From Paris/パリDAC通信第5号 |
2003年4月17日 |
(1)貧困と保健に関するDAC参照文書 「貧困と保健に関するDAC参照文書」(The DAC Reference Document on Poverty and Health)が、OECD及びWHOより公表されました。同文書は、2001 年に公表された「DAC貧困削減ガイドライン」の内容の一部を更に深めるもの として、この2年間DAC・貧困削減ネットワーク(POVNET)で作業してきた成果 であり、これまでのメンバー、マルチ機関等の経験に基づいて、貧しい人々の 保健を改善するために如何に効果的に開発協力を実施するかについてまとめ上 げております。なお、同文書策定にあたっては、JICAから専門的な知見に基づ いた積極的な貢献を行ってきました。 http://www.oecd.org/EN/document/0,,EN-document-notheme-2-no-15-40344-0,00.html (2)DACハイレベル会合 4月22〜23日、DACハイレベル会合が開催されます。DACハイレベル会合は、年 に一度、各メンバーより開発大臣級が集まり、主要な開発関係イシューに関す る政治対話を行う場で、今年は、主に援助効果(調和化を含む)、経済成長と 貧困削減、アフリカについて議論を行う予定です。本会合の概要(議長サマ リー)は、同会合終了後にOECDホームページにて公表される予定です(パリ通 信でもご紹介します)。 (3)NEPADイニシアティブ支援会合(AFD主催) 3月6〜7日にAFD(フランス開発庁)が主催したNEPADイニシアティブ支援会合 (於:パリ)の概要が、AFDホームページに掲載されました。本会合は、イン フラ支援をNEPAD成功の鍵と位置づけた上で、ドナーとして如何にNEPADを支援 していくかという点を議論するために、バイの援助実施機関、マルチドナーが パリに集まりました(NEPAD側からはNKUHLU/NEPAD事務局議長が出席)。 http://www.afd.fr/english/communiques/view_com.cfm?id=112 パリDAC通信担当:菅原卓也 |