/japanese/np/blog/2015/061515j.pdf
● 世界銀行グループと世界保健機関(WHO)は共同で、ユニバーサルヘルスに関する報告書「Tracking universal health coverage: First
global monitoring report」を発表しました。
● 世界銀行は、持続可能なエネルギーに関する報告書「Progress Toward Sustainable Energy – Global Tracking
Framework 2015」を発表しました。
● アジア開発銀行、アフリカ開発銀行、米州開発銀行、欧州復興開発銀行、欧州投資銀行、世界銀行は共同で、気候変動ファイナンスについて報告書をまとめました。
http://www.adb.org/news/multilateral-development-banks-provided-28-billion-climate-finance-2014
● アジア開発銀行は、総裁のインド訪問に際し、インドの新イニシアティブへの財政支援を今後3年間に100-120億ドルに増やすと発表しました。
http://www.adb.org/news/adb-increase-lending-support-india-s-new-initiatives
● アフリカ開発銀行、アフリカ経済委員会、UNDPが共同で開催するアフリカ経済会議2015(11月開催)に関連して、アフリカ地域の貧困、不平等、人的資源に関する論文を募集しています。
● 米州開発銀行とEUは、パートナーシップ枠組みを更新しました。
● 米州開発銀行は、パナマに対する社会的包括とロジスティクスセクター支援のための、3億ドルの融資を承認しました。
● 国際金融公社(IFC)は、「Doing Business in South Africa 2015」を発表しました。
●
IFCはミャンマー政府との間で、同国の投資環境向上のためのビジネス規制改革を支援することで合意しました。
● 国連事務局ヤング・プロフェッショナル・プログラム(YPP)への応募を受け付けています(応募期間は募集対象分野によって異なる)。
http://www.mofa-irc.go.jp./apply/ypp.html
● ミラノ万博2015に関連する会議に後発発展途上国から出席した大臣たちが、経済変革を実施することを宣言しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=51110#.VYeLWE1RHIU
● エリトリアの人権に関する調査委員会から報告書が出され、人権侵害と恐怖による支配が行われていることに警鐘を鳴らしています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=51085#.VYeOfU1RHIU
● 国連人道問題調整事務所は、ウクライナでこの15か月間に130万人を超える国内避難民が発生していることを報告しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=51099#.VYePt01RHIU
● アフリカ連合とUNAIDSは共同で報告書を発表し、女性と少女たちがHIV/AIDSへの取り組みから取り残されていることに警鐘を鳴らしています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=51116#.VYeQmE1RHIU
● 国連エボラ緊急対応ミッションは、二週連続で新たなエボラ感染者数が増加し、エボラへの取り組みが停滞していると報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=51124#.VYeSe01RHIU
●
ILOはThe World Report on Child Labor 2015を刊行し、児童労働根絶のための包括的な取り組みと若者達のためのdecent jobの確保の両立を目指さなければならないとしています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=51120#.VYeVVU1RHIU
●
UNIFADはSending Money Home: European flows and marketsを刊行し、10兆円を超える金額がヨーロッパから送金され世界中で1億5千万人以上の人が救われていると報告しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=51158#.VYeamk1RHIU
●
FAOはHandbook for Monitoring and Evaluation of Child Labour in
Agricultureを刊行し、農業セクターでの児童労働を防ぐためのガイドラインを設立していくとしています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=51152#.VYebfU1RHIU
●
UNOCHAはイエメンに関する新たなAPPEALを発表し、人道支援のために2000億円が必要だとしています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=51197#.VYefWk1RHIV
●
UNHCRはGlobal Trends: World at Warを更新し、 これまでで最多の6000万人の難民が発生していると報告しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=51185#.VYejMU1RHIU
●
UNDPは中央アフリカの選挙支援のために25億円の資金が必要だとしています。
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– シンクタンク・NGO関連 –
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● ブルッキングス研究所は、6月15日にセミナー” Global cooperation under threat: Adapting
the U.N. for the 21st century”を開催し、国連が地政学上や国境を越えた課題にいかに向かっていくかにつき議論がなされました。その様子が公開されています。
http://www.brookings.edu/events/2015/06/15-batkin-malcorra-adapting-un
● ウッドロウ・ウィルソン・センターは、報告書"The Latin American Foreign Investment Boom: Recent
Trends and the Evolution of Multilatinas"を発表し、ラテンアメリカのグローバル企業台頭の背景等について論じています。
http://www.wilsoncenter.org/publication/MultilatinasEN
● 同じくウッドロウ・ウィルソン・センターは、6月4日にセミナー"The Latin American Foreign Investment
Boom: Recent Trends and the Evolution of Multilatinas"を開催し、ラテンアメリカの反汚職政策、法の支配、外交政策などについて議論しました。その様子が公開されています。
http://www.wilsoncenter.org/event/Transparency_Foreign_Policy_Americas
●
Center for Global Development(CGD)は、報告書” Indonesia’s Missing
Millions: Erasing Discrimination in Birth Certification in Indonesia”を発表し、インドネシアにおける出生届制度について論じています。
http://www.cgdev.org/publication/mdgs-sdgs-have-we-lost-plot
● オーストラリアのシンクタンク・経済平和研究所は、世界平和度指数2015を公表しています。2015年度指数の上位3ヶ国はアイスランド、デンマーク、オーストリア、下位3ヶ国はシリア、イラク、アフガニスタンとなっています。平和をより一層享受する国々と紛争が激化する国々で世界は二極化していると結論づけています。
http://www.visionofhumanity.org/#/page/our-gpi-findings
●
PLAN Internationalはネパール大地震で、児童婚の件数が増えることを懸念しています。
●
Save the ChildrenはState of the World's Fathers reportを刊行し、子どもの発達とジェンダー平等のために父親の関与が重要であると述べています。
● 英シンクタンクODIは、SDGに関連する途上国の個別目標と国際的な指標を比較した報告書を発表しました。
● 英王立国際問題研究所(チャタムハウス)は、モザンビークの将来についての報告書を発表しました。
http://www.chathamhouse.org/publication/mozambique-2018-managers-mediators-and-magnates
● 国境なき医師団が、2015年のChatham House Prizeを受賞しました。
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【2】ワシントンDC開発フォーラム
ワシントンDC開発フォーラム・国連フォーラムの合同オフ会(8月9日)のプレ告知
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● 今夏のワシントンDC開発フォーラム・国連フォーラムの合同オフ会は8月9日(日)に政策研究大学院大学(東京・六本木)にて開催いたします。詳細は7月上旬を目途に改めてご案内しますので、カレンダーにマークをお願い致します。
過去のオフ会の様子はこちらでご覧頂けます。 http://unforum.org/offkai/
(ワシントンDC開発フォーラム幹事 真鍋希代嗣)
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【3】ワシントンDC開発フォーラム
セミナーのご案内
「公共交通指向型開発(Transit-Oriented
Development):世界銀行のプロジェクト事例と日本の取り組み」
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セミナー「公共交通指向型開発(Transit-Oriented Development):世界銀行のプロジェクト事例と日本の取り組み」
日時:
2015年6月30日(火)午前11時30分から午後1時30分
場所:
世界銀行東京開発ラーニングセンター http://ow.ly/Ok6kd
内容:
途上国における都市の急速な成長と増加する都市交通システムへの投資を背景に、世界銀行が支援する公共交通指向型開発(Transit-Oriented
Development:TOD)や土地開発利益還元(Land Value Capture:LVC)の事例と日本の取り組みをご紹介します。
言語:
英語、日本語(同時通訳付)
詳細、参加お申込み:
(世界銀行東京事務所:開裕香子)
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【4】GRIPS開発フォーラム:
(1)GRIPS開発フォーラム/APIR共催書籍出版記念セミナー開催のお知らせ(7/16)
(2)タイ・カンボジア出張報告
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(1)GRIPS開発フォーラム/APIR共催書籍出版記念セミナー(7/16)
“町工場からアジアのグローバル企業へ
―中小企業の海外展開と支援策―”
来たる7月16日の木曜日15時より、GRIPS開発フォーラムとアジア
太平洋研究所(APIR)の共催で、書籍出版記念セミナーをGRIPSにて開催
いたします。GRIPS研究チームからの報告に続き、①アジアのグローバル
企業に雄飛し、中小企業目線で現地ベースの支援にも取り組んで
いる先駆的企業(ユニカホールディング社)の経営者、②ベトナム
進出を決定、夢をかなえるために邁進している零細企業(荻原鉄工所)
の経営者、③ベトナムと日本の懸け橋となり、現地社会に根づいた
支援を行っている若手企業家(DS in Japan)の方々にご講演頂きます。
皆様のご参加を歓迎致します。
セミナー詳細ページ↓
http://www.grips.ac.jp/forum/newpage2008/SME.htm
セミナープログラム↓
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf15/2015SME/150716/GRIPSAPIR20150716.pdf
<詳細>
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■日時:
2015年7月16日(木)15:00~18:00(14:30 受付開始)
■プログラム:
15:00 開会
15:05- 共催者ご挨拶 澤 昭裕(アジア太平洋研究所(APIR)副所長・事務局長)
15:10- 講演1: 「町工場からアジアのグローバル企業へ:ものづくりパートナーシップの提案」
―― 大野 泉(政策研究大学院大学(GRIPS)教授、APIR上席研究員)
15:35- 講演2: 「パイオニア企業としてのユニカ社の経験、中小企業目線での現地支援(仮題)」
―― 安見 義矩 氏(ユニカホールディングス株式会社代表取締役社長)
16:00- 講演3: 「零細企業のグローバル展開と課題:零細グローバル企業への夢と現実」
―― 荻原 強 氏(有限会社荻原鉄工所 代表取締役社長)
16:25- 講演4: 「ベトナムと日本をつなぐ:『共創』の時代の日越パートナーシップ(仮題)」
―― 山本 雄次 氏(株式会社DS in Japan 代表取締役)
16:50- 質疑応答、ディスカッション
18:00 閉会
■会場:
政策研究大学院大学(GRIPS)1階会議室 1A, 1B
〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1
地図:http://www.grips.ac.jp/jp/about/access/
■お申込み/お問い合わせ:
お名前、ご所属先、ご連絡先(メールアドレス)を、7月13日(月)までにGRIPS
開発フォーラム・ 秋山(y-akiyama@grips.ac.jp)までメールにてお送りください。
※当日お車でお越しになる場合は、本学のセキュリティーの関係上、事前に車種・
お車の色・ナンバーをお知らせください。
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(2)タイ・カンボジア出張
GRIPS開発フォーラムの大野健一、大野泉、長嶌朱美は2015年5月24日
~30日までタイ(バンコク)とカンボジア(プノンペン)を訪問し、産業政策調査を
実施しました。タイでは、長年の外資導入の歴史で構築され、また近年の日系
中小企業の進出加速で新展開をみせている日系・タイ企業のリンケージ構築や
ビジネスマッチングの取組みを中心にヒアリングしました。カンボジアでは、
「タイ+1」の外資導入推進を軸とした工業開発戦略が策定され、カンボジア開発
評議会や経済財政省、最高国家経済評議会を中核に経済政策を遂行しています。
ドナー主導だった時代を乗り越え、カンボジアは強い主体性をもって開発に取り
組んでおり、今後、実体経済と政策の中身を強化していくことが期待されます。
両国の調査報告書をぜひご一読ください。
タイ出張報告書(英文)
カンボジア出張報告書(英文)
http://www.grips.ac.jp/forum/af-growth/support_ethiopia/document/2015.05_BKK_PNH/cambodia_final.pdf
GRIPS開発フォーラム・飯塚美恵子
http://www.grips.ac.jp/forum/index.htm
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【5】ワシントンDC開発フォーラム便り
タイトル:「美食の街ローマと国連」
執筆:飯國瑞穂(ジョージタウン大学・国連食糧農業機関(FAO)インターン、ローマ在住)
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美食の国、イタリア。首都ローマには、食糧関係の国連機関である、国連食糧農業機関(FAO)、国連世界食糧計画(WFP)、国際農業開発基金(IFAD)が3つ揃って本部を構えています。現在、大学院の夏休みを利用して、ローマにあるFAO本部でインターンをさせていただいており、人生で一度きりかもしれない美味しい夏のローマ生活を満喫しています。
お勧めのジェラテリアがあると聞けば飛んでいき、ローマっ子一押しのPizzeriaやローマ料理のレストランを教えてもらう度に手帳に書きとめ、片言のイタリア語で電話予約。食い意地が張っているせいか、お肉屋さんでの生ハムの購入とレストランの予約に必要なイタリア語だけはマスターしました。
ローマのレストランのメニューには、「木曜日はニョッキの日(Giovedi Gnocchi)、金曜日は魚の日(Venerdi Pesce)、土曜日はトリッパ(牛の胃袋の煮込み、Sabato Trippa)」というキリスト教の教えに基づく古い習慣が、いまだに見受けられます。
それも、ローマ市内にバチカン市国がありローマ教皇がいらっしゃることと無関係ではないのだと思います。そんなバチカンのすぐそばのローマにいるおかげで、先日、ひょんなことから、FAO総会に合わせて行われたFAO総会参加者のローマ教皇謁見に紛れ込むことができました。普段足を踏み入れることのできないバチカンの内部に通され、評判のフランシスコ・現教皇を間近に拝見し、お話を伺い、非常に貴重な経験をさせていただきました。
このようにカトリックの中心地であり、また美食の国に恥じない実力とそして食に対するプライドを兼ね備えたイタリアですが、同時に日本と同じく第二次世界大戦の敗戦国でもあります。
なぜ敗戦国に国連機関が3つもあるのか?そんな疑問がふと浮かび、調べてはみたのですが、確たる答えが見つかりません。例えば、FAO本部は1951年に米国ワシントンDCからローマへ移転しています。この理由について、「農業関係の蔵書が最も整備されていたから」ということになっているようですが、「イタリアの共産圏勢力の排除を狙ったアメリカが経済復興を後押しする意味合いをこめて移転させた」など、諸説があるようです。
何かご存知の方がいらっしゃれば是非教えていただきたいのですが、日々、美味しいイタリアの食べ物に囲まれて5週間もすると、国連の食糧関連機関がローマに寄ってきて、世界の食糧問題と戦う拠点になるのも無理もないなぁ、なんて妙に得心してしまいました。
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ワシントンDC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」
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ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムの開催する勉強会等のイベント関連情報 (案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加え、グローバルな途上国の開発関連情報と日本の取り組みに関する最新の情報を、「DC開発フォーラム 情報サービスメールマガジンDev-info」として、電子メールにて隔週で配信しています。
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2015年6月23日発行