2018年6月5日発行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
-(dev-info)-
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】 ワシントンDC開発フォーラム新着情報チェック
「国連総会で、国連システム改革案が承認される」
「Save the Childrenは、新たなレポートの中で全世界の半数以上に当たる12億人の子供が紛争・貧困・女子差別に直面していると報告」
「英シンクタンクODIがG7による化石燃料への補助金の支払い状況の近況を報告」他
【2】国連フォーラム
(1)ニューヨーク勉強会開催告知:「モニタリング
・評価 Monitoring and Evaluation M&E」UNDP大内文香さん、6月15日コロンビア大学にて
【3】ワシントンDC開発フォーラム
第51回ワークショップのご案内:6月13日(水)諏訪氏(世界銀行)「世界銀行における防災の取り組み‐気象・気候・水文サービスを中心として‐」
【4】ワシントンDC開発フォーラム便り
「パトリックとシリア内戦と世銀」(迫田まゆ 世界銀行・DC開発フォーラム幹事・ワシントンD.C.在住)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】 開発フォーラム新着情報チェック
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘devinfo.mailmagazine@gmail.com までご連絡ください
┏━━━━━━━━━━━┓
– 日本関連 –
┗━━━━━━━━━━━┛
●第53回アフリカ開発銀行・第44回アフリカ開発基金年次総会が開催され、今枝財務大臣政務官が総務演説を行いました。
https://www.mof.go.jp/international_policy/mdbs/afdb/2018st.htm
●ベトナムとの間で、無償資金協力「人材育成奨学計画」、「ホーチミン市非開削下水道管路更正計画」(供与額合計26億2,700万円)に関する書簡の交換が行われました
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_006077.html
●ミクロネシア連邦との間で、供与額2億円の無償資金協力「ミクロネシアの防災・減災能力強化のための支援(無償資金協力)」に関する書簡の交換が行われました。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_006049.html
●ツバルとの間で、電力の安定供給等のための燃油の供与の無償資金協力「経済社会開発計画」(供与額2億円)に関する書簡の交換が行われました。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_006043.html
●外務省は、コンゴ民主共和国、エチオピア、ナミビア、マラウイの国別開発協力方針に関する意見を募集しています。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/about/seisaku/page23_001065.html
●国際協力機構(JICA)は、コンゴ民主共和国のエボラ出血熱流行地の深刻な実態に迅速に対応するため、同国国立生物医学研究所(INRB)にバイク5台、発電機1台、日本の企業より無償で提供されたエボラウイルス迅速診断キット500テストを提供しました。
https://www.jica.go.jp/press/2018/20180525_02.html
●同じくJICAは、ラオスにおける「水道事業運営管理能力向上プロジェクト(MaWaSU2)」を埼玉県、さいたま市、横浜市、川崎市と協力して実施すべく、「埼玉県企業局、さいたま市水道局、横浜市水道局、川崎市上下水道局及び独立行政法人国際協力機構地球環境部による技術協力プロジェクト実施に関する協定書」を締結しました。
https://www.jica.go.jp/press/2018/20180521_01.html
●JICAは、2018年度社会人採用の応募を受付中です(6月12日締切)。
https://www.jica.go.jp/information/info/2017/20180301_01.html
●外務省は、平成30年度本省インターンシップの応募を受け付けています(6月8日締切)。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/ms/prs/page4_004016.html
●外務省任期付き職員(在ボツワナ日本国大使館勤務広報・文化分野、研修所人材育成分野、在インドネシア日本国大使館勤務経済分野、在マケドニア旧ユーゴスラビア共和国日本国大使館勤務経済・開発協力業務、在サモア日本国大使館勤務経済協力・経済分野、在パプアニューギニア日本国大使館勤務広報・文化分野遺骨収集・慰霊関係含む、在モルディブ日本国大使館勤務経済・経済協力分野、在イラク日本国大使館勤務調理業務)
、代替職員(総合外交政策局国連企画調整課国連分野、国際協力局国別開発協力第三課アフリカ開発分野、国際情報統括官組織第四国際情報官室米国情勢の分野、会計課福利厚生室福利厚生分野、
儀典官室国際儀礼分野、 欧州局西欧課西欧地域担当、経済局経済協力開発機構室対OECD外交)を募集しています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/ninki/index.html
●開発に関する人材募集情報がPartnerページに掲載されています。
http://partner.jica.go.jp/RecruitSearchForPrsn
●6月13日に慶應義塾大学において、外務省、JICAによる講義「国際協力の仕事とキャリア・国際機関への就職方法説明会」が開催されます。
http://www.ic.keio.ac.jp/news/009497.html
┏━━━━━━━━━━━┓
– バイ・ドナー関連 –
┗━━━━━━━━━━━┛
●USAIDは、コンゴ民主共和国におけるエボラ勃発を受けて、1百万米ドルの支援を発表しました。
●カナダ政府は、国連PKOのトレーニングに2百万ドルの拠出を発表しました。
●英政府は、ガザ地区の病院を支援する取り組みを発表しました。
●DFIDは、新たに5つの目標を発表しました。
●AFDは、ビッグデータを使った開発協力の取り組みをHPで紹介しています。
https://www.afd.fr/fr/projet-opal-le-big-data-au-service-du-developpement-0
●欧州連合(EU)は、国際協力や人道支援などの予算(2021-2027)を26%増額する案を発表しました。
●韓国国際協力事業団(KOICA)は、サムソンのタブレットを利用したガーナにおけるヘルスケアデータ管理案件(USAIDと協調)について報告しています。
┏━━━━━━━━━━━┓
– 国際機関関連 –
┗━━━━━━━━━━━┛
●WMOとWHOは、天気・気候・大気に関するデータ分野で協力していくことに合意しました。
https://news.un.org/en/story/2018/05/1011071
●国連総会で、国連システム改革案が承認されました。
https://news.un.org/en/story/2018/05/1011111
●UNCTADは、アフリカ経済に関するレポートを発表し、移民がアフリカの経済成長を加速させていると報告しています。
https://news.un.org/en/story/2018/05/1011121
●国連諸機関は、ソマリアで洪水の影響を受けた75万人の支援を行うために8000万ドルのアピールを発表しました。
https://news.un.org/en/story/2018/05/1010252
●UNODCは、アジアのメコン川地域でメタンフェタミンの違法な売買が横行していると報告しています。
https://news.un.org/en/story/2018/05/1010262
●WHOは、コンゴ民主共和国で発生したエボラ出血熱の状況について、向こう数週間が山場となると報告しています。
https://news.un.org/en/story/2018/05/1010452
●UNAIDSは、HIV/AIDSに関するレポートを発表し、依然としてこの病気が経済活動に多大な影響を及ぼしていると報告しています。
https://news.un.org/en/story/2018/05/1010561
●OECDの年次閣僚理事会において、OECD諸国及び開発途上国閣僚48カ国は、より包摂的かつ持続可能な経済成長を推進するために、「責任ある企業行動に関するOECDデューディリジェンス・ガイダンス」を採択し、その実施を支持し実施状況を監視することで合意しました。
●世界銀行グループの「パンデミック緊急ファシリティ(PEF)」は、コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱に対する支援として、設立以来初の資金拠出となる1,200万ドルのグラント拠出を表明しました。
●世界銀行グループは男女間の生涯所得に関する報告書”Unrealized Potential: The High Cost of Gender Inequality in Earnings”を発表しました。その中でジェンダー不平等による人的資本の損失の経済的コストを検証しています。
●米州開発銀行はラテンアメリカ・カリブ海地域のスポーツのもたらす恩恵について分析し、その重要性について論じています。
●アフリカ開発銀行は、アフリカ財政アライアンスを通して気候変動をサポートしています。
●アフリカ開発銀行は韓国と技術協力プログラムで協調していくことで合意しました。
https://am.afdb.org/en/press-releases/korea-africa-tech-corps-program
●アジア開発銀行は、パプアニューギニアのユニバーサルヘルスカバレッジ支援のための1億9500万ドルの融資を承認しました。
┏━━━━━━━━━━━┓
– シンクタンク・NGO関連 –
┗━━━━━━━━━━━┛
●ブルッキングス研究所は、セミナー” Stabilization: Lessons from the U.S. experience in Afghanistan”を開催し、米国のアフガニスタン政情安定プログラム経験について議論しました。
Stabilization: Lessons from the U.S. experience in Afghanistan
●ウッドロウ・ウィルソン・センターは、” From “America First” to “Brexit”: The
Changing Global Trade Architecture and Implications for Africa”を開催し、アメリカ第一主義やBrexitの世界貿易システムやアフリカへの影響に関して議論しました。
●ウッドロウ・ウィルソン・センターは、セミナー”Regional Economic Outlook for Sub-Saharan Africa: Domestic Revenue
Mobilization and Private Investment”を開催し、サブ・サハラアフリカ地域の経済展望に関して議論しました。
●Center for Global Development(CGD)は、EUの途上国農業開発支援予算に関するブログ記事を投稿しています。
https://www.cgdev.org/blog/what-eu-budget-means-developing-countries-agriculture-and-development
●フリーダムハウスは、ニカラグア政府による市民社会弾圧を激しく非難しています。
https://freedomhouse.org/article/nicaragua-violence-against-civil-society-reaches-new-peak
●ジェトロ・アジア経済研究所は、アジア動向年報2018を発表しました。
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Periodicals/Doko/2018.html
●6月19日に2019年G20サミット市民社会プラットフォーム設立記念シンポジウムが開催されます。申し込み締め切りは6月15日。
●グローバルフェスタJAPAN2018が9/29、30に開催されます。
●Save the Childrenは、新たなレポートの中で全世界の半数以上に当たる12億人の子供が紛争・貧困・女子差別に直面していると報告しています。
●Save the Childrenは、フィリピンのマラウイで紛争により依然として3万人の子供が学校に行けていないと報告しています。
●Save the Childrenは、雨季で洪水が発生しているスリランカでデング熱が蔓延する危険性があるとして警鐘を鳴らしています。
●Oxfamは、南スーダンに飢餓が迫っているとして、緊急支援を訴えています。
●英シンクタンクODIの専門家が、DFIDの新しいポリシーについてコメントしています。
https://www.odi.org/comment/10645-reviewing-dfids-new-single-departmental-plan
●同じくODIは、G7による化石燃料への補助金の支払い状況の近況を報告しています。
https://www.odi.org/publications/11131-g7-fossil-fuel-subsidy-scorecard
●英王立国際問題研究所(チャタムハウス)の専門家が、海洋資源と持続可能な開発についてコメントしています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】 国連フォーラム
(1)ニューヨーク勉強会開催告知:「モニタリング
・評価 Monitoring and Evaluation M&E」UNDP大内文香さん、6月15日コロンビア大学にて
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(1)ニューヨーク勉強会開催告知:「モニタリング ・評価 Monitoring and Evaluation M&E」UNDP大内文香さん、6月15日コロンビア大学にて
国連開発計画 (UNDP) 独立評価室で評価顧問及びカントリープログラム評価チーフとしてご活躍されている大内文香さんをお招きして、次の通り勉強会を開催します。
国際機関でご活躍されている方、興味がある方や国際機関での勤務を目指しておられる方など、多くの皆様のご参加をお待ちしております!
「どれくらい目標は達成できたのか?」「更に良くするにはどうしたら良いのか?」「これまでずっとやってきたことはこのまま続けて正しいのか?」
―このような問いに答えるのが、モニタリング・評価(Monitoring &
Evaluation: M&E)です。
今回の勉強会では、国連で長年特に「評価」に携わってきている専門家の方をお招きして、「そもそもM&Eって何ですか?」という入り口のところからお話しいただきます。
「M&E」の持つ重要性と魅力、開発協力における「M&E」の潮流、変わりつつある国連がもたらす「評価」という仕事への課題、そして何より「評価」を行う上での姿勢と思いについて、ご自身の経験から分かりやすく解説していただきます。
より良い世界を作るために「モニタリング・評価(Monitoring &
Evaluation)」の世界を一緒に覗いてみませんか?
(※Facebook
でGoingにするのみでなく、必ず登録フォームへのご記入をお願い致します)
日時 :2018年6月15日(金)19:00ー20:30
会場 :米国ニューヨーク コロンビア大学Hamilton Hall 304
(1130 Amsterdam Ave, New York, NY
10027)
言語 :日本語
参加費:無料。なお、勉強会後、会場付近のレストランで懇親会を予定しております(費用別途、おひとり様あたり$25前後を予定)。
講師 :国連開発計画 (UNDP) 独立評価室 大内文香さん
講師ご経歴:
国連開発計画 (UNDP) 独立評価室、評価顧問及びカントリープログラム評価チーフ。
広島県竹原市生まれ。ジョージタウン大学で修士号(人口学)を取得後、国連人口基金 (UNFPA) にJPOで勤務。その後ワシントンDCの世界銀行(World Bank), ウィーンの国連薬物犯罪事務所 (UNODC)及び 国際原子力機関
(IAEA)の評価、内部監査室を経て、2010年から現在のUNDPニューヨーク本部勤務。
申込 :6月14日(木)正午までに応募フォーム(http://goo.gl/9UFt23)にご記入をお願い致します。
事前問い合わせ先: unforum.benkyoukai@gmail.com
当日問い合せ先:参加申し込みを頂いた方に別途連絡いたします。遅刻・欠席の場合は必ず事前にご連絡をお願いいたします
今後とも国連フォーラムを宜しくお願い申し上げます。
国連フォーラムウェブサイト:
http://www.unforum.org/index.html
国連フォーラムFacebook:
http://www.facebook.com/pages/国連フォーラム-UN-FORUM/160270550675925
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【3】 ワシントンDC開発フォーラム
第51回ワークショップのご案内:6月13日(水)諏訪氏(世界銀行)「世界銀行における防災の取り組み‐気象・気候・水文サービスを中心として‐」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
DC開発フォーラムでは、平日の夜を利用して、途上国の開発に関わる若手を中心にプレゼンと自由な議論を行い、知識を深めるとともに何らかの行動に結び付けていくことを狙いとしたワークショップを開催しています。
【テーマ】
「世界銀行における防災の取り組み‐気象・気候・水文サービスを中心として‐」
防災やレジリエンス強化が重要なアジェンダになっていく中で、世界銀行はどのような役割を果たしているのでしょうか?2006年に設立された世界銀行防災グローバルファシリティ(GFDRR)はレジリエンス強化や災害リスク管理の開発への主流化に取りくんできました。本ワークショップではGFDRRの最近の取り組みについて紹介するとともに、特に気象・気候・水文サービスや早期警報を例にとりあげ、世界銀行が国や地域レベルで実際にどのような観点からプロジェクトを行っているのか報告し、また産官学の連携の重要性など現在のトレンドについて議論いたします。
【スピーカー】
諏訪 理
現在、世界銀行防災グローバルファシリティ(GFDRR)にて主に気象・気候・水文サービスの向上を通して防災、レジリエンス強化や気候変動対策に取り組んでいる。アフリカ、東南・南アジア、中南米などにおいてプロジェクト準備や実施支援に従事中。また気象・気候・水文サービスの世界的動向の分析や、各国気象水文機関や他国際機関との連携強化も担当。世界銀行入行前は、国連世界気象機関(WMO)ジュネーブ本部およびナイロビ東部南部アフリカ事務局に勤務。また青年海外協力隊員として、ルワンダの首都キガリにあるLycée de KigaliやKigali
Institute of Science and Technology(現The University of Rwanda)理学部でも教鞭をとった。茨城県出身。東京大学理学部卒業後、デューク大学大学院環境学修士課程を経て、プリンストン大学大学院地球科学博士課程修了。Ph.D.(気候科学)取得。
【日時】
2018年6月13日(水) 18:30-19:45
【参加費】
当フォーラムのサーバー代等の活動維持費のため参加費1ドルを現金で徴収いたします。
【会場】
世界銀行本部 The World Bank, 1818 H Street, NW Washington
DC 20433
入館方法や会議室の詳細などは、参加登録者に送付される会場案内にてお知らせ致します。会場案内をよくご確認の上ご来場ください。
【参加登録】
参加ご希望の方は、下記登録フォームより6月12日(火)までに必ず参加登録をお願い致します。
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dDVmdGZjV2ZnQ2ctb1lUR1JhODBXZ3c6MQ#gid=0
登録にご不明の点がある場合、または、当日朝までに会場案内のメールが届かない場合は、ワークショップ担当(dev.forum.workshop@gmail.com)まで、ご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【4】 ワシントンDC開発フォーラム便り
タイトル:パトリックとシリア内戦と世銀
執筆:迫田まゆ(世界銀行・DC開発フォーラム幹事・ワシントンD.C.在住)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
我が家には、2歳になる猫パトリックがいます。パトリックは、バージニア州の道路にお兄さんとお姉さんと共に捨てられていたところを動物保護団体に発見され、友人家族が引き取った猫です。友人家族の日本帰国にパトリックの注射が間に合わなっかたため一時的に預かっていたのですが、なんとそのままパトリックを私が家族として迎えることとなり、早1年が経ちます。異国の地で一人で暮らしていた身にとって、パトリックの存在はとても大きく、いつも私のことを大きな愛で見守り助けてくれています。
こんなに可愛いパトリックをなぜ捨てる人がいるのだろうと、パトリックのような猫や犬のためにもっとなにかできないかなと調べていたところ、2つの印象的なニュースを知りました。皆さんもご存じかもしれませんが、紹介させてください。
一つ目は、シリア内戦の中アレッポに残り、100匹を超える猫を保護していた、救急車のドライバー・救急医療隊員のMohammadさんのお話です。度重なる空爆で彼の保護施設は破壊され、猫達も多くが亡くなったと以前ニュースで知ったのですが、今どうしているのかと思っていたところ、現在は生き残った猫達と避難し、別のエリア(西アレッポ)で保護施設を運営してるとのこと。それだけでなく、他の動物たちの治療も無料で行う動物病院、医療センター・クリニック、子供たちの遊び場や幼稚園・学校なども設立したとのことで、本当に頭が下がるおもいです。このような内戦の中でも、動物を大切にしている人たちがいる中、アメリカや日本のような環境で、簡単に動物を捨てる人たちがいることがとても残念です、、。
二つ目は、アメリカのテキサス州にあるシェルター(保護施設)が、一時閉鎖されたというニュースです。保護されている200匹すべての保護犬・猫に家族が見つかったためとのこと。一時的ではあるものの、シェルターを閉鎖したという事実にはっとさせられました。世銀も、本来のゴールは、貧困がなくなり、世銀が貧困撲滅のために活動する必要がなくなること。一部の機能、例えばアドバイザリー業務、Knowledge Bankとしての機能は残したとしても、世銀ありきの世界ではなく、世銀がなくても回っていける世界を作ることだと思います。沢山の融資をしていることや、世銀にしかできないことを誇るのではなく、知識やノウハウを途上国に移すことにより、世銀がこれ以上必要とされないことに価値を置く必要があるのではないかと改めて感じました。
貧困、そして捨て犬・猫が過去のものになり、世銀、シェルターも過去のものになるように、少しでも自分でできることを続けていきたいと思います。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
ワシントンDC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムの開催する勉強会等のイベント関連情報 (案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加え、グローバルな途上国の開発関連情報と日本の取り組みに関する最新の情報を、「DC開発フォーラム 情報サービスメールマガジンDev-info」として、電子メールにて隔週で配信しています。
[バックナンバー]
2002年7月以降の全てのバックナンバーは下記のリンクからご覧いただけます。
[メール配信登録]
本情報サービスの配信をご希望の方は、下記リンクよりご登録ください。
https://groups.google.com/forum/#!forum/dev-info-mailmagazine/join
[記事掲載依頼] 本情報サービスへの記事掲載をご希望の方は、下記編集担当アドレスまでご相談ください。
<devinfo.mailmagazine@gmail.com>
[登録解除] 本サービスの登録解除をご希望の方は下記の解除専用アドレスに空メールを送り自動解除いただきますようお願い致します。
<dev-info-mailmagazine+unsubscribe@googlegroups.com>
[情報交換メーリングリスト]
また、本フォーラムでは、毎回のBBLについての意見交換の他、より広くグローバルな開発戦略と日本の関わりに関する 意見交換や情報交換を行うために、「ワシントンDC開発フォーラム・メーリングリスト(devforum)」を運営しています。参加をご希望の方は、下記リンクのフォームより参加申請を行ってください。
https://docs.google.com/forms/d/1FOHL-u1NrbvWbKG7CqWd2arqBpQhH5O8O-7LXFjmf1c/viewform
[DC開発フォーラム全般に関するお問い合わせ]
登録に際するエラーや、dev-infoやdevforumをはじめ、DC開発フォーラムの活動についてご質問・ご意見等ございましたら、お気軽に下記アドレスまでご連絡いただけますと幸いです。
<dc.development.forum@gmail.com>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編集担当:小林隼人/荘所真理/畠山勝太/表将幸/神田匡/浅海誠
発行:ワシントンDC開発フォーラム
DC開発フォーラムHP: http://www.devforum.jp/
Facebookページ: http://on.fb.me/rtR9Le
twitterアカウント:
@DC_dev_forum
2018年6月5日発行