2019年5月7日発行
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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
-(dev-info)-
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 ワシントンDC開発フォーラム新着情報チェック
「FAOとWFPは、北朝鮮の食糧生産の状況が過去10年間で最悪の状況だというアセスメントの結果を発表しました」
「WHOは、コンゴ民主共和国でエボラ出血熱の感染が拡大しているうえに資金不足も深刻になっていると報告しています」
「国連は、北西部シリアで紛争の激化により、犠牲者や難民が増加していると報告しています」他
【2】東京発~世界銀行からのお知らせ
(1) セミナーのお知らせ
【3】ワシントンDC開発フォーラム
DC開発フォーラム 第59回ワークショップのご案内:5月20日(月)
髙村誠氏(米州開発銀行)「国際開発金融機関(MDBs)の”銀行”としての仕事」
【4】ワシントンDC開発フォーラム便り
「桜もち」(杉原ひろみ ワシントンDC在住)
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘devinfo.mailmagazine@gmail.com までご連絡ください
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– 日本関連 –
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●第52回アジア開発銀行(ADB)年次総会における麻生副総理兼財務大臣総務演説が公開されています。
https://www.mof.go.jp/international_policy/mdbs/adb/2019st.htm
●国連開発計画南スーダン常駐代表との間で、南スーダンに対する供与額3億4,400万円の無償資金協力「上ナイル大学及びジュバ大学文化センター整備計画(UNDP連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press6_000584.html
●ニジェール共和国との間で、供与限度額3億円の無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の交換が行われました。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_007366.html
●日本政府は、サイクロン・イダイの影響を受ける南部アフリカ3か国(モザンビーク、マラウイ、ジンバブエ)に対する支援として、1,170万ドルの緊急無償資金協力を実施することを決定しました
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_007356.html
●国際協力機構(JICA)は、アサヒグループホールディングスと、開発途上国における農業の課題解決を目的に連携協力を推進するための覚書を締結しました。
https://www.jica.go.jp/press/2019/20190425_41.html
●外務省は、各種分野の任期付き職員、非常勤職員を募集しています。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/index.html
●開発に関する人材募集情報がPartnerページに掲載されています。
http://partner.jica.go.jp/RecruitSearchForPrsn
●JICAでは、社会人採用(2019年9月~2020年1月入構、締切6月11日)の応募を受付中です。
https://www.jica.go.jp/information/info/2018/20190301_01.html
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– バイ・ドナー関連 –
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●米国国際開発庁のグリーン長官は4月25日のマラリアの日に際しコメントを発表しました。
●英国の国際開発大臣に、ローリー・スチュワート氏が就任しました。スチュワート大臣が、米軍によるタリバン掃討作戦直後のアフガニスタンを歩いた経験を綴った著作、The Places in Betweenは「戦禍のアフガニスタンを犬と歩く」として邦訳もされています。
https://www.gov.uk/government/news/new-secretary-of-state-for-international-development–2
●英政府は、ハリケーン・ケネスの被害にあったモザンビークへ300万ポンドの支援を行うことを発表しました。
●AFDと欧州委員会(EC)は、カンボジアの送配電網の改善に向けた支援を行うことを発表しました。
●AFDは、2018年の活動報告を発表しました。また、インパクト評価に注力し、2019年末までに100件のインパクト評価を実施するとしています。
●今年のヨーロッパ開発デーは、6月18-19日にブリュッセルで開催されます。事前登録が開始されています。
https://eudevdays.eu/#firstPage
●「一帯一路 国際協力サミットフォーラム」の開幕式で、中国の習近平国家主席は16のシンクタンクによる"Belt and Road Studies
Network" を発表しました。
http://www.beltandroadforum.org/english/index.html
https://www.fmprc.gov.cn/mfa_eng/zxxx_662805/t1658424.shtml
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/04/post-12064.php
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– 国際機関関連 –
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●OECDは、「OECD雇用アウトルック2019 (OECD Employment Outlook 2019)」の中で、変化する労働環境の課題に人々が対応できるように早急に対処すべきと指摘しています。
●アフリカ開発銀行は、ザンビアの公共財政改革支援のための110万ドルの支援を決定しました。
●米州開発銀行は、年次総会をエクアドルで7月16日、17日に開催することを決定しました。
https://www.iadb.org/en/news/guayaquil-ecuador-host-2019-annual-meeting-idb-and-idb-invest
●世界銀行は、気候変動対応型の鉱業の実現とその持続可能性の向上支援に特化した初の基金である「気候変動対応型鉱業のためのファシリティ」を立ち上げました。
●FAOとWFPは、北朝鮮の食糧生産の状況が過去10年間で最悪の状況だというアセスメントの結果を発表しました。
https://news.un.org/en/story/2019/05/1037831
●WHOは、コンゴ民主共和国でエボラ出血熱の感染が拡大しているうえに資金不足も深刻になっていると報告しています。
https://news.un.org/en/story/2019/04/1037611
●国連は、北西部シリアで紛争の激化により、犠牲者や難民が増加していると報告しています。
https://news.un.org/en/story/2019/05/1037771
●国連は、今年二度目のサイクロンに襲われたモザンビークへの支援を呼び掛けています。
https://news.un.org/en/story/2019/04/1037481
●ユニセフは、コロンビアに滞在するベネズエラ難民の子供達30万人が支援を必要としていると訴えています。
https://news.un.org/en/story/2019/04/1037501
●国連は、トリポリでの紛争の激化により、リビアで数千人が病院に一時的な避難をしていると報告しています。
https://news.un.org/en/story/2019/04/1037121
●WHOは、マラウイでマラリアのワクチン接種の試験を開始したと報告しています。
https://news.un.org/en/story/2019/04/1037101
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– シンクタンク・NGO関連 –
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●Oxfamは、サイクロンファニによる甚大な被害がインドのオディッサ地域を出ていると警告しています。
●ブルッキングス研究所は、HP上で、発足から1年経過した中国発展協力署 China International Development Cooperation Agency
(CIDCA)の役割について考察しています。
●ジェトロ・アジア経済研究所は、2018年度政策提言研究「アフガニスタン:治安回復への模索」の研究成果「アフガニスタン情勢報告」を公開しました。
https://www.ide.go.jp/Japanese.html
●英開発シンクタンクODIは、持続可能な都市についての報告書を発表しました。
●同じくODIは、SDG16.3(全ての人々に司法への平等なアクセスを提供する)についての報告書を発表しました。
●英王立国際問題研究所(チャタムハウス)の専門家が、紛争下における医療の保護についてコメントしています。
https://www.chathamhouse.org/expert/comment/getting-serious-about-protecting-health-care-conflict
●Belt and Road Studies Networkに参加した英サセックス大学IDSが、HPで一帯一路構想を取り上げています。
https://www.ids.ac.uk/news/cutting-through-hype-and-myths-that-surround-belt-and-road-initiative/
●5月17-18日、オックスフォード大学主催の、Oxford Africa Conference 2019が開催されます。
http://www.oxfordafricaconference.com/
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【2】 東京発~世界銀行からのお知らせ
(1) セミナーのお知らせ
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(1) セミナーのお知らせ
■南アジア経済報告:貿易の拡大の必要性
世界銀行セミナー
日時:2019年5月14日(火)午後4時30分~午後6時
場所:政策研究大学院大学(GRIPS)
http://www.grips.ac.jp/jp/about/access/
内容: 本セミナーでは、マーティン・ラマ世界銀行南アジア地域担当副総裁付上級経済アドバイザーおよび南アジア地域担当チーフエコノミスト室エコノミストのチームの来日の機会を捉え、4月7日発表の「南アジア経済報告:貿易の拡大の必要性」(South Asia Economic
Focus: Exports Wanted)の主なポイントをご紹介し、皆様のご質問にお答えします。
詳細・お申込み: http://wrld.bg/VabO30oxJnZ
■南アジア地域・経済回廊開発セミナー
日時: 2019年5月15日(水)午後3時~午後4時30分
場所: JICA研究所 国際会議場 https://www.jica.go.jp/jica-ri/ja/about/access.html
内容: 本セミナーでは、基調講演「南アジアにおける運輸回廊がもたらす経済効果」の他、南アジアでの経済回廊開発の現状や地域特有の社会・経済・政治的コンテクストを踏まえ、SDGsが目指すインクルーシブかつ持続的な成長に向けた将来展望・あるべき各種施策について、パネルディスカッションを行います。
詳細・お申込み: http://wrld.bg/AibW30oEW7w
■将来を見据えた包容力のあるまちづくり~Visionary Cities, Inclusive Cities
国際シンポジウム
日時:2019年5月20日(月)午後1時~午後5時
場所:世界銀行東京事務所 http://ow.ly/Ok6kd
内容:2019年、日本がG20の議長国となることを受け、東京都は、世界の主要都市が一堂に会するUrban 20(U20)メイヤーズ・サミットを主催します。世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)は、U20のサイドイベントとして、日本政府と東京都の協力を受け、国際シンポジウム「将来を見据えた包容力のあるまちづくり~Visionary Cities,
Inclusive Cities」を開催致します。本シンポジウムでは、世界中の多くの都市の首長級が東京に一堂に会する貴重な機会を利用して、U20メイヤーズ・サミットのテーマの一つとなる予定の社会包摂性に焦点を置き、市民一般の皆さまと社会包摂性について考えてまいります。
詳細・お申込み: http://wrld.bg/H2lN30oxHA5
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【3】 ワシントンDC開発フォーラム
DC開発フォーラム 第59回ワークショップのご案内:5月20日(月)
髙村誠氏(米州開発銀行)「国際開発金融機関(MDBs)の”銀行”としての仕事」
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DC開発フォーラムでは、平日の夜を利用して、途上国の開発に関わる実務家や学生を中心にプレゼンと自由な議論を行い、知識を深めるとともに何らかの行動に結び付けていくことを狙いとしたワークショップを開催しています。今回のテーマとスピーカーは以下の通りです。関心のある方は奮ってご参加ください。
【テーマ】
世界銀行や米州開発銀行をはじめとする国際開発金融機関(MDBs)の話をする際は「開発」という面が強調されがちですが、「銀行」というとても重要な機能も持っています。例えば、以下のような疑問を持ったことはないでしょうか。
○昨年、世界銀行が増資しましたが、増資すると具体的にどんな良いことがあるのか?
○流動性資産(Liquidity)とは?なぜ必要なのか?
○トレジャリーで稼ぐとはどういうことなのか?
○各MDBsの銀行機能に違いはあるのか?
本WSでは米州開発銀行財務局の高村氏に国際開発金融機関の”銀行”としての仕事についてお話をして頂きます。
【スピーカー】
髙村 誠(たかむら まこと)
米州開発銀行投資アソシエイト
2011年財務省採用。財務省においては、2%物価安定目標の策定や日本郵政グループの株式公開、日中金融協力などに携わる。2016年より出向し現職。米州開発銀行では財務局の運用チームの一員として、定期預金を中心にCPや政府短期証券、レポなどの運用を行う。
【日時】2019年5月20日(月)18:30-19:45
【参加費】当フォーラムのサーバー代等の活動維持費のため参加費1ドルを現金で徴収いたします。
【会場】世界銀行本部 The World Bank、 1818 H Street、 NW Washington
DC 20433
入館方法や会議室の詳細などは、参加登録者に送付される会場案内にてお知らせ致します。会場案内をよくご確認の上ご来場ください。
【参加登録】参加ご希望の方は、下記登録フォームより5月19日(日)までに必ず参加登録をお願い致します。
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dDVmdGZjV2ZnQ2ctb1lUR1JhODBXZ3c6MQ#gid=0
登録にご不明の点がある場合、または、当日朝までに会場案内のメールが届かない場合は、ワークショップ担当(dev.forum.workshop@gmail.com)まで、ご連絡ください。
過去のワークショップの内容はこちらでご覧いただけます。皆様のご参加をお待ちしております。
http://www.devforum.jp/category/events/workshops
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【4】 ワシントンDC開発フォーラム便り
タイトル:桜もち
執筆:杉原ひろみ(ワシントンDC在住)
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1900年代初頭、ワシントンDCは東京からたくさんの桜が寄贈された歴史もあり、桜が多い街として有名です。毎年3月下旬から1か月間ほど、桜祭りが開催されます。
先日、そんな満開な桜を見て、高校生の娘がどうしても桜もちが食べたいと言い出しました。ワシントンDCはアメリカの首都ですが、日本食がすぐ手に入りません。
以前、日系NPOから桜の葉っぱの塩漬けボランティアが春に募集され、そういうボランティアもあるのかと感心した記憶があります。そして秋に、そのNPOの敬老の日イベントで、高齢の日本人に幕の内弁当と桜もちを振る舞うボランティアをして初めて、春に塩漬けした葉っぱがこうしたイベントで使われることを学びました。
その経験を思い出して、早速、八重桜が散り始め、若葉が芽吹くのを見計らって、ジョギングをしながら八重桜の葉を摘み、塩漬けにしてみました。そして、一週間後、食紅で色づけした小麦粉生地の上にあんこをのせ、塩漬けした桜の葉っぱをくるみ、関東風の桜もちを作りました。
私は日本食が大好きで、簡単には手に入らないとなると、あの手この手で再現しようと画策してしまいます。今回もこうして桜もちを作り、日本の春を思い出しています。
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ワシントンDC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」
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ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムの開催する勉強会等のイベント関連情報 (案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加え、グローバルな途上国の開発関連情報と日本の取り組みに関する最新の情報を、「DC開発フォーラム 情報サービスメールマガジンDev-info」として、電子メールにて隔週で配信しています。
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編集担当:小林隼人/荘所真理/畠山勝太/表将幸/神田匡/浅海誠
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2019年5月7日発行