2017年2月14日発行
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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
-(dev-info)-
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 ワシントンDC開発フォーラム新着情報チェック
「貧困や人口動態にかかる分析で知られる統計学者のハンス・ロスリングが死去」
「フリーダムハウスのFreedom in the World 2017は11年連続で世界の自由度が低下という結果」他
【2】ワシントンDC開発フォーラム
255回BBLのご案内:2月15日(水)「JICAの保健協力の今とこれから」の開催
【3】国連フォーラム
(1) スタディプログラム2017:ルワンダスタディプログラム
(2) 勉強会速報:岡村義文特命全権大使2月1日ニューヨーク
【4】GRIPS開発フォーラム:
2016年度APIR/GRIPS開発フォーラム共催セミナーのお知らせ(2/28開催)
【5】東京発~世界銀行からのお知らせ
(1) 世界銀行グループ 2017年 日本人職員採用:リクルートミッション募集職種追加
(2) 第二回 国際会議「『質の高いインフラ投資』を通じた持続可能な開発」資料掲載
(3) 「世銀スタッフの横顔」インタビュー第46回:蝶名林俊ヤング・プロフェッショナル
(4) セミナーのお知らせ
【6】 ワシントンDC開発フォーラム便り
「バレンタインデー」迫田まゆ(世界銀行/DC開発フォーラム幹事/ワシントンD.C.在住)
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘devinfo.mailmagazine@gmail.com までご連絡ください
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– 日本関連 –
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● バングラデシュとの間で、供与額5億円の無償資金協力「第三次初等教育開発計画」に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_004244.html
● 外務省はNGOが直面する課題を議論する平成29年度NGO研究会の委託団体を募集しています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo/shien/kenkyukai.html
● JICAは、2016年度第1回「開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業」の公示を行い、採択案件として10件を選定しました。
https://www.jica.go.jp/press/2016/20170209_01.html
● 同じくJICAは、「サヘル・アフリカの角 砂漠化対処による気候変動レジリエンス強化イニシアティブ」を通じたアフリカの貧困撲滅と世界の安定化に向けた取り組みを加速させていくため、国連砂漠化対処条約事務局と共同声明を発表しました。
https://www.jica.go.jp/press/2016/20170208_01.html
● 2017年度JPO派遣候補者試験の出願は4月3日から5月8日を予定しています(3月上旬募集要項開示)。
http://www.mofa-irc.go.jp/jpo/2017jpokokuchi.pdf
● 開発に関する人材募集情報がPartnerページに掲載されています。
http://partner.jica.go.jp/RecruitSearchForPrsn
● 外務省任期付職員(北米局北米第一課北米分野、メコン地域外交分野カンボジア担当、外交史料館アジア歴史資料センターへ提供する戦後期外交史料の選定・データ作成分野、中南米局中米カリブ課中米分野パナマ,グアテマラ等、アフリカ政治・経済分野、人権人道分野、国際協力局国別開発協力第三課国際協力分野、国際協力局政策課総務・渉外業務の分野、大洋州地域、総合外交政策局国連企画調整課国連分野、国際協力局開発協力企画室開発協力分野、軍縮不拡散・科学部国際原子力協力室、中国経済分野、気候変動分野、在アンゴラ日本国大使館勤務経済・経済協力分野、国際文化協力室ユネスコ分野、経済局経済安全保障課国際経済分野、国際協力局開発協力総括課開発協力分野)を募集しています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/kikan/index.html
● 2月22日に第8回NGOキャリアガイダンスが開催されます。
http://www.janic.org/event/careerguidance.php
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– バイ・ドナー関連 –
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● カナダ政府は、女性支援を目的として、ハイチに91.2百万ドルの拠出を発表しました。
http://news.gc.ca/web/article-en.do?nid=1186289
● 英国のパテル国際開発大臣は、国連によるイエメンへの緊急支援呼びかけに対してコメントしています。
https://www.gov.uk/government/news/statement-from-priti-patel-on-un-yemen-appeal
● 英国の国際協力に関わるコンサルタント会社による不正行為に関して、DFIDが声明を発表しています。
https://www.gov.uk/government/news/dfid-in-the-news
https://www.publications.parliament.uk/pa/cm201617/cmselect/cmintdev/939/939.pdf
● AFDとフランス国民議会は、World Development Report 2017のパリ公開イベントを主催しました。
http://www.afd.fr/lang/en/home/presse-afd/communiques?actuCtnId=141161
● スウェーデン国際開発協力庁(Sida)は、ウェブサイトでパレスチナ支援の内容を紹介しています。
http://www.sida.se/English/press/current-topics-archive/2017/harmonizing-palestinian-legislation/
● 欧州委員会は、2017 Lorenzo Natali Media Prizeの募集を開始しました。同賞は、国際協力および貧困削減分野の卓越したジャーナリズムを称える目的で1992年に創設されたものです。
https://ec.europa.eu/europeaid/lnp_en
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– 国際機関関連 –
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● イエメンの食糧事情が悪化し、730万人が食糧の緊急支援を必要としているため、21億ドルのアピールが発表されました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=56143
● UNMISSは、南スーダン北東部で紛争が激化していると報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=56142
● UNIMASは、地雷対策のために5億1100万ドルのアピールを発表しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=56139
● 国連機関とハイチ政府は、2億9100万ドルの2年間にわたる復興計画を発表しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=56129
● ユニセフは、紛争による学校閉鎖により、東部ウクライナで2600人の子供が学校に行けなくなっていると報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=56118
● シリアのアレッポで180万人が水へのアクセスを失っているため、ユニセフが緊急支援を実施しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=56116
● 中央アフリカ西部で新たな武力衝突が発生し、9000人が難民となっています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=56109
● OHCHRは、ミャンマーのロヒンギャ族に対して人道に対する罪が行われている可能性が非常に高いとする報告書を発表しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=56103
● FAOは、小麦サビ病に対して国際的に連携する必要があると報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=56102
● 20近くの銀行と投資家が、持続可能な開発のための投資フレームワークを立ち上げました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=56075
● 中央緊急対応基金は、紛争の影響を受けた中央アフリカの支援のために600万ドルの資金を拠出しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=56080
● FAOは、食糧安全保障のための技術革新と好事例を集めたツールボックスを開発しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=56083
● FAOは1月の食料価格インデックスを発表し、供給状況は改善している物の穀物価格が上昇したと報告しています。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=56093
● 中央緊急対応基金は、焦点が当てられていない9つの紛争対応のために1億ドルを拠出しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=56064
● ユニセフは、48カ国の紛争と災害に対応するための33億ドルのアピールを発表しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=56073
● 国連では、PKO・特別政治ミッションの現場で活躍する女性の職員の増強を目指して、以下の分野で派遣可能な人材について、ロスター登録の応募を受け付けています。
http://www.unic.or.jp/news_press/info/22742/
● 世界銀行は、報告書”Africa’s Cities: Opening Doors to the World”を発表し、アフリカの成長には都市部の住民の暮らしとビジネスの改善がカギだと指摘しています。
● 世界銀行は、2017年世界開発報告書” 2017 World Development Report:
Governance and the Law”を発表しました。
● 米州開発銀行は、ラテンアメリカ・カリブ海地域の犯罪と暴力の直接費用に関してまとめた報告書”The Costs of Crime and Violence: New Evidence and Insights in Latin
America and the Caribbean”を発表しました。
● アフリカ開発銀行は、アフリカ連合の総会で、アフリカ開発へ更なる支援を行うと発表しました。
● アジア開発銀行は、” Accelerating Financial Inclusion in Southeast Asia with Digital
Finance”を発表しました。
https://www.adb.org/news/digital-finance-bank-unbanked-can-boost-gdp-much-6-southeast-asia
● 欧州復興開発銀行は、若手専門職員育成を目的としたInternational Professionals Programme (IPP)の応募を受け付けています。(締切2月27日)。
http://www.mof.go.jp/international_policy/mdbs/ebrd/ebrd_ipp.htm
● 世界銀行グループでは、日本政府が支援するミッドキャリアとジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)のポジションを募集しています(一次選考応募締切3月14日)。
http://www.worldbank.org/ja/news/feature/2017/01/13/rm-mc-jpo-2017
● 同じく世界銀行グループでは、防災・都市開発の分野で多数の専門家職員を募集中です(応募締切一部2月21日)。
http://jobs.economist.com/job/14015/urban-and-disaster-risk-management-specialists/
● 日本/世界銀行共同大学院奨学金制度日本人向け特別枠を募集しています(2017年2月23日締切)。
http://www.worldbank.org/ja/country/japan/brief/scholarships
● 国際機関就職ガイダンスが2月24、25、26日に英国で開催されます。
http://www.mofa-irc.go.jp./dl-data/20170224UK.pdf
● 国際機関就職ガイダンスが2月25日カリフォルニア大学バークレー校(サンフランシスコ近郊)及び、2月26日ブリティッシュ・コロンビア大学(バンクーバー)で開催されます。
http://www.un.emb-japan.go.jp/jp/hr/index.html
● OECD東京センターでは、3つの業務期間(3月初旬~5月下旬、5月中旬~7月下旬、9月初旬~12月中旬)で学生インターンを募集しています。
http://www.oecd.org/tokyo/about/oecdtokyocentreinternships2017.htm
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– シンクタンク・NGO関連 –
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● ブルッキングス研究所は、報告書”The future of work in the developing world”を発表しました。
● ウッドロウ・ウィルソン・センターは、世界銀行と共催でセミナー”Crime and Violence in Latin America and the Caribbean: Prevention
and Migration”を開催し、ラテンアメリカにおける暴力・犯罪の防止と暴力が原因で発生する移民問題について議論しました。
● Center for Global Development(CGD)は、トランプ政権における開発政策に関する記事を投稿しています。
http://www.cgdev.org/blog/maybe-trump-administration-just-elevated-development-policy-or-maybe-not
● Center for Global Development(CGD)は、持続的成長実現のための身分証明制度に関するブログ記事を投稿しています。
http://www.cgdev.org/blog/ten-principles-identification-sustainable-development
● フリーダムハウスは、世界各国の民主主義度合を測定するFreedom in the World 2017を発表しました。11年連続で世界の自由度が低下し、調査対象となった195ヵ国中、 87ヶ国 (45%) が「自由(Free)」, 59ヶ国 (30 %)が 「部分的に自由(Partly
Free)」、 49ヶ国 (25%) が「自由でない(Not Free)」という結果となっています。地域別には、北アフリカ、国別ではシリア、エリトリア、北朝鮮、ウズベキスタン、南スーダン、トゥルクメニスタン、ソマリア、スーダン、赤道ギニア、中央アフリカ共和国、サウジアラビアが最も自由が制限されているとされています。
https://freedomhouse.org/report/freedom-world/freedom-world-2017
● アジア経済研究所は、研究職(地域研究(特定地域)、地域研究、開発研究)の募集をしています。(応募期間:2017年4月21日まで)
http://www.ide.go.jp/Japanese/Recruit/RA.html
● World VisionはWHOの理事会の席で、画一的なヘルス戦略では機能しないと声明を出しました。
● Oxfamは、ボコハラムの影響を受けた極東部ナイジェリアでの調査結果を発表し、緊急支援の必要性を訴えています。
● Save the Childrenは、アフガニスタンで毎日三人の子供が紛争により殺されている状況に対して、子供の保護の必要性を訴えています。
● Save the Childrenは、イラクのモスルに35万人の子供が取り残されている状況に対して、子供の保護の必要性を訴えています。
● Save the Childrenは、干ばつに襲われたソマリアから新たな難民が発生しているとして警鐘を鳴らしています。
● 貧困や人口動態にかかる分析で知られる統計学者のハンス・ロスリングが死去しました。
● 英シンクタンクODIは、化石燃料への補助金と気候変動に関する報告書を発表しました。
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【2】ワシントンDC開発フォーラム
255回BBLのご案内:2月15日(水)「JICAの保健協力の今とこれから」の開催
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ワシントンDC開発フォーラムでは来る2月15日(水)、ワシントンDCにて、瀧澤郁雄氏(国際協力機構(JICA)人間開発部保健第一グループ次長)をお迎えして『JICAの保健協力の今とこれから』をテーマにBBLを開催致します。本BBLでは、エボラ出血熱の流行を受けて国際的な取組の必要性がより一層認知された公衆衛生上の危機への対応や、SDGs・G7・TICAD VIなどでも取り上げられたユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の実現等、保健分野における昨今の課題、それらに対するJICAの取り組みをご紹介いただき、今後の援助の在り方を考えます。貴重な機会となりますので、ぜひ奮ってご参加ください。
1. 日時:2月15日(水)12時~
2. 場所:JICA米国事務所・会議室
1776 Eye Street, N.W. Suite 895, Washington, DC
Tel: 202-293-2334
3. テーマ:『JICAの保健協力の今とこれから』
4. スピーカー:瀧澤郁雄氏(国際協力機構(JICA)人間開発部保健第一グループ次長)
1992 年に国際協力事業団(当時)入職。1998 年にハーバード大学公衆衛生大学院で人口・国際保健 理学修士を取得。1994 年以来、ほぼ一貫して保健医療分野の開発援助事業に従事。2008 年から2010 年までは、ケニア・ナイロビをベースに、保健医療分野の広域企画調査員として、アフリカ域内の保健医療分野開発援助事業の計画策定やモニタリング評価に参画。人間開発部保健第一課長を経て2015年より現職。論文に、『アフリカにおける保健開発:健康水準の加速的改善と日本の開発援助への提言』(2012 年)。
5. 次第:
12:00頃から プレゼン
12:45頃から 自由討議(13:15終了)
※お食事は各自ご持参いただきますようお願い申し上げます。
6. 参加登録: 下記URLの登録フォームよりご登録ください。会場準備等の都合により2月14日(火)までにご登録いただきますようお願い申し上げます。
http://goo.gl/forms/DrWkS1mJxP
【JICA米国事務所ビル管理方針に伴うお願い】
JICA事務所では、予めビルのフロントに対して来客予定者リストを提出し、その上で来客者はフロントの係員にエスコートをしてもらうことが必要となります (エレベーターを動かすためには、 指定のカードキーが必要なため) 。
以上を踏まえて、皆様には下記についてお願いいたします。
1.事前登録を必ず行ってください。
2. 止むを得ない事情で事前登録なしに参加する場合は、11:00までに事務所に連絡を入れてください。(事務所代表電話番号:202-293-2334)
3.当日は、フロントに訪問先 (JICA事務所) を申し出てください。(フロントの係員がエレベーターを動かすための指定キーを持ってエレベーターまでエスコートします。)
なお、フロントを通じて事務所にご連絡いただくこともあります。また、念のため、身分証明書をお持ちください。
4.上記1または2を行われていない方は、必要に応じてフロントを通じて事務所にご連絡ください。
ご協力お願い申し上げます。
ご不明の点は、<dev.forum.workshop@gmail.com>までお問い合わせ下さい。
DC開発フォーラム企画担当
荘所
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【3】国連フォーラム
(1) スタディプログラム2017:ルワンダスタディプログラム
(2) 勉強会速報:岡村義文特命全権大使2月1日ニューヨーク
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(1)スタディプログラム2017
2017年のスタディ・プログラム、訪問国はルワンダを予定しています。渡航前の準備(国際機関との連絡や事前の勉強会など)、そして渡航後の報告プロセス(報告会・報告書の企画・実施)を含めたプログラム自体は2017年5月から同12月を予定しています。ルワンダへの渡航は9月中旬の予定です。
国連フォーラムHP スタディ・プログラムのページ:http://unforum.org/project/index.html
(2) 勉強会速報:岡村義文特命全権大使2月1日ニューヨーク
「日本の国連外交(Japan's diplomacy at the UN and the role of
Japan in the international society)」と題した勉強会を、コロンビア国際公共政策大学院JASSA(Japan Study Student
Association)と共催しました。なお、共催により外国人の方も対象としたため、言語は英語で行われました。岡村大使には、はじめに国際社会への日本の貢献について簡単にお話し頂いた上で、主に1)日本の国連外交のアプローチの特性、2)アフリカ諸国を中心とした開発途上国への日本固有の支援のアプローチについてわかりやすくお話し頂きました。また質疑応答のセッションでは、米国のトランプ大統領による大統領令の公布や国連分担金の削減などの諸政策が、日本の国連外交にどのように影響し得るかなどより幅広い質問についてもディスカッションが行われ、とてもインタラクティブな勉強会になりました。ご参加いただいた皆様、有難うございました。勉強会の詳細につきましては、後日国連フォーラムのウェブサイト(http://www.unforum.org/)に掲載する予定です。
今後とも国連フォーラムを宜しくお願い申し上げます。
国連フォーラムウェブサイト:
http://www.unforum.org/index.html
国連フォーラムFacebook:
http://www.facebook.com/pages/国連フォーラム-UN-FORUM/160270550675925
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【4】GRIPS開発フォーラム:
● 2016年度APIR/GRIPS開発フォーラム共催セミナーのお知らせ(2/28開催)
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●2016年度 APIR・GRIPS開発フォーラム共催セミナーのお知らせ(2/28開催)
『知日ものづくり人材ネットワークの成功例:スリランカJASTECAの取組』
後援:東京商工会議所(予定)、(公財)東京都中小企業振興公社(予定)、(独)中小企業基盤整備機構(予定)
■開催趣旨:
日本は長年、官民による産業協力や人材交流を通じてアジア諸国の発展を支援しており、この結果、アジアには、日本と価値を共有する知日産業人材・組織の基盤が形成されてきました。こうした知日ものづくり人材の基盤は、日本にとって貴重な「財産」といえます。母国や他の途上国の産業発展の牽引役として、また日本企業の海外展開のパートナーとして、日本の官民がこうした人材とのネットワークを強化していくことはきわめて重要です。
とりわけ、経済発展を遂げているスリランカの首都コロンボにある日本スリランカ技術文化協会(JASTECA: Japan Sri Lanka Technical
& Cultural Association)は、旧・海外技術者研修協会(AOTS)/現・海外産業人材育成協会(HIDA))の元研修生を母体として1984年に設立されたNPOで、日本式ものづくりを広める中核組織として発展しています。JASTECAによりスリランカで5S・カイゼンの導入・普及が進みました。JASTECAは、知日ものづくり人材ネットワークの「成功モデル」であり、こうした取組が広がることは、途上国の発展、及び日本企業の海外展開ニーズの両方に合致するものと考えます。このたび、JASTECAの取組を紹介し、その成功経験から学ぶことを目的として、スリランカ産業界を代表する知日ものづくり人材のリーダーで、創設時からJASTECAの中核メンバーであるダヤシリ・ワルナクラスーリヤ氏(ミダヤ・グループ取締役会長)をお招きしてご講演頂くことになりました。さらに、前・スリランカ大使の粗信仁氏(政策研究院次長)より、日本との関わりや日本企業の活動の一端を講演いただき、海外産業人材育成協会(HIDA)と国際協力機構(JICA)の代表者も交えて、今後、知日産業人材とのネットワークを一層強化していくために、日本がすべきことについて、意見交換する機会を設けます。本セミナーは、APIRとGRIPS開発フォーラムによる2016年度の共同研究プロジェクト「アジアの知日産業人材との戦略的ネットワーク構築」の活動の一環として行うもので、本研究についてもご紹介させていただきます。ご関心ある方々は、ぜひご参加ください。
■日時: 2017年2月28日(火)15:00-17:45(14:30 受付開始)
■場所: 政策研究大学院大学(GRIPS)1階会議室 1A, 1B
〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1
・都営大江戸線 六本木駅 徒歩5分
・東京メトロ日比谷線 六本木駅 徒歩10分
・東京メトロ千代田線 乃木坂駅 徒歩6分
地図:http://www.grips.ac.jp/jp/about/access/
■プログラム:
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf17/APIRGRIPS_TOKYOseminar_final3.pdf
14:30 受付開始
15:00-15:10 開会のご挨拶 アジア太平洋研究所(APIR) 榎原 則之代表理事
15:10-15:25『「アジア知日産業人材との戦略的ネットワーク構築」(APIR/GRIPS研究プロジェクト)について』
—大野 泉(政策研究大学院大学教授/APIR上席研究員)
15:25-16:05『アジアと日本のものづくり人材ネットワーク:成功例としてのスリランカJASTECAの経験(仮題)』
—ダヤシリ・ワルナクラス-リヤ氏(ミダヤ・グループ取締役会長、日本スリランカ
技術文化協会名誉副会長)
16:05-16:35『JASTECAの成功とこれから:日本式経営と産業人材育成』
—粗 信仁氏(政策研究院次長、前スリランカ兼モルディブ駐箚特命全権大使)
16:35-17:35 知日人材とのネットワーク強化に向けて:ディスカッションと質疑応答
・モデレーター: 大野 泉
・コメンテーター:鈴木 保己氏(HIDA総合研究所 グローバル事業部長)
・コメンテーター:佐々木 隆宏氏(国際協力機構 資金協力業務部部長)
17:35-17:45 ラップアップ&閉会
■参加費: 無料
■定員:70名
■言語:日本語(意見交換など場合によっては英語も含む)
■お申込み: お名前、ご所属先、ご連絡先(メールアドレス)を、2月22日(水)までにGRIPS開発フォーラム・秋山(y-akiyama@grips.ac.jp)までメールにてお送りください。
※当日お車でお越しになる場合は、本学のセキュリティーの関係上、事前に車種・お車の色・ナンバーをお知らせください。
■イベントURL: http://www.grips.ac.jp/forum/newpage2008/APIR_research2016.htm
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【5】東京発~世界銀行からのお知らせ
(1) 世界銀行グループ 2017年 日本人職員採用:リクルートミッション募集職種追加
(2) 第二回 国際会議「『質の高いインフラ投資』を通じた持続可能な開発」資料掲載
(3) 「世銀スタッフの横顔」インタビュー第46回:蝶名林俊ヤング・プロフェッショナル
(4) セミナーのお知らせ
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(1) 世界銀行グループ 2017年 日本人職員採用:リクルートミッション募集職種追加
世界銀行グループが現在募集する日本時職員採用のうち、リクルートミッションの募集職種を追加しました。下記リンクからご覧ください。
詳細、応募方法: http://wrld.bg/bQaA308DM1s
(2) 第二回 国際会議「『質の高いインフラ投資』を通じた持続可能な開発」資料掲載
2月2-3日に開催した第二回 国際会議「『質の高いインフラ投資』を通じた持続可能な開発」の当日資料をウェブサイトに掲載いたしました。下記リンクからご覧いただけます。
詳細: http://wrld.bg/V3SQ308S5HP
(3) 「世銀スタッフの横顔」インタビュー第46回:蝶名林俊ヤング・プロフェッショナル
2015年にヤング・プロフェッショナル・プログラム(YPP)で入行し、気候政策チームにて主に研究や技術支援を通して、気候変動対策やレジリエンス強化に取り組む蝶名林俊ヤング・プロフェッショナルから、大学院での気候変動がもたらすハリケーン被害の世界的影響の研究や将来世界銀行で働きたい方へのメッセージをお伝えします。
インタビュー: http://wrld.bg/NK3X308DM32
(4) セミナーのお知らせ
■「東南アジアにおける女性の雇用機会の拡大」
世界銀行セミナー
日時:2017年2月17日(金)午後4時30分から午後6時
場所:世界銀行東京事務所 http://ow.ly/Ok6kd
内容:東南アジア地域は、他の途上国と比べると、経済活動への女性の参画率が高く、経済発展の恩恵を受け、労働市場での女性の地位は向上しているものの、今後改善の余地があります。ヴィクトリア・クワクワ世界銀行東アジア・大洋州地域担当副総裁の来日にあたり、東南アジア地域における女性の雇用機会の拡大についてご説明します。
言語:英語・日本語(同時通訳付)
詳細・参加お申込み: http://wrld.bg/oIN2308DM62
■「世界銀行で働く:佐伯洋 教育グローバル・プラクティス シニアエコノミスト」
世界銀行キャリアセミナー
日時:2017年2月22日(水)午後6時30分から午後8時
場所:世界銀行東京事務所 http://ow.ly/Ok6kd
内容:2004年に入行し、現在は、教育グローバル・プラクティスで南・東アフリカ地域を担当する佐伯洋シニアエコノミストから、現在の業務や、入行までのキャリアについてご紹介します。
言語:日本語
詳細・参加お申込み: http://wrld.bg/7K0j308DM7t
■セミナー「多様な働き方と女性の活躍推進:世界銀行グループの取り組みから見えること」
世界銀行セミナー(東京開催)
日時:2017年2月27日(月)午後4時30分から午後6時
場所:世界銀行東京事務所 http://ow.ly/Ok6kd
内容:ヴァルボナ・クラクシ世界銀行グループ人事総局戦略・業務局長から、世界銀行グループにおける女性の幹部登用、職場における多様性の確保、様々な働き方を促進する取り組みなどの人事政策をご説明します。
言語:英語・日本語(同時通訳付)
詳細・参加お申込み: http://wrld.bg/oRqd308S5Lb
■セミナー「多様な働き方と女性の活躍推進:世界銀行グループの取り組みから見えること」
世界銀行グループ 関西経済連合会 共催セミナー(大阪開催)
日時:2017年2月28日(火)午後4時から午後5時30分
場所:コングレコンベンションセンター 大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館B2F http://www.congre-cc.jp/access/
内容:世界銀行グループ全体の人事を統括するショーン・マクグラス世界銀行グループ人事担当副総裁から、世界銀行グループにおける女性の幹部登用、職場における多様性の確保、様々な働き方を促進する取り組みなどの人事政策をご説明します。
言語:英語・日本語(同時通訳付)
詳細・参加お申込み: http://wrld.bg/Ii7d308S5Mn
(世界銀行東京事務所 開 裕香子)
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【6】 ワシントンDC開発フォーラム便り
タイトル:「バレンタインデー」
執筆:(迫田まゆ 世界銀行/DC開発フォーラム幹事/ワシントンD.C.在住)
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今回のdevinfoの発行日は、2月14日とのことで、今更ながらそういえばバレンタインデーってどういう起源なのだろうと、調べて見ました。
3世紀半ばのローマ帝国では、皇帝クラウディヌス2世により、強大なローマ帝国を作るため、愛する人を故郷に残した状態では士気が下がるという理由で、若い兵士の結婚が禁じられていました。そんな中、キリスト教司祭であるヴァレンティヌス(英語読みはバレンタイン)は密かに兵士と恋人をかくまって、結婚式を行なっていたそうです。そのことが、皇帝の怒りに触れ、西暦269年、ルベルカリア祭という豊作を祈願する祭日の前日である2月14日(結婚を守護する女神ユーノの日)に、ヴァレンティヌスは生贄として処刑されました。その約200年後に、ローマ法皇が彼の罪を許し、処刑された日を聖ヴァレンティヌスの日としたのがバレンタインデーの始まりと言われています。ヴァレンティヌスが恋人達の結婚のために尽くしたのと、処刑された日が結婚の女神ユーノの日だったことがあり、2月14日は愛を誓う日となっているようです。
ヴァレンティヌスが処刑された時代から、1700年以上経ちますが、愛する人と結婚できない状況は、まだまだ一部の国で続いているように思います。2億5千万人以上の児童が、15歳未満で結婚させられたり、お金のために9歳の少女が73歳の男性と望まない結婚を強いられたりしています。文化的背景も複雑に絡んでくるため、解決は簡単ではありませんが、教育や経済的な自立の支援等によって、少しでもこのような状況が改善すればと、願うばかりです。誰もが、自分で選び、望んだ形で、愛する人と時が過ごせるよう、バレンタインデーに思いを馳せています。
かくいう私は、特段バレンタインデーに過ごす相手もいないと呟いていたところ、メキシコ人の友人が、メキシコでは、2月14日はDía del Amor y
la Amistadと言って、恋人同士だけでなく、愛と友情の日だよ、と教えてくれたので、大切な家族、友人、同僚達に愛を表す日にしようと思います。皆さんのバレンタインデーが素敵なものになりますように。
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2017年2月14日発行