From Paris/パリDAC通信第20号 |
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来年9月の国連ミレニアム宣言レビュー会合等を控え、昨今、DACでもMDGs関連の議論が活発化しています。MDGsの達成方法に関する議論に加え、最近テーブルにあがるのが、MDGs達成に対するドナー側の取り組みをどのように計測し報告すべきか、という議論です。 DACメンバーの国々には、独自にこの取り組みを開始している国がいくつか存在しています。最初に着手したのがデンマーク。同国がどのような点な取り組みを行っているのか、政策面、戦略面を中心に説明が記述された報告が作成されています(リーフレット形式)。それに対し、最近はアウトプットを指標等の利用により数値で報告するための試みも開始され、現在その指標や共通のテンプレート等に関する議論を行いつつ、オランダ、イギリス、ノルウェー等が取り組みを行っています。(オランダは先日レポートを公表しました。) これらの背景には、MDGsの報告を途上国に対して義務付けていることに鑑み、ドナー側も報告に取り組む必要があるという認識、そして、MDGsに対する一般市民・議会の意識向上も行う必要があるという考え等が存在しています(後者の認識に基づき、14、15日にストックホルムで開催されるDAC情報責任者会合では、MDGsの広報に関する議論が行われる予定)。 なお、DAC全体でこのような報告を行うかどうか・・・?MDGsに対するスタンスが各国異なること、またMDGs達成に対する手段・アプローチが各国異なることから、同一のフォーマットで、かつ全メンバーに報告を義務付けて実施することに対するコンセンサスは今のところはありません。 (パリDAC通信担当 寺門雅代) バックナンバー 2004年5月30日第19号「対フランス援助審査」 2004年5月18日第18号「OECD閣僚理事会(5/13-14)」 2004年5月4日第17号 「援助量と援助効果の向上」 2004年4月18日16号「DACハイレベル会合 報告」 2004年4月6日15号「DACハイレベル会合(4/15-16)・予告編」 2004年3月14号 2003年12月13号 2003年10/11月12号 2003年7月21日11号 2003年7月7日10号 2003年6月22日9号 2003年6月9日8号 2003年5月5日7号 2003年4月28日第6号 2003年4月17日第5号 2003年4月7日第4号 2003年3月31日第3号 2003年3月24日第2号 2003年3月10日第1号 |