2013年10月29日号(世界結核報告2013、アフリカ開発会議、 Aid Transparency Index 2013、他)

  2013年10月29日発行
http://www.devforum.jp/
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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
-(dev-info)-
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】  開発フォーラム新着情報チェック:
「世界結核報告2013」
「アフリカ開発銀行主催アフリカ開発会議」
「Aid Transparency Index 2013」
「世界飢餓インデックス」

【2】 東京発~世界銀行からのお知らせ:
セミナー・イベントのご案内
【3】 ワシントンDC開発フォーラム便り
「防災の視点を開発に組み込むために」
執筆: 寺門雅代(JICA東京本部)
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください
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– 日本関連 –
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● 財務省・IMF財政局は、政策担当者や有識者を集め、財政制度等の改革や、財政の透明性の向上に関するセミナーを開催しました。
http://www.mof.go.jp/pri/research/seminar/20131021.htm
● パプアニューギニアに対する水産無償資金協力「マダン市場改修計画」に関する交換公文の署名が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/h25/131025_1.html
● 中央アジア地域3か国に対する総額1億4,100万円の無償資金協力「中央アジア国境連絡事務所設立計画」に関する交換公文の署名が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/h25/131022_2.html
● グアテマラ共和国との間で、日本の中小企業の製品を活用した2億円のノン・プロジェクト無償資金協力に関する交換公文の署名が行われました
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/h25/131018_1.html
● アフガニスタン・イスラム共和国に対するUNESCOを通じた無償資金協力「識字能力強化計画(第三期)(供与額20億2,000万円)」に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/h25/131022_1.html
● 外務省は国際法調査員、経済協力専門員(ミレニアム開発目標)を募集しています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/kikan/index.html
● NGO外務省定期協議会 2013年度第2回連携推進委員会(12月3日開催)の参加NGOを募集しています。
http://www.janic.org/event/123ngo_20132_ngo.php
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– バイ・ドナー関連 –
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● DFIDは、ポストMDGを巡る議論で、障害の問題をより真剣に検討するよう訴えています。
https://www.gov.uk/government/news/featherstone-world-must-wake-up-to-great-neglect-of-disability
● AFDは、中央アフリカ共和国の状況と同機関のプロジェクトについてウェブサイトで報告しています。
http://www.afd.fr/home/pays/afrique/geo-afr/republique-centrafricaine?actuCtnId=104026
● 欧州委員会とAFDは、ブラジルの電力セクター支援で協力することを発表しました。
http://ec.europa.eu/europeaid/documents/20130930-press-release-piebalgs-paugam-signatures.pdf
● EuropeAidは、貧困削減についてのEUの活動と成果をまとめた小冊子を発表しました。
http://ec.europa.eu/europeaid/documents/mdg-brochure-2013_en.pdf
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– 国際機関関連 –
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● 10月8日に国際報告書が公開されたOECDのPIAAC(国際成人力調査)に関するフォーラムが10月31日に開催されます(日本に関連する分析については、国立教育政策研究所が日本版報告書を作成)。
http://www.oecdtokyo.org/theme/edu/2013/20131031PIAACseminar_notice.html
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/data/Others/1287165.htm
● 国連総会は、安保理・非常任理事国の5か国の改選を行い、チャド、チリ、リトアニア、ナイジェリア、サウジアラビアを選出しました(サウジアラビアは就任を拒否する声明を後日発表)。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=46277&Cr=security+council&Cr1=
● WHOは、「世界結核報告2013」を発表し、その中で、世界において、結核に感染して死亡する人が昨年130万人に減少し、2200万人以上の命を救うことができたと指摘しています。
http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2013/tuberculosis-report-2013/en/index.html
● コペンハーゲンで、第3回グローバル・グリーン成長フォーラムが開催されました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=46303&Cr=sustainable+energy&Cr1=
● 世界銀行はガーナの保健セクターにおけるICTを活用した政府サービス提供向上プロジェクト(9700万米ドル)を承認しました。
http://www.worldbank.org/en/news/press-release/2013/10/22/world-bank-approves-funds-to-boost-ghana-use-of-information-and-communications-technologies
● アジア開発銀行(ADB)は、バングラデシュの社会保障プログラム(4億3000万米ドル相当)のローンを承認しました。
http://www.adb.org/news/430-million-adb-loan-help-pakistan-expand-social-safety-nets
● 米州開発銀行(IDB)は、コロンビアに対する人的資源トレーニングプログラムの向上を目的とした4億ドルのローンを承認しました。
http://www.iadb.org/en/news/news-releases/2013-10-23/human-capital-formation-in-colombia,10617.html
● アフリカ開発銀行主催によるアフリカ開発会議が現在開催されており、地域統合や経済開発についての議論が行われています。
http://www.afdb.org/en/news-and-events/article/gathering-for-the-african-economic-conference-in-johannesburg-leaders-call-on-continent-to-seize-the-moment-for-wide-ranging-structural-change-12408/
● 10月24日は、国連デー。1945年のこの日、国連憲章が発効しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=46322&Cr=United+Nations&Cr1=
● 同じく10月24日は、世界ポリオ・デー。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=46328&Cr=polio&Cr1=
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– シンクタンク・NGO関連 –
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● 英国国連協会(UNA-UK) は、ポストMDGを取り上げた報告書、”Global Development Goals: Leaving No One Behind” を発表しました。
http://www.una.org.uk/news/13/10/leaving-no-one-behind-una-uk-releases-major-development-publication
● 英シンクタンクODIのブログが、低炭素社会における競争力を取り上げています。
http://www.odi.org.uk/opinion/7926-low-carbon-competitiveness-natural-resource-scarcity
● DFIDと英経済社会研究会議による研究プログラム (DEGRP) が、金融と開発をテーマにした報告書を発表しました。
http://degrp.squarespace.com/news/2013/9/9/a-research-agenda-for-finance-and-growth
●援助の情報公開度を国際比較するAid Transparency Index 2013が発表されました。
http://ati.publishwhatyoufund.org/
その中で、米国ミレニアム・チャレンジ・コーポレーションが一位になっています。その他、GAVI、英国DFID、USAIDが「特によい」という評価を受けました。
http://www.brookings.edu/blogs/up-front/posts/2013/10/23-aid-transparency-index-ingram?rssid=global+development
しかし、日本はJICA、財務省ともに下位にランク付けされています。国際情報公開基準への参加を提言されています。
http://ati.publishwhatyoufund.org/major-donor/japan/
● 英サセックス大学IDSは、過去の研究や文献をデジタル化し、オープンアクセス化を進めています。
http://www.ids.ac.uk/news/ids-publishes-47-years-of-key-titles-into-its-digital-repository
● 同じく IDSは、透明性・説明責任イニシアチブでのテクノロジーの使われ方に関する教訓をまとめたブリーフィングを発表しました。
http://www.ids.ac.uk/news/understanding-the-users-in-technology-for-transparency-and-accountability-initiatives
●  同じくIDSのブログで、Carlos FortinはIMFの富裕層・多国籍企業への課税強化の提言を評価しています。
http://www.globalisationanddevelopment.com/2013/10/more-surprises-from-imf-tax-rich-tax.html
●  同じくIDSのブログで、2030年の貧困撲滅のターゲット実現のための資源動員に関して、援助だけでなくすべての資源に関する情報の必要性を述べています。
http://www.developmenthorizons.com/2013/10/every-vision-needs-plan-and-every-plan_25.html
● Oxfamのブログで、援助が目的・対象別に細分化されていくことの功罪について議論されています。
http://www.oxfamblogs.org/fp2p/?p=16366
● ブルッキングス研究所で、援助情報公開についてのフォーラムが開催されました。
http://www.brookings.edu/events/2013/10/24-opening-up-aid
そこで、David Dollarによる経済成長が貧困層にとって良い影響を与えることについての新しい論文が発表されました。
http://www.brookings.edu/blogs/up-front/posts/2013/10/23-growth-and-income-of-the-poor
● 飢餓と貧困を研究する米国のInternational Food Policy Research Institute(IFPRI)は、世界飢餓インデックスを発表しました。
http://www.ifpri.org/ghi/2013
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【3】 東京発~世界銀行からのお知らせ:
セミナー・イベントのご案内
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■ 「JSDF助成プロセス説明とヨルダンでのプロジェクト紹介」
世界銀行パブリック・セミナー
日時:
2013年10月30日(水) 午後5時30分から午後8時30分
場所:
世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)
http://bit.ly/16DhvsI
内容:
JSDFの特徴と申請プロセスについて、世銀担当職員、
豊田光明・セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン・モンゴル事務所所長から、
JSDFの申請プロセスにおける注意点をご紹介します。
また、ヨルダンにおける「貧困層のための法的支援(無料法律相談所)
サービス」プロジェクトを説明します。
詳細、参加お申込み: http://bit.ly/1enGeES
■ 「中小零細企業のための資金調達と包括的な成長~セミナー2」
日時:
2013年11月7日(水) 午後12時から午後2時
場所:
世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)
http://bit.ly/16DhvsI
内容:
中小零細企業の資金調達に関するイノベーションを
グローバルな視点からフレームワーク等を解説。
中国および韓国の事例も取り上げます。
言語: 英語
詳細、参加お申込み: http://bit.ly/1gZqsSO
(世界銀行東京事務所: 開裕香子)
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【3】 ワシントンDC開発フォーラム便り
「防災の視点を開発に組み込むために」
執筆: 寺門雅代(JICA東京本部)
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日本には72の季節がある。昔から日本では、農業や生活の暦として、
72の季節分類を利用してきました。丁度今は第52候「霜始降」
(しもはじめてふる)に入りました。しかしながら、気候変動の
影響か、暦とは裏腹にこの30年の平均では東京の初霜は12月下旬と、
だいぶ遅れてきているとのことです。
気候変動は、災害被害をさらに拡大させ、社会格差の拡大や
新たな紛争の火種となることが懸念されています。世銀は、気候
変動や急速な都市化を受け、2050年までに大きな災害の被害を受ける
可能性のある人口は、今の2倍、1.5億人に達すると予測しています。
東日本大震災、阪神淡路大震災の教訓はもちろん、先日も大きな
台風が伊豆大島を襲い多くの命が奪われた経験は、日本が防災の
取組を継続し、国際的にも広く貢献していくというコミットメントを
更に強くします。防災を進めるため、人、インフラ、マネジメント
体制に投資を進めることは、人々の自然災害への対応力を強化し、
レジリエント(強靭)な社会を構築していくための基礎的な投資と
言えます。この視点を今後も都市、インフラ開発に体系的に組み
込んでいくことが不可欠です。現在、JICAでは防災投資の経済成長や
格差是正への効果を数値で把握するためのモデルの構築に取り組み、
UN/SDR他ドナーとその改善や普及に努め、これを側面支援しています。
http://www.preventionweb.net/files/30085_posthfaconsultationjicabrochure.pdf
日本政府は、2015年3月に仙台で国連世界方際会議をホストし、現行の
兵庫行動枠組み(2005-2015)の後継枠組みの合意を目指す予定です。
この取り組みは、防災関係者の中だけでなく、開発関係者においても
共有される必要があり、ポスト兵庫行動枠組みは、ポスト2015
開発目標に関する議論でも十分に反映されるよう、働きかけを行って
いくことが重要になってきています。
(寺門)
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編集担当:小林隼人/荘所真理/杉原ひろみ/春木由美
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