2002年11月27日BBL概要 |
開発における統計の役割 −PARIS21、世銀そして日本の視点から− |
11月27日、本フォーラムBBL「開発における統計の役割−PARIS21、世銀そして日本の視点から−」が、約25名の出席を得て行われました。冒頭、世銀開発経済局PARIS21調整官のハリソン牧子さんより、PRSP・MDGs・モンテレイ合意(実行と結果重視)など新たに生じたチャンス、国レベル・国際レベルの統計システム、世銀・日本・PARIS21各々の役割、ADB/PARIS21合同ASEANフォーラム(本年11月上旬)での教訓、今後の課題と日本の役割のあり方についてご説明頂きました。 その後、次のような論点を中心に議論が行われました。 (1)統計と開発の関係(肉の中から毛細血管をはがすようなもの?) (2)世銀の戦略における統計の位置づけ(特に他のドナーとの連携のあり方) (3)PARIS21の方向性(国別戦略プラン作成後の実施段階の課題、地域レベルの活動等) (4)途上国にとっての統計強化のインセンティブの必要性・逆インセンティブの存在への対処 (5)統計内容の改善(クロスセクター関連統計の拡充等) (6)統計支援の重要性に対する日本人の理解と支持を得るための方策 (8)日本の経験の活用(戦後の急速な発展は統計があってこそ可能であった等) 以上の諸点をはじめ、日本として取り組むべき課題や、議論を聞いての感想など、短いものでも結構ですのでinfo@developmentforum.orgまでご意見をいただければ幸いです。 |