2016年4月26日発行
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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
-(dev-info)-
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 ワシントンDC開発フォーラム新着情報チェック
「平成28年度開発協力重点方針発表」
「第93回世銀・IMF合同開発委員会開催」
「世界銀行/AIIB:協調融資枠組みについての合意」他
【2】 国連フォーラム
(1)
記事掲載のお知らせ:国連でインターン・ボランティア第60回
(世界保健機関WHO本部 谷口雄大さん)
(2)
記事掲載のお知らせ:国連職員NOW!164回
(国連グローバルヘルス研究所コーディネータ 堤敦朗さん)
【3】GRIPS開発フォーラム:
●(2016年3月1日開催) GRIPS開発フォーラムセミナー議事録の掲載
●ベトナムのやる気ある都市を支援中
【4】 東京発~世界銀行からのお知らせ
(1)
世界銀行東京開発ラーニングセンター契約スタッフ募集
(2) 国際金融公社(IFC)東京事務所チーム・アシスタント募集期間延長
(3) セミナーのお知らせ
【5】ワシントンDC開発フォーラム:
第251回BBL:4月27日(水)「2016年IMF/世界銀行グループ春季総会の評価と今後の課題」開催
第41回ワークショップ:4月27日(水)「世界銀行の資金調達の変化:想いでお金は動くのか」開催
【6】ワシントンDC開発フォーラム便り
タイトル:「Let Girls Learn」
迫田まゆ 世界銀行/ワシントンDC在住
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘devinfo.mailmagazine@gmail.com までご連絡ください
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– 日本関連 –
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● OECD開発援助委員会(DAC)事務局が2015年の各国のODA実績(暫定値)を公表しました。日本のODA支出総額(グロス)実績は,ドルベースで前年比3.6%減の151億4,603万ドル(前年比10.2%増)となり、米国、ドイツ、及び英国に次ぐ第4位。ODA(支出純額)の対GNI比は、日本は0.22%(昨年は0.19%)で、DAC加盟28か国中第18位。http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_003209.html
●平成28年度開発協力重点方針が発表されました。http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/files/000071276.pdf
●「NGOデータブック2016数字で見る日本のNGO」が発表されました。http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/files/000150460.pdf
●ワシントンにおいて、第93回世銀・IMF合同開発委員会が開催されました(日本国ステートメント)。
http://www.mof.go.jp/international_policy/imf/dc/20160416st.htm
●国連開発計画(UNDP)との間で、「危機の影響を受けたシリアのコミュニティにおける緊急の人道的必要性に対応するための電力安定供給計画(UNDP連携)」に対する13億円(約1,100万ドル)の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_003219.html
●日・パナマ首脳会談後、パナマとの間で、 2,810億7,100万円を限度とする円借款「パナマ首都圏都市交通3号線整備計画」に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_003234.html
●JICAは、国際金融公社(IFC)の全額出資子会社であるIFCアセットマネジメント社が運営する、中東・北アフリカ地域の民間企業を投資対象とするプライベート・エクイティ・ファンドに対する出資契約を締結しました。
http://www.jica.go.jp/press/2016/20160418_01.html
●2016年度第一回JICAインターンシップ・プログラムの応募を受け付けています(締切5月9日)。
http://www.jica.go.jp/recruit/intern/index.html
● 青年海外協力隊・シニア海外ボランティアの2016年春募集受付中です(締切5月9日)。http://www.jica.go.jp/volunteer/index.html
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– バイ・ドナー関連 –
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●ホワイトハウスは、4月22日のEarth Day (地球の日)を記念してのオバマ大統領のメッセージを公開しています。
https://www.whitehouse.gov/blog/2016/04/22/email-president-obama-our-responsibility-act
●USAIDは、エクアドル地震を受けて、災害専門家チームをエクアドルに派遣しました。
●USAIDは、ジカ熱対策に係るイノベーション開発支援プログラムthe Combating Zika and Future Threats Grand
Challengeに30百万ドルを拠出すると発表しました。
●ミレニアム挑戦公社(MCC: Millennium Challenge Corporation)は、モロッコと450百万米ドルの新コンパクト(職業訓練支援及び不動産市場改善)を締結しました。
https://www.mcc.gov/news-and-events/release/release-041416-mcc-and-morocco-celebrate-new-compact
●カナダ政府は、中東における人道支援に100百万ドルの追加支援を発表しました。
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– 国際機関関連 –
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●米州開発銀行は、エクアドル地震に対する緊急支援として300億ドルの融資をを決定しました。
●ワシントンで第93回世銀・IMF合同開発委員会が開催され、コミュニケ(ポイント)が公開されています。
http://www.mof.go.jp/international_policy/imf/dc/20160416.htm
●OECDの2016年版”Territorial Review of Japan”によると、人口に占める65歳以上の割合は現在の26%から2050年までに世界で最も高い約40%になるため、労働人口減少の経済的打撃を緩和する改革が必要と指摘しています。
●世界銀行が主導する10億ドルを上回るシリア難民支援パッケージに対し、8カ国と欧州委員会が資金提供を誓約しました。
●世界銀行とアジアインフラ投資銀行AIIBによるプロジェクトに対する協調融資の基準を定めた協調融資枠組みについての合意書を交わしました。
●世界銀行は、「中東・北アフリカ地域経済モニター」最新版を発表しました。http://www.worldbank.org/ja/news/press-release/2016/04/12/syria-reconstruction-could-foster-peace
●アジア開発銀行は、”2016 Annual Evaluation Review”を発表しました。http://www.adb.org/news/asian-economies-must-build-resilience-growing-risks
●アジア開発銀行は、日本の貧困削減基金を通して、サイクロンでダメージを受けたミャンマーのコミュニティのインフラ及び生活支援のため10億ドルの支援を承認しました。
http://www.adb.org/news/adb-japan-help-chin-state-communities-restore-livelihoods
●グローバルインフラストラクチャフォーラム2016が開催され、国際開発金融機関(アジア開発銀行、アフリカ開発銀行、欧州復興開発機関、米州開発銀行、アジアインフラ投資銀行、イスラミック銀行、新開発銀行、世界銀行グループ)のトップが集まりました。
●アフリカ開発銀行とグローバル環境ファシリティは共同でカメルーンに対する18億ドルの再生可能エネルギーを承認しました。
● アジア開発銀行(ADB)が、鉄道、スマートグリッド、上下水管理の3分野における専門家の募集を開始しました。 個人及び官・民組織の職員・従業員の方を対象にしたもので、ADBとの契約は任期(2~3年)付となる。
http://www.mof.go.jp/international_policy/mdbs/adb/160421.htm
●OECD東京オフィスは夏、秋のインターンを募集しています。
http://www.oecd.org/tokyo/about/oecdtokyocentreinternships2016.htm
●2016年度国連JPO試験の応募書類受付を開始しました(応募受付4月1日―5月9日)。
http://www.mofa-irc.go.jp/jpo/boshu.html
●海外でマクロ経済学博士号を取得し、IMFエコノミストを目指す日本人を対象とした 2年間の奨学金制度Japan-IMF スカラシップ・プログラム(2017-2019年度)の応募を受け付けています(締切2017年1月31日)
http://www.imf.org/external/np/ins/jpn/pdf/jisp2017-2019j.pdf
●UNHCRは、ブルンジでの危機により過去一年間で約26万人が難民になり、政治的安定が一日も早くもたらされる必要があると報告しています。http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53761
●UNICEFは、4月24日からの世界予防接種週間に先駆け、世界の予防接種を受けていない子供の2/3は紛争国に住んでいると報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53754
●国連とエクアドル政府は、M7.8の地震発生を受けて、7270万ドルの緊急アピールを発表しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53757
●COP21のパリ協定の調印式が開催されました。http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53756
●クウェートでイエメンの和平交渉が始まりました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53750
●WFPは、ネパールでの大地震から一年経ち、脆弱層に焦点を当てた3年間の中期支援計画を発表しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53741
●FAOは、漁具のゴミを削減するための国際的なガイドラインを公表しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53742
●UNHCRは、南スーダンのこれまで紛争が発生していなかった地域で紛争が発生し、9万6千人の難民が発生していると報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53722
●UNRWAは、ダマスカス難民キャンプ周辺の戦況が悪化し、10000人以上が食料と水不足に陥る危機に瀕していると報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53700
●UNAMAとUNICEFは共同でレポートを発表し、アフガニスタンの子供たちがこの3年間でますます保健と教育へのアクセスを失っていると警鐘を鳴らしています。http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53707
●WHOは、ハンセン病の拡大を防ぐためのグローバル戦略を発表しました。http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53732
●WFPは、エルニーニョ現象による干ばつに見舞われたハイチで食糧支援を実施するために、7200万ドルの資金が必要だと報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53708
●UNDPは、リビアの安定化支援のためのイニシアティブを発表しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53670
●WHOは、うつ病のために毎年1兆ドルのコストがかかっているが、その治療は4倍以上のリターンをもたらすと報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53674
●UNICEFと世界銀行は共同で、就学前教育の充実を訴えています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53689
●FAOとGoogleは、衛星データを用いた天然資源管理のために共同すると発表しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53692
●WHOはジカ熱対策のために、ジカウィルスのデータベースプロジェクトを立ち上げると発表しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53693
●UNICEFとWFPは、干ばつに見舞われた北部ソマリアの支援を共同して実施していくと発表しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53651
●国連アフリカ経済委員会は、Greening Africa's Industrializationという新しい経済レポートを公表しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53655
●OCHAは、ガザ地区の生活状況についての報告書を発表し、80%以上の世帯が昨年借金をしているなど困窮した状況にあると警鐘を鳴らしています。http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53656
●FAOは、イエメンでの砂漠バッタの大発生により、近隣諸国でも農作物に被害が出る恐れがあると報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53663
●UNAMIは、ISILの影響下にあるファルージャで人道状況が悪化していると警鐘を鳴らしています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53667
●WFPは、ISILの影響下にあるDeir Ezzorに対して、航空機による食糧支援を実施しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=53649
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– シンクタンク・NGO関連 –
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●ブルッキングス研究所は、SDGにおける教育の質に関する報告書” Millions Learning: Scaling up quality education
in developing countries”を発表しました。また、本報告書に関するセミナー”Getting millions to learn: What will
it take to accelerate progress on meeting the Sustainable Development Goals?”を開催しました。
http://www.brookings.edu/events/2016/04/18-getting-millions-to-learn
http://www.brookings.edu/research/reports2/2016/04/millions-learning
●ブルッキングス研究所は、セミナー”A new trade agenda for the Americas”を開催し、ラテンアメリカの経済統合について議論しました。
http://www.brookings.edu/events/2016/04/12-trade-agenda-americas
●ウッドロウ・ウィルソン・センターは、セミナー”A Stronger UN for a Peaceful World – Conversation
with Ambassador Natalia Gherman”を開催し、世界平和における国連の役割について議論しました。
●ウッドロウ・ウィルソン・センターは、セミナー” Latin American Economic Outlook for 2016”を開催し、2016年のラテンアメリカの経済展望について議論しました。
https://www.wilsoncenter.org/event/latin-american-economic-outlook-for-2016
●Center for Global Development(CGD)は、報告書”Inside the Portfolio of the Overseas Private
Investment Corporation”を発表し、Overseas Private Investment Corporation (OPIC)のポートフォリオについて分析しています。
http://www.cgdev.org/publication/inside-portfolio-overseas-private-investment-corporation
●フリーダムハウスは、報告書”Nations in Transit 2016”を発表し、旧共産主義29カ国の民主主義の状況につき分析しています。
https://freedomhouse.org/report/nations-transit/nations-transit-2016
●Publish What You Fundは、援助機関の情報公開等による透明性を測定するAid Transparency Index 2016を発表しました。2年連続でUNDPが首位となっており、米国MCC、UNICEF、英国DFID、グローバルファンド、世界銀行、米州開発銀行、アジア開発銀行、スウェーデン国際開発協力庁、アフリカ開発銀行がVERY GOODのカテゴリーに分類されています。
http://ati.publishwhatyoufund.org/
●Center for Global Development(CGD)は、Aid Transparency Index 2016発表を受けての所感をブログにまとめています。
http://www.cgdev.org/blog/aid-transparency-are-we-nearly-there
●アジア経済研究所は、レポート「ラテンアメリカ 過去の人権侵害の記憶をたどって」を公開し、アルゼンチン、メキシコ、ペルーにおける過去の人権侵害について記しています。
http://d-arch.ide.go.jp/idedp/ZWT/ZWT201603_014.pdf
●アジア経済研究所は、「アジア経済研究所開発スクール(IDEAS)第27期日本人研修生」の募集を2016年5月2日(月曜)~5月27日(金曜)まで行う予定です。
http://www.ide.go.jp/Japanese/Ideas/Appli/index.html
●Oxfamは、マラウイ政府が食料の緊急事態を宣言したことに対し、国際社会の緊急支援が必要であるとアピールしています。
●Oxfamは、ネパールの貧困層や脆弱層が復興プロセスから取り残されていると、報告しています。
●Save the Childrenは、エチオピアで600万人の子供たちが飢餓の危機にあると警鐘を鳴らしています。
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【2】国連フォーラム
(1)
記事掲載のお知らせ:国連でインターン・ボランティア第60回
(世界保健機関WHO本部 谷口雄大さん)
(2)
記事掲載のお知らせ:国連職員NOW!164回
(国連グローバルヘルス研究所コーディネータ 堤敦朗さん)
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(1)国連でインターン・ボランティア第60回記事掲載のお知らせ
世界保健機関WHO本部 谷口雄大さん
国連でインターン・ボランティア第60回&国連機関本部インターン寄稿シリーズ第1弾は
世界保健機関(WHO)本部でインターンをされた谷口雄大(たにぐち ゆうた)さんです。
西アフリカを中心に感染拡大をしたエボラ出血熱危機に関する業務にも携われた谷口さん。
実際に経験した、本部での世界的危機に対する動きについて詳細に書いていただきました。
谷口雄大(たにぐち ゆうた)さん
筑波大学医学群医学類4年
インターン先:世界保健機関(WHO)本部、免疫形成、ワクチン及び生物学部門(Department of
Immunization, Vaccines, and Biologicals: IVB)
インターン期間:2015年7~8月(2ヶ月)
記事掲載リンク: http://www.unforum.org/internships/60.html
(2) 記事掲載のお知らせ:国連職員NOW!164回
国連グローバルヘルス研究所コーディネータ堤敦朗さん
「国連職員NOW!」第164回目となる記事掲載をお知らせいたします。
今回は、国連大学グローバルヘルス研究所(クアラルンプール)コーディネータ の堤敦朗さんにインタビューをさせて頂きました。
堤敦朗さんは、精神保健の分野の専門家として、WHOやJICAで心のケアに関するプロジェクトに従事され、
仙台防災枠組や持続可能な開発目標の中に精神保健や障害者の権利を含めるなど国連のフレームワークづくりを行われてきました。
JICAのプロジェクトでは、精神保健に関する長期専門家として初めて、中国・四川大地震後の心のケアプロジェクトを統括されています。
精神保健分野の現状、一つ一つ積み重ねてきた精神保健や障害者の権利を含める国連のフレームワークづくりの舞台裏や、
堤さんのこれまでのキャリアと想いについてお話を伺いましたので、ぜひご覧ください。
記事掲載リンク: http://www.unforum.org/unstaff/164.html
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【3】GRIPS開発フォーラム:
●(2016年3月1日開催) GRIPS開発フォーラムセミナー議事録の掲載
●ベトナムのやる気ある都市を支援中
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●(2016年3月1日開催) GRIPS開発フォーラムセミナー議事録の掲載
「質の高い成長」のためのパートナーシップ―ドイツと日本の途上国への
産業開発協力・民間連携の経験、将来に向けて―
GRIPS開発フォーラムは、ドイツ国際協力公社(GIZ)と、ドイツ手工業中央連盟(ZDH)
の専門家を招聘し、ドイツ と日本の途上国への産業開発協力のアプローチと実践に
ついて理解を深めるセミナーを開催しました。日本側からは、日タイ経済協力協会
(JTECS)、国際協力機構(JICA)、海外産業人材育成協会(HIDA)の代表から 、
各組織の取り組みについても紹介頂きました。
セミナー議事録
セミナー詳細
http://www.grips.ac.jp/forum/newpage2008/event.htm
●ベトナムのやる気ある都市を支援中
JICAベトナム事務所では、やる気とポテンシャルのある少数の省(Province)に対して
協力と投資を集中させるプロジェクトが2015年より進行中です。成功すれば全国のモデ
ルとなります。工業では北部のハナム省と南部のバリアヴンタウ省が選ばれ、GRIPS
開発フォーラムの大野健一がリーダーとなって政策対話を実施しています。前者には裾野
産業やハイテク農業、後者には重工業・ロジスティック・環境産業が誘致される予定です。
4月18日にはバリアヴンタウ省の書記や幹部が訪日し、大野と共に経団連にて省政策を
説明しました。ハナム省とバリアヴンタウ省の調査報告書をぜひお読みください。
ハナム省報告
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf16/hanam_J6a.pdf
バリアヴンタウ省報告
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf16/BRVT_J6.pdf
GRIPS開発フォーラム・飯塚美恵子
http://www.grips.ac.jp/forum/index.htm
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【4】東京発~世界銀行からのお知らせ
(1)
世界銀行東京開発ラーニングセンター契約スタッフ募集
(2)
国際金融公社(IFC)東京事務所チーム・アシスタント募集期間延長
(3)
セミナーのお知らせ
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(1) 世界銀行東京開発ラーニングセンター契約スタッフ募集
世界銀行東京開発ラーニングセンターでは、契約スタッフを募集しています。応募締切は4月29日正午(日本時間)です。
■リサーチアソシエイト
業務内容:都市開発にかかる調査研究補助
■土地区画整理専門家
業務内容:日本の土地区画整理に関するケーススタディおよびe-learningコースモジュール作成
■イベントコーディネータ
業務内容:都市開発にかかる研修受け入れ等のイベントコーディネーション業務
■イベントコレスポンデント
業務内容:都市開発にかかる研修受け入れ等のイベントサポート業務
■撮影専門家(ビデオ・写真)
業務内容:イベント時のビデオおよび写真撮影
詳細は以下リンクよりご覧ください。
http://ow.ly/4mIZcV (英語)
(2) 国際金融公社(IFC)東京事務所チーム・アシスタント募集期間延長
IFC東京事務所は、事務、総務等のサポート業務を担当するチーム・アシスタントの募集期間を5月26日まで延長します。
以下リンクまたは、IFCウェブサイト(英語)の「Current Opportunities」一覧からJob
No. 160939を検索の上、ご応募ください。
(3) セミナーのお知らせ
■TICADセミナーシリーズ第6回「リベリアの現況・課題と企業の社会的責任(CSR)の取り組み事例」
日時:2016年5月9日 (月) 午後6時30分から午後8時
場所:世界銀行東京事務所 http://ow.ly/Ok6kd
内容:世界銀行の現地スタッフより、2014年に流行したエボラ出血熱により人的・経済的に大きな被害を受けたリベリアの現状と課題をご説明したうえで、ダイキン工業株式会社とコンサベーション・インターナショナルより、森林保全のための”空気をはぐくむ森”プロジェクトをご紹介いただきます。
言語:英語、日本語(同時通訳付)
詳細、参加お申込み:http://ow.ly/4mYAwA
■「アジアとラテンアメリカ:成長し続けるか、ひとつの時代の終焉か」
世界銀行、アジア開発銀行研究所(ADBI)共催
日時:2016年5月13日 (金) 午後4時30分から午後6時
場所:世界銀行東京事務所 http://ow.ly/Ok6kd
内容:アウグスト・デラ・トーレ世界銀行ラテンアメリカ・カリブ海地域担当チーフエコノミストから、昨年10月の年次総会を前に発表した、ラテンアメリカの貿易について比較分析を行った報告書「ラテンアメリカと成長する途上国:変貌する世界と優先順の中で」や、その後の最新の分析結果をご紹介し、吉野直行・アジア開発銀行研究所所長からコメントを頂きます。
言語:英語、日本語(同時通訳付)
詳細、参加お申込み:http://ow.ly/4mYAyw
(世界銀行東京事務所: 開裕香子)
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【5】ワシントンDC開発フォーラム:
第251回BBL:4月27日(水)「2016年IMF/世界銀行グループ春季総会の評価と今後の課題」開催
第41回ワークショップ:4月27日(水)「世界銀行の資金調達の変化:想いでお金は動くのか」開催
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ワシントンDC開発フォーラムでは、4月27日(水)にワシントンDCにおいて、藤井大輔さん(世界銀行日本理事代理)、渡邉和紀さん(IMF日本理事室審議役)をお迎えし、第251回BBL「2016年IMF/世界銀行グループ春季総会の評価と今後の課題」、夕方からは藤本千尋さん(世界銀行)を迎え第41回ワークショップ「世界銀行の資金調達の変化:想いでお金は動くのか」をワシントンDCにて開催します。
どちらも本日26日(火)締切ですので早めの登録をお願いいたします。
(1) 第251回BBL:4月27日(水)「2016年IMF世界銀行グループ春季総会の評価と今後の課題」
【日時】4月27日(水)午後12時30分より
【場所】 JICA米国事務所・会議室
1776 Eye Street, N.W. Suite 895,
Washington, DC
Tel: 202-293-2334
【テーマ】 「2016年IMF世界銀行春季総会の評価と今後の課題」
【スピーカー】藤井大輔氏(世界銀行日本理事代理)
渡邉和紀氏(IMF日本理事室審議役)
【次第】
12:15頃から 食事(各自持参)、適宜自己紹介
12:30頃から お二人からのご報告
13:10頃から 自由討議(13:45終了)
【参加登録】 下記URLの登録フォームよりご登録ください。ビル入館時のセキュリティーチェックに必要となりますので、 4月26日(火)までに必ずご登録いただきますようお願い申し上げます。
ご不明の点は、<dev.forum.workshop@gmail.com>までお問い合わせ下さい。
(2) 第41回ワークショップ:4月27日(水)「世界銀行の資金調達の変化:想いでお金は動くのか」
【テーマ】「世界銀行の資金調達の変化:想いでお金は動くのか」
【略歴】藤本千尋(ふじもとちひろ)
早稲田大学政治経済学部経済学科卒。日本銀行入行後、国際経済調査課、国際会議担当を経て、2010年カルフォルニア大学サンディエゴ校国際政策・戦略研究大学院に留学、国際関係学修士号を取得。帰国後、為替課において為替介入、金融市場分析に携わる。2013年世界銀行の現部署に出向し、2015年日銀を退職し、正式に世銀職員となる。現職では、日々の流動性管理、債権発行による資金調達を担当。
【日時】4月27日 (月) 18:30-19:45
【会場】世界銀行本部
The
World Bank, 1818 H Street, NW Washington DC 20433
入館方法や会議室の詳細などは、参加登録者に送付される会場案内にてお知らせ致します。会場案内をよくご確認の上ご来場ください。
【参加登録】
参加ご希望の方は、下記登録フォームより4月26日(火)までに必ず参加登録をお願い致します。
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dDVmdGZjV2ZnQ2ctb1lUR1JhODBXZ3c6MQ#gid=0
登録にご不明の点がある場合、または、当日正午までに会場案内のメールが届かない場合は、ワークショップ担当(dev.forum.workshop@gmail.com)まで、ご連絡ください。
皆様のご参加をお待ちしております。
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【6】ワシントンDC開発フォーラム便り
タイトル:「Let Girls Learn」
迫田まゆ 世界銀行/ワシントンDC在住
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4月15日から17日にかけて、IMF/世界銀行グループの春季総会が開催され、各国要人を迎えて様々な会議や、イベントが行われましたが、総会開催前日に行われたミッシェル・オバマ大統領夫人によるスピーチは中でもとても印象深いものでした。
ミシェル・オバマ大統領夫人は大統領と共に1年ほど前に「Let Girls Learn (女の子達に教育を)」というイニシアティブを立ち上げ、女子教育の普及を支援しているのですが、以下のようなことを話してくださいました。
世界には学校に通えない少女が6200万人もいます。女の子達が直面するのは、例えば授業料等の経済的な障壁、または安全な交通手段や男女別のトイレ等のインフラ面だけではありません。体の価値でなく知性という点で少女達が尊重されているのか、教育を受ける価値があると考えられているのか、家庭やコミュニティにおける信念や考え方も大きな問題です。教育を受けた女性は、妊産婦や乳幼児の死亡率、エイズへの感染率も低く、教育年数が1年増えれば、女性が稼ぐ力も20%もあがります。女子教育に投資することは、女性だけでなく、国全体の経済や社会を押し上げることに繋がります。そして、世界を回って少女達の姿を見る度に、その中に自分を、そして2人の美しい自分の娘達の姿を見ています、と。
ミシェル・オバマ大統領夫人のお話をお聞きし、女子教育の大切さを痛感すると共に、いかに自分が幸運だったかも改めて思い出しました。私を信じ、臆することなく自分の考え方を述べることを応援してくれる家族のおかげで、夢を持ち続け、勉強することができました。女性であることで、学校でも職場でも、差別を受けたり、機会を制限されたことは一度もありません。女の子に生まれてきて幸せだなと思うことはあるけれど、悲しんだことはありません。このようなことが特別ではなく、当たり前の事になるように、自分でもできる事に取り組みたいと思います。
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ワシントンDC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」
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ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムの開催する勉強会等のイベント関連情報 (案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加え、グローバルな途上国の開発関連情報と日本の取り組みに関する最新の情報を、「DC開発フォーラム 情報サービスメールマガジンDev-info」として、電子メールにて隔週で配信しています。
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2016年4月26日発行