From Paris/パリDAC通信第11号


2003年7月21日

世界エイズ・結核・マラリア対策基金国際会議(7/16)

7月16日、世界エイズ・結核・マラリア対策基金国際会議標記会議がフランス政府主催のもとパリにて開催されました(トンプソン世界基金理事会議長(米厚生長官)、ヴィルヅェール仏対外協力担当大臣、マテイ仏保健大臣が共同議長)。

同会議にはアナン国連事務総長、マンデラ南ア元大統領(両名はビデオメッセージ)、シラク大統領等が一部参加した他、各国の保健・外務大臣レベル、国際機関、民間、NGO等が出席し、三大感染症対策の必要性、三大感染症に対し基金は何をなし得るか、基金に対する支援強化について議論を行いました。

日本からは、政府代表として藤崎外務審議官、角国際社会協力部参事官(世界エイズ・結核・マラリア対策基金の理事)等が出席し、藤崎外務審議官は一部セッションでパネリストを努めました。その他、日本より、川口悦子衆議院議員、アフリカ・日本協議会(NGO)代表、住友化学代表が出席しました。

会議では、欧米が資金コミット合戦を行う中、日本は現物拠出の方途の検討、感染症の情報ネットワーク構築、感染症対策を行うUNICEF等の既存の機関との協力・補完関係の強化、基金の承認案件における疾病間のバランス、地域間のバランス、予防・治療・ケアの間のバランスを主張しました。

http://www.globalfundatm.org/journalists/journalists_pr.html
http://www.france.diplomatie.fr/actu/article.gb.asp?ART=36113

パリDAC通信担当:菅原卓也

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