2016年10月11日発行
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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
-(dev-info)-
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 ワシントンDC開発フォーラム新着情報チェック
「国際協力事業安全対策統括担当及び安全対策室の設置」
「国際通貨基金(IMF): SDR(特別引き出し権)の構成通貨に中国・人民元を追加」
「国際通貨基金(IMF)のリクルート・ミッション訪日」他
【2】GRIPS開発フォーラム:
●GRIPS開発フォーラム勉強会のお知らせ(10/24開催)
【3】国連フォーラム
(1)
イベント告知:ネパール・スタディ・プログラムチーム勉強会
「SDGs時代の開発における教育課題の核心:ネパールを例として」10月16日(日)会場 東京大学駒場キャンパス
(2)
記事掲載:第21回 ”国際仕事人に聞く” 世界銀行本部 金平直人さん「イノベーションと国際開発 世界銀行の現場から 前編」
【4】ワシントンDC開発フォーラム便り
タイトル:「国民投票で否決されたコロンビア和平合意」
表 将幸(ペルー・リマ在住)
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘devinfo.mailmagazine@gmail.com までご連絡ください
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– 日本関連 –
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● 国際協力事業安全対策会議の最終報告をもとに、国際協力事業安全対策統括担当及び安全対策室の設置されることとなりました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_003760.html
● 国際協力機構(JICA)は、タイとの間で「バンコク大量輸送網整備事業(III)」を対象として1,668億6,000万円を限度とする円借款貸付契約に調印しました。
https://www.jica.go.jp/press/2016/20161003_01.html
● 同じくJICAは、カンボジアとの間で8億9300万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結しました。南部経済回廊地域の電力網整備を通じて地域住民の生活向上と経済活動の活性化を支援します。
https://www.jica.go.jp/press/2016/20160929_01.html
● 日本はハイチにおけるハリケーン「マシュー」による被害に対し、政府からの要請を受け、緊急援助物資を供与することを決定しました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press1_000122.html
● 国連世界食糧計画(WFP)との間で、パレスチナ自治区に対するWFPを通じた食糧援助として、総額2億6,000万円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_003774.html
● アフガニスタン帰還民を対象としたシェルターの整備や非食料物資等支援のため、国際移住機関(IOM)に対して、500万ドルの緊急無償資金協力を実施することを決定しました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_003767.html
● 青年海外協力隊、シニア海外ボランティアの2016年秋募集をしています(11月4日締切)。
https://www.jica.go.jp/volunteer/index.html
● 開発に関する人材募集情報がPartnerページに掲載されています。
http://partner.jica.go.jp/RecruitSearchForPrsn
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– バイ・ドナー関連 –
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● USAIDは、ハリケーン「マシュー」を受けて、災害支援チームを派遣します。
● USAIDは、ハリケーン「マシュー」で最も被害を受けているハイチに対して、累計1.5百万米ドルの人道支援援助を供与しています。
● カナダ政府は、ハリケーン「マシュー」で最も被害を受けているハイチに対して、災害アセスメントチームを派遣し、3百万ドルの人道支援援助を供与しました。
● カナダ政府は、アフガニスタンの女性生活支援を目的とした7案件について発表しました。
● 英国は、ハリケーン「マシュー」の被害を受けたハイチへの支援を発表しました。
https://www.gov.uk/government/news/british-experts-sent-to-help-victims-of-hurricane-matthew
● 同じく英国は、アフガニスタンに対する2020年までの支援方針を発表しました。
● フランスの開発金融機関Proparcoは、グアテマラの農村地域への太陽光電力普及支援を行っています。
http://www.proparco.fr/lang/en/Accueil_PROPARCO/Actus-Events-Proparco/News_PROPARCO?actuCtnId=139430
● GIZのウェブサイトで、ヨルダンにおけるシリア難民支援活動の様子が紹介されています。
https://www.giz.de/en/mediacenter/40810.html
● 10月4~5日、EUとアフガニスタン政府の共催で、アフガニスタン復興支援国際会議が開催されました。会議にあわせ、女性のエンパワメントにかかるハイレベル会合等も開催されています。
http://www.consilium.europa.eu/en/meetings/international-summit/2016/10/05/
● スウェーデン国際開発協力庁(Sida)が、11月からの長官代行人事を発表しています。
● UNOPS幹部はKOICA本部を訪問しました。
http://www.koica.go.kr/english/board/press_releases/1322707_3534.html
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– 国際機関関連 –
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● OECDは、”Society at a Glance 2016”を発表し、技能レベルが低いまま学業を終える若者の就職難について指摘しています。
http://www.oecd.org/social/society-at-a-glance-19991290.htm
● 世界銀行は、世界の貧困と繁栄の共有についての正確な推定値と動向を分析する初の年次報告書”Poverty and
Shared Prosperity 2016: Taking on Inequality”を発表しました。
http://www.worldbank.org/en/publication/poverty-and-shared-prosperity
● 国際通貨基金(IMF)は、10月1日からSDR(特別引き出し権)の構成通貨に中国・人民元を追加しました。
● 同じくIMFは金融安定性報告書を発表し、その中で「日本の主要銀行は、海外事業の縮小に追い込まれる可能性がある」と警告しました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF05H0C_V01C16A0EE8000/
● アジア開発銀行は、カンボジアとの間で、公共サービス向上と質の高い教育支援のための4つのプロジェクト(総額1.25億ドル)の融資締結を行いました。
https://www.adb.org/news/adb-cambodia-sign-loan-agreements-improved-service-delivery
● 同じくアジア開発銀行は、ブリュッセルで開催されたアフガニスタン復興支援国際会議において、同国のインフラ開発に継続して支援を行うと発表しました。
https://www.adb.org/news/adb-reaffirms-commitment-support-infrastructure-development
● アフリカ開発銀行は、マグレブ地域の代替エネルギーと若者雇用に関する報告書” The Renewable
Energy Sector and Youth Employment in Algeria, Libya, Morocco and Tunisia”を発表しました。
● 米州開発銀行は、ハリケーン被害に見舞われたハイチへの支援を緊急に行うことを発表しました。
http://www.iadb.org/en/news/news-releases/2016-10-07/haiti-in-wake-of-hurricane-matthew,11590.html
● 中南米、カリブ海地域の財務大臣、世銀、IMF、米州開発銀行、米国財務省は、会合を行い地域の経済成長や長期的な発展を促進するための地域統合に関する政策について議論を行いました。
● 11月に国際通貨基金(IMF)のリクルート・ミッションが訪日します(日時未定)。IMFでの勤務に関心のある日本人のエコノミスト及びその他の専門家(法律、財務、人事、IT、広報など)をあらかじめ募集し、ミッションの訪日時に面接を行います(ミッション時の面接の応募締切10月15日)。
https://imf.taleo.net/careersection/imf_external/moresearch.ftl?lang=en
● 経済協力開発機構(OECD)は、ヤング・プロフェッショナル・プログラム(YPP)の応募を受け付けています(締切11月24日)。
http://www.oecd.org/careers/young-professionals-programme/
● 国連機関合同アウトリーチ・ミッションが訪日します。それに合わせて10月17日―27日の間に東京各地で国連機関合同就職説明会が開催されます。
http://www.mofa-irc.go.jp./dl-data/2016outreach3.pdf
● 欧州復興開発銀行(EBRD)は、10月24日から26日に、東京にリクルートミッションを派遣し、将来EBRDに入行を希望する人との面談を行います(面談申込み締切10月16日)。
http://www.mof.go.jp/international_policy/mdbs/ebrd/ebrd_recruit.htm
● 同じくEBRDは、大学院生及び社会人を対象にとしたセミナーを10月25日に開催します。
http://www.mof.go.jp/international_policy/mdbs/ebrd/ebrd_recruit.htm
● 海外でマクロ経済学博士号を取得し、IMFエコノミストを目指す日本人を対象とした 2年間の奨学金制度Japan-IMF スカラシップ・プログラム(2017-2019年度)の応募を受け付けています(締切2017年1月31日)。
http://www.imf.org/external/np/ins/jpn/pdf/jisp2017-2019j.pdf
● 国連の次期事務総長にポルトガル元首相のアントニオ・グテレス氏が選ばれることが内定しました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM06H6E_W6A001C1FF1000/
● FAOは、サハラ以南アフリカの農業を近代化することが食料供給の面でも、農家の生活改善の面でも重要だと出版したレポートの中で強調しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55162
● UNICEFは、北東部ナイジェリアの紛争地で新たに75万人に支援を届けられるようになったので、APPEALの額を5500万ドルから1億1500万ドルへ倍増させました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55161
● OCHAは、台風に襲われた北朝鮮で60万人を支援するために2800万ドルが緊急で必要だと訴えています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55159
● UNICEFは、350万人の不就学児童がいるイラクで、Back to Schoolキャンペーンを開始しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55179
● UNICEFは、紛争が続くイエメンでmobile healthキャンペーンを実施し、60万人の子供と18万人の妊婦に医療を届けました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55173
● UNISDRは、大気中の二酸化炭素の水準がこの1500万年で最も高い水準であり、排出量を削減する必要があると訴えています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55171
● UNHCRは、治安状況が悪化する南スーダンで、Yeiという街で10万人が逃げられなくなっていると警鐘を鳴らしています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55170
● WHOは、67億6千万人が極度の大気汚染の環境下で生活していると出版したレポートの中で警告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55138
● WFPは、マリで今すぐ300万ドルの支援が行われないと、18万人の子供に対する学校給食プログラムが中断されてしまうと報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55139
● WHOは、麻疹がアメリカ大陸から根絶されたと報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55150
● IFADは、ラテンアメリカ・カリブ海地域で農村部を対象とした農業政策と投資が必要とされていると出版したレポートの中で強調しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55169
● 国連安全保障理事会は、António
Guterres氏を次期国連事務総長として推薦しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55224
● UNESCOは、SDGs達成のために6900万人の新たな教員たちが研修を受ける必要があると出版したレポートの中で報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55210
● FAOは、豊作に伴う食料価格の下落によって、世界の食糧輸入価格は昨年比で11%下落する見込みだと報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55225
● UN DESAは、貧困層と脆弱層が気候変動の影響を最も受け、不平等の拡大が気候変動による損害を拡大させると出版したレポートの中で報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55194
● ユニセフと世界銀行は、世界では3億8500万人の子供が極度の貧困の下で生活していると出版したレポートの中で報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55198
● WFPは、エルニーニョの影響を受けている南部マダガスカルで支援を拡大させています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55215
● UNICEFは、男子と女子で家事労働の時間が違うことが、ジェンダーステレオタイプを生み出す要因になっていると出版したレポートの中で報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55238
● 国連中央対策基金は、ハリケーンに襲われたハイチ支援のために500万ドルを拠出しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55245
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– シンクタンク・NGO関連 –
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● ブルッキングス研究所は、世界銀行ジム・キム総裁を招いてパネルディスカッションを開催しました。
The World Bank Group’s Mission to End Extreme Poverty: A conversation with President Jim Yong Kim
● ブルッキングス研究所は、セミナー” Charting a
way forward in Afghanistan”を開催し、米国とアフガニスタンの連携について議論しました。
● ウッドロウ・ウィルソン・センターは、フアン・マヌエル・サントス、コロンビア大統領のノーベル受賞を受けて、祝福のコメントとともに過去に行われたサントス大統領とのパネルディスカッションやコロンビア関連セミナーを公開しています。
● ウッドロウ・ウィルソン・センターは、セミナー” Shifting
Paradigms: The Role of Young People in Building Peace and Security”を開催し、平和構築における若者の役割について議論しました。https://www.wilsoncenter.org/event/shifting-paradigms-the-role-young-people-building-peace-and-security
● Center for Global Development(CGD)は、報告書”Multilateral Development Banking for this
Century's Development Challenges: Five Recommendations to Shareholders of the
Old and New Multilateral Development Banks”を発表しました。
● Center for Global Development(CGD)は、世銀・IMF総会に関してブログを投稿しています。
● 世界経済フォーラムは、The Global
Competitiveness Report 2016–2017を発表しました。昨年と変わらずスイス、シンガポール、アメリカが上位3カ国となっています。
https://www.weforum.org/reports/the-global-competitiveness-report-2016-2017-1/
● アジア経済研究所は、レポート「責任あるビジネス・責任あるサプライチェーン「ビジネスと人権に関する国連指導原則」を日本はどのように活かせるか」を公開しています。
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Download/Seisaku/Newsletter/001.html
● アジア経済研究所は、レポート「メキシコ:TPPをめぐる現状と国民の認識を日本はどのように活かせるか」を公開しています。
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Download/Tpp/005.html
● 10月17・18日にJANIC グローバル人材育成プログラム―世界を変える社員を育てる、が開催されます。締め切りは10月12日です。
http://www.janic.org/news/janic_50.php
● 10月21日に第4回NGOキャリアガイダンス(社会人向け)が開催されます。
http://www.janic.org/event/careerguidance.php
● 12月13日に2016年度NGO・外務省定期協議会第2回連携推進委員会が開催されます。
http://www.janic.org/event/12132016ngo2.php
● Oxfamは、IFCの投資が環境破壊や人権侵害を十分に考慮していないと、レポートの中で非難しています。
● World VisionとChildPactは、政府の子供の保護への取り組みを評価する基準となる、子供の保護指標を開発しました。
● Save the Childrenは、治安が悪化するアフガニスタンで、今支援が強化されなければ過去数年間の進捗が台無しになると警鐘を鳴らしています。
● Save the Childrenをはじめとする諸団体は、紛争下における学校教育をいかに保護するかのガイドラインを出版しました。
● 英シンクタンクODIは、紛争や暴力といった課題に対応する国際開発銀行への提言を発表しました。
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【2】GRIPS開発フォーラム:
●GRIPS開発フォーラム勉強会のお知らせ(10/24開催)
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●GRIPS開発フォーラム勉強会のお知らせ(10/24開催)
「大卒技能実習生をスーパー経営・エンジニア人材へ―ベトナム人の若手知日企業家による講演―」
GRIPS開発フォーラムは、今年度、大阪の(財)アジア太平洋研究所(APIR)と連携して、「アジアの知日産業人材との戦略的ネットワーク構築」をテーマとする研究プロジェクトに取り組んでいます。
来る10月24日(月)、本プロジェクトの一環で、技能実習生出身で、帰国後に日系企業進出支援コンサルタントを経て、日本とベトナムのものづくりの懸け橋として2009年以降、人材育成会社を立ち上げた若手企業家、グエン・スアン・トウェン社長をハノイからお招きし、本学にて勉強会を開催します。ご関心のある方はぜひご参加ください。
勉強会の詳細・お申し込みは以下のURLをご覧ください。
http://www.grips.ac.jp/forum/newpage2008/APIR_research2016.htm
GRIPS開発フォーラム・飯塚美恵子
http://www.grips.ac.jp/forum/index.htm
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【3】国連フォーラム
(1)
イベント告知:ネパール・スタディ・プログラムチーム勉強会
「SDGs時代の開発における教育課題の核心:ネパールを例として」10月16日(日)会場 東京大学駒場キャンパス
(2)
記事掲載:第21回 ”国際仕事人に聞く” 世界銀行本部 金平直人さん「イノベーションと国際開発 世界銀行の現場から 前編」
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(1)
イベント告知:「SDGs時代の開発における教育課題の核心:ネパールを例として」
10月16日(日)会場 東京大学駒場キャンパス
「SDGs時代の開発における教育課題の核心:ネパールを例として」と題した勉強会を、東京大学駒場キャンパスで開催いたします。
今回は、11月下旬のネパール渡航に向けて準備を進めている国連フォーラムの「ネパール・スタディ・プログラム」チームによる勉強会編成です。
2015年4月に発生した大地震からの復興を目指す同国において教育はどのように取り組まれているのか、
そこから、一般的にSDGs時代における教育課題の最先端は何かについて議論を広げていきます。
特に「学校をつくったあとの次の一手」は何であるべきか、専門家の意見を伺いつつ参加者間で議論を行っていきます。
スピーカーには、YouMe Nepal 代表 シャレド・ライ氏ほかをお迎えし、SDGs時代の開発における教育課題の核心に迫ります。
国連フォーラム共同代表の田瀬和夫氏のファシリテーションの下、
まさに国際協力の第一線でイノベーションを起こしてきた方々の生の声をお届けします!
今回は、より多くの方にご参加いただくため、公開型の勉強会となっております。
ネパールについて研究・勉強している、来年のスタディ・プログラムへの参加を検討している、
国際協力などに興味があるなど、少しでもネパールに興味がある方は、ぜひご参加ください。
(勉強会告知ページ:http://www.unforum.org/lectures/notice_20161016.html)
参加をご希望の方は、下記参加フォームより、ご登録をお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScusXbufhE1mTQUhHOAxznIGWn_2g7txu1qBk8_Q7HsT5pSAg/viewform
締め切り:10月14日(金)23:30(日本時間)
スピーカー
・YouMe Nepal代表 シャレド・ライ氏
・国連フォーラム共同代表 田瀬和夫氏(ファシリテータ)
【概要】
1)日時:2016年10月16日(日)14時00分~16時30分 ※その後希望者は別会場で懇親会
2)場所:東京大学駒場キャンパス(詳細は追って、お知らせします。)
3)アジェンダ:
①オープニング
②NSPの概要と共催勉強会の趣旨
③エッセンス講義「教育開発・概論」
④これまでの学びの共有
⑤ネパールの教育問題と我々の学校づくり
(ゲストスピーカー YouMe Nepal代表 シャレド・ライ氏)
⑥ディスカッション
4)参加方法:
下記参加登録フォームよりご登録をお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScusXbufhE1mTQUhHOAxznIGWn_2g7txu1qBk8_Q7HsT5pSAg/viewform
1.東京会場(本勉強会は赤ちゃん連れ、お子様連れの親御さんも大歓迎です。
完璧な対応ができない可能性もありますが、
別室の確保等、運営側としてできることは努力して実現いたします。
2.You Tubeライブ(視聴のためのURLは、勉強会開始直前に通知いたします。)
5)使用言語:日本語
6)参加費:無料(懇親会参加費は別途)
7)事前問い合わせ先:unforum.tokyouniv.benkyoukai@gmail.com
8)当日問い合わせ先:参加申し込みを頂いた方に別途連絡いたします。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
(2)記事掲載:第21回 ”国際仕事人に聞く” 世界銀行本部 金平直人さん「イノベーションと国際開発 世界銀行の現場から 前編」
国連フォーラム 第21回 “国際仕事人に聞く”では、世界銀行本部 金平直人さんに
「イノベーションと国際開発~世界銀行の現場から~前編」というテーマでお話をお伺いしました。
国連フォーラムウェブサイトにて掲載されましたので、以下のリンクから是非ご覧ください。
記事掲載リンク:http://www.unforum.org/interviews/21.html
今後とも国連フォーラムをよろしくお願い致します。
国連フォーラムウェブサイト: http://www.unforum.org/index.html
国連フォーラムFacebook:
http://www.facebook.com/pages/国連フォーラム-UN-FORUM/160270550675925
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【4】ワシントンDC開発フォーラム便り
タイトル:「国民投票で否決されたコロンビア和平合意」
表 将幸(ペルー・リマ在住)
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9月26日は米大統領選の討論ニュースで持ちきりでしたが、その背後で南米コロンビアでは歴史的な式典が行われました。コロンビア政府と同国左翼ゲリラ組織「コロンビア革命軍(FARC)」が、1964年より52年間続く国内紛争の和平合意文書に署名したのです。半世紀に渡る内戦において、26万人が死亡し、600万人以上が国内難民になったとされています。国連事務総長、米国務長官、ラ米諸国の首脳が出席した式典では、FARC指揮官より内戦による犠牲者への謝罪の言葉が初めて述べられ、会場からは歓声と拍手が沸き起こりました。
FARCは1964年に結成された西半球最大のゲリラ組織です。結成に至った原因は、二大政党制によって政治参加への道が閉ざされたことによります。1948年に保守党と自由党間の政治闘争の結果、以後10年間「ラ・ビオレンシア(暴力」と後に呼ばれることになる内戦が発生し、10年間で約20万人の死者が発生。その反省から、1958年に保守党と自由党で「国民戦線」協定が成立し、4年ごとに交代で政権を担当することで合意しました。しかし、それは実質的に他の政党の政治参加を拒否することを意味し、これに反対する農民が武装闘争を開始し、共産党の武装組織によって1964年にFARCが結成されました。皮肉にも、内戦を防止することを目的とした協定が新たな内戦を引き起こした形になります。
FARCは麻薬組織との連携による麻薬収入や誘拐による身代金を資金源として勢力を拡大し、1998年に就任したパストラナーナ大統領による和平交渉も失敗に終わり、最盛期の2002年には約2万人の戦闘員を有し、国土の3分の1を実効支配していたとされています。2002年には、自らの父親をFARCに殺害された対ゲリラ強硬派のアルバロ・ウリベ大統領が就任し、アメリカの莫大な軍事援助も手伝って、在任中にFARC勢力を半減させることに成功させました。2010年にはウリベ政権下で国防大臣を務めたフアン・マヌエル・サントス大統領が就任、2012年よりキューバ・ハバナでFARCと和平交渉を開始し、今回の歴史的和平合意に至りました。
ただ、和平合意文書は10月2日に実施される国民投票で過半数以上で承認される必要があり、当初の世論調査では「賛成」が上回っていました。しかしながら、結果は反対50.2%、賛成
49.8%となり、和平合意は国民によって僅差で否決される結果になりました。原因としては、合意文書内容が、FARCのこれまでの誘拐・殺人への責任を問わず、政党として2018年から2026年まで議会での議席数が優遇される等、「和平は望むが恩赦は認めない」というコロンビア国民の意思表示、未だに国内で影響力のある前ウリベ大領領が合意内容に反対していたことなどもあげられると思います。
今回の国民投票による和平合意内容否決は、52年続いたFACRとの国内紛争に終止符を打つものであったので残念な限りですが、サントス大統領もFARCも引き続き和平合意達成に対して強い意志を示しています。そんな中、本日(10月7日)、サントス大統領のノーベル平和賞受賞が発表されました。コロンビア人としては、長編小説「百年の孤独」で1982年に文学賞を受賞した故ガルシア・マルケス氏以来二人目となります。サントス大統領の任期は2018年8月まで残り2年弱。妥協点を見つけるのは難しいですが、和平交渉が再び中断されることなく何らかの形で国民に受け入れられ、コロンビアの和平合意が他の国の紛争を解決する際の手本になればと、引き続き願っています。
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ワシントンDC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」
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ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムの開催する勉強会等のイベント関連情報 (案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加え、グローバルな途上国の開発関連情報と日本の取り組みに関する最新の情報を、「DC開発フォーラム 情報サービスメールマガジンDev-info」として、電子メールにて隔週で配信しています。
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また、本フォーラムでは、毎回のBBLについての意見交換の他、より広くグローバルな開発戦略と日本の関わりに関する 意見交換や情報交換を行うために、「ワシントンDC開発フォーラム・メーリングリスト(devforum)」を運営しています。参加をご希望の方は、下記リンクのフォームより参加申請を行ってください。
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編集担当:小林隼人/荘所真理/畠山勝太/表将幸/神田匡/浅海誠
発行:ワシントンDC開発フォーラム
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2016年10月11日発行