【dev-info】2014年9月16日号(アジア欧州会議(ASEM)財務相会合、女性が輝く社会に 向けた国際シンポジウム、 G20 labour markets: outlook, key challenges and policy responses、北アフリカ2 014年次レポート」、他)

皆様、
いつもdev-infoをご愛読頂き有難うございます。9月16日配信のdev-infoが正しく送信されておりませんでしたので、以下改めてお送り致します。ご迷惑ご心配をおかけ致しましたことをお詫び申し上げます。

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2014年9月16日発行 
 
                                                             http://www.devforum.jp/ 
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           ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス 
 
                     -(dev-info)- 
 
            皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。 
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【1】  ワシントンDC開発フォーラム新着情報チェック: 
「アジア欧州会議(ASEM)財務相会合」
「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム(World Assembly for Women in Tokyo)」
「世界銀行、ILO、OECD共同報告書 – G20 labour markets: outlook, key challenges and policy responses」
「アフリカ開発銀行 – 北アフリカ2014年次レポート
                                                                                                  他

【2】  ワシントンDC開発フォーラム:
 懇親会のお知らせ(9月24日開催)
 

【3】  GRIPS開発フォーラム:
(1)ルワンダ出張報告掲載のお知らせ
               (2)第17回エチオピア出張報告掲載のお知らせ

【4】 東京発〜世界銀行からのお知らせ 
    (1)国際金融公社(IFC) グローバルトランザクション・チーム(GTT)プログラム応募受付中
    (2)セミナー、イベントのご案内

 
【5】    2014年度 JICA国際協力専門員募集
 

【6】  ワシントンDC開発フォーラム便り
 タイトル:「水と油」
 執筆: 真鍋希代嗣(イラク在住)
 
 
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘devinfo.mailmagazine@gmail.com までご連絡ください
 
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 - 日本関連 –
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● 安倍総理大臣がバングラデシュ及びスリランカを訪問しました。両国では、首脳会談、ビジネスフォーラムが開催されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sw/page3_000901.html
 
● アジア・欧州の49カ国によるアジア欧州会議(ASEM)財務相会合が、イタリア・ミラノで開催されました。日本からは、麻生財務相が出席しました。
http://www.mof.go.jp/international_policy/convention/asem/asem_20140912.htm
 
● 財務総合政策研究所は、(株)日本政策金融公庫国民生活事業本部(日本公庫)、ラオス財務省及びラオス開発銀行(LDB)と、LDBに対する中小企業向け融資審査能力強化に関する技術協力プロジェクトに関する覚書を締結しました。
http://www.mof.go.jp/pri/international_exchange/technical_cooperation/lao201408.htm
 
● 東京において、「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム(World Assembly for Women in Tokyo)」が開催されました。安倍首相、IMFのラガルド専務等が講演しました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/shin/shin21_000007.html
 
● 9月17日文部科学省において、平成26年度「国連持続可能な開発のための教育(ESD)の10年円卓会議」(第1回)が開催され、行政・NPO・教育機関・企業等の関係者が参加します。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_001207.html
 
● 日本は、西アフリカ諸国におけるエボラ出血熱の流行に対し、シエラレオネ政府及びリベリア政府からの要請を受け、東京都から提供があった個人防護具JICAを通じ供与することを決定しました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press3_000050.html
 
● 日本と、米国サンフランシスコとの間で、気候変動等に関する協力覚書への署名が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press22_000077.html
 
● NATOウェールズ首脳会合に際して開催された「アフガニスタンに関する会合」及び「相互運用性プラットフォーム」設立会合に、日本も招待され、坂場NATO日本代表(駐ベルギー大使)が参加しました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/ep/page22_001407.html
 
● ミャンマー連邦共和国との間で、631億6,600万円を限度とする円借款4件に関する書簡の交換が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_001201.html
 
● セントルシアとの間で、5億6,000万円の水産無償資金協力「水産関連機材整備計画」に関する交換公文の署名が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_001200.html
 
● 日本は、ウクライナ東部の人道状況改善のため、赤十字国際委員会、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じ、30万ドルの緊急無償資金協力を実施することを決定しました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_001199.html
 
● 国際協力機構(JICA)は、企業等が行うBOPビジネスとの連携を促進するため、事前調査を支援する枠組み「協力準備調査(BOPビジネス連携促進)」の調査案件8件の採択を決定しました。
http://www.jica.go.jp/press/2014/20140912_01.html
 
● JICA理事長は、来日したの米州開発銀行(IDB)総裁と会談を行いました。
http://www.jica.go.jp/information/official/2014/20140909_01.html
 
● JICAは「国際協力機構環境社会配慮ガイドライン」についての運用実態の確認を行い、運用面の見直しを行うこととしました。
http://www.jica.go.jp/information/info/2014/20140905_01.html
 
● JBICは年次報告書 2014を公開しています。
http://www.jbic.go.jp/ja/information/annual-report/year-2014
 
● 外務省任期付外務省職員の臨時募集(NGO支援分野、主として貿易・投資分野における法律専門家)、海外広報・交流分野、EPA/FTA交渉分野)をしています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/ninki/index.html
 
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 - バイ・ドナー関連 –
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● 米国GAOは、USAIDが2003年に策定した貿易キャパシティビルディング戦略を更新する必要があるとする評価報告書を発表しました。
http://www.gao.gov/products/GAO-14-602?source=ra
 
● USAIDは、エボラ出血熱の流行に対し、アフリカ連合(AU)を支援し、新たに100名のアフリカ医療従事者を動員することを発表しました。
http://www.usaid.gov/news-information/press-releases/sep-9-2014-usaid-will-mobilize-100-additional-african-health-workers-ebola-outbreak
 
● USAIDは、9月18-19日にワシントンDCにて、第2回Frontiers in Development 2014を開催し、世界のリーダーや開発実務家が集まります。そこでは、どのように2030年までに極度の貧困を撲滅をするのか等について話し合う予定です。
http://www.usaid.gov/news-information/press-releases/sep-15-2014-usaid-frontiers-development-2014
 
● 英政府は、エボラ対策として、シエラレオネに治療センターを立ち上げると発表しました。
https://www.gov.uk/government/news/uk-treatment-centre-to-tackle-ebola-in-sierra-leone
 
● AFDは、気候変動関連の活動を支援するため、新たに気候基金を立ち上げました。
http://www.afd.fr/lang/en/home/presse-afd/communiques?actuCtnId=119446
 
● GIZは、モザンビークにおける教育セクター支援活動をウェブサイトで紹介しています。
http://www.giz.de/en/mediacenter/27224.html
 
● EUは、途上国の教育セクター支援のため、新たに3億7500万ユーロを拠出することを発表しました。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-14-741_en.htm
 
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 - 国際機関関連 –
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● 世界保健機関(WHO)は、ジュネーブで2日間の会合を開催し、エボラ出血熱の治療法、ワクチンについて協議しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=48643
 
● アフリカ連合(AU)は、エボラ出血熱の流行に対し、エチオピアで緊急の閣僚級会議を開催し、アフリカ疾病対策センターの設立を急ぐべきだと訴えました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO76818180Z00C14A9FF8000/
 
● 世界銀行とユニセフは共同で、シエラレオネにおけるエボラ出血熱の流行に対し、82万5千ドル相当の医薬医療品を供与しました。
http://www.worldbank.org/en/news/press-release/2014/09/05/unicef-world-bank-airlift-48-metric-tons-medicines-equipment-efforts-fight-ebola
 
● 世界銀行本部において世界防災会議が開催されました。
http://www.worldbank.org/en/news/press-release/2014/09/10/international-forum-focus-disaster-recovery
 
● 世界銀行、ILO、OECDは共同で報告書「G20 labour markets: outlook, key challenges and policy responses」を発表し、多くのG20国が依然として雇用と賃金格差に直面していると指摘しています。
http://www.worldbank.org/en/news/press-release/2014/09/09/g20-faces-persistent-gaps-in-employment-and-job-quality
 
● IFCは、カンボジアのアクレダ銀行の株式を三井住友銀行に売却しました。IFCの支援を15年間受けたアクレダ銀行は、NGOからマイクロファイナンス機関になり、そののち資産規模でカンボジア最大の銀行に成長しました。
http://ifcextapps.ifc.org/ifcext/pressroom/IFCPressRoom.nsf/0/03A2C38300BB7CFC85257D48001A1C0D?opendocument
 
● 9月23日国連本部にて国連気候サミット2014が開催されます。
http://www.un.org/climatechange/summit/
 
● 気候サミット開催を前に、アフリカ開発銀行、アジア開発銀行、欧州復興開発銀行、欧州投資銀行、米州開発銀行、世界銀行は、気候変動分野で協力していくことで合意しました。
http://www.adb.org/news/multilateral-development-banks-agree-reinforce-climate-financing-advance-un-summit
 
● 気候サミット開催を前に、世界気象機関(WMO)は、「温暖化効果ガス年次報告」を発表し、2013年に大気中の二酸化炭素がかつてないレベルの高い濃度を記録したとして、憂慮を表明しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=48673
 
● 国連総会議長は、ポスト2015開発アジェンダに関するハイレベル・イベントを開催しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=48691
 
● ユネスコのボコバ事務局長は報道声明を発し、イラクで新学期を迎える子供たちが学校に戻れるよう支援すべく、緊急の国際行動を求めました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=48686
 
● 西アフリカで流行しているエボラ出血熱への対応を図るべく、第69回総会の一般討論に参加するためにニューヨーク国連本部に集う各国首脳を招請して、ハイレベル会合が開催される予定です。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=48668
 
● 世界保健機関(WHO)は、世界の自殺予防に関する報告を発表し、毎年80万人以上、40秒に1人のペースで自殺が起こっていると指摘しています。
http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2014/suicide-prevention-report/en/
 
● OECDは、Education at a Glance 2014を発表し、全世界的に教育へのアクセスは拡大している一方、高等教育を修了した成人とその他の社会経済的格差は拡大していると指摘しています。
http://www.oecd.org/newsroom/educational-mobility-starts-to-slow-in-industrialised-world-says-oecd.htm
 
● アジア開発銀行は、新しい指標Creative Productivity Indexを開発しました。アジア地域では、日本と韓国が首位でした。
http://www.adb.org/news/new-creative-productivity-index-help-foster-innovation-asia
 
● アフリカ開発銀行は、北アフリカ2014年次レポートを発表しました。
http://www.afdb.org/en/news-and-events/article/the-afdb-releases-its-north-africa-2014-report-13462/
 
● 米州開発銀行他が主催で、中国―ラテンアメリカビジネスサミットが開催されました。それに際し、中国におけるラテンアメリカ投資について調査したレポートが発表されました。
http://www.iadb.org/en/news/news-releases/2014-09-12/8th-china-lac-business-summit,10910.html
 
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– シンクタンク・NGO関連 –
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● 英シンクタンクODIは、年次報告書を発表しました。
http://www.odi.org/publications/8767-annual-report-2013-2014-global-local
 
● 英王立国際問題研究所(チャタムハウス)は、ナイジェリアのボコ・ハラムについての報告書を発表しました。
http://www.chathamhouse.org//publication/nigerias-interminable-insurgency-addressing-boko-haram-crisis
 
● Climate Development Knowledge Networkは、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が発表した、発展途上島嶼国に関する第5次状況報告書の内容をまとめたレポートを発表しました。
http://cdkn.org/resource/whats-in-it-for-small-island-developing-states-sids/
 
● 英サセックス大IDSは、インドの国際協力活動についての議論をまとめた報告書を発表しました。
http://www.ids.ac.uk/publication/indian-development-cooperation-the-state-of-the-debate
 
● Oxfamのブログで、開発についてどのように伝えるべきかについての記事が掲載されました。
http://oxfamblogs.org/fp2p/how-to-write-about-development-without-being-simplistic-patronising-obscure-or-stereotyping/
 
● 米国InterActionのブログで、開発援助のコミュニケーションについてのガイドラインと、ジョージワシントン大学のコースが紹介されています。
http://www.interaction.org/blog/do-we-need-more-risk-taking-international-development-communications
 
 
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【2】  ワシントンDC開発フォーラム
 懇親会のお知らせ(9月24日開催)
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ワシントンDC開発フォーラムはグローバルな開発戦略と日本の関わりに
ついて考え、行動に移すための関係者の情報交換・意見交換の場として、
ワシントンDCで開発問題に関わるボランティアにより運営されており、
開発の各分野の専門家を迎えて行うブラウンバッグ・ランチ(BBL)や若手
向け勉強会の「ワークショップ」を開催しています。加えて開発分野の
情報発信ツールとしてメールマガジン”dev-info”、メーリングリスト
”devforum”の運営や、国際機関への就職に関心がある方を対象とした
キャリアセミナーも開いております。また、10月を目途に新しいホーム
ページの開設作業を現在進めているところです。
 
この度、新しくワシントンDCに来られる方も多いこの時期にぜひ皆様と
親睦を深めたいと考え、下記の要領にて懇親会を催したいと思います。
ご多忙中のことと存じますが、ぜひ多くの皆さまにご参加いただき、今後
さらにアクティブで多くの方が集うDC開発フォーラムへ向けて交流を深め
ることができれば幸いです。
 
日時:2014年9月24日(水)19:00~21:00
 
場所: VAPIANO
1800 M Street, NW, Washington D.C. 20036
http://www.yelp.com/biz/vapiano-washington-2
 
会費:$10:軽食を幹事の方でまとめてオーダーします。ドリンクや追加の
食事は入店時に渡されるチャージカードで各自清算を済ませていただく形式
となります。
 
Vapianoに事前に人数を知らせ、場所を確定する必要があるため、参加を
ご希望の方は必ず9月21日(日)中に、下記の登録フォームよりご登録ください。
https://docs.google.com/a/georgetown.edu/forms/d/1EF9tpclNPA8S2Pujaw9Rm66uVEi-tu5KYOG1Jqokx74/viewform
 
なお懇親会に参加できない場合でも、今後のBBLやワークショップ等の
イベントへの参加をご希望される場合はぜひメーリングリストにご登録
ください。メーリングリストへの登録方法は下記をご参照ください。
(今回懇親会に参加される方は、上記の登録フォームより登録いただく
ことが可能です)
http://www.devforum.jp/info/
 
出席のご連絡をいただいた皆様には、9月22日(月)を目途にリマインダー
(会場案内)をお送り致します。万が一9月23日(火)までに連絡がない
場合は下記メールアドレスまでご連絡ください。
dev.forum.workshop@gmail.com
 
なおキャンセルされる場合は必ず9月22日(月)中に上記アドレスまで
ご連絡ください。連絡なく不参加の場合、会費分の支払いをお願いさせて
頂くことがあることをご理解いただけますと幸いです。
 
それでは、幹事一同、多くの皆様のご参加をお待ちしています。
 
ワシントンDC開発フォーラム 幹事一同
 
DC開発フォーラムHP:http://www.devforum.jp/
facebookページ:http://on.fb.me/rtR9Le
ブログ:http://dcdevforum.blog.fc2.com/
twitterアカウント:@DC_dev_forum

 
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【3】  GRIPS開発フォーラム:
(1)ルワンダ出張報告掲載のお知らせ
        (2)第17回エチオピア出張報告掲載のお知らせ
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(1)ルワンダ出張報告掲載のお知らせ
GRIPS開発フォーラムの大野健一、大野泉、長嶌朱美はJICAチームと共に、
2014年8月5日~8日にルワンダを訪問し、同国の近年のめざましい経済
発展の特徴を、政策策定・実施方法の国際比較という観点から調査しました。
ルワンダは世界のベスト・プラクティスを取り入れ、きわめて精緻で先進的
な政策体系・経済運営を行っています。その一方で、いまだ脆弱な民間セク
ターの底上げが必要で、そのためには東アジア型の現場主義の要素をバラン
スよく取り入れていくことは重要と思われます。この点で日本が貢献できる
余地はあると感じました。出張報告書をぜひご一読ください。
 
ルワンダ出張報告書ダウンロード(日本語版)
http://www.grips.ac.jp/forum/af-growth/support_ethiopia/document/2014.08_RW_ET/RWreport_J.pdf
 
ルワンダ出張報告書ダウンロード(英語版)
http://www.grips.ac.jp/forum-e/af-growth/support_ethiopia/document/2014.08_RW_ET/RWreport_E.pdf
 
 
(2)第17回エチオピア出張報告掲載のお知らせ
GRIPS開発フォーラムの大野健一、大野泉、長嶌朱美はJICAチームと共に、
2014年8月13日~17日にエチオピアを訪問し、産業政策対話第2フェーズ
の第6回ハイレベルフォーラム(HLF)を実施しました。今回は、首相や
政府首脳、実務者と、次期5か年計画策定支援、FDI流入状況に関する意見
交換等(FDI主導の工業化戦略と今後の課題、トルコ・インド等の新興国か
らのFDI動向、日系企業誘致をめぐる状況と戦略の検討等)を行いました。
ハイレマリアム首相からはエチオピアがめざす方向として、アフリカで軽工
業のリーダー国となり、製造業立国になることが明言されました。また、
この9月から生産性・競争力強化のためのカイゼン月間が導入される予定
です。出張報告書をぜひご一読ください。
 
第17回エチオピア出張報告書
http://www.grips.ac.jp/forum/af-growth/support_ethiopia/document/2014.08_RW_ET/WEB_ETreport_final.pdf
 
出張報告詳細ページ
http://www.grips.ac.jp/forum/af-growth/support_ethiopia/support_ethiopia2_phase2.htm
 
(GRIPS開発フォーラム・飯塚美恵子)
http://www.grips.ac.jp/forum/index.htm
 

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【4】  東京発~世界銀行からのお知らせ

    (1)国際金融公社(IFC)グローバル・トランザクションチーム(GTT)プログラム応募受付中
    (2)セミナー・イベントのご案内

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(1)   国際金融公社(IFC)グローバル・トランザクション・チーム(GTT)プログラム応募受付中
IFCでは、グローバル・トランザクション・チーム(GTT)プログラムへの
応募を受付中です。GTTプログラムで採用された職員は、12か月間ワシントンDCで
勤務後、地域事務所で12か月間勤務します。応募締切は10月3日です。
詳細・ご応募はこちら(英語): http://ow.ly/B4kip
 
(2)   セミナー・イベントのご案内
■  世界銀行で働く: 児玉十代子 都市専門官 世界銀行東京事務所キャリアシリーズ第64回
日時:2014年9月25日(木) 午後6時30分から午後8時
場所:世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC) http://bit.ly/1dZZrth
内容:東アジアにおける、都市開発あるいは水セクターの案件を例に
挙げながら、大型インフラ案件からコミュニティー参加型の小規模案件
まで、幅広い融資業務の仕事内容の紹介、またそれらに求められる資質に
ついてご説明します。
言語:日本語
詳細、参加お申込み: http://bit.ly/1noBzFR
 
■    世界銀行・開発金融担当副総裁との意見交換会 「国際開発協会(IDA)の新たな援助方針」
日時: 2014年10月1日(水) 午後2時から午後3時30分
場所: 世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC) http://bit.ly/1dZZrth
内容: 2014年7月から2017年6月の3年間までのIDAの特別テーマ
(包摂的成長、ジェンダー平等、脆弱・紛争後国、防災を含む気候変動)を
中心とした今後3年間における援助方針について、日頃開発に関与されている
皆様との意見交換会を開催します。
言語: 英語
詳細、参加お申込み: http://bit.ly/1y9uiDY
 

(世界銀行東京事務所: 開裕香子)
 

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【5】 2014年度 JICA国際協力専門員募集
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JICAの協力事業に携わるプロフェッショナルスタッフとして、
国際協力専門員の募集を行います。
応募資格・募集分野等の詳細につきましては、下記URLをご覧ください。
 
<情報掲載先URL>
http://www.jica.go.jp/recruit/senmonin/index.html
 
<募集について(概要)>
1. 募集期間
2014年9月5日(金)~2014年11月1日(土)正午(日本時間)
 
2. 募集人数
各分野とも若干名
 
3. 募集分野
都市開発・地域開発/運輸交通/教育/保健医療/水資源・防災/
農業開発・農村開発/ 民間セクター開発/資源・エネルギー/
ガバナンス/法・司法/資金協力業務/ 事業評価・プロジェクトマネジメント
 
※専門領域等詳細は、上記・情報掲載先URL内「募集要項」をご参照ください。
 
4. 応募方法
PARTNER(国際協力キャリア総合情報サイト)にて「国際協力人材登録」後、
応募書類をPARTNERの公募案件への応募画面の、応募書類添付画面から添付して
提出することにより応募してください。
 
※「国際協力人材登録」については、上記・情報掲載先URLをご覧ください。
 
5. 選考スケジュール:
書類選考→論文選考→面接試験(一回)
 
6. 待遇
当機構の規程による
 
7. お問い合わせ
独立行政法人 国際協力機構
国際協力人材部 専門員支援・調整課
e-Mail:senioradvisor@jica.go.jp
 
※お問い合わせは上記メールでのみ、受け付けます。
電話等でのお問い合わせには対応できかねますので、ご了承ください。
 
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【6】   ワシントンDC開発フォーラム便り
タイトル:「水と油」
執筆: 真鍋希代嗣(イラク在住)
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1994年、日本では歴史的な水不足により全国各地で渇水が発生しました。
私の地元の福岡市でも計画的な断水が実施されました。当時小学生だった
私は、タンクに貯めた水で歯を磨きながら、断水とは煩わしいものだと
思ったのを覚えています。
 
あれから20年が経ち、私は今イラク国内のクルド自治区で仕事をしています。
同自治区の中核都市であるスレイマニヤ市では、各家庭にタンクが常設して
あり、それに水道水を貯めて使います。水道の利用時間が一日4時間に限ら
れているからです。私は初めにこれを聞いた時、中東が乾燥地域であることと、
地元の断水の経験から、やはり渇水が理由であろうと考えました。しかし
これは間違いで、本当の理由はもっと興味深いものでした。
 
スレイマニヤの上下水道局の話では、同地は多くの河川を有し、市民が生活に
使う程度の水には困らないそうです。しかし水道を24時間供給すると、市民が
車の洗車などに大量の水を使ってしまうため、政府が供給時間を管理すること
で市民による水の無駄遣いを防いでいるというのです。人口増加や生活様式の
変化に伴い水需要が急増しているにも関わらず、クルド自治区の水道料金は
土地面積に応じて定まる定額制であるために、市民に節水のインセンティブが
働きにくくなっているのです。
 
ではなぜ水の使用量に応じて料金が変動する従量制を導入していないので
しょうか。資源の呪いという経済理論があります。天然資源を持つ国ほど、
工業化や経済発展が遅れるという仮説です。イラクは世界有数の石油埋蔵量を
誇る資源国です。イラクの国家歳入の9割は石油収入でまかなわれており、
政府はそれを原資に水道や電力や医療、教育など多くの社会サービスに
補助金を出しています。一見羨ましくも見えますが、おそらくこの状況が
堅実な料金管理体制の発達を妨げてきたのではないかと思います。つまり、
従量制の導入には水道メーターの設置や検針員の確保など、より高度な技術
や仕組みが必要ですが、積極的に整備されてこなかったのでしょう。石油と
いう資源を持っていたことが結果的に今市民の水道利用に制限をかけている
とすれば皮肉な話です。(真鍋)
 
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
       DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
        「メーリングリスト(devforum)」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 
ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムの開催する勉強会等の
イベント関連情報 (案内・レジュメ・議事録)をはじめとする活動情報
に加え、グローバルな途上国の開発関連情報と日本の取り組みに関する
最新の情報を、「DC開発フォーラム 情報サービスメールマガジン 
Dev-info」として、電子メールにて隔週で配信しています。
 
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ために、「ワシントンDC開発フォーラム・メーリングリスト(devforum)」を
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