2016年3月29日発行
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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
-(dev-info)-
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 ワシントンDC開発フォーラム新着情報チェック
「ベルギーテロ:オバマ大統領非難声明」
「アフリカ開発銀行/日本:アフリカ地域の民間投資促進協力に合意」
「Center for Global Development(CGD):金融サービスへのアクセス分析」他
【2】 国連フォーラム
国連フォーラム主催スタディ・プログラム(ネパール)参加者募集のお知らせ
【3】 東京発~世界銀行からのお知らせ
セミナーのご案内
【4】 ワシントンDC開発フォーラム便り
「自分の好きな事を通して国際貢献」(渋谷沙紀奈国際通貨基金/ワシントンDC)
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘devinfo.mailmagazine@gmail.com までご連絡ください
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– 日本関連 –
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●「政府開発援助(ODA)国別データブック2015」が外務省のWebからダウンロードできます。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/press/shiryo/page23_001035.html
●パキスタンに対し、ユニセフとの間で、3億6,000万円の無償資金協力「ポリオ感染拡大防止・撲滅計画」に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_003106.html
●インドとの間で、供与限度額9億6,600万円の無償資金協力「第三次農村道路建設機材整備計画」に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_003102.html
●ラオスとの間で、102億7,100万円を限度とする円借款「首都ビエンチャン上水道拡張計画」に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_003114.html
●赤十字国際委員会(ICRC)及び国連PKO局地雷対策サービス部(UNMAS)を通じて、シリア国内の包囲された地域等に対する500万ドルの緊急無償資金協力の実施が決定しました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_003123.html
●JICAは、スリランカとの間で、「バンダラナイケ国際空港改善事業フェーズ2(II)」を対象として、454億2,800万円を限度とする円借款貸付契約に調印しました。
http://www.jica.go.jp/press/2015/20160325_01.html
●2016年度国際協力NGOセンター(JANIC)はインターンを募集しています(4月13日締切)。
http://www.janic.org/about/Intern2016.php
●外務省任期付職員(在英国日本国大使館勤務国際公法分野、在ギニア日本国大使館勤務開発協力分野、儀典官室栄典事務分野、第六回アフリカ開発会議事務局国際会議等の開催準備分野、アジア大洋州局中国・モンゴル第一課モンゴル分野)を募集しています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/ninki/index.html
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– バイ・ドナー関連 –
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● ホワイトハウスは、ベルギーで発生した同時テロを受けてのオバマ大統領の非難声明を公表しています。
https://www.whitehouse.gov/blog/2016/03/22/live-update-mornings-attacks-brussels
● ホワイトハウスと米国務省は、オバマ大統領が米大統領として90年ぶりに公式訪問したキューバとの関係に関する特設ページを公開しています。
https://www.whitehouse.gov/issues/foreign-policy/cuba
http://www.state.gov/p/wha/ci/cu/cuba/index.htm
● USAIDは、妊婦と新生児の健康を促進するためのイノベーションプロポーサルを支援するSaving Lives at Birth: A Grand
Challenge for Developmentを新たに授与した3社を発表しました。
● カナダ政府は、国連女性の地位委員会(United Nations Commission on the
Status of Women)にて、引き続きジェンダー問題を支援すると発表しました。
● DFIDの資金使途をめぐる報道について、DFIDからコメントが発表されています。
https://www.gov.uk/government/news/media-reports-on-uk-aid-projects-setting-the-record-straight
http://www.pressreader.com/uk/the-scottish-mail-on-sunday/20160327/281908772275223/textview
● 英国のグリーニング国際開発大臣が、女性の経済的エンパワーメントをテーマにした国連のハイレベルパネル第一回会合についてコメントしています。
https://www.gov.uk/government/news/greening-un-panel-major-step-towards-closing-gender-gap
● GIZのウェブサイトで、シリアにおける難民支援活動の様子が紹介されています。
https://www.giz.de/en/mediacenter/37811.html
● 欧州委員会(EC)は、スリランカにおける新たなプログラムを発表しました。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-16-809_en.htm
● 2020年以降の、EUとアフリカ・カリブ海・太平洋諸国の関係をテーマに実施されたパブリックコンサルテーションの結果が公開されています。
● 韓国国際協力事業団(KOICA)は、ソロモン諸島国立大学水産学部の教育施設起工式を開催しました。
http://www.koica.go.kr/english/board/press_releases/1321510_3534.html
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– 国際機関関連 –
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● IMFはホームページで、国際通貨制度が直面している課題を理解し、システムの問題を特定し、かつ改革の基礎を固めるための研究の立ち上げについて言及しました。
http://www.imf.org/external/japanese/pubs/ft/survey/so/2016/POL031716AJ.htm
● 世界銀行は、ヨルダンに対し、ヨルダンとシリア難民の雇用創出支援のための100億ドルのプロジェクトを承認しました。
● 世界銀行は韓国と共同で開発のためのビッグデータに関する会議を開催しました。
● アジア開発銀行は、”Asia Bond Monitor”の最新版を発表しました。
http://www.adb.org/ja/news/emerging-east-asian-bond-yields-lower-amid-slowdown-global-growth
● アフリカ開発銀行と日本は、アフリカ地域の民間投資促進で協力することに合意しました。
● 米州開発銀行と韓国は共同でラテンアメリカ地域の政府職員に対する奨学金プログラムを立ち上げました。
● 米州開発銀行は、” Revenue Statistics in Latin
America and the Caribbean”を発表しました。
● OECDは、” Integrity Framework for Public
Investment”を発表しました。
http://www.oecdbookshop.org/browse.asp?pid=title-detail&lang=en&ds=&ISB=9789264251755
● OECD東京オフィスは夏、秋のインターンを募集しています。
http://www.oecd.org/tokyo/about/oecdtokyocentreinternships2016.htm
● 2016 年度JPO派遣候補者選考 試験の募集要項が発表されました(応募受付4月1日―5月9日)。
http://www.mofa-irc.go.jp/jpo/boshu.html
● 海外でマクロ経済学博士号を取得し、IMFエコノミストを目指す日本人を対象とした 2年間の奨学金制度Japan-IMF スカラシップ・プログラム(2017-2019年度)の応募を受け付けています(締切2017年1月31日)
http://www.imf.org/external/np/ins/jpn/pdf/jisp2017-2019j.pdf
● イエメンでは去年一年間で250万人が避難民となり、2000万人が支援を必要とし、国連は18億ドルのアピールを出していますが、資金は12%しか集まっていません。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53519
● マイノリティー問題の特別報告者が新たなレポートを発表し、カースト制度が世界中で数多くの人の人権を侵害していると警告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53511
● ユニセフは、8670万人の7歳未満の子供が生まれてからずっと紛争地帯で生活を送っていると報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53533
● 国連安全保障理事会は、ソマリアでのミッション(UNSOM)を2017年3月まで延焼することを決定しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53541
● 国連とパートナー組織は、干ばつに見舞われたエチオピアでの活動資金不足を補うために、90日間のキャンペーンを立ち上げました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53536
● UNEPは新たなレポートを発表し、2015年の再生可能エネルギーへの投資額は当初の予想の2倍の2660億ドルに上ったと報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53550
● ユニセフはコロンビアの状況についてのレポートを発表し、約25万人の子供が紛争の影響を受けていると報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53498
● ジンバブエで280万人以上が食糧危機に瀕しており、WFPは救済プログラムを拡大させると発表しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53463
● FAOとWFPはミャンマーについてのレポートを発表し、サイクロンの影響を受けた地域への食糧支援の必要性を説いています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53464
● ILOは新たなレポートを発表し、家事動労者の90%は社会保障の対象から外れてしまっていると報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53434
● WFPは、モーリタニアで45万人が食糧危機に瀕しており2100万ドルが必要だと報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53440
● マラウイでのモザンビーク難民キャンプが再開されて、180万ドルが必要とされています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53444
● WHOは環境問題によって毎年1260万人が死亡していると報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53445
● 女性の経済的エンパワメントに関するハイレベルパネルの初会合が開催されました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53446
● 国連安全保障理事会はリビアでのミッション(UNSMIL)を三か月延長することを決議しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53447
● 国連人権委員会は10周年を迎えました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53452
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– シンクタンク・NGO関連 –
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● ブルッキングス研究所は、セミナー” From Homs to Hamburg: Refugee
movements from Syria to Europe and beyond”を開催し、国際社会が難民問題に対していかに均等に責任を果たすのかにつき議論しました。
http://www.brookings.edu/events/2016/03/15-unhcr-syrian-refugees-in-europe
● ウッドロウ・ウィルソン・センターは、オバマ大統領のキューバ訪問を受けての所感を発表しています。
https://www.wilsoncenter.org/article/president-obama-visits-cuba
● ウッドロウ・ウィルソン・センターは、セミナー”Brazil’s Crisis
Intensifies and Enters Uncharted”を開催し、ブラジルの政治危機と経済不況について議論しました。
https://www.wilsoncenter.org/event/brazils-crisis-intensifies-and-enters-uncharted-territory
● ウッドロウ・ウィルソン・センターは、セミナー”Addressing Loss and Damage:
Innovative Climate Finance”を開催し、気候変動危機に対応するためのファイナンススキームについて議論しました。
https://www.wilsoncenter.org/event/addressing-loss-and-damage-innovative-climate-finance-solutions
● Center for Global Development(CGD)は、報告書” Financial Regulations for Improving Financial Inclusion”を発表し、金融サービスへのアクセスにつき分析しました。
http://www.cgdev.org/publication/financial-regulations-improving-financial-inclusion
● Inter-American Dialogueは、ブルッキングス研究所、ウッドロウ・ウィルソン・センター、アトランティック・カウンシルとセミナー”The Administration’s
Approach to the Western Hemisphere”を共催しました。スーザン・ライス国家安全保障問題担当大統領補佐官を招いて、オバマ政権のラテンアメリカ外交につき議論しました。
http://www.thedialogue.org/event/the-administrations-approach-to-the-western-hemisphere/
● アジア経済研究所は、レポート「EUとトルコの難民対策合意」を公表しています。
http://www.ide.go.jp/Japanese/Research/Region/Mid_e/Radar/Turkey/20160322.html
● Save the Childrenはシリアの子供たちを救うために、IKEA財団から370万ユーロを受け取りました。
● Oxfam・Save the Children・Careは共同で、エルニーニョに見舞われた南部アフリカへの支援計画の必要性を訴えています。
● 英シンクタンクODIは、ジェンダーと農業、水についての報告書を発表しました。
http://www.odi.org/publications/10355-gender-agriculture-and-water-insecurity
● 同じくODIから、都市部の貧困についての報告書が発表されています。
http://www.odi.org/publications/10358-are-we-underestimating-urban-poverty
● 英王立国際問題研究所(チャタムハウス)の専門家が、SDGと森林についてコメントしています。
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【2】国連フォーラム
国連フォーラム主催スタディ・プログラム(ネパール)
参加者募集のお知らせ 募集期間(3/20-4/8)
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国連フォーラム主催スタディ・プログラム(ネパール)参加者募集のお知らせ
国連フォーラム主催スタディ・プログラムでは、
2010年より毎年、国連が実施するプロジェクト現場の最前線を学ぶため、
これまで東ティモール、カンボジア、タイ、モンゴル、ミャンマー、スリランカを訪問しました。
本プログラムは、スタディ・ツアーとは一線を画し、参加者「みんなでつくる」ことを原則として、
現地渡航前の事前準備(訪問先との交渉、ロジの手配、勉強会の開催)から
現地渡航、渡航後の事後プログラム(報告書の作成、報告会・事後勉強会の開催)まで
半年以上のプロセスにおいて参加者がそれぞれ役割を担い、プログラム策定を行うものです。
2016年度のスタディ・プログラムでは「ネパール」を訪問することに決まりました。
本日より参加者募集を開始いたしましたので、参加ご希望の方は下記概要をご確認いただき、
ウェブサイト掲載の募集要項に従い、期日(4月8日締切り)までにご応募ください。
今年も全国あるいは海外からの多くの皆さまのご応募をお待ちしています。
1.募集期間
3月20日(日)~4月8日(金)午後11時59分(応募書類必着)
2.募集人数
25名前後
3.応募条件
以下、全ての条件を満たした方のみの応募を受け付けます。
(1)国連や国際社会の支援の現場を訪れることによって、その地域の課題や国連の活動原則、国際社会の援助手法などを学び、この機会を自身のキャリア構築や能力・リーダーシップの涵養の機会と繋げるとともに参加者間の強固なネットワークづくりを目指す方。
(2)「みんなでつくる」という本プログラムの趣旨(訪問先を含め、ほぼ全ての内容を参加者で議論しあって決定し、全員で協力し合って渡航準備、渡航中の活動並びに渡航後の報告プロセスを行うこと)を理解し、賛同する方。プログラム開始後、インターネット環境のない地域での滞在など特別な場合を除き、一日に一度は情報を参照し、必要な場合は応答できる方。
(3)全期間通じてNSPに積極的に参加でき、現地集合、現地解散となる11月20日(日)正午前後から27日(土)午後7時前後の間(現地での予定コアタイム)、ネパールに渡航が可能な方。
(4)日本語及び英語でのコミュニケーションに支障がない方。
(5)18歳以上であること(学歴・国籍は問いません)。ただし、未成年の場合は現地への渡航にあたり保護者の承諾書を提出して頂きます。
(6)参加費、並びに居住地から現地までの往復航空運賃を自己負担できる方。なお、現地渡航に先立ち、あらかじめ参加費の一部(3万円)を6月30日までにお支払い頂きます。
(7)プログラム参加にあたって、基本的なITスキル(MS Word、Excel、インターネット)をお持ちで、FacebookやGoogle+などを活用できる方。
4.選考スケジュール(予定)
3月20日(日) NSP募集開始
4月8日(金) NSP募集締切り(第1次選考開始)
4月30日(土) 第1次選考結果の通知
5月14日・15日(土・日)第2次選考:オンライン面談
5月30日(月) 第2次選考(面談)の結果を個別に通知
6月1日(水) NSPプログラムスタート
5.選考方法
第一次選考:
(1)和文エッセイ「持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる169のターゲットのうち1つを選択し、そのターゲットを達成するために市民社会、政府、国際機関、ビジネスセクターいずれか1つの立場を選び、それが果たすべき役割を述べたうえで、さらにあなた自身が実行可能な具体的解決策について記述してください。」(800字前後、1000字は超えないこと)
(2)英文エッセイ:「Why are you applying for the NSP now? How
will NSP contribute to your career plan?」(400単語前後、500単語は超えないこと)
第二次選考:
5月14日(土)もしくは5月15日(日)にGoogleハングアウトを使用して実施(第1次選考結果の通知時に日程希望を聴取)予定。面談では英語でのやり取りを含む。
6.応募方法
本募集要項と本リンク先を熟読された上、下記の点にご注意いただき、応募フォームから4月8日(金)午後11時59分(日本時間)までにご応募ください。
応募フォーム:http://goo.gl/forms/X7Z1b1mhjx
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【3】東京発~世界銀行からのお知らせ
セミナーのご案内
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■「世界銀行で働く:弥富圭介 アジア地域災害対策マネジメント及び気候変動ユニット 気候変動専門官」
世界銀行キャリアセミナー
日時:2016年4月8日 (金) 午後6時30分から午後8時
場所:世界銀行東京事務所 http://ow.ly/Ok6kd
内容:南アジア地域災害対策マネジメント及び気候変動ユニットで南アジア地域における気候変動関連プロジェクトの開発、業務支援を担当する弥富圭介 気候変動専門官が、現在の業務や、JPOとして勤務した経験、入行までのキャリアについてご紹介します。
言語:日本語
詳細、参加お申込み:http://ow.ly/ZEwo9
(世界銀行東京事務所: 開裕香子)
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【4】ワシントンDC開発フォーラム便り
タイトル:「自分の好きな事を通して国際貢献」
渋谷 沙紀奈(国際通貨基金/ワシントンDC)
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ワシントンDCに来てから早くも3年半が経ちました。こちらに来たのは、開発分野へ転職したく国際開発の修士号を取ることが目的でした。
大学院入学当初は包括的金融に係わるプロジェクトでプロジェクト管理等の仕事が出来たら良いなと思っていたのですが、大学院で勉強するうちにインパクト評価や実験研究の方が面白いと感じるようになり、現在は国際機関にて研究者の卵として働いています。
ここで自分によく問いかける質問は「なぜ大学院にいた2年間で、就きたい職業がこんなに変わってしまったのか?」です。細かい理由は幾つかあるのですが、主要因は、(恥ずかしながら)大学院に入る前は開発分野がどれだけ多様な分野か知らなかった、且つあまり考えていなかった、ということにあります。
国際開発と一言でいっても、関連分野は経済学、自然科学(気候変動、エネルギー問題等)、教育、金融、インフラ、医学などここでは全て挙げられないほど多岐にわたります。更に、分野ではなくスキルベースで国際開発を分けると、プロジェクト管理、予算管理、計量分析、広報、人事管理と、(規模に関係なく)一機関を運営するに必要なスキルは全て必要とされています。すなわち、世界の貧困削減に貢献したいという思いがあるならば、例えば、貧困削減関係のプロジェクトを行っている非営利団体で人事スペシャリストとして働いても貢献になるのです。
大学院に入る前までは、プロジェクト運営及び管理に係わることが所謂国際開発で働くことと勘違いしていた私としては、非常に面白い気づきでした。要するに、貢献の仕方には色々な形があり、どの方法を採るかは私自身の趣向に任されているというわけです。
大学院を卒業し、運よく仕事も決まったせいか、よくキャリアについて質問頂きます。まだ20代後半ですのでまだまだ短いキャリアですが、非常に強く思うこと一つあります。それは自分の好きな事を探す事の重要性です。先に申し上げた通り、国際開発の関連分野は多岐に渡ります。私は研究が好きなので、研究を通してどう社会に貢献出来るか考えています。国際開発に興味があるけど、どうキャリア構成したらいいのか迷っていらっしゃる方は、もしかしたらまずは「自分の好きな事はなんだろう?」という質問から開発のキャリアを模索するのも一つの方法かもしれません。
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ワシントンDC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」
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ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムの開催する勉強会等のイベント関連情報 (案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加え、グローバルな途上国の開発関連情報と日本の取り組みに関する最新の情報を、「DC開発フォーラム 情報サービスメールマガジンDev-info」として、電子メールにて隔週で配信しています。
[バックナンバー] 2002年7月以降の全てのバックナンバーは下記のリンクからご覧いただけます。
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編集担当:小林隼人/荘所真理/畠山勝太/表将幸/神田匡/浅海誠
発行:ワシントンDC開発フォーラム
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2016年3月29日発行