From Paris/パリDAC通信第65号


2008年2月4日
パリDAC通信(アクラハイレベルフォーラムの概要)


今年9月に開催される「援助効果向上のためのアクラハイレベルフォーラム」の概要が決まりました。

1.目的

2003年のローマ、2005年のパリに次ぐ今年の「アクラハイレベルフォーラム」では、新たな「アクラ宣言」は打ち出されず、2010年が目標年である「パリ宣言」実施のフォローのための行動計画(アクラアクションアジェンダ)が採択される予定です。

2.参加者

アクラハイレベルフォーラムには、ドナーや国際機関、途上国80カ国以上、市民社会組織などが参加を予定しています。

3.3日間の会合日程

9月2-4日の3日間開催されるアクラハイレベルフォーラムは、「マーケットプレース」、「ラウンドテーブル会合」、「閣僚級会合」の3層構造からなる予定です。
最も実質的な議論が行われる「ラウンドテーブル会合」では、以下の9つのテーマを取り上げることが合意されました。

●オーナーシップ

●調和化

●アライメント

●開発成果マネジメント

●共同説明責任

●市民社会組織の役割

●脆弱な国家及び紛争

●セクター別の「パリ宣言」の実施(保健、教育、インフラストラクチャー)

●新たな援助構造

また、「マーケットプレース」では関係者が援助効果向上の取組を共有するための展示が常時オープンする予定です。

4.各地域での準備会合程

アクラハイレベルフォーラムでは、これまで以上に途上国の意見を反映させることとなっており、今後アジア、アフリカ、ラテンアメリカの各地域において地域準備会合が開催され、幅広く途上国の意見が集められる予定です。

(パリDAC通信担当:吉田 徹)


バックナンバー

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5月15日第48回「一般財政支援の効果はいかに?
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       (「DACリスト」改訂)
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5月14日第35回「パリ援助効果ハイレベルフォーラム報告とそのフォローアップ(その4 開発成果マネジメント)
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