From Paris/パリDAC通信第10号


2003年7月7日

(1)OECD/国連/世銀共催 ICTフォーラムのCD-ROM完成!
本年3月にDAC事務局(JICAから出向中の畝補佐官)が中心となり開催された標記フォーラムの内容を纏めたCD-ROMが完成しました。フォーラムの議事次第にあわせた各発言者のプレゼン資料や、一部の発言者については録画映像、その他OECDが作成したICT関係資料も見ることができます。その他、DACが作成してきた各種ガイドライン、文書など(ICTに限りません!)、OECD一般情報なども盛り込まれています。CD-ROMは無料です!!!以下のホームページからオーダー用紙を入手し、DAC事務局宛に送付すれば送付されてきますので、是非、ご活用ください。

http://www.oecd.org/pdf/M00042000/M00042341.pdf

ICTフォーラム関連の文書は次のウェブサイトから入手できます。

http://www.oecd.org/dac/ict

(2)AiDA(Accessible Information on Development Activities)
先般、DAC・世銀の共催でAiDA会合が開催されました。AiDAは、誰がどこでいつどの様な援助を行っているかを一つのサイトで調べることが出来るようにするという取り組みで、現在40万件以上のプログラム及びプロジェクトに関する情報が登録され、その数は年々増加しております。このサイトの出現により、プロジェクト計画立案に必要な情報の効率的収集、ドナーの援助の重複回避、現場側(NGOや在外事務所)とドナー本国間の双方向ネットワーク化等が期待でき、援助協調と開発協力のツールとしてAiDAの潜在力に対する認識は徐々に高まってきています。
http://www.developmentgateway.org/aida

(3)フィンランド援助審査
6月18日に、DACでフィンランドの援助審査会合が開催され、ODA量の増加、より選択的な援助の実施、政策一貫性の向上等が勧告として出されました。
http://www.oecd.org/EN/document/0,,EN-document-0-nodirectorate-no-12-42239-0,00.html

☆6月末はDACの貧困削減ネットワーク(POVNET)でJBICの庄司課長(副議長)が議長代理を務め、また、先週、富本JICA次長の援助効果作業部会副議長就任が決まり、早速同作業部会の調和化タスクチーム会合で副議長役を務めました。日本政府も次々と前向きな方向性を打ち出しています。

パリDAC通信担当:菅原卓也

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