5月13−14日パリにてOECD閣僚理事会が開催されました。例年のOECD経済見通しに加え、高齢化社会における成長強化、貿易、OECD改革等について議論が行われました。
議論の中心は、先進国におけるこれらの問題への取り組み方でしたが、途上国の開発とも密接に関連するトピックも議論されました。経済見通しに関するセッションでは、ラテンアメリカ、中国等新興経済諸国との連携の重要性が説かれた他、貿易セッションおよび同時に開催されたWTO非公式閣僚会合では、ポスト・カンクンの交渉を進める際に、農業及び貿易円滑化を中心に議論を行うこと、LDCへの配慮も十分に確保することが重要なこと等が確認され、貿易と開発が最も重要な分野のひとつとして挙げられました。
○関連資料
http://www.oecd.org/site/0,2865,en_21571361_31547318_1_1_1_1_1,00.html
○議長サマリー(英語・日本語)
http://www.oecd.org/document/39/0,2340,en_2649_201185_31753703_1_1_1_1,00.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oecd/43_s.html
http://www.oecdtokyo2.org/pdf/theme_pdf/macroeconomics_pdf/20040514mcmsummary.pdf (pdf file)
○フォーラム2004(閣僚理事会と同時に開催されていたフォーラムで、Health,
Human Rights and Developmentなど、様々なトピックに関する議論が行われました。)
http://www.oecd.org/document/2/0,2340,en_21571361_22024020_31731522_1_1_1_1,00.html