2020年3月24日発行
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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
-(dev-info)-
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】ワシントンDC開発フォーラム便り
タイトル:「
春を満喫、イチゴ狩り
」
春木由美/東京在住
【2】 ワシントンDC開発フォーラム新着情報チェック
「
2019年版「開発協力白書日本の国際協力」が公表 」
「
世界銀行グループは、2020年4月上旬から、日本政府が支援するジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)とミッドキャリア(MC)ポジションの募集を開始 」他
【3】東京発~世界銀行からのお知らせ
(1) MIGA、バングラデシュで三菱重工による肥料製造プラントの建設を支援
(2) 日本人採用ミッション:上級社会開発専門官を募集中(3月27日締切)
(3) 事前告知:2020年 世界銀行グループ日本人職員(日本政府が支援するジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)とミッドキャリア(MC))募集
【4】GRIPS開発フォーラム
●エチオピア生産性レポート完成&第35回エチオピア出張報告の掲載
【5】DC開発フォーラム
【開催方式変更】DC開発フォーラム 第64回ワークショップのご案内:3月26日(木)丸山隆央氏「エビデンス活用による基礎教育分野の援助事業の質の向上と拡大」
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【1】ワシントンDC開発フォーラム便り
タイトル:「春を満喫、イチゴ狩り」
春木由美/東京在住
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春分の日の連休の中日、少し都会から離れて、今が旬のイチゴ狩りに。2019年の10月~11月は例年より日照日数が多かったおかげで、2020年のイチゴはとても甘くなっているとか。今回は愛犬同伴OKの、山梨県にあるフルーツファームに行ってきました。
ビニールハウスに入ると、甘いイチゴの香りが充満していて、私も愛犬もそれだけウットリ・・。予約をしていたので、我々専用レーンが用意されており、通路の左と右にたわわに実っているイチゴが1時間その場で食べ放題です。
イチゴ狩りに行ったことがある方はご存知かと思いますが、摘みたての完熟いちごの香りと甘さは、通常スーパーでパックに入って売っているものとは比べものになりません。そして、ファームの方が教えてくださいましたが、形が不揃いなイチゴほど甘いのだそうです。
イチゴにも色々な品種がありますが、今回のイチゴは静岡生まれの「章姫(あきひめ)」でした。他の品種に比べて果肉が柔らかいので、遠くまで出荷することが難しいらしく、私が住んでいる東京のお店でも見かけることはあまりありません。酸味は強くなく、とても甘くてジューシーです。
我が家の愛犬はイチゴ大好きっ子なので、今回、生まれて初めてのイチゴ狩りで大量のイチゴに囲まれ、しかも人間の数千数万倍とも言われる強い嗅覚を持つ彼女にとって、イチゴのビニールハウスは楽園認定されたことと思います(ここのファームは、ワンコはカートに入っていればレーンの中で一緒にイチゴ狩りを楽しめます。しかもワンコは無料です。)。
昨今世界を覆っている不安・不穏な事案により、公私ともに影響を受けて気が抜けない日々が続いていますが、ほんのひと時、甘い香りの中、嬉しくてはしゃぐ愛犬と、ハウスの中で受粉のためにイチゴの白い花から花へと移り翔ぶ蜂の姿を眺めつつ、春を満喫する心穏やかな一日となりました。
末筆ではありますが、日本を含む世界各国の様々な現場で、今、個人としてもプロフェッショナルとしても闘っている皆さまの御健康と、少しでも早い事態の収束を心から願い、今回のフォーラム便りとさせていただきます。
編集部注: 新型コロナウィルス対策の状況は、刻々と変化し、国・地域によっても差がありますので、お住いの地域の最新の情報に基づき、皆様が心身ともに健康で過ごされますよう、編集部一同お祈り申し上げます。
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【2】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘devinfo.mailmagazine@gmail.com までご連絡ください
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– 日本関連 –
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● 2019年版「開発協力白書日本の国際協力」が外務省のHPで公表されました。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_008321.html
● パキスタン・イスラム共和国のとの間で、無償資金協力「経済社会開発計画」(供与額5億円)に関する書簡の交換が行われました。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press1_000412.html
● 国際移住機関(IOM)アフガニスタン事務所との間で、9億8,400万円を供与額とする無償資金協力「アフガニスタンコミュニティレベルにおける灌漑及び水資源管理改善を通じた防災促進計画」に関する交換公文の署名式が行われました。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_008347.html
● ガーナユニセフ事務所との間で、供与額1億円の無償資金協力「母子手帳の利用を通じた育児ケア向上計画(UNICEF連携)」に関する書簡の交換が行われました。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_008351.html
● 国連人口基金(UNFPA)ブルキナファソ事務所との間で、供与額2億円の無償資金協力「若者の性と生殖に関する健康及び権利向上計画(UNFPA連携)」に関する書簡の交換が行われました。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_008354.html
● JICAでは、新卒採用(2021年4月入構)、社会人採用(2020年9月~2021年1月入構)の応募を受け付けています(新卒4月21日締切、社会人6月10日締切)。
https://www.jica.go.jp/information/info/2019/20200302_01.html
● 外務省は、各種分野の任期付き職員、非常勤職員を募集しています。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/index.html
● 開発に関する人材募集情報がPartnerページに掲載されています。
http://partner.jica.go.jp/RecruitSearchForPrsn
● 外務省は、いのちを救う日本の貢献:世界で活躍する日本の保健関係者と題した動画をYouTube上で公開しています。
● 日本/世界銀行 共同大学院奨学金制度(JJ/WBGSP)の日本人向け特別枠の応募期間が変更になりました( 2020年3月31日~4月23日)。
https://www.worldbank.org/ja/country/japan/brief/scholarships
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– バイ・ドナー関連 –
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● USAID長官は、COVID-19の対応を支援する6200万ドルの基金に関する声明を発出しました。
● 米国ミレニアム挑戦公社は、コソボ・プログラムの状況に関する声明を発出しました。
● カナダは、開発途上国におけるCOVID-19への対応を支援するため、5000万ドルの人道支援を公表しました。
● オーストラリア国際開発・太平洋大臣は、パプアニューギニアを訪問し、共通の優先事項及び経済改革プロセスに対する支援について議論を行いました。
https://www.dfat.gov.au/news/news/visit-papua-new-guinea-deepen-economic-ties
● DFIDは、新型コロナウイルスに関する風説の流布やフェイクニュース対策として、H2Hネットワークに50万ポンドの支援を行うことを発表しました。
https://www.gov.uk/government/news/uk-aid-to-tackle-global-spread-of-coronavirus-fake-news
● 英政府は、トルコ国境付近のシリア難民に対する人道支援を行っています。
https://www.gov.uk/government/news/raf-delivers-uk-aid-to-turkey-for-syrians-in-crisis
● 3月9-10日、カンパラで、ウガンダ―ヨーロッパビジネスフォーラムが開催されました。欧州連合(EU)は、ウガンダの輸出産業支援のため、8590万ユーロの支援を行うことを発表しました。
● AFDは、インドネシアの海洋プラスチック対策に50万ユーロの支援を行っています。
https://www.afd.fr/en/actualites/indonesia-tackling-plastic-and-marine-debris
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– 国際機関関連 –
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● アンヘル・グリアOECD事務総長は、コロナウイルスのパンデミックによる政府の取り組みの調和を向上させるために、OECDが早急に新たなオンライン政策ハブを設置して、危機と闘う政策当局を早急に支援する用意があることを表明しました。
http://www.oecd.org/tokyo/newsroom/oecd.htm
● 世界銀行グループは、2020年4月上旬から、日本政府が支援するジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)とミッドキャリア(MC)ポジションの募集を開始します。
https://www.worldbank.org/ja/news/feature/2020/03/11/dfsp2020-jpo-and-mc
● 世界銀行と国際金融公社(IFC)理事会は、新型コロナウイルス感染症の予防と検知、急速な感染拡大への対応に取り組む企業や国家を支援するためのファストトラック資金として、当初の計画より増額した140億ドルの対策支援パッケージを承認しました。
● 国際通貨基金(IMF)は、コロナウイルスに対応する加盟国へのためのIMF支援についてまとめています。
● アフリカ開発銀行は、コロナウイルスに対する支援を強化すると発表しました。
● 米州開発銀行は、支援地域国のコロナウイルス対策をサポートするため20億ドルの支援を行うと発表しました。
https://www.iadb.org/en/news/idb-ready-help-member-countries-address-coronavirus
● アジア開発銀行(ADB)は本日、新型コロナウイルス(COVID-19)対策に必要な開発途上加盟国(DMC)の差し迫ったニーズに対応するため、65億ドルの緊急支援パッケージを発表しました。
https://www.adb.org/ja/news/adb-announces-6-5-billion-initial-response-covid-19-pandemic
● アジア開発銀行理事会は、2020年5月2日から5日にかけて韓国の仁川で開催が予定されていた年次総会を2段階で行う変更案に合意しました。第1段階として、2020年5月22日にマニラにおいて、主に各国の代理出席者の参加により、規模を縮小した形で総務会が開催され、ADBの規定にしたがい、ADBの財務諸表や純益処分について審議される予定です。総会はそこで一旦繰り延べとなり、第2段階として、2020年9月18日から21日の日程で、韓国の仁川において通常規模の総会として再開される予定です。
https://www.adb.org/ja/news/adb-adjusts-annual-meeting-arrangements
● FAOは、気候変動問題に対処するための泥炭の保護計画を発表しました。
https://news.un.org/en/story/2020/03/1059632
● UNFPAは、シリアで今年になってから96万人が新たに難民となったが、内80%は子供と女性で特段の保護を必要としていると訴えています。
https://news.un.org/en/story/2020/03/1059562
● WFPは、サイクロンがモザンビークを襲って一年が経過したが、依然として多くの人が支援を必要としていると報告しています。
https://news.un.org/en/story/2020/03/1059411
● UNFPAとUNICEFは、少女婚を根絶するためのプログラムの実施を2023年迄継続することを発表しました。
https://news.un.org/en/story/2020/03/1059141
● WMOは、気候変動に関する最新の状況を記したレポートを発表しました。
https://news.un.org/en/story/2020/03/1059061
● UNHCRは、ニカラグアでの人道危機から過去2年間で10万人が難民となっていると報告しています。
https://news.un.org/en/story/2020/03/1059051
● ILOは、就労・教育・研修から取り残されている若者の数が増加している事を明らかにした報告書を発表しました。
https://news.un.org/en/story/2020/03/1059031
● WHOは、コロナの全世界での感染者数が20万人を超えたと報告しています。
https://news.un.org/en/story/2020/03/1059912
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– シンクタンク・NGO関連 –
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● JANICは、 新型コロナウイルス対応におけるスフィア基準の活用に関する翻訳を公表しています。
● Save the Childrenは新型コロナ対策のフレームワークとガイドラインを発表しました。
● Save the Childrenは、シリアで紛争により一日に2つの学校が機能しなくなっていると報告しています。
● Oxfamは、イエメンで 雨季の到来によりコレラが蔓延する可能性があると警告しています。
● Center for Global Developmentは、COVID-19が低所得国及び中所得国の女性と少女に与える影響に関するブログ記事を公表しました。
https://www.cgdev.org/blog/how-will-covid-19-affect-women-and-girls-low-and-middle-income-countries
● ウッドロウ・ウィルソンセンターは、ラテンアメリカにおけるコロナウイルスの影響に関するウェブカンファレンスを開催しました。
https://www.wilsoncenter.org/event/ground-truth-briefing-effect-coronavirus-latin-american-economies
● ブルッキングス研究所は、「COVID-19と米国経済:経済的影響と政策対応に関するFAQ」と題したブログ記事を発出しました。
COVID-19 and the US economy: FAQ on the economic impact & policy response
● 英ODIは、気候変動と安全保障についての報告書を発表しました。
● 同じくODIは、東アフリカにおける農業とデジタル技術についての報告書を発表しました。
● 英王立国際問題研究所(チャタムハウス)は、ヨーロッパの民主主義の未来についての報告書を発表しました。
https://www.chathamhouse.org/publication/future-democracy-europe
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【3】東京発~世界銀行からのお知らせ
(1) MIGA、バングラデシュで三菱重工による肥料製造プラントの建設を支援
(2) 日本人採用ミッション:上級社会開発専門官を募集中(3月27日締切)
(3) 事前告知:2020年 世界銀行グループ日本人職員(日本政府が支援するジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)とミッドキャリア(MC))募集
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(1) MIGA、バングラデシュで三菱重工による肥料製造プラントの建設を支援
多数国間投資保証機関(MIGA)は、三菱重工などが肥料プラントを建設する国営バングラデシュ化学工業公社のゴロサール・プロジェクトにおいて、HSBCとMUFGに対して信用保証を提供したことを3月12日に発表しました。同プラントは国内での肥料生産をより低コストで実現し、同国として初めて二酸化炭素の貯留技術を導入します。農業世帯の収入増加はこれまで同国の貧困撲滅に大きく貢献しており、肥料製造能力の増強によりそのトレンドが維持されると期待されます。
プレスリリース: http://wrld.bg/kDH830qqlPq (英語)
(2) 日本人採用ミッション:上級社会開発専門官を募集中(3月27日締切)
世界銀行では、中東地域における社会開発に関連するプロジェクトに携わる上級社会開発専門官を募集しています。下記リンクの応募詳細をご覧ください。締め切りは3月27日(金)です。
詳細: http://wrld.bg/M9q730qqVSp
(3) 事前告知:2020年 世界銀行グループ日本人職員(日本政府が支援するジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)とミッドキャリア(MC))募集
世界銀行グループは、2020年4月上旬から、日本政府が支援するジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)とミッドキャリア(MC)ポジションの募集を開始します。今回募集されるポストの詳細と応募方法は、準備ができ次第、下記のページで公開します。
詳細: http://wrld.bg/zRjU30qprju
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【4】GRIPS開発フォーラム
●エチオピア生産性レポート完成&第35回エチオピア出張報告の掲載
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●エチオピア生産性レポート完成&第35回エチオピア出張報告の掲載
エチオピア政府のシンクタンク「政策研究インスティチュート(PSI)」とGRIPS開発フォーラムが共同執筆したEthiopia
Productivity Reportのお披露目がアジスアベバで開催され、レポートが作成者から計画開発委員会に手渡されました。また、アビイ首相を支える経済チームの高官や前首相、ドナー、メディア等にもハードやソフトのレポートを配布しました。これをうけて首相府は、日本が提言している生産性、カイゼン、自動車、アパレルにつき、二国間の新たな産業協力枠組を検討していくことになりました。本レポートの主執筆者は、大野健一教授のもとで2014年にGRIPSのPhDを取得したキダネマリアム氏です。生産性レポート及び出張報告書をぜひお読みください。
生産性レポート
http://www.grips.ac.jp/forum/pdf20/ETProductivityreport_20200228.pdf
第35回出張報告
http://www.grips.ac.jp/forum/af-growth/support_ethiopia/document/2020.02_ET/ETreport35_web.pdf
出張でのイベント詳細、配布資料等は以下
http://www.grips.ac.jp/forum/af-growth/support_ethiopia/support_ethiopia2_phase3.htm
GRIPS開発フォーラム
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【5】DC開発フォーラム
【開催方式変更】DC開発フォーラム 第64回ワークショップのご案内:3月26日(木)丸山隆央氏「エビデンス活用による基礎教育分野の援助事業の質の向上と拡大」
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3月26日(木)に実施予定のDC開発フォーラム第64回ワークショップは、新型コロナウイルス拡大に伴い、開催方法をオンライン形式(Zoomによるオンラインライブ配信)に変更することといたしました。
つきましては、参加をご希望の方は従来どおり、下記のフォームから参加登録をお願いいたします。なお、既にご登録いただいている方は再度登録いただく必要はございません。
オンライン登録いただいた方には、別途会議参加のためのリンクをお送りしますので、開催時刻になり次第、アクセスのうえご参加ください。
1.参加登録
参加ご希望の方は、登録フォームより3月26日(木)午前10時までに必ず参加登録をお願い致します。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScLXa1bmpIz3B9Jn3avn6CLpm4qXsnVNv632m6teHfaOW-npA/viewform?formkey=dDVmdGZjV2ZnQ2ctb1lUR1JhODBXZ3c6MQ&fbclid=IwAR1jBHgdk3eAH64Te8AT35MWzgzxcMbPLsTcMBn1njfVjo3nYmtTgj7FXWY#gid=0
接続のためのオンラインリンクは当日16時までに登録されたEmail宛に送付します。 登録にご不明の点がある場合、または、当日16時までに会場案内のメールが届かない場合は、ワークショップ担当(dev.forum.workshop@gmail.com)まで、ご連絡ください。
2.DC在住/滞在者以外の参加
これまでワシントンDC在住の方向けの勉強会として実施してきましたが、オンラインライブ配信に伴い他の場所から参加いただくことも可能です。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。
3.開催日時
下記の日時にライブ配信いたします(Zoomによる配信)。
2019年3月26日(木) 18:30-19:45(米国東部標準時(-0500(EST)))
(3月27日(金)午前 7:30-8:45(日本時間))
※システムの関係上、開始後40分で休憩を挟む予定です。
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本フォーラムでは、途上国開発に関わる実務家や学生によるプレゼンと参加者による議論を通じて、知識を深めるとともに何らかの行動に結び付けていくことを目的としたワークショップを開催しています。
今回は3月26日(木)に、広島大学大学院国際協力研究科特任准教授の丸山隆央氏 (国際協力機構(JICA)から出向中))を迎え、「エビデンス活用による基礎教育分野の援助事業の質の向上と拡大」をテーマにワークショップを開催します。
【テーマ】
基礎教育分野の国際開発援助では、開発効果にかかる科学的で信頼性の高いエビデンスを創出して政策・事業に活用すべきとの国際的な問題意識の高まりをうけ、2000年代半ば以降インパクト評価の実施件数が急激に増加しました。他方、インパクト評価結果の援助実務における活用は十分に進んでいるとは言えません。
JICAはエルサルバドルにおける「初中等育算数・数学指導力向上プロジェクト(略称ESMATE)」において、良質な教科書の導入×教員の行動変容×学習時間の増加により、子どもの算数・数学の学習成果の改善を図る「学力向上仮説」をたて、教科書を中心とした介入パッケージを開発し、インパクト評価を実施しました。その結果、プロジェクトの介入パッケージにより、初等2年の生徒の学習成果は標準偏差で約0.5改善したことが確認されました。同評価結果は政策・実務にフィードバックされ、さらなる効果向上・拡大に向けた取り組みについて相手国政府と実施・検討されています。
本ワークショップでは、エルサルバドルにおけるインパクト評価結果と政策・実務へのフィードバックの取組を共有するとともに、エビデンスを有効に活用した援助事業の質の向上と拡大についての方策を参加者とともに議論したいと思います。議論にあたっては、他の事例として、インドNGO「Pratham」の取組みを取り上げます。Prathamは、過去20年間、開発経済学者との協働により数次のインパクト評価を通じ、子どもが読み書き・計算を短期間のうちに習得できる指導手法とスケールアップの方策を確立し、14のインド州政府を通じて計10万校以上を支援しています。
【スピーカー】
丸山 隆央(まるやま たかお): 広島大学大学院国際協力研究科、特任准教授(JICAから出向)
2002年に国際協力事業団(現JICA)入職。人間開発部、アフリカ部、セネガル事務所などを経て、2019年7月より広島大学に出向し、現職。主に仏語圏アフリカの国々における基礎教育協力事業に従事。2018年8月から2019年3月にかけて「教育のためのグローバルパートナーシップ(GPE)」事務局にて英語圏アフリカの国々からのグラント申請審査を担当。2014年4月から日中のJICA本部における業務の傍ら、夜間・週末に法政大学大学院経済学研究科で経済学を学習し、2016年3月に経済学修士号を取得。2018年4月より、一橋大学経済学研究科博士後期課程に在籍。
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【日時】
2019年3月26日(木) 18:30-19:45(米国東部標準時(-0500(EST)))
(システムの関係上、開始後40分で休憩を挟む予定です)
【会場】
Zoomによるオンラインライブ配信
参加登録者に別途参加案内のリンクを送付します。
【参加登録】
参加ご希望の方は、下記登録フォームより3月26日(木)午前10時までに必ず参加登録をお願い致します。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScLXa1bmpIz3B9Jn3avn6CLpm4qXsnVNv632m6teHfaOW-npA/viewform?formkey=dDVmdGZjV2ZnQ2ctb1lUR1JhODBXZ3c6MQ&fbclid=IwAR0-4AYpBLfsYSotdinugeVhVm-5G9FjFzWUJEyT2aOY2DdrR72Q4NvZL84#gid=0
登録にご不明の点がある場合、または、当日16時までに参加案内のメールが届かない場合は、ワークショップ担当(dev.forum.workshop@gmail.com)まで、ご連絡ください。
過去のワークショップの内容はこちらでご覧いただけます。
http://www.devforum.jp/category/events/workshops
皆様のご参加をお待ちしております。
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ワシントンDC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」
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ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムの開催する勉強会等のイベント関連情報 (案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加え、グローバルな途上国の開発関連情報と日本の取り組みに関する最新の情報を、「DC開発フォーラム 情報サービスメールマガジンDev-info」として、電子メールにて隔週で配信しています。
[バックナンバー] 2002年7月以降の全てのバックナンバーは下記のリンクからご覧いただけます。
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また、本フォーラムでは、毎回のBBLについての意見交換の他、より広くグローバルな開発戦略と日本の関わりに関する 意見交換や情報交換を行うために、「ワシントンDC開発フォーラム・メーリングリスト(devforum)」を運営しています。参加をご希望の方は、下記リンクのフォームより参加申請を行ってください。
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編集担当:小林隼人/荘所真理/畠山勝太/表将幸/砂原遵平/神田匡/浅海誠
発行:ワシントンDC開発フォーラム
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2020年3月24日発行