From Paris/パリDAC通信第28号 |
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12月8-9日、DACシニアレベル会合(SLM)が開催され、援助効果向上、ODA定義問題、2005年の開発関連のイベントに関する議論が行われました。 援助効果向上に関しては、来年3月のパリ・ハイレベルフォーラム(HLF)に向け、DACメンバーの援助効果向上に関する取組みの進捗状況に関して意見交換が行われ、DAC援助効果作業部会による作業等の様々な努力が進んでいるものの、その進度を速める必要があるとの意見が多く出されました。これに基づき、HLFではドナーと途上国がパリ宣言を採択し、モニタリングが可能で(数を絞った)指標付の行動計画を約することが確認されました。 2005年の開発関連のイベント(国連ミレニアム宣言レビュー会合等)については、DACだけでなくOECD内部の関連部局(農業、貿易、投資等関連の委員会)と協力して、OECD全体で貢献を行うことが確認されました。 なお、引き続く12月9−10日にはDACとTransparency International(NGO)との共催で、DACパートナーシップフォーラムが開催され、途上国における汚職に関する議論が行われました。援助関係者(援助実施機関や援助業界の企業を含む)による汚職の可能性、援助そのものによる汚職触発の可能性やその解決方法等につき議論が行われました。
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