2016年1月19日発行
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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
-(dev-info)-
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 ワシントンDC開発フォーラム新着情報チェック
「JPO追加募集・JAPAN-IMFスカラシップ・国際平和協力研究員応募締切り間近」
「世界銀行”World Development Report 2016: Digital
Dividends”を発表」
「チャタムハウス報告書・人道支援における非政府武装組織との付き合い方」他
【2】 国連フォーラム
記事掲載のお知らせ 第20回「国際仕事人に聞く」(MSTERIO 寺尾のぞみさん)
記事掲載のお知らせ 第94会勉強会「国連のイラン制裁」(国連安保理専門家パネル 鈴木一人さん)
勉強会開催のご案内(1月23日 in ニューヨーク(UNDP 二瓶直樹さん)
スリランカスタディプログラム報告会開催のご案内(1月30日 in 福岡)
【3】 ワシントンDC開発フォーラム便り
「多様性、寛容さ、活気」神田匡(ワシントンDC在住)
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘devinfo.mailmagazine@gmail.com までご連絡ください
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– 日本関連 –
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●ベトナムとの間で、総額951億6,700万円を限度とする円借款4件(南北高速道路建設計画ダナン-クアンガイ間第三期、ラックフェン国際港建設計画港湾第三期、ラックフェン国際港建設計画道路・橋梁第三期、気候変動対策支援プログラム第六期)に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_002853.html
●グレナダとの間で、日本の防災機材を活用した供与額1億円の無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press18_000099.html
●JICAは、タンザニア政府との間で、ケニア-タンザニア連系送電線事業を対象として118億4,700万円を限度とする円借款貸付契約に調印しました。
http://www.jica.go.jp/press/2015/20160115_01.html
●同じくJICAは、インド政府との間で、プネ市ムラ・ムタ川汚染緩和事業を対象として総額190億6,400万円を限度とする円借款貸付契約に調印しました。
http://www.jica.go.jp/press/2015/20160113_01.html
●平成28年度外務省主催 NGO海外スタディ・プログラム研修の研修員募集プログラムの説明会と前年度研修員報告会が2月8日東京で開催されます。
http://www.janic.org/news/overseas_study.php
●2月5日名古屋大学において、国際機関キャリアガイダンスが開催されます。
https://aichi-gakuchou.jimu.nagoya-u.ac.jp/?p=271499&preview=true
●2月11日東京のJICA地球ひろばにおいて、グローバル・キャリアデザイン・フェアが開催されます。
http://ihcsa-gc-nintei.com/seminar/1
●2015年度JPO派遣候補者選考試験の追加募集を行っています(応募締切1月21日)。
http://www.mofa-irc.go.jp./jpo/dl-data/oshirase.pdf
●JICA研究所が非常勤研究助手・常勤研究員を募集しています。
http://jica-ri.jica.go.jp/ja/procure/index.html
●FASID奨学金プログラムの応募を受け付けています(応募締切2月8日)。
http://www.fasid.or.jp/_files/activities/2015gakuiyoko.pdf
●世界銀行グループ採用ミッション を募集しています(応募締切2月5日)。
http://www.worldbank.org/ja/news/feature/2015/11/19/recruitment-mission-2016
●IMFは、博士号取得のためのJAPAN-IMFスカラシップ・プログラム(JISP)奨学金の応募を受け付けています(応募締切1月31日)。
http://www.imf.org/external/np/ins/jpn/pdf/jisp2016-2018j.pdf
●内閣府国際平和協力本部事務局が、平成28年度国際平和協力研究員を募集しています(1月29日締切)。
http://www.pko.go.jp/pko_j/news/__icsFiles/afieldfile/2015/11/20/201604researcher-bosyu.pdf
●外務省任期付職員(国際協力局民間援助連携室NGO支援分野、在ケニア日本国大使館勤務TICAD VIの準備及びフォローアップ、アジア大洋州地域における開発援助の分野、国際公法分野、在タイ日本国大使館勤務タイ内政・外交分野の調査・分析、在アラブ首長国連邦日本国大使館勤務広報・文化分野、総合外交政策局国連企画調整課国連分野、在ブルネイ日本国大使館経済分野、WTOFTA/EPA交渉分野サービス貿易分野、在インド日本国大使館ブータン兼勤務政務分野)を募集しています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/ninki/index.html
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– バイ・ドナー関連
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●USAIDは、結核対策における民間企業との連携について発表しました。
●DFIDは、透明性確保の観点から、長官と外部機関との協議日程の記録を公開しています。
●EUのウェブサイト上で、ヨーロッパ開発年の様々な活動がまとめられています。
●GIZは、ウェブサイトでマダカスカルでの農業支援活動を紹介しています。
https://www.giz.de/en/mediacenter/36727.html
●韓国国際協力事業団(KOICA)は、肝炎、マラリア、結核に関するシンポジウムをミャンマーで開催しました。
http://www.koica.go.kr/english/board/press_releases/1321265_3534.html
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– 国際機関関連 –
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●57カ国が加盟したアジアインフラ投資銀行(AIIB)は、北京で開業式典を開きました。
http://www.aiib.org/html/2016/NEWS_0116/84.html
●アジア開発銀行は2015年のオペレーションを振り返り、融資、贈与、技術支援、協調融資を含む業務が2014年に比べ19%増加し、約271億ドルに達したと発表しました。
http://www.adb.org/news/adb-approves-record-27-billion-2015-meet-asias-development-needs
●アジア開発銀行は、パプアニューギニアとの間で、同国の気候変動への対応強化を促進する2400万ドルのプロジェクトを締結しました。
http://www.adb.org/news/adb-help-png-address-climate-change
●アフリカ開発銀行の理事会は、エチオピアに対する7600万ドルの水衛生向上プロジェクトを承認しました。
●IMFサーベイマガジンに、新しく就任した主席エコノミストの2016年の経済に関するインタビュー記事が掲載されています。
http://www.imf.org/external/japanese/pubs/ft/survey/so/2016/INT010416AJ.htm
●世界銀行は、”2016 Global Economic Prospects(1月版)”を発表しました。
●同じく世界銀行は、”World Development Report 2016: Digital
Dividends”を発表しました。
●UN DESAは、国際的な移住に関する報告書を発表し、2015年は2億4400万人が国際的な移住をしたがこの中には2000万人の難民が含まれる一方4000万人の国内避難民は含まれていないと、難民問題の重要性を強調しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=52983
●UNHCRは、昨年3月末から始まったイエメンでの空襲によって、3000人近くが死亡し、5000人以上が負傷したと報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=52938
●OCHAは、ボコハラムの影響を受けたチャドの人々に支援を届けるために国連中央緊急対応基金から700万ドルを拠出しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=52967
●国連中央緊急対応基金は、ボコハラムの影響を受けた国々の270万人を支援するために3100万ドルを拠出することを決定しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=52990
●UNHCRは、南スーダンでの武力衝突により過去5週間で15000人が住居からの立ち退きを余儀なくされたと報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=52962
●FAOは、12月の食料価格も備蓄の増加と経済成長の停滞により下落し、2015年の食料価格の平均は前年比で20%近く下落したと報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=52950
●WHOは、東南アジアにおいて過去5年間ポリオのケースが見られなくなったと報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=52980
●UNICEFは新たなレポートを発表し、紛争下にある22カ国で2400万人の子どもたちが学校に通えていないと報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=52979
●FAOは、エルニーニョによる干ばつが襲ったエチオピアを支援するために5000万ドルの支援計画を発表しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53017
●ESCAPは、新たな報告書を発表し、アジア太平洋地域の頑強で持続的な経済成長を達成するために内需が重要であると報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53006
●WHOは、シエラレオネで新たなエボラ出血熱の患者が見つかったと報告しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53009
●UNHCRは、モザンビークでの政府と反政府組織の衝突で、マラウイに難民が流出していると報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53013
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– シンクタンク・NGO関連 –
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●米国外交問題評議会は、世界の主な紛争を米国への影響度の視点も含めて紹介しています。
http://www.cfr.org/global/global-conflict-tracker/p32137#!/
●ブルッキングス研究所は、セミナー”Stability and human security in Afghanistan
in 2016”を開催し、2016年のアフガニスタンの課題(治安、政治、経済、人道支援)について議論しました。
http://www.brookings.edu/events/2016/01/04-stability-and-security-in-afghanistan
●ウッドロウ・ウィルソン・センターは、セミナー”Brazil’s
Challenging 2016 Outlook”を開催し、2016年のブラジルの政治経済の課題について議論しました。
https://www.wilsoncenter.org/event/brazils-challenging-2016-outlook
●ウッドロウ・ウィルソン・センターは、セミナー“Climate Change, Disasters, and
Security: Unconventional Approaches to Building”を開催し、災害リスクマネジメント強化について議論しました。
●Center for Global Development(CGD)は、報告書”How the Green Climate Fund Could
Promote REDD+ through a Cash on Delivery Instrument: Issues and Options”を発表し、気候変動対策としてのGreen Climate Fund (GCF)について述べています。
●トランスペアレンシー・インターナショナルは、2015年度「腐敗認識指数」を1月27日に公表します。
●国際選挙制度財団は、2016年に世界で実施される選挙(大統領、議会、地方等)日程につきまとめています。
http://www.ifes.org/publications/elections-watch-2016
●英シンクタンクODIは、SDG関連の報告書や活動をウェブサイトでまとめて紹介しています。
http://www.odi.org/odi-on/3040-sustainable-development-goals
●英王立国際問題研究所(チャタムハウス)は、人道支援における非政府武装組織との付き合い方についての報告書を発表しました。
●英サセックス大学IDSは、ビックデータと開発協力についての報告書を発表しました。
●1月25日に第18回自治体とNGO/NPOの連携推進セミナーが開催されます。
http://www.janic.org/event/125_279.php
●2月8日に平成28年度海外スタディ・プログラムの説明会が開催されます。
http://www.janic.org/news/overseas_study.php
●2月24日にシンポジウム「SDGsでソーシャルイノベーションを」~マルチ・ステークホルダーで実現する持続可能な社会~、が開催されます。
http://www.janic.org/event/224ngo_sdgs.php
●Save the Childrenは、IKEA財団・UNICEF・Save
the Childrenの協力により、過去13年間で46カ国の1200万人以上の子どもがより良い教育を受けられたと報告しています。
●Oxfamは、エルニーニョ現象による影響を受けた国々を支援するためにさらなる資金が必要だと述べています。
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【2】 国連フォーラム
(1)記事掲載のお知らせ 第20回「国際仕事人に聞く」(MSTERIO 寺尾のぞみさん)
(2)記事掲載のお知らせ 第94会勉強会「国連のイラン制裁」(国連安保理専門家パネル 鈴木一人さん)
(3)勉強会開催のご案内(1月23日 in ニューヨーク(UNDP 二瓶直樹さん)
(4)スリランカスタディプログラム報告会開催のご案内(1月30日 in 福岡)
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(1)記事掲載のお知らせ:国連フォーラム 第20回 「国際仕事人に聞く」(MSTERIO 寺尾のぞみさん)
NPO法人MSTERIOをニューヨークにて設立された寺尾 のぞみさんに、「ドールとキャンプ ~子ども達のために、共感共存の視点での活動~」というテーマでお話をうかがいました。子ども達のためのキャンプ活動や、子ども達に手作りの人形を贈るプログラムを通し、日本とアメリカを繋げ、斬新なアイデアをもとに精力的に活動されている寺尾のぞみさんのお話を是非ご覧ください。
記事掲載URL: http://www.unforum.org/interviews/20.html
※なお、記事に掲載されている情報はインタビューを実施した2015年6月当時のものですので、ご了承ください。
(2)記事掲載のお知らせ:第94会勉強会「国連のイラン制裁」(国連安保理専門パネル 鈴木一人さん)
今回は、鈴木一人さん(国連安保理イラン制裁委員会専門家パネルメンバー、北海道大学教授)を講師にお迎えし、イランの核開発、国連の制裁の特徴、核交渉、国連の専門家パネルについて等、ご経験にもとづいてお話いただきました。中東問題、核兵器問題について議論した第94回勉強会「国連のイラン制裁」の議事録を国連フォーラムウェブサイトにて掲載致しました。是非ごらんください。
記事掲載URL: http://www.unforum.org/lectures/94.html
(3)勉強会開催のご案内 1月23日 in ニューヨーク(UNDP 二瓶直樹さん)
国連フォーラムでは、ニューヨークにて1月23日(土)15時より、UNDP本部対外関係・アドボカシー局ジャパンユニット 勤務の二瓶直樹さんをお招きし、「国連開発計画本部3年半の勤務を振り返り、グローバルな課題、世界的な援助の潮流と国連開発システムの将来を考える」と題し今年初の勉強会を開催致します。参加をご希望の方は、1月22日(金)正午までに参加登録フォーム(goo.gl/9UFt23)よりご登録をお願いします。皆様のご参加をお待ちしております!
日時:2016年1月23日(土)15時~16時30分
場所:TBC (マンハッタン内)
※開始10分前までには集合場所までお越しください。
※入館の際の諸注意:入館のため、オフィシャルID(運転免許証、パスポート等)をご持参ください。警備の都合上、IDなしでは入館できない場合がございますので、ご注意ください。
使用言語: 日本語
参加費:無料
講師: 二瓶 直樹氏 (にへい なおき)
UNDP対外関係・アドボカシー局ジャパンユニット・JICA/日本連携アドバイザー。2003年、国際協力機構 (JICA) 入構以来、日本のODAに従事。2009-2012年、中央アジアのウズベキスタンにて、市場経済移行期の社会・経済開発を目的とした民間セクター及び法整備支援、運輸・電力インフラ支援に従事。2012年8月よりUNDP本部にて勤務。早稲田大学大学院社会科学研究科修士卒。
事前問い合わせ先: unforum.benkyoukai@gmail.com
当日の問い合せ先: 参加申し込みを頂いた方に別途ご連絡致します。
(4)第6回スリランカスタディプログラム(2015年9月実施)の報告会開催のご案内(1月30日 in 福岡)
当日は、スリランカご出身で福岡女子大学准教授のパスマシリ・ジャヤセーナ先生や、国連フォーラム共同代表の田瀬和夫さんを迎え、渡航前の6回の勉強会を通じて考えた仮説をもとに、国連の活動現場を五感で体験してきた参加者(学生・社会人)が、半年間のプログラムで学んだこと、渡航後も深めている疑問点や問題意識を会場のみなさまと共有したうえで、平和構築・持続可能な社会などを題材に双方向の議論をすることで、お互いに学び合い、福岡での今後のネットワークをも構築するための場といたします。国連フォーラム九州支部やスタディ・プログラム、国際協力全般にご関心のある多くの方のご参加をお待ちしております。
日時:2016年1月30日(土) 14:00~17:00 (受付開始 13:30) ※飛び入り参加も歓迎
会場:福岡市総合図書館 2階第二会議室 (〒814-0001 福岡県福岡市早良区百道浜3-7-1)
アクセス:http://toshokan.city.fukuoka.lg.jp/spots/detail/1
福岡市営地下鉄:西新駅又は藤崎駅より徒歩15分/西鉄バス:福岡タワー南口下車徒歩3分
参加費:無料
【予定プログラム】
ゲスト:
パスマシリ・ジャヤセーナ先生(福岡女子大学 国際文理学部国際教養学科准教授)
田瀬 和夫さん(国連フォーラム共同代表)
第一部(14:00~14:50)スリランカ・スタディ・プログラム(SSP)の紹介
SSPについて http://unforum.org/project/ssp/index.html
第二部(14:55~16:35)ディスカッション
第三部(16:40~17:00)国連フォーラムおよび2016年度スタディ・プログラムの紹介
参加申し込み:
ご参加希望の方は、下記フォームに必要事項をご記入のうえ、参加お申込みください。
申し込みフォーム https://goo.gl/xjKTOZ
お問い合わせ:unforum.kyushu@gmail.com
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今後とも国連フォーラムをよろしくお願いいたします。
国連フォーラムウェブサイト:http://www.unforum.org
Twitter:https://twitter.com/unforum
(国連フォーラム幹事 グスタフソン栄)
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【3】 ワシントンDC開発フォーラム便り
タイトル:「多様性、寛容さ、活気」
執筆:(神田匡 ワシントンDC在住)
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米国で暮らし始め1年半程になります。今回年末年始と日本に帰省してみて、外国人観光客の多さに驚きました。
京都の三条四条界隈や清水寺の近くは平日にも関わらず凄まじい混みようで、周りで英語、中国語、韓国語、その他どこの言語かよくわからない言葉が飛び交います。多くの店がEnglish Menu!と店先に書いていて、焼肉屋に入れば6割近くが外国人観光客。店員さんも不慣れな英語でよく対応しています。
大阪でも、心斎橋や難波には正月にも関わらず多くの外国人観光客が訪れ、難波高島屋の福袋は飛ぶように売れていました。
一方で、日本人の中には特に途上国から来た人を指して、一部の外国人観光客はマナーがなっていない、というようなことを言う人もいます。露骨に嫌な顔をする人もいます。
でも、翻ってみれば何十年か前、日本も全く同じようなことをしていたのでは無いでしょうか。丁度ダイヤモンドオンラインに「バブル期の日本人と同じ?爆買い後に中国人が向かう先」という記事があり、その記事によると日本人は1980年前後、パリで「一種の公害として黄禍とまで言われていた」そうです。
もう一点思うことは、この手のマナーvs購買力というような話は、日本がバブル期にそう言われながらも有り難がられたように、結局購買力の方が勝つものだということです。外国人観光客がいなくなったら、その分売れなくなった商品やサービスを日本人が代わりに買ってくれる、というわけではないのでしょうから。
ましてこれだけ人口や高齢化社会が取りざたされている昨今、今までの生活スタイルを崩されたくないという考えは理解できるものの、やっぱりどこかで折り合いをつけて、慣れていくしかないのではないでしょうか。
田中芳樹さんの銀河英雄伝説というSF小説で、「活気に満ちた時代が来そうね。もっとも、少々騒がしいけど、沈滞しているよりはるかにましだわ」というセリフがあります。日本に帰ってきて、外国人観光客を見ながら、まさにそのセリフを思い出す年末年始となりました。
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ワシントンDC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」
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ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムの開催する勉強会等のイベント関連情報 (案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加え、グローバルな途上国の開発関連情報と日本の取り組みに関する最新の情報を、「DC開発フォーラム 情報サービスメールマガジンDev-info」として、電子メールにて隔週で配信しています。
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2002年7月以降の全てのバックナンバーは下記のリンクからご覧いただけます。
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2016年1月19日発行