2016年7月19日発行
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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
-(dev-info)-
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 ワシントンDC開発フォーラム新着情報チェック
「政府開発援助(ODA)事業に関する安全対策会議の初会合開催」
「OECD: "OECD Employment
Outlook 2016"発表」
「ブルッキングス研究所:"China's
engagement in Africa”発表」他
【2】 東京発~世界銀行からのお知らせ
セミナーのご案内
【3】 国連フォーラム
(1)
記事掲載:国連でインターン・ボランティア第64回
黄 銀智(ふぁん うんじ)さん、国連人口基金(UNFPA)東京事務所(UNFPA Tokyo Office)
インターン期間:2014年10月~2015年11月(1年間)
(2)記事掲載:私の提言「アフリカの今」シリーズ第4弾
「エボラ・ポリオに学ぶ ー保健医療のマネジメント改革を」馬渕俊介さん(世界銀行)
【4】ワシントンDC開発フォーラム便り
タイトル:「南スーダンから日本を考える」
紀谷昌彦 在南スーダン日本国大使館/ジュバ在住
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘devinfo.mailmagazine@gmail.com までご連絡ください
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– 日本関連 –
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● 外務省は、バングラデシュでの武装グループによる人質事件を受け、政府開発援助(ODA)事業に関する安全対策会議の初会合を開きました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_003480.html
● インドおよびモルディブの国別援助方針案に対するパブリックコメントを募集しています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/about/seisaku/page23_001065.html#section14
● ルワンダとの間で、「ルスモ-カヨンザ区間道路改良計画」につき、68億8,900万円を限度額とする円借款に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_003486.html
● ペルー共和国との間で、1億4,890万円を限度とする一般文化無償資金協力「パチャカマック博物館遺跡保全機材及び教育機材整備計画」に関する交換公文の署名が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_003471.html
● 国連世界食糧計画(WFP)との間で、ジンバブエに対するWFPを通じた食糧援助として、総額3億円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_003475.html
● 平成28年度日本NGO連携無償資金協力の実施要領説明と意見交換会が、7月27日に開催されます(参加申込締切7月26日)。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/files/000173133.pdf
● JBICは、第2回ラテンアメリカ・日本インベスタ―フォーラムにおいて、ラテンアメリカ地域でのJBICのインフラ支援の取組について発表を行いました。
http://www.jbic.go.jp/ja/information/topics/topics-2016/0714-49478
● 国内最大級の国際協力イベント「グローバルフェスタJAPAN2016」が10月1、2日に東京で開催されます。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/gfjapan.html
● 外務省は、9月9日開催予定の平成28年度第1回外務省セミナー「学生と語る」の参加者を募集しています(8月19日締切)。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/p_pd/dpr/page22_002664.html
● 外務省は7月23日JICA九州にて国際機関就職説明会を開催予定です(7月22日締切)。
http://www.mofa-irc.go.jp./dl-data/20160723JICA_Kyushu.pdf
● JICAは、国際協力中学生・高校生エッセイコンテストを開催中です(締切9月12日)。
http://www.jica.go.jp/hiroba/program/apply/essay/index.html
● 開発に関する人材募集情報がPartnerページに掲載されています。
http://partner.jica.go.jp/RecruitSearchForPrsn
● JICA研究所は非常勤研究助手を募集しています。
http://jica-ri.jica.go.jp/ja/procure/index.html
● 内閣府国際平和協力本部事務局では、国際平和協力に関する情報の収集・分析等を行う国際平和協力研究員を募集しています(締切8月19日)。
http://www.pko.go.jp/pko_j/news/__icsFiles/afieldfile/2016/07/04/201610researcher-bosyu.pdf
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– バイ・ドナー関連 –
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●ホワイトハウスは、オバマ政権における途上国開発の成果等を議論するWhite House Summit on Global
Developmentを7月20日に開催する予定です。
● USAIDは、アフガニスタンにおける女性教員養成を目的とした25百万米ドルの拠出を発表しました。
● カナダ政府は、コロンビアに対して57.4百万ドルの支援を発表しました。
http://news.gc.ca/web/article-en.do?mthd=advSrch&crtr.page=3&crtr.dpt1D=6673&nid=1095169
● 英国の新政権で、保守党のパテル氏が国際開発大臣に任命されました。
● 5月にAFDの長官に就任したリウー氏のインタビューが、ウェブサイトに掲載されています。
http://www.afd.fr/home/AFD/presentation-afd/GouvernanceAFD/remy-rioux/entretien-remy-rioux
● AFDは、今後の活動内容を検討するため、2025年をターゲットとした4つのシナリオを発表しました。
http://www.afd.fr/home/AFD/presentation-afd/afd-2025
● GIZは、ヨルダンで実施している女性向けの職業訓練の内容をウェブサイトで紹介しています。
https://www.giz.de/en/mediacenter/39510.html
● KOICAは、JICAと共催で、第1回KOICA-JICA国際ボランティアフォーラムを開催しました。
http://www.koica.go.kr/english/board/press_releases/1322107_3534.html
● KOICAは、ウガンダの女性支援を目的として、UNFPAに5百万米ドルの拠出を発表しました。
http://uganda.unfpa.org/news/korea-invests-us-5-million-adolescent-girls-programme-uganda
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– 国際機関関連 –
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● OECDは、"OECD Employment Outlook 2016" を発表しました。
● アジア開発銀行は、"Pacific
Economic Monitor" を発刊しました。
http://www.adb.org/publications/pacific-economic-monitor-july-2016
● 米州開発銀行は、ボリビアの小規模農家を支援するため灌漑設備を向上させるプロジェクトに対し1億5,800万ドルの融資を承認しました。
● アフリカ開発銀行は、ルワンダのスキル開発、職業創出を支援するため、アフリカ開発基金を通して5,000万ドルの融資を承認しました。
● 世界銀行は、世界銀行グループの2016年度(2015年7月― 2016年6月)の融資、グラント、直接投資、保証を通じたコミットメントの総額が610億ドル以上にのぼったと発表しました。
● 海外でマクロ経済学博士号を取得し、IMFエコノミストを目指す日本人を対象とした 2年間の奨学金制度Japan-IMF スカラシップ・プログラム(2017-2019年度)の応募を受け付けています(締切2017年1月31日)
http://www.imf.org/external/np/ins/jpn/pdf/jisp2017-2019j.pdf
● コスタリカにある国連平和大学が、アジアに関する知識と平和構築の専門知識の両方を兼ね備えた人材を育成するための全額支給奨学金Asian
Peacebuilders Scholarship(APS)の応募を受け付けています(8月15日締切)。
https://www.upeace.org/academic/partnership-programmes/asia-peacebuilders-scholarship
● 南スーダンで22万人分の支援物資が保管されていた国連の倉庫が略奪にあいました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=54454
● 国連は新たなレポートの中で、ウクライナで殺人が横行しており、紛争が始まった2014年から9300人以上が亡くなったと報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=54455
WHOは、インドからフランベジアと妊産婦及び新生児の破傷風を根絶したと発表しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=54457
● ユネスコは新たなレポートの中で、初中等教育にアクセスできていない子供の人数が2億6300万人に上ると報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=54460
● OHCHRは、シリアで少なくとも20万人以上の人達が包囲されていると警鐘を鳴らしています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=54464
● 国連は、防災のためのSendai Sevenキャンペーンを開始しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=54429
● WFPは、2030年までに飢餓を撲滅するためのイノベーションプロジェクトを開始しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=54431
● OCHAは、27.5万人が避難しているキャンプが点在しているナイジェリアの北東部で飢餓のレベルが危険な水準に達していると報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=54436
● UNAIDSは新たなレポートの中で、成人を対象としたHIV/AIDSの取り組みが、ここ5年間停滞していると報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=54442
子供に対する暴力を終わらせるための新たなパートナーシップが立ち上げられました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=54445
FAOは、エチオピアでの洪水の発生によって69万人が被害を受け、エルニーニョからの復興支援のために必要な資金も24%しか集まっていないと報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=54402
● ILOは、ロボット化が進む東南アジアで、人々のスキル開発のためのさらなる投資が必要だと訴えています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=54412
● 国連安全保障理事会は、アフリカ連合のソマリアでの活動(AMISOM)を来年5月末まで延長することを決議しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=54411
● FAOは新たなレポートの中で、一人当たりの魚の消費量が過去最大に達し、漁業が持続可能な水準を超えていると警鐘を鳴らしています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=54410
● FAOは、今月の食料価格指数を発表し、6月は食料価格が4.2%上昇したと報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=54409
● UNHCRは、紛争が続く中央アフリカからチャドやカメルーンに6000人の難民が発生したと報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=54417
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– シンクタンク・NGO関連 –
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● ブルッキングス研究所は、報告書"China's
engagement in Africa: From natural resources to human resources" を発表しました。また、同報告書に係るセミナーを開催しました。
http://www.brookings.edu/research/papers/2016/07/china-africa-natural-human-resources-dollar
http://www.brookings.edu/events/2016/07/13-china-africa-natural-human-resources
● ウッドロウ・ウィルソン・センターは、セミナー"Colombia:
Post-Accord Challenges" を開催し、6月23日に左翼ゲリラ組織FARCと停戦合意したコロンビアの和平後の課題について議論しました。
https://www.wilsoncenter.org/event/colombia-post-accord-challenges
● ウッドロウ・ウィルソン・センターは、セミナー"Next
Steps in Pacific Alliance Integration" を開催し、太平洋同盟(コロンビア、チリ、メキシコ、ペルー)のこれまでの成果やメルコスルとの連携の可能性等について議論しました。
https://www.wilsoncenter.org/event/next-steps-pacific-alliance-integration
● ウッドロウ・ウィルソン・センターは、報告書"Pakistan's
Education Crisis: The Real Story" を発表し、パキスタンにおける教育セクターの問題について分析しています。また、同報告書に係るセミナーを開催しました。
https://www.wilsoncenter.org/publication/pakistans-education-crisis-the-real-story
https://www.wilsoncenter.org/event/pakistans-education-crisis-the-real-story
● Center for Global Development(CGD)は、英国のEU脱退に伴う影響(途上国開発や送金)に関するブログ記事を投稿しています。
http://www.cgdev.org/blog/brexit-threats-and-opportunities-global-development
http://www.cgdev.org/blog/brexit-bad-news-remittances
● フリーダムハウスは、報告書"Ever
Farther Union: Balkans and the Brexit" を発表し、英国のEU脱退がバルカン半島諸国における民主主義の定着を減速させるとしています。
https://freedomhouse.org/report/special-reports/ever-farther-union-balkans-and-brexit#.V4kwYNEUXcs
● 英シンクタンクODIは、Brexitが途上国に与える影響を分析したペーパーを発表しました。
● 同じくODIは、SDGにおけるメンタルヘルスの扱いについての報告書を発表しました。
https://www.odi.org/publications/10423-mental-health-funding-and-sdgs-what-now-and-who-pays
● 英サセックス大学IDSのリーチ所長が、IDS設立50周年を機に今後の開発のあり方について寄稿しています。
http://www.ids.ac.uk/essay/development-frame-001
● アジア経済研究所は、「チャベス政権下のベネズエラ」を発刊しました。
http://d-arch.ide.go.jp/idedp/ZWT/ZWT201605_018.pdf
● アジア経済研究所は、研究マネージメント職(任期付)を募集しています。
http://www.ide.go.jp/Japanese/Recruit/management.html
● 7月22日に第19回自治体とNGO/NPOの連携推進セミナー「多文化共生×国際協力×防災が生む地域ブランド化と発信力」 が開催されます。
http://www.janic.org/event/19ngonpo.php
● 台風による洪水被害に見舞われた中国の南部でPlan
Internationalなどが緊急支援を開始しました。
https://plan-international.org/plan-international-china-launches-emergency-response
● Plan Internationalは、エジプトでFGMが依然として少女たちを死に追いやっていると報告しています。
https://plan-international.org/female-genital-mutilation-still-killing-girls-egypt
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【2】東京発~世界銀行からのお知らせ
セミナーのご案内
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■「災害への強靭性強化に向けて:途上国におけるジオハザード管理を活用した道路防災」
世界銀行東京事務所、世界銀行東京防災ハブ共催 第12回防災セミナー
日時:2016年7月21日 (木) 午後4時30分から午後6時
場所:世界銀行東京事務所
内容:日本政府の支援と、公的機関、学術・研究機関、民間セクターのご協力で作成された「道路・ジオハザード管理ハンドブック」の発表に先立ち、世界各地の道路網、公共の安全性、ならびに資産に対し地すべりがもたらす問題と、日本や途上国での解決策について議論します。
参加お申込み:http://wrld.bg/hiL4302gLw0
(世界銀行東京事務所: 開裕香子)
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【3】国連フォーラム
(1)
記事掲載:国連でインターン・ボランティア第64回
黄 銀智(ふぁん うんじ)さん、国連人口基金(UNFPA)東京事務所(UNFPA Tokyo Office)
インターン期間:2014年10月~2015年11月(1年間)
(2)記事掲載:私の提言「アフリカの今」シリーズ第4弾
「エボラ・ポリオに学ぶ ー保健医療のマネジメント改革を」馬渕俊介さん(世界銀行)
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(1)
記事掲載お知らせ:国連でインターン・ボランティア第64回
黄 銀智(ふぁん うんじ)さん(東京大学大学院 人文社会系研究科社会文化研究専攻博士課程)
インターン先:国連人口基金(UNFPA)東京事務所(UNFPA Tokyo Office)
インターン期間:2014年10月~2015年11月(1年間)
昨年に行った国連機関駐日事務所シリーズに合わせた寄稿になります。
UNFPAという機関の中の東京事務所の位置づけ、東京事務所ならではの業務や求められるスキルについて、
実際に中に入って感じられたこと、学んだことを詳しく書いていただきました。
記事掲載URL: http://www.unforum.org/internships/64.html
(2)記事掲載のお知らせ:私の提言「アフリカの今」シリーズ第4弾
「エボラ・ポリオに学ぶ ー保健医療のマネジメント改革を」
馬渕俊介さん(世界銀行シニアヘルススペシャリスト)
今年はG7伊勢志摩サミット、TICAD VIと続き、保健医療システムのグローバルな仕組み作りについて活発な議論が行われています。
馬渕さんがエボラ・ポリオ対策のご経験から学ばれた途上国の保健医療システムの強化とその支援のあり方について、
臨場感溢れる体験談を交えて提言を頂きました。
あのエボラの緊急時に現場ではどのようなことが起こっていたのか・・・!?
手に汗握る展開にドキドキしながら一気に読んでしまう記事です。
ぜひご一読ください!
また、来る7月30日のネットワークカンファレンスにおいて、本提言に基づくグローバルヘルスに関するセッションを開催する予定です。
記事掲載URL: http://www.unforum.org/teigen/42.html
夏のネットワークカンファレンスのご案内:http://www.unforum.org/offkai/18-notice.html
今後とも国連フォーラムをよろしくお願い致します。
国連フォーラムトップページ:
http://www.unforum.org/index.html
国連フォーラムFacebookグループページ:
http://www.facebook.com/pages/国連フォーラム-UN-FORUM/160270550675925
(国連フォーラム幹事 グスタフソン栄)
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【4】ワシントンDC開発フォーラム便り
タイトル:「南スーダンから日本を考える」
紀谷昌彦 在南スーダン日本国大使館/ジュバ在住
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南スーダンの首都ジュバで,先週から治安が大きく悪化した。
関係者が総力を挙げ,チャーター機と自衛隊機で,
在留邦人約50名とその他のJICA関係者約50名が,無事に国外退避した。
皆様のご支援,ご協力に心からの感謝の気持ちをお伝えしたい。
今回の国外退避で,本当に沢山の日本人が南スーダンの支援に携わっていることを実感した。
不安な日々を過ごしたにもかかわらず,出発前の空港では,今ここで当地を離れるのは残念だ,
早く治安が回復して,支援を再開したい,とのことばを多くの方々から伺い,力づけられた。
南スーダンの人達にも,このような日本の支援関係者の思いを,是非知ってもらいたいと思う。
もちろん,南スーダンの将来は,南スーダン人自身が築いていかなければならない。
しかし,日本の支援関係者は,国の基礎となるインフラの建設に,
そして政策・制度と組織を作り動かすための人材育成に,
橋,水供給,河川港,農業,教育,税関,メディア,スポーツなど幅広い分野で,
南スーダンの人達や組織をしっかりと後押ししている。
自衛隊も,国連PKOの中で,地元の人達とも交流しながら,平和の下支えを担っている。
日本は明治以降,多くの国々から学び,触発を受けてきた。
そして,5年前に独立した南スーダンは今,自立に向けて,日本から学び,国づくりをしている。
南スーダンだけではない。世界中の多くの国々で,はるかに多くの日本人が,
これまで長い間,支援を続けてきた。それが,今のアジアや世界の発展の基盤作りに貢献した。
南スーダンのみならず,バングラデシュ,ニース,トルコでも相次いで事件が発生し,痛ましい犠牲者も出た。
その一方で,欧州や米国では,移民や経済などの問題に直面し,内向きな動きも見られる。
そのような中で,日本が世界の安定のために,今果たしている役割,そして果たすべき役割は大きい。
国連安保理の今月の議長国は日本で,公開討論のテーマは「アフリカの平和構築」だ。
また,日本がG7サミットやTICADVIで取っているイニシアティブは,実際に世界を良い方向に変えている。
日本での日々の生活からは見えないが,遠い南スーダンでは,人々の生活にインパクトを与えている。
その意味で,日本人は誇りを持ち,そして世界の将来に向けて大きな責任を感じる立場にある。
日本自身を更に良くすることも,その責任の一部だ。
日本の外にいると,より良く日本が見えることもあると思う。
それを,日本に伝えていきたい。
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ワシントンDC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」
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ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムの開催する勉強会等のイベント関連情報 (案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加え、グローバルな途上国の開発関連情報と日本の取り組みに関する最新の情報を、「DC開発フォーラム 情報サービスメールマガジンDev-info」として、電子メールにて隔週で配信しています。
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発行:ワシントンDC開発フォーラム
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2016年7月19日発行