DFID Report/DFID通信 |
第10回 「アフリカ委員会報告書の公表」 英国時間3月11日(金)9時30分に英アフリカ委員会ウエブサイト上で同委員会の報告書が公表されました(英語版・ 仏語版 )。英国でのローンチ(発表セレモニーとでもいうのでしょうか)は、ウエブ公開より早い8時からという関係者への微妙な配慮が感じられる時間設定でした。次いでアジスアベバとニューヨークでもローンチが行われました。 同報告書の提案(Recommendations)の概要は次のとおりですが、ドナー国だけでなくアフリカ諸国の政府、国際機関、NEPADやAU等の地域機関のそれぞれが取り組むべき行動と、パートナー・シップについて提案しています。 (1)ガバナンスとキャパシティー・ビルディング (2)平和とセキュリティ (3)人的投資 (4)成長と貧困削減 (5)貿易 (6)資金 (7)実行に向けて 最後に、余談ですが、11日は英BBCを中心とする赤い付け鼻がトレードマークのチャリティーイベント「コミック・リリーフ」の日でもありました。これは偶然ではなく、英国民の関心を引くために同日にしたのではないかというの意見があります。私も当初は15日だと聞いていたので、その説は一理あると思っています。もちろん、それ以外にも3箇所でローンチをするための都合や私の知らない政治的理由があったのかも知れませんが。いずれにしろ、2月24日の第3回委員会から報告書発表までのスピードは驚異的(きちんと印刷製本された報告書本書やプレスパック、仏語版作成まで!)で、委員会の事務方の苦労がしのばれます。 2004年3月20日 DFID通信担当 石橋 幸子 第9回 G8環境・開発閣僚会合 |
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