From Paris/パリDAC通信第3号 |
2003年3月31日 |
(1)DAC・援助手続き調和化タスクフォース(TFDP)第7回本会合(3/26、 於OECD) (2)DAC・評価作業部会(3/27〜28、於OECD) (3)OECD・貿易と投資に関するアフリカ会議(4/23〜26、於ダカール) (1) DAC・援助手続き調和化タスクフォース(TFDP)第7回本会合(3/26、 於OECD) 調和化ハイレベルフォーラム(2/24〜25、於ローマ)を受け、今後、如何に調 和化を実施し、またモニタリングしていくか、如何にグッド・プラクティス集 を普及していくかという点を議論するために、3月26日に本会合が開催されま した。特にモニタリングのための指標の設定が今回の会合の焦点となりました が、議論は、モニタリングの目的、指標の対象(統一指標・国別指標、プロセ ス指標・成果指標)、指標の性質(定性・定量)、指標のレベル(インプッ ト、アウトプット、アウトカム)等の枠組みについて、メンバーがそれぞれの 考えを述べるに留まり、具体的には今後引き続き検討されることになりまし た。TFDPは今回の開催をもって終了です。次回からはDACの新しい下部機構が 調和化のフォローアップを行う予定です。また、TFDP議長のリチャード・マニ ング(英DFID)は、6月よりDAC議長に就任する予定です。 http://www.oecd.org/EN/document/0,,EN-document-731-nodirectorate-no-21-39450-15,00.html (2)DAC・評価作業部会(3/27〜28、於OECD) 2年に3回のペースで行っている本会合が3月27〜28日にOECDにて開催され、各 メンバー本国より評価担当者が出席しました。今次会合では、評価における被 援助国の役割など同作業部会における取り組みについて議論がなされた他、各メンバーの評価関連活動の紹介がありました。DFIDからは、財政支援の評価手 法に関する研究について紹介があり、2月のグラスゴーでのワークショップ (日本も出席)の結果、今後関心ドナーが協力して研究を進めていくことが紹 介されました。関連情報は次の通りです。 http://www.odi.org.uk/pppg/activities/aid/budget.html (3)OECD・貿易と投資に関するアフリカ会議(4/23〜26、於ダカール) 4月23〜26日に、セネガルのダカールにて、アフリカを対象とした貿易と投資 に関する国際会議が開催され、アフリカの官民、ドナー、有識者等が参加し、 アフリカの貿易と投資の促進にかかる障壁、官民連携の具体的な取り組み等が 議論される予定です。我が国は本会合を支援するために資金拠出を行いまし た。また、日本人参加者によるプレゼンテーションも検討しています。 http://www.investrade-inafrica.org/ パリDAC通信担当:菅原卓也 |