2023年8月22日発行 http://www.devforum.jp/
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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス dev-info
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 ワシントンDC開発フォーラム便り
「第1回JICA海外協力隊 帰国隊員社会還元表彰」(砂原遵平/アフリカ連合開発庁(AUDA-NEPAD))
【2】ワシントンDC開発フォーラム新着情報チェック
【3】 GRIPS開発フォーラム
- GRIPS開発フォーラム企画ウェビナー(8/7(月)開催)資料&動画掲載のお知らせ
テーマ:「The Shifting Trend of Authoritarian States in the Developing World」
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【1】ワシントンDC開発フォーラム便り
「第1回JICA海外協力隊 帰国隊員社会還元表彰」(砂原遵平/アフリカ連合開発庁(AUDA-NEPAD))
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2023年4月、第1回JICA海外協力隊帰国隊員社会還元表彰式が行われました。この取り組みは、協力隊の経験が社会に与える影響を具体的に示し、協力隊員の活動がもたらす価値を幅広く広めることを目的として、今年初めて実施されました。異なる分野から8人の受賞者が選出され、協力隊としての経験から生み出した成果やその後の社会的貢献が称えられました。私はその中で、国際協力キャリア賞を受賞する機会を得ました。
協力隊員は、異なる文化や環境での経験を通じて、問題解決能力や対人関係の構築など、多岐にわたるスキルを磨きます。これらのスキルを帰国後に活用することで、社会課題に好影響を与える事が期待されています。この授賞式によって、協力隊員の尽力と献身が改めて広く社会に認識されると同時に、協力隊員の活動が社会にもたらす実際の影響と価値にも注目が集まりました。私自身、今回の受賞を受け、協力隊経験からの深い学びを基盤としつつ、日本社会、引いては国際社会への還元の責任を感じる契機となりました。
表彰式における各受賞者のスピーチを聞き、協力隊事業が、一時的なボランティア活動を超えて、大きな社会変革や発展にも寄与する可能性を再認識しました。また、彼らの情熱がその後の外交や国際協力、ビジネスへの発展など、具体的に必要とされる形やサービスと化していくストーリーに大変刺激を受けました。
社会還元表彰の取り組みは、協力隊制度の価値と影響力を再び示すものだと思います。これにより、現在活動中または将来の協力隊員にとって、その活動の重要性と意義が鮮明に示され、彼らの意欲を高めるきっかけとなることを期待したいと思います。
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【2】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘こちら までご連絡ください。
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– 日本関連 –
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- コンゴ民主共和国のとの間で、供与限度額0.4億円の無償資金協力「マタディ橋及びマタディ橋アクセス道路補修計画(詳細設計)」及び供与額4.5億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました(記事)。
- マダガスカル共和国との間で、供与限度額11.43億円の無償資金協力「地域中核病院医療機材整備計画」及び供与額3億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました(記事)。
- イスラエルの攻撃により大きな被害を受けたパレスチナのジェニン難民キャンプに対する支援として、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)を通じ、100万ドルの緊急無償資金協力を実施することを決定しました(記事)。
- イラク共和国との間で、2,030億6,000万円を限度とする円借款(注)「バスラ製油所改良計画(第五期)」に関する書簡の交換が行われました(記事)。
- 国際協力機構(JICA)は、インドネシア共和国政府との間で技術協力プロジェクト「持続可能な開発目標(SDGs)地方実施体制強化プロジェクト」に関する討議議事録に署名しました(記事)。
- 2023年9月28日(木)11:00~13:00(中央ヨーロッパ夏時間, GMT+2:00)(日本時間18:00-20:00)に、在デンマーク日本国大使館及び在ドイツ日本国大使館は共同でキャリアウェビナー「国際機関で働こう!」を開催します(参加無料・要事前登録)(記事)。
- 外務省は、各種分野の任期付き職員、非常勤職員を募集しています(記事)。
- 開発に関する人材募集情報がPartnerページに掲載されています(記事)。
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– バイ・ドナー関連 –
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- USAID長官は、クリーンエネルギー企業WEnergy Globalとのパートナーシップにより、パプアニューギニア中央州にソーラー・ミニグリッド・システムを設置するために120万ドルを追加提供することを発表しました(記事)。
- カナダ政府は、特別経済措置(ロシア)規則に基づき、15人のロシア人と3つの団体に対し新たな制裁を科すと発表しました(記事)。
- 英国は、AIの安全性についてのサミットに先立ち、AIを活用したヘルスケア研究に1300万ポンドの投資を行うと発表しました(記事)。
● 英国、米国およびカナダ政府は、レバノン中央銀行のサラメ前総裁と関係者に対する制裁措置を発表しました(記事)。
● AFDは、2021〜2022年の活動についての評価レポートを発表しました(記事)。
● 欧州委員会(EC)は、国際青少年デーに合わせ、2025年までのEUユース・サウンディング・ボードのメンバー25名を発表しました(記事)。
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– 国際機関関連 –
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- 世界銀行は、新報告書” Global Seaweed New and Emerging Markets Report 2023(海藻養殖の新しい世界市場2023年版)”の中で、世界的に成長中の海藻養殖市場が2030年までに最大118億ドル規模に成長する可能性があると論じています(記事)。
- アフリカ開発銀行はエチオピアと、小麦生産支援を目的とした8430万ドルの融資契約に調印しました(記事)。
- アフリカ開発銀行とギニアの移行政府は、デジタル化促進に関する2800万ドルの融資契約に調印しました(記事)。
- 米州開発銀行はコスタリカ政府との間で移民支援を目的とした2000万ドルのグラントを承認しました(記事)。
- 米州開発銀行はエクアドルの労働者の質向上、統合支援を目的とした2500万ドルの融資を承認しました(記事)。
- OECD東京センターはインターンシップの応募を受け付けています(記事)。
- 世界銀行グループ・ヤングプロフェッショナル・プログラム(世界銀行グループYPP)は、国際金融公社(IFC)の第2回の応募受付を8月15日から開始しました。締切は9月30日です(記事)。
- UNCTADは、アフリカはグローバル市場でも主要な役割を果たしうることを分析した報告書を出版しました(記事)。
●WHOは、バングラデシュでデング熱が流行していると警告しています(記事)。
● WFPは、紛争が続いているスーダンで、急性の食料不足に陥っている人口が2千万人を超えていると報告しています(記事)。
● WMOは、2023年7月は観測史上最も暑い月であったと報告しています(記事)。
● ユニセフは、ハイチにおいて子供や女性に対する犯罪が既に昨年と同じ件数に達し、状況が悪化していると報告しています(記事)。
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– シンクタンク・NGO関連 –
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- HAPIC2023学生アイデアコンテストが開催されます、申込の締切は10月15日(記事)。
- Save the Childrenは、ナイジェリアでボコハラムによる大量の女子学生誘拐以降でも、1680名の子供がナイジェリアでは誘拐されていると報告しています(記事)。
- Save the Childrenは、アフガニスタンでは約1/3の子供が児童労働に従事しているという調査結果を公表しました(記事)。
- 世界経済フォーラムはアフリカの若者はいかにして世界の成長を牽引するかと題した記事を公表しました(記事)。
- アジア財団理事長は、PBSニューアワーでアフガニスタンの未来についてのインタビューに応じました(記事)。
- JETROアジア経済研究所は各種イベント情報を更新しました(記事)。
- 英ODIは、紛争後の農業についての報告書を発表しました(記事)。
●英王立国際問題研究所(チャタムハウス)の専門家は、ニジェールのクーデターについてコメントしています(記事)。
● チャタムハウスで開催された、気候変動と安全保障についてのイベントの音声記録が公開されています(記事)。
● 英サセックス大学IDSのブログで、インドの家事労働者の労働環境についての研究を紹介しています(記事)。
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【3】GRIPS開発フォーラム
- GRIPS開発フォーラム企画ウェビナー(8/7(月)開催)資料&動画掲載のお知らせ
テーマ:「The Shifting Trend of Authoritarian States in the Developing World」
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- GRIPS開発フォーラム企画ウェビナー(8/7(月)開催)資料&動画掲載のお知らせ
GRIPS開発フォーラムは、8月7日(月)に「The Shifting Trend of Authoritarian States in the Developing World」をテーマに、ウェビナーを開催しました。明治大学の堀金由美先生、韓国のSookmyung Women’s UniversityのM.J. Park先生をお迎えし、GRIPSの大野健一とともに、途上国世界における権威主義、および開発主義について、議論しました。今回は海外からの参加者も多く、活発なQAが行われました。ウェビナー当日の発表資料、および動画はイベントページをご覧ください。
GRIPS開発フォーラムイベントページ
https://gdforum.sakura.ne.jp/ja/newpage2008/event.htm
GRIPS開発フォーラム・飯塚
https://gdforum.sakura.ne.jp/ja/index.htm
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ワシントンDC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」
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ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムの開催する勉強会等のイベント関連情報 (案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報に加え、グローバルな途上国の開発関連情報と日本の取り組みに関する最新の情報を、「DC開発フォーラム 情報サービスメールマガジンDev-info」として、電子メールにて隔週で配信しています。
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2023年8月22日発行
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